「モノトーンの部屋」と聞いて、あなたはどんなインテリアを想像しますか?
黒・白・グレーは、無機質な印象の色なので「格好良い」や「生活感が少なめ」といったイメージがあり、どちらかと言えば男性的や男前という印象があるかもしれませんね。
しかしながら「モノトーンカラーを使いつつ、女子っぽい雰囲気を出したい!!」という方もいらっしゃるのでは?
モノトーンカラーを使いつつ、女性っぽさもあるインテリアを作るには、どのような点に注力すれば良いのか?
使うアイテムに注目しながらコーディネート例を紹介しますので参考にしてみて下さいね。
+αで女子っぽさをUPしたモノトーンの部屋を作るコツ&実例-目次
1.ストライプ柄を取り入れる
ファッションのマリンスタイルにもよく取り入れられている黒×ホワイトのストライプやボーダー柄。
- ストライプ柄の壁紙クロス(※)
- ストライプ柄のラグ
- ストライプ柄のカーテン
- ストライプ柄のクッション
※壁面を変えることが可能な住まいの場合
などを取り入れることで、インテリアが一気にGirlyな雰囲気に。
ベッドの頭方向の壁に、太い黒×ホワイトのストライプ柄の壁紙クロスを貼った例。
カーテンは黒レース、シフォンスカートのようなふわふわ素材のベッド本体のカバー、ゴテゴテと装飾された黒のミラーなど黒を使いつつもGirlyな雰囲気に仕上げたコーディネートの仕方が、とても参考になります。
太めの黒+細い白を組み合わせたストライプ(ボーダー)柄のカーテンをコーディネートしたベッド周りの例。
枕カバーやベッドスローは、カーテンとは逆の太めの白+細い白のパターン柄をチョイス。
壁面の蔓のようなデザインも超キュートです。
ライトグレーのソファにホワイト×黒のボーダー柄のラグをコーディネートした例。
クッションには、黒やグレーのチェック柄などをチョイス。
木製やガラス製のリビングテーブルではなく、円柱型のファブリック製が組み合わせてあるので柔らかな印象です。
グレーのファブリックソファに、黒×白のストライプ柄のブランケットをさり気なく乗せた例。
ソファ背面の壁には、黒×白のギザギザ模様のプリントを入れた額縁をon。
黒と白を組み合わせた様々なパターン柄を組み合わせたコーディネートの仕方が、とても参考になります。
ホワイトのファブリックソファに、黒×白のギザギザ模様のクッションをコーディネートした例。
リビングテーブルの上に置いてある白い花瓶にも、黒のラインを数本入れてストライプ柄に!
「何の変哲も無い白い容器にマスキングテープを巻いてストライプデザインを作るのもありかも…」と、この事例を見てアイデアが浮かびました。
白いソファを置いたリビングに、グレー×黒のストライプ柄のラグをコーディネートした例。
カーテンは、暗めのグレーをチョイス。
モノトーンカラーのラグと言えば、真っ先に黒×白を思い浮かべますが、グレー×黒も可愛いですね。
2.グレーが多めのカラーコーディネートにする
グレーは、上品さを演出する色です。
その為、黒・グレー・白を使ったモノトーンな部屋を作る時、グレーの面積を多めに取ると、フェミニンな印象がUPします。
グレーを多めに使ったモノトーンなインテリアを薄いグレーの部屋から順に6個紹介しますので、「このグレーが黒だったら…」と想像しながら見て下さいね。
ソファとラグを薄いグレー、リビングテーブル・ウォールシェルフ・照明のシェードを白でコーディネートした例。
清潔感があり、広々とした印象。
ウォールシェルフに飾ってあるフォトフレームを黒にチェンジすれば、黒・グレー・白の3色使いのインテリアが出来上がります。
壁を薄いグレーにしたリビングに、薄いグレーのソファ&カーテン&収納家具をコーディネートした例。
モノトーンコーディネートというよりはグレーコーディネート?
リビングテーブルが無いレイアウトですが、ソファの前に真っ白なテーブルを置くのもありかも。
ソファとラグをグレー、リビングテーブルとダイニングチェアを黒、ダイニングテーブルを白にしたLDK例。
黒の家具が数点置いてありますが、格好良いというよりは上品な印象。
「このソファが黒だったら…」と想像すると、ここまでファミニンな雰囲気は出ない気がします。
グレーの壁のリビングに、壁色よりも明るいグレーのソファとラグをコーディネートした例。
リビングテーブルに黒、写真の額縁に白をチョイス。
黒:グレー:白=0.5:9:0.5でまとめた上品で静寂を感じるコーディネート例です。
壁面をライトグレーのオーナメント柄の壁紙クロス、カーテンを暗めのグレーのオーナメント柄にした寝室に黒の木製ベッドを置き、カバー類をホワイト×ライトグレーでコーディネートした例。
ベッドの足元には、黒の縁取りのグレーのラグをon。
濃淡グレーとパターン柄にセンスを感じる素敵なインテリア例です。
薄いグレーの壁の前に、壁より暗いグレーのソファを置き、ホワイトのウォールシェルフ、黒の円形ミニテーブル、ホワイト地に黒のクロスライン柄のラグをコーディネートした例。
クッションとラグの両方に“かすれた”柄を使うアイデアが参考になる!
