お気に入りの映画や好きなアーティスト。
これらのポスターを壁に貼ってインテリアを格上げしよう!!と目論んでる人はいませんか?
我が家も、Blu-rayを50本以上コレクションする映画好きなので、部屋の壁には、1970~1980年代の上映された当初のポスターを飾っています。
でも、これらのポスター。
適当に選んで、やみくもに張っていたのでは、洗練されたインテリアとは程遠いものになっていまいます。
おしゃれでセンスのあるポスターの飾り方には、どんなものがあるのでしょうか?
インテリアとポスター-目次
ポスターの選び方&様々な張り方
ポスターの選び方
有名画家の絵画や風景、映画や音楽アーティストなど、世の中には数えきれないほどのポスターがありますが、選ぶ時は、自分の趣味だけでなく、インテリアの趣向に合わせるようにしましょう。
【我が家のポスターの選び方】
①映画、アーティストなど大まかな枠組みを決める。
(大抵、上映当時のレアポスター。)
②品揃え豊富なオールポスターズから探す。
③インテリアに使っている色を見ながら、同じような色合いのポスターを探す。
④購入する。
※在庫がアメリカにある場合が多く、空輸で届きます。今「ロスを出発しました。」「○○空港を出ました。」などと報告が来るのが楽しいです♪
【飾り方】壁に直に張る
最も簡単な方法ですね。
我が家もこのタイプですが、最近は画鋲ではなく、ホッチキスで壁に留めています。
ホッチキスは画鋲に比べて、留めている部分が目立たないのでおすすめですよ。
【飾り方】額に入れてランダムに飾る
特に法則を作らずに、好きな場所に好きなように飾る方法ですね。
写真のように、最低限、額の色やデザインは揃えた方が良いかも。
【飾り方】額に入れて規則正しく複数飾る
壁に規則正しく並べるとそれだけで洗練された雰囲気になります。
写真の6枚のポスターは全て同じサイズで、額までの余白も同じなので、統一感がありますね。
【飾り方】シンメトリーに飾る
壁の中心に大きめのポスター。その両サイドに真ん中にあるのより小さめのポスターを張るとこんな雰囲気に。
同じサイズを並べるよりセンスが良く見えますね。
【飾り方】1つの額に複数のポスターを入れて飾る
大きな額に同じ大きさのポスターを3枚入れて飾った例。
こんな飾り方もあるんですね。
【飾り方】額に入れて飾り棚の上に置く
飾り棚に置く。
棚の手前が山型になっているので、ストッパーの役割も。
ポスターは、次に紹介する4つのどれかに当てはめて選ぶようにすれば、「インテリアから浮いてしまう。」なんてことは少なくなるのではないでしょうか?実際にポスターを張った部屋をインテリアの関係とともに紹介していきます。
インテリアの色と同じ色のポスターを張った部屋
「インテリアの色と同じ色のポスター」は、ポスターを選ぶ時にソファやラグ、カーテン、家具などと同じ色を使ったもの。
このタイプは、ポスターが変に目立つことがなく、統一感が生まれます。
ダークブルーのラグやカーテンでコーディネートしたホワイトベースの部屋に青を多く使ったポスター。
周りのインテリアと馴染んでいますね。
ベージュ&グリーンをメインカラー(ラグ、ソファ)、赤、オレンジをアクセントカラー(クッション)にしたリビングに、アクセントカラーと同じ色を使ったポスターを2枚張った例。
額の色は、テーブルランプと合わせてあります。
赤、オレンジのダイニングチェアと同じ暖色系の黄色を使ったポスター。
ダイニングテーブルの上にある小物と額の色も合わせてあります。
これも家具とポスターを同じ暖色系で合わせたコーディネート。
寝室全体に統一感があります。
赤をアクセントに使ったチェストの上に、赤みの濃いオレンジのポスター。
これは映画『アパートの鍵貸します』のポスターですね。
この部屋、めちゃくちゃお洒落!!
青と黒のソファに、緑、オレンジ、青のペンキを落としたようなデザインのラグがあるリビング。
壁面のポスターは黒、黄色、オレンジを使用したもの。
ポスターがインテリアに馴染んでいますね。
オレンジの模様入りのラグに黄色の壁の部屋。
ポスターは黒ベースに、赤、オレンジ、黄色でジュースを描いたポップなもの。
横にあるアニメチックなライオンもソファの色とコーディネートしてありますね。
インテリアの色と反対色・中性色のポスターを張った部屋
ここで紹介するのは、インテリアのメインカラーに対して、反対色や中性色を使ったポスターを張った事例です。
インテリアのカラーコーディネートで言えば、「アクセントカラーにポスターを利用する」感じですね。
選び方はとっても簡単で、こちらの色相環から、部屋のメインとして使っている色の反対側にある色のポスターを選ぶだけでOK。
ポスターを目立たせたい時におすすめの選び方です。
オレンジっぽいチェストに、反対色の青をベースにしたポスターを張ったバーカウンター。
家具、ポスターの両方に目が行くコーディネートです。
中性色(グリーン)のソファに水色とピンクのストライプのポスターを飾ったリビング。
ソファと全く違う色を使うと、こんなにインパクトが!!
