無彩色の1つであるグレー。
カーテン・ラグ・ソファなど、リビングに必要なアイテムには必ずと言っていいほど、グレーのカラーバリエーションがあり、洗練された上品なインテリア空間を作るのに適した色です。
一方、グレーには“寂しい”“涼しい”といった特徴もある為、リビング全部をグレー1色でまとめてしまうと、孤独を感じる殺伐とした雰囲気のインテリアになってしまう場合も。
上品・洗練といったグレーの特徴を生かしつつ、おしゃれな雰囲気のインテリアを作るには、有彩色をグレー以外の無彩色をプラスしてみましょう。
グレーインテリアに8種類の色をプラスした、リビングを中心としたカラーコーディネート例を紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
グレーインテリア+1色のハイセンスなリビングコーディネート例-目次
1.グレー+赤
薄いグレーの収納家具とソファをコーディネートしたリビングの壁面を赤にした例。
背もたれの無い木製のスツールやラグも赤の縁取りデザイン。
「壁が派手過ぎる」と感じてしまった場合は、ラグやスツールの組み合わせ方だけを参考に。
グレーの壁&壁面埋め込み収納家具に囲まれたダイニングに、ホワイトの額縁に入れた真っ赤なアートを2枚飾った例。
著名な作家のアートではなく、真っ赤にペイントした紙をホワイトの額縁に入れただけの自作っぽいアート。
こんな簡単なディスプレイで、空間が一気におしゃれ仕様になるんですね。
グレーの壁の寝室に、赤の収納家具・赤のチェア・赤のBOXシーツを掛けたベッドをレイアウトした例。
グレーの冷たさと赤の温かさのバランスが素敵!
子ども用寝室の事例ですが、リビングや大人用寝室で真似ても良いかも。
グレーの壁の部屋に、ダークレッドのフレームのテーブル&ダークレッドの木製チェア、赤のラグをコーディネートした例。
ベッド、ソファ、ダイニングテーブルが一つの空間に置いてあるのでワンルームかな?
ダイニングテーブルセットに赤を使うところにセンスを感じます。
2.グレー+ピンク
薄いグレーの壁のリビングに、グレーのソファとラグをコーディネートし、グレイッシュなピンクのクッションをプラスした例。
パッと目を惹くピンクではなく、ソファに馴染む優しい色使いのピンク。
「このクッションが無かったら…」と想像すると、ここまで暖かい雰囲気は出ない気がします。
薄いグレーの壁のリビングに、グレーのコの字型ソファとグレーのラグをコーディネートし、鮮やかなピンクのクッションをプラスした例。
1個前の事例と色使いは似てますが、こちらのクッションは鮮やかなピンクを使用。
壁面にもピンクを使ったアートをディスプレイし、ソファ&クッションのカラーコーディネートと統一してあります。
ダークグレーのソファと明るいグレーのラグをコーディネートしたリビングに、アートとクッションでピンクをプラスした例。
格好いい・可愛い・上品・エレガント・暖かそうなど、様々な表情を持つコーディネート。
フロアランプとチェアの金属部分がゴールドで統一してあるところもポイントです。
グレーのコーナーソファとグレーのラグをコーディネートしたLDKのリビング部分に、ショッキングピンクのクッションをプラスした例。
リビングテーブルの上に置いてあるトレイの上にもピンクのボール(?)をディスプレイ。
目が覚めるようなピンクを数か所&小面積に取り入れただけで、部屋全体が一気にファッショナブルな雰囲気に。
3.グレー+オレンジ
グレーの壁のLDKのリビング部分に、グレーのソファとグレーのラグをコーディネートし、オレンジのクッション、オレンジの食器棚(パントリー)、オレンジのカウンタースツールをプラスした例。
最初から「アクセントカラーにオレンジ色を使う」と決めてないと、このコーディネートは無理かも。
LDKのインテリアを決める時って、リビング・ダイニング・キッチンとエリアごとに考えがちですが、1つの空間として考え、他のエリアから見える場所に、同じ色(この事例の場合はオレンジ色)をプラスするとまとまりのあるインテリアが作れるんですね。
ライトグレーのソファに、グレー×オレンジの模様入りのラグとオレンジのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
この事例もLDKに間仕切りが無い一体感のある空間。
キッチンのカウンタースツールはオレンジ、ダイニングチェアはグレーです。
アクセントクロスをダークグレーにしたリビングに、暗めのグレーのソファと黒のチェアを置き、光沢のあるオレンジ色の単色クッションをプラスした例。
たった4個のクッションがプラスしてあるだけなのに、何ておしゃれに見えるんでしょう…。
このオレンジのクッションが無かったら、もっと味気ないインテリアになってる、と思いませんか?
