「インテリアをセンス良く見せたい!!」
インテリアに興味がある方なら「どうやったら素敵に見えるか」を日々模索されているのではないかと思います。
このサイトで紹介しているのは、海外の建築家やデザイナー、インテリアコーディネーターが実際にプロデュースしたお部屋ばかりですが、それを眺めながら、「インテリアのプロが作ったんだもの、同じように出来るわけがない。」「高い家具だから、素敵に見えるのは当たり前」と思っていませんか?
もちろん、インテリアでご飯を食べている人達の作品はどれも素晴らしく、到底無理!!と思うような事例もあります。
また、広い部屋が多い海外と同じようなインテリアを日本の住宅で作れるかと言えば、それも難しいことの方が多いです。
でも、今まで紹介してきた事例の中には、どんなに広い家でも、インテリアを素敵に見せるアイテムがこっそり使ってあったりするんです。
今回は、そんな“インテリアをセンスアップさせる魔法のアイテム”を5つ、具体的な事例とともに紹介していきましょう。
インテリアをセンスアップ-プロが使う魔法アイテム5選
狭い部屋も広々見せる最優秀アイテム。鏡を飾ろう!
身なりの確認に欠かせない鏡。
クローゼット扉や玄関収納についている以外、インテリアとしての鏡を意識したことがないという方は、鏡の持つ“空間の奥行を演出する力”を利用してみましょう。特に、狭いスペースには効果てきめん!!
窓や入口、開口部が映るように置くと開放感のある雰囲気を演出することができます。
ダイニング
「ここにこんな大きな鏡が必要?」と思ってしまいますが…。
ダイニングの手前に階段、その手前にキッチンがあり、ダイニングの左側がリビングになった間取りのLDKです。
横長のリビングダイニングの奥行感を増大させるのに鏡を上手く利用しています。
同じダイニングを階段から見た写真。
キッチン横のダイニングスペースの壁に鏡。
ディスプレイスペースにもなっている壁面に鏡を掛けて、広いリビングを映しています。
このような高い位置に鏡を飾るのは、窓の代わりとしての役割も。
照明器具が映りこんでいるので、部屋に明かりが十分届くようになります。
リビング側からダイニングを見た写真。
ダイニングスペースにあるチェストの上に鏡を飾った事例。
このダイニングは独立型で、6畳ほどの部屋。
別の角度から見るとこんな感じ。
これもリビングへ繋がる開口部や照明器具を映し出すことで、部屋を広々と見せています。
このアイデアは、窓が少ない部屋や十分な灯りが取れない部屋にも有効です。
リビング
この写真を見ると「十分広いし、鏡なんて要らないのでは?」と思ってしまいますよね。
でも、ダイニングとキッチンの間にある窓の方向からリビングを見るとこんな感じで、横長なんです。
ソファの上にある鏡には、TVのある壁が映ってますが、これは、ダイニングテーブルの窓側に座った人に開放感を与えています。
こんな風に長方形で、窓が少ない部屋にも鏡って効果的ですよ。
次に、全身を映し出すような大きな鏡や鏡を壁面に取り付けない方法を2つ紹介。
ひとつながりになったダイニングとキッチンの間の壁に細長い鏡を置いた例。
リビングスペースの手前にベッドルームがあり、ベッドが写ってますね。
このくらいの大きさの鏡なら、インテリアショップでも手軽に購入できますね。
もっと離れた場所から見た写真。
「鏡を単に置けばよい」のではなく、どこを映すかが大切です。
この場合、この壁より随分離れた位置にある反対の壁(ベッド)が映っているので、この部屋の奥行自体があるように感じませんか?
鏡を置かず、鏡をはめ込んだ建具を利用した事例。
リフォームや新築なら、建具を決める時にこんな風にしても。
全面鏡ではなく、何となく鏡(?)なので、シルエットが気になることもなさそうです。
インテリアをグッと引き立てる!スタンドランプもしくはフロアランプを置いてみよう
住まいの照明器具は、各部屋に1個。
明かりは、シーリングライトでまかなっている。
照明をインテリアとして考えたことがない。
そんな方は、ここから紹介するスタンドランプやフロアランプについて少し考えてみましょう。
これらの明かりは照らすことがメインではなく、インテリア要素の方が強いもの。
デザインやランプシェードの色を気にしながら、実際の事例を見ていきましょう。
ソファの両サイドにSkyline Globe Light。
メインにPerdita Floor Lamp。
両方とも海外製品ですが、真っ白な部屋に浮き出る明かりが素敵です♪
シルバーのフロアランプ(ソファの奥)とシルバーの美しいフォルムのスタンドランプ(ソファ手前)があるリビング。
“照明器具のデザインや色を統一して主照明とは別に2個置く”。
海外のセンスあふれるインテリアには、このパターンが多数見受けられます。
ダークブラウンのスタンド&ブラウンのランプシェードのスタンドランプをソファの両サイドに置いたリビング。
ダイニングのチェストの上には、違うデザインの黒のスタンドランプもあります。
ソファの両サイドにランプを置いたパターンは、つい先日、ホテルのロビーラウンジで見かけたんですが、ムーディーな雰囲気がしてとても素敵でした。
シルバーのフロアランプと水色のスタンドランプを置いたリビング。
丸いサイドテーブルの上にある照明器具にアクセントカラーを使った事例です。
一般的には、ランプシェードに色を使うのですが、こんな風にスタンド部に色がついたものを選ぶと、グーンとセンスが良くなりますね。
黄色のフロアランプをアクセントにしたカラフルなリビング。
このランプはツィギーフロアランプ(Twiggy Floor)という名称で日本でも買うことができます。
色は黄色の他に、赤、黒、白のバリエーションがあります。
ソファの横にあるチェストの家にホワイトのスタンドランプを置いた例。
今まで紹介したような高級な大型ランプでなくても、こんな具合にちょっと小洒落た照明器具が置いてあるだけで、インテリア全体がお洒落に見えますね。
を参考に。
海外インテリアでは定番!写真や絵画を飾ってみよう
海外のリビングと言えば、写真や絵画!!そんなイメージがありませんか?