木製キャビネットの上に、赤の文字のポスター“I AM A MAN”。
このデザインは、1968年にメンフィスで起こったデモのプラカードをモチーフにしたものだそう。
ベージュ&モスグリーン、茶色ベースのインテリアに、オレンジや水色を多く使ったポスターを飾ったリビング。
5枚ともカリフォルニア州のタホ湖をモチーフにしたポスターなので「?」と思っていたら、この家があるのがタホ湖のほとりなんですって!
このカラーコンビネーション素敵!!
グレーのソファに赤紫のクッションを組み合わせたモダンなリビングに、反対色の黄色をメインに使ったポスターを飾った例。
真っ赤な壁紙に黄色のポスターを飾った子供部屋。
赤と黄色は類似色なのですが、ポスターの色は、青のデスクチェアの反対色になっています。
アメリカンな雰囲気ですよね。
赤のパーソナルチェア&グリーンのオットマンがあるリビングに淡い水色を使ったポスターを飾ったリビング。
こうやって見ると、何気なく選んでいるポスターの色も、インテリアとのカラーコーディネートによって印象が変わってくるのがわかりますね。
ダークグレーのキャビネットに赤をメインに使ったポスターを張ったキッチン。
「うぉ~~~。」と納得の、抜群のセンス!!
緑のカウンターチェアもポイントです。
黒と白のモノトーンでまとめたインテリアに赤、オレンジ、ピンクを使ったカラフルなポスターのコンビ。
このポスター、すごく好き!!
インテリアとテイストを合わせたポスターを張った部屋
ポップなインテリアにポップなポスター、ビンテージ家具にビンテージポスターと言った具合に、ポスターとインテリアのテイストを合わせると、まとまりのあるワンランク上のお部屋が完成します。
モダンなダイニングにワインのポスター。
食べる空間に合ったデザインですね。
モダンなリビングに映画のチラシを縦2列、横3列で額に入れて飾った例。
リビングの雰囲気にマッチしたポスターですね。
グリーンを飾った子供部屋にギターに鳩が載ったイラストのポスター。
ベッド脇のフクロウのぬいぐるみとポスターのテイストがぴたりとマッチしています。
レトロな家具にレトロポスター。
色合いもマッチしていて素敵です!
このポスターは、アール・ヌーボーの画家テオフィル・アレクサンドル・スタンランの絵です。
カピエッロ・レオネットのParapluie Revelという名前のポスターをダイニングの壁に。
モダンなダイニングセットにマッチしていますね。
丸いラグとテイストがお揃いの可愛い感じのポスター。
ソファの真後ろではなく、サイドテーブルを飾るように張った技も見習いたいポイントです。
ゴーティエ・フレール – コニャックとLe Pavoisのポスターを2枚張った赤紫とオレンジの応接室。
お酒を飲むことが多い部屋でしょうか…。
部屋の雰囲気とポスターが似合い過ぎです!!
妖怪巨大女(Attack of the 50 FT. Woman)のポスターを飾ったリビング。
これ、1958年の映画なのですが、クラシックなインテリアと合ってますよね。
ミッドセンチュリーのインテリアにトマトとマッシュルームのポップな空き缶のポスター2枚。
友達の部屋がこんなだったら、行くのが楽しみで仕方なくなりそう♪
DALIの絵画ではなく、サルバドール・ダリ本人のポスター。
変わった雰囲気のインテリアとダリの人物像がマッチしています。
インテリアと異なるテイストのポスターを張った部屋
“ミスマッチを楽しむこと”は、インテリア上級者の技。
下に紹介するのは、さっきとは逆に、モダンインテリアにレトロなポスター、レトロモダンにモダンなアートポスターと言った具合に、ニュアンスの違うポスターを敢えて張った事例です。
クラシック調のインテリアにヴィンテージポスター。
張られているのは、ロジェ・ブロデールのポスターで、ポスターアートブームの火付け役とも言われる人物の作品です。
モダンなソファにレトロなポスターの組み合わせ。
1951年の映画『PRINCE WHO WAS A THIEF』、1959年の映画『GUNS GIRLS GANGSTARS』のポスター2枚。
この2枚は、日本でもAMAZONで手に入れることができます。
モダンインテリアにヴィンテージポスターを3枚張った子供部屋。
どのポスターにも自転車が描かれていて、統一感がありますね。
モダンインテリアに映画ポスターを規則正しく6枚並べて張ったリビング。
ポスターの色がアクセントになっていますね。
モダンなインテリアにクラシックなポスターを張ったリビング。
1953年のORANGINA、CANPALIのポスターがあるスペースは、バーカウンターになっています。
ナチュラルな雰囲気のリビングにリングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスのポスター。
アメリカでは有名なサーカスで、ポスターは、リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリーでネット検索するといっぱい出てきます。ほとんどトラかライオンの猛獣ですが…(笑)
壁に張るポスターも何となくではなく、インテリアに合わせて張ると“ぐーん”とセンスアップした部屋に見えますよね。
特に、色だけでなく、インテリアテイストに合わせたり、わざと外したりすることで、お洒落に見えるというのが新発見!!我が家のリビングのポスターもそろそろ変え時なので、これらの事例を参考に、ヴィンテージ系から選んでみようかな?
[参照元:Houzz Inc]