ところどころに黒が入ってるので、引き締まった感がありますね。
3.パステルカラーを取り入れる
モノトーンカラーでまとめた部屋に、淡いピンクや淡いイエロー、薄い水色など柔らかい色を1色~3色プラスするだけで、一気に女子っぽい雰囲気を演出できます。
“主張し過ぎない挿し色”を使うのがポイントです。
ライトグレーのファブリックソファの隣に、ホワイトのサイドテーブルを置き、パステルピンクの花瓶&パステルブルーのインテリア小物を置いた例。
パステルというよりは、ライトグレイッシュかな?
「お花を飾る」というのも女子っぽい発想ですが、花瓶や小物の色使いがとても参考になります。
ライトグレーのファブリックソファに薄いピンクの単色クッションと薄いピンク×ホワイト×黒×グレーのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
ソファのド・アップですが、ラグにソファと同じライトグレー、リビングテーブルにホワイトをチョイスした部屋。
同じモノトーンカラー使いでも、こんなに優しく可愛い雰囲気にできるんですね。
グレーのソファの前に、ペールピンクの天板のテーブルとペールブルーの天板のテーブルを並べて置いた例。
何ともキュートなコーディネート!!
ソファの前に、横長のテーブルをドンと置くのではなく、小さめのテーブルを色違いで置くアイデアがセンス抜群です。
ライトグレーのソファに、薄いピンクの単色クッションをコーディネートした例。
ペンダントライトとテーブルの脚を黒、リビングテーブルの天板とラグをホワイトにしたモノトーンカラーの組み合わせに淡い色をプラス。
隣にある通路スペースの壁面がパステルピンク系なので「モノトーンの部屋」というよりも「パステルカラーの部屋」といった印象も。
グレーのソファとライトグレーのラグをコーディネートしたリビングに、パステルブルーとパステルピンクの単色クッションをコーディネートした例。
リビングテーブルとカーテンはホワイトにして、開放感たっぷりの広々とした印象を演出。
細いラインのチェック柄も取り入れた可愛いインテリアの作り方がとても参考になります。
グレーのソファを置いたリビングに、白のテーブルと白の収納家具をコーディネートし、薄い紫のラグを敷いた例。
パステルパープルというよりは、くすんだ薄い紫といった感じですが、大人女子を連想させるおしゃれなインテリア。
手触りの良さそうな黒のブランケットをプラスして、高級感も演出してあります。
4.フェミニンな印象のモノクロ写真やモノクロアートを飾る
モノトーンカラーで統一した部屋に、海外の女性モデルや女優をプリントしたアートや写真を飾るだけで女子っぽい雰囲気がUPします。
飾るアートや写真を白黒にすると、深く考えることなく、インテリアにマッチします。
トイレの壁に、『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘプバーンのモノクロアートを飾った例。
真っ白な空間に白黒の絵が映えてる!!
このアートはIKEA製品(残念ながら現在は廃番)で、IKEAのアートって意外とお安くて使えそうなのがいっぱいあるんです。
ホワイトのレザーソファと白黒のストライプラグをコーディネートしたリビングの壁面に、ビーチで遊ぶ水着姿の女性の白黒写真を4枚、横に並べて飾った例。
真ん中は縦長、両端は横長というメリハリのある飾り方がおしゃれ!
写真やアートを複数飾る場合は、この事例のようにテーマを統一すると洗練された雰囲気になります。
グレーのソファとホワイト×グレーのマーブル模様のテーブルを置いたリビングの壁面に、4種類のモノクロ写真&アートを2×2で飾った例。
こちらを見つめる女性が超キュート。
モノクロというよりも、セピア色っぽい気も…。
ライトグレー×ホワイトでまとめた寝室の壁面に、様々な種類の女性モデルのモノクロ写真を菱形に飾った例。
形式ばった額に入れるのではなく、上部をクリップで留めて無造作感を演出。
写真に統一感があると、多少乱雑な飾り方をしても、おしゃれな印象は消えないんですね…。
濃淡グレーでまとめた寝室の壁面に、女性の後ろ姿の大きなポスターをクリップで留めて飾った例。
このポスターがあるだけで女性っぽさが5倍くらいUPして見える!
アートや写真(ポスター)の威力は偉大だな~、と実感するインテリア例です。