ダークグレーの床&壁のリビングに、グレーのレースカーテンとグレーのレザーソファをコーディネートし、赤みがかったオレンジのラグとクッションをプラスした例。
映画観賞が趣味の人の部屋かな?
普段使いには、暗過ぎるリビングですが、鮮やかなオレンジ色の取り入れ方がおしゃれ過ぎます!
4.グレー+イエロー
カーテン・ラグ・ソファをグレーで統一し、赤みがかった暗めの黄色のクッションをコーディネートした例。
イエローファブリックを使ったチェアも使い、ソファとL型にレイアウト。
「リビングが狭くて、ソファしか置けない」という場合は、カーテン・ラグ・ソファ・クッションのカラーコーディネートを参考に。
ダークグレーの2Pソファと1PソファをL字にレイアウトし、ライトグレーに黄色のラインが入ったラグをコーディネートした例。
ラグの模様にアクセントカラーを取り入れた簡単コーディネート。
リビング用のラグを選ぶ時って、ソファの無地に合わせて単色デザインを選んでしまいがちですが、パターン柄のラグも視野に入れると色使いの選択肢が増えそうですね。
グレーのソファと明るいグレーのラグを組み合わせ、光沢のある黄色のクッションをプラスした例。
上品かつエレガント!!
黄色のクッションを使ったリビングと聞くと「カジュアル」と勝手に思ってましたが、この事例のような大人の雰囲気のインテリアも作れるんですね。
グレーのラグ、グレーのBOXシーツ、グレーの掛け布団、イエローの掛け布団、グレーの枕カバー、イエローの枕カバーをコーディネートした例。
濃淡グレーと黄色の取り入れ方がおしゃれ過ぎる!!
寝室の事例ですが、リビングのソファにブランケットやクッションをプラスすることで、似たようなカラーコーディネートができそうな予感です。
5.グレー+茶色
グレーのソファとラグをコーディネートしたリビングに、ダークブラウンのレザー製オットマンをプラスした例。
ソファとラグがベージュっぽく見えるのは、照明器具の光の色の影響。
シーリングファンもオットマンと同じダークブラウンにした重厚感と上品さを感じるリビング例です。
ライトグレーのソファとライトグレーのラグを組み合わせ、茶色のレザー製クッションをプラスした例。
冬のような冷たさの中に、土色を加えることで温もりをUP。
ベッドと2人掛けダイニングがある部屋なので、ワンルームかな?
一人暮らしで、グレーを使った北欧っぽいインテリアを作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
明るいグレーのソファとダークグレーのラグをコーディネートしたリビングのコーナーに、茶色レザーの一人掛けソファを置いた例。
1個前の事例もそうですが、茶色を取り入れる場合は、レザーを使うとグレーのインテリアが持つ上品な雰囲気を損なわず、更にセンスUPが目指せそう。
「メインのソファ以外に、もう1個ソファを置くスペースなんて無い」という場合は、下の事例を真似るのもアリです。
薄いグレーの壁のリビングに、グレーのコーナーソファを置き、空きスペースに、茶色のレザーを使ったバタフライチェアをコーディネートした例。
バタフライチェアの上には、暖かそうなムートンをon。
光が当たらない場所は冷たいグレー、光が差し込む窓側は茶色のチェアといった、光も考慮した家具レイアウトの仕方も参考になります。
6.グレー+ブルー
ライトグレーのソファとライトグレーのラグをコーディネートしたリビングに、くすんだ薄いブルー&ダークな青緑&ダークブルーのクッションをプラスした例。
様々な種類の青を取り入れたインテリアの作り方がおしゃれ過ぎる!
