余裕があり、優雅な雰囲気を演出するエレガントインテリア。

別荘や豪邸などで「リビングが何十畳もある」とか「ゲストルームがある」とか、住まいそのものが広い場合は、いとも簡単にエレガントなインテリアが作れそうですよね。

でも「一般的な広さ」で「家具を置いたら狭く見えしまう」の住まいに暮らしているという方がほとんどではないでしょうか。

この住まい(部屋)にエレガントさをプラスするには、どのような方法があるのでしょうか?

色の使い方(カラーコーディネート)、家具のデザイン、木(家具)の色の選び方のコツと部屋別コーディネートを紹介しますので参考にしてみて下さい。

1.カラーコーディネート

部屋にエレガントさを出す、カラーコーディネートのポイントは「広々と感じる空間」を演出する色を選ぶことで、広さを演出する色には「ホワイト」「白に近い色」「寒色」があります。

しかしながら、これらは広さを強調するだけで、“優雅だ”と感じるかと言えば、少し物足りない気も。

広さ・優雅さ・上品さの3つを兼ね備えた色は、ずばりライトグレイッシュトーンの色です。

ライトグレイッシュとは、文字通り「明るい(ライト)、灰み(グレイッシュ)」の色みのことで、下の色見本を意識してカラーコーディネートすると上品で優雅な印象のインテリアを作ることができます。

ライトグレイッシュトーンのピンク

「可愛い」「キュート」な印象の濃いピンクも、灰みがかった明るめのピンクをチョイスするだけで、大人っぽく優雅な雰囲気に。

ライトグレイッシュなピンクとホワイト、薄いグレーとカラーコーディネートし、少量の黒でインテリア全体を引き締めた例。

ライトグレイッシュトーンのブルー

上品なグレーと後退色(物を遠くに見せたり、広さを演出する色)を混ぜたライトグレイッシュトーンのブルーは、インテリアの一部に取り入れるだけで、余裕がある空間を演出します。

ライトグレイッシュトーンのブルーもホワイトや黒と組み合わせることで、メリハリを感じるエレガントな雰囲気に。

ライトグレイッシュトーンのグリーン

グリーンは、癒しを演出するとともに、空間全体にナチュラルな印象をもたらす色です。
「灰み」と「白っぽい」の両方を意識するだけで、エレガントさが一気にUPします。

白っぽいベージュ・グリーン・ホワイトでコーディネートしたリビングにライトグレイッシュトーンのグリーンのカバーを掛けた一人掛けソファをプラスしたリビングダイニング例。

壁面にライトグレイッシュトーンのグリーンの壁紙クロスを貼ったベッドルームの例。

ライトグレイッシュトーンのイエロー

明るく、活発な印象をもたらすイエローは、「灰み」と「白っぽい」の両方が加わると、温かみとエレガントの両方を演出します。

LDKの壁の一部をライトグレイッシュトーンのイエローにした例。

壁面・家具・ソファをライトグレイッシュトーンのイエローでコーディネートした温かみとエレガントさを感じるリビング。

ライトグレイッシュトーンのパープル

紫は、元々、上品や優雅な印象をもたらす色です。
ライトグレイッシュトーンのパープルは奇抜な印象が少なめで、温かみのあるベージュやアイボリーとも合います。
これらの色でまとめた空間は、優しさと上品な雰囲気を演出します。

薄いグレー

「1色以上の色を組み合わせるのは難しそう」と感じる場合は、カラーコーディネートを薄いグレー1色でまとめるのもありです。

グレーは、上品な印象をもたらす色なので、ソファ・ラグ・カーテン・壁などのファブリック(布)類を薄いグレーでまとめるだけでもエレガントさは演出できます。

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2.家具のデザインと素材

エレガントさを演出するには、ソファ・テーブル・収納など、部屋に欠かせないインテリアアイテムのデザインや素材にも注目してみましょう。

猫足家具

ソファやチェアをはじめとした家具の脚のデザインを猫足にするだけで、エレガントな雰囲気がググーンとUPします。

丸いフレーム

直線を意識したデザインの家具よりも、丸みを帯びたデザインの家具をレイアウトするとエレガントさがUPします。
特に、ダイニングにエレガントな雰囲気を出したい場合は、背もたれが卵型になったデザインやひじ掛けが曲線になったデザインのチェアを選ぶと良いです。

透明素材を取り入れた照明器具や家具

ガラスやアクリル、クルスタルなど、向こうが透けて見えるクリアな素材は、エレガントな印象をUPします。

透明の丸みを帯びたデザインのアクリルチェアをコーディネートしたダイニング。

アクリル素材のシャンデリアをコーディネートしたリビング。

ゴールドを使った家具

ゴールドは、部屋全体に豪華な印象をプラスするとともに、一番最初に紹介したライトグレイッシュなカラーとも相性抜群です。
「華奢なデザインでゴールド」を意識すると、品のあるエレガントインテリアを演出できます。

フロアランプとリビングテーブルに華奢なゴールド脚を使った例。

ペンダントランプ、リビングテーブルの脚、サイドテーブルの脚にゴールドを使った例。

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3.木(家具)の色

木の色をした家具(木製家具)を使う場合は、暗い茶色よりも白に近いナチュラルブラウンを使うと開放的でエレガントなインテリアを演出できます。

ナチュラルブラウンのカウンターテーブルに、ホワイトのカウンタースツールをコーディネートした例。

薄いグレーとグリーンでコーディネートしたリビングに、ナチュラルブラウンのサイドボードを置いたエレガント&ナチュラルなインテリア例。

リビングテーブル、サイドテーブル、一人掛けソファのひじ掛けをナチュラルブラウンで統一したエレガントな北欧っぽいリビング例。

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4.エレガントインテリアの部屋別コーディネート

最後に、エレガントを意識した部屋ごとのコーディネート例を見てみましょう。

4-1.ダイニング

ゴールドの丸みを帯びたデザインのチェアとシャンデリアをコーディネートした例。

薄いグレー系の木目調の壁紙クロスを貼ったダイニングに、ゴールド×アイボリーの丸みを帯びたデザインのチェアをコーディネートした例。

ガラステーブルと真っ黒な丸みを帯びたデザインのチェアをコーディネートした例。

4-2.リビング

ほとんど白に見えるグレイッシュピンクの壁面のリビングに、薄いグレーのソファとゴールド脚のテーブルをコーディネートした例。

薄いグレーのカーペットを敷いたリビングに、ゴールドフレームのガラステーブルとサイドテーブル、薄いグレーのソファをコーディネートした例。

アイボリーとグレーの中間くらいの薄いグレイッシュなソファと華奢なデザインのテーブルをコーディネートした例。

アイボリーのソファ&ラグに、クリア素材のテーブル、ゴールドフレームのライトグレイッシュなグリーンのチェアをコーディネートした例。

4-3.ベッドルーム

白に近いグレイッシュイエローのチェスト、ヘッドボード、掛け布団カバーをコーディネートした例。

グレー&アイボリー&ホワイトでコーディネートした北欧テイストな寝室例。

壁面をライトグレイッシュなイエローにした寝室に、ベージュのカーテンとベージュのレザー製ベッドをコーディネートした例。

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