海外では当たり前のことでも、絵や写真を何枚もセンス良く飾る習慣は、日本人にはまだ無いので、これを真似るだけでも、インテリアが斬新に。
チェストを中心にサイズが違う絵を3枚飾ったリビング。
チェストの横にあるチェアも素敵!!
高さが違う絵画を横に並べる時は、それぞれの高さの中心ラインを揃えるようにして飾ると整然として、おしゃれに見えます。
4枚つなげると完成するアートワークを飾ったリビング。
複数のアートを飾る時はこんな方法もあるんですね。
遊び心があって、センス抜群!!
一番最初に紹介した鏡も使ってありますね。
わずかな袖壁に、同じ大きさの写真を縦に6枚並べた例。
こんなところも飾ってしまうんですね…。
全部モノクロで、人物のアップという共通した写真なので、ごちゃごちゃした印象も受けませんね。
ソファ横の壁に大きなアートワークを1枚飾ったリビング。
Molly Dee(モリーディー)という海外の芸術家の作品。
先ほど紹介した、鏡とスタンドランプと合わせて3つの要素を使った素敵なリビングですね。
オレンジ、紫、黄色、緑、茶色の紙(?)を壁面に規則正しく飾ったリビング。
高級な絵画や著名な芸術家の作品でなくても、壁を素敵に飾れるアイデアに脱帽!!
これなら、プリンターで自作できそうですよね。
- 写真・ポストカードの飾り方-お手本にしたい!海外のおしゃれなインテリア30選
- アートパネル・ファブリックパネル選びの参考に。インテリアを彩るセンスある飾り方30選
- インテリアにポスターを張る! センスの良い選び方&飾り方 おしゃれな事例38選
を参考に。
幻想的な雰囲気でセンスアップ!間接照明で壁やディスプレイを照らしてみよう
2番目に紹介した「主照明とは別に照明器具を置く」と似ているのですが、今度は、壁や絵画や写真に照明を当てる技。
配線の関係上、壁や天井にスポットライトを取り付けるのが無理な場合は、ヘッドの角度を自由に動かせるフロアランプやスタンドランプを上手に利用しましょう。
壁に飾った絵画にスポットライト。
ダウンライトには、こんな風に照明の角度を変えられるウォールウォッシャータイプがあります。
TVを置いている壁の上部を照らしてムードのあるリビングを作るときにもおすすめです。
上下に明かりが広がるブラケットライトを3つつけたリビング。
真っ白な空間の中に、柔らかい明かりが浮き出て素敵ですね。
ウォールウォッシャーダウンライトとベッドサイドランプで2つの明かりを混ぜた寝室。
ウォールウォッシャーダウンライトからは下向き、ベッドサイドランプからは上向き、2つの明かりが重なって幻想的な空間を作っています。
角度が変えられるベッドサイドランプ。
これなら、読書と間接照明の1台2役。
ホテルのような素敵な寝室です。
線香花火のような明かりを放つペンダントランプ。
実用的かどうかは別にして、インテリアとして素敵ですよね!
ランプシェードはメタル製で、そこに小さな穴を開けたのだそう。
間接照明用のブラケットを14個TVの後ろの壁にレイアウトしたリビング。
凄い数の照明ですね~。
これ全部一気に点くのかしら?それとも、上部だけとか、下部だけとか点ける場所を選べるのかしら?
ベッドサイドテーブルの真上に和風のペンダント照明。
このテーブルは、ベッドよりも奥にあるので、デッドスペースを利用した形になっています。
寝室に限らず、こんな風に部屋の隅を照らすと、部屋が広く見える視覚効果もあるので、リビングのコーナーが空いているという方は、フロアスタンドを置いて照らしてみては?
3個のスポットライトで2枚の絵画を照らしたリビング。
フロアスタンドで床を照らして、2つの明かりで幻想的な趣のあるリビングを演出してあります。
こんな風に、灯りを上手く利用できたらな~。
癒し効果ならお任せ!植物や花を飾ってみよう
植物や花は、インテリアのアクセントになるとともに、心も癒してくれるアイテムです。
巨大な観葉植物でなくても、お部屋にグリーンを少し取り入れるだけでOK。
窓辺に専用台を作りガラス容器に入れた花を飾った例。
太陽の光をたっぷり浴びた花たちに癒されますね。
ソファ脇のサイドテーブルに花瓶に入れた花を飾った例。
ナチュラルな印象が色濃くなりますね。
壁面に小さな花瓶に入れた植物を飾った例。
これどうやって壁にくっついてるんだろう?と思って調べると“Urbio”という壁用プランターでした。
日本でも通販で手に入るっぽいです。
オレンジと水色のガラス容器に胡蝶蘭を飾ったリビング。
こんなモダンな部屋でも、花があるのとないのでは印象が変わりますね。
格好良いインテリアに優しさがプラスされてる感じがします。
インテリアをセンスアップさせる5つの方法。
「もっと難しいのかと思っていたら、以外と簡単。」と感じた方も多いのでは?
私も、インテリアのセンスアップに、随分前から「部屋にグリーンを飾りたいな~。」と思っているのですが、観葉植物は置く場所がないので「鉢植えは無理だな~」と思って、そのままになっています。
そんな中、URBIOを見た瞬間「これだ!!」って感じでした。
こんな便利なインテリアアイテムがあったんですね…。
[参照元:Houzz Inc]