鮮やかな青ではなく、くすんだ青や暗めの青を使うことで、北欧インテリア独特の寂しい雰囲気が残してあります。
グレーのソファとグレーのラグをコーディネートしたリビングの空きスペースに、鮮やかなブルーのオットマン付きパーソナルチェアを置いた例。
青のアイテムが1個あるだけで爽やかさがUPして見える!!
寒色と寂しげなグレーの組み合わせなので、冬は余計に寒く感じてしまいそうですが、その分、自然を感じる木目のTVボードやリビングテーブルを使って暖かさをプラスしてあります。
明るいグレーのコーナーソファと鮮やかなブルーの1Pソファ1脚をリビングテーブルを囲むようにしてレイアウトした例。
光が入る窓側に寒色のブルーをon。
このレイアウトだと、日差しが気になる夏でも涼しく感じそうです。
グレーのタイル壁のリビングに、ライトグレーのソファとグレーのラグをコーディネートし、暗めのグレーのクッションをプラスした例。
窓から見える開放的な湖(海?)とリビングインテリアがピッタリマッチ。
「外の景色インテリアの一部」と捉えたインテリアの作り方が素敵過ぎます。
7.グレー+グリーン
黒に近いダークグレーのソファと明るいグレーのラグをコーディネートしたリビングの3か所に観葉植物をプラスした例。
植物を使って緑を取り入れた簡単コーディネート。
背の高い観葉植物を床、水替えが必要な花瓶に入れた観葉植物はリビングテーブルの上、放置しても大丈夫な鉢植えの観葉植物は壁面に取り付けたウォールシェルフの上という高さ違いの3箇所に緑を置くレイアウトの仕方も参考に。
明るいグレーのコーナーソファとグレーのラグを組み合わせたリビングに、エメラルドグリーンのクッションをプラスした例。
緑や黄緑ではなく、エメラルドグリーンというところにセンスを感じる!!
グレーを使った上質で上品なインテリアを作りたい時に参考にしたいアクセントカラーの取り入れ方です。
グレーの壁のリビングに、グレーのクッションとラグを組み合わせ、グレイッシュな薄いグリーンのクッションをプラスした例。
クッションがソファに馴染み過ぎて、一瞬「グリーンがどこにあるのやら?」と探してしまうかも。
リビングテーブルの上、床、オープン棚の3箇所にも観葉植物でグリーンをプラス。
グレーのファブリックソファに、くすんだグリーンのクッションをコーディネートした例。
ソファ背面の壁も薄いグレー。
ソファの前には、木製の茶色のテーブルと茶色のカウハイドラグをコーディネートし、テーブルの上にはグリーンの瓶をon。
上質さとリラックスを意識したカラーコーディネートの仕方が参考になります。
8.グレー+紫
グレーの壁のリビングに、薄いグレーのソファを置き、紫のクッションをプラスした例。
一人掛けソファも紫をチョイス。
薄いグレーと暗めの紫の組み合わせは、上品でエレガントな空間を作りたい時にピッタリです。
グレーのソファに、暗めの赤紫のクッションを乗せ、クッションと同じ色の一人掛けソファを空きスペースにレイアウトした例。
何、この上質空間。
1個前の事例の紫とは異なり、こちらは赤が混じった紫なので温もりがUPして見えます。
ダークグレーのソファとダークグレーのアクセントクロスをコーディネートしたリビングに、紫の一人掛けソファをプラスした例。
ホワイトのオープン収納家具の背面もソファと同じ紫。
暗めのグレーと明るい紫を使ったファッショナブルなコーディネート例です。
明るいグレーのソファに、黒に近い紫のクッションを乗せ、空きスペースにくすんだ薄い紫の一人掛けソファをプラスした例。
暗さの違う紫を取り入れた上品なリビング。
同じ紫でも、青が多め(青紫)、赤が多め(赤紫)、暗い・明るいで、こんなにも雰囲気が変わってくるんですね。