部屋を広く見せたり、鎮静効果があると言われるブルー。
太陽のような明るさや陽気な雰囲気をもたらすオレンジ。
この2色を使ったインテリアは、太陽が照り付けるビーチのような清々しくカジュアルな印象を演出します。
また、暖色のオレンジと寒色のブルーの組み合わせは、寒い季節にも暑い季節にも対応するので、四季がある日本にぴったり!!
無難なホワイトやベージュを使わずに、カラフルな色を取り入れたセンスのある部屋を作りたい時に参考になるオレンジ×ブルーのコーディネート例を各部屋ごとに見て行きましょう。
オレンジ×ブルーのインテリアコーディネート実例-目次
1.オレンジ×ブルー in キッチン
鮮やかな鏡面オレンジのフラット扉L型キッチンのキッチンパネルをダークブルーにした例。
何という派手なキッチン!!
「こんなに目立つ色のキッチンだと目がチカチカしてしまうのでは?」と思いましたが、料理中はキッチン扉が目に入らないのでOK?
ダイニングテーブルとしても活用できるホワイトのアイランドキッチンの上部に鮮やかなオレンジ色のペンダント照明×3灯と暗めのブルーのレザー製カウンターチェアをコーディネートした例。
キッチンそのものではなく、照明器具とチェアでオレンジ×ブルーを実現!!
このような事例を見ると「家具や照明器具の色にこだわるとインテリアがグンと素敵になるんだな。」と実感します。
淡いブルーのキャビネット扉のキッチンに、黄色が多めのオレンジのビルトイン調理機器を組み合わせた例。
何このガステーブル+ガスオーブン…。
日本のシステムキッチンメーカーの調理機器と言えば、黒かシルバーが定番ですが、海外にはカラフルな器具も存在してるんですね。
ちなみにこの器具は、Cluny 1400G by Fourneaux de France Ltdでイギリスの製品みたいです。
2.オレンジ×ブルー in ダイニング
黒の木製ダイニングテーブルに、ブルーのレザーチェアを組み合わせ、リボンのようなデザインのオレンジのペンダント照明をコーディネートした例。
壁面にもオレンジ×ダークブルーのアートが飾ってあり統一感ばっちり!
シルエットは美しいペンダント照明は、Link suspension by LZF Lampsで、素材は木の単板なんですって!!
「日本でも入手可能かな?」と探してみましたが、手に入れるのは難しそう。
ターコイズブルーの壁のダイニングに、黒のテーブルとオレンジのイームズチェアを組み合わせたダイニングテーブルセットをコーディネートした例。
どこか懐かしい雰囲気を感じるおしゃれなダイニング。
壁の色は、216 – GOA by Flamant。
パソコン画面で見ると、もっと暗い青に見えますが、ペイントすると、こんなに明るくなるんですね。
ダイニングの壁面の一部を鮮やかなオレンジにし、ブルーの座クッションの木製ダイニングチェアとコーディネートした例。
こんなに明るいオレンジを壁面いっぱいに塗るなんて…。
暖色の壁でも、暑苦しく感じないのは、だたっ広いダイニングだからかな?
ダイニングの壁面を淡い水色にして、ナチュラルブラウンのダイニングテーブルの真上に、ランタンのようなデザインのオレンジ色のペンダント照明を2灯吊り下げた例。
涼しい風が吹いてきそうな爽やかなコーディネート。
ペンダント照明だけではなく、ダイニング用のソファにもオレンジ色が使ってあるので、さほど冷たさは感じませんね。
淡いブルーの壁のダイニングの天井から、ボールのようなデザインのオレンジのペンダント照明を1灯吊り下げた例。
1個前の事例と壁と照明器具の色の組み合わせ方は同じですが、こちらの方がシンプルな印象。
ミニ電球を7個寄せ集めたようなペンダント照明の見た目が、とってもキュートです。
3.オレンジ×ブルー in リビング
ネイビーの3Pソファとくすんだオレンジのパーソナルチェアをコーディネートしたリビング例。
よく見ると、ラグの模様もネイビー×くすんだオレンジのパターン柄。
隣にあるデスクスペースのチェアやストレージBOXもオレンジ色にして、2つの空間をトータルで考えたカラーコーディネートが素敵です。
茶色レザーの3Pソファを置いたリビングに、オレンジのラグ、ブルーの一人掛けソファ、オレンジのクッションをコーディネートした例。
ハッキリとした色を2色も使ってあるのに全くいやらしさを感じない!
右奥に見える、仕切りの無いダイニングスペースのダイニングチェアもオレンジとブルーでコーディネートしてあります。
暗めのブルーのファブリックソファとオレンジのファブリックチェア×2をコの字にレイアウトしたリビング例。
「ソファを青にした場合は、オレンジのチェアを置くと季節に左右されないインテリアが作れるのか…」と納得した事例。
このリビングを見て「暑い!!!」とも「寒い!!!」とも感じないのは、暖色と寒色のバランスが良いからですね。
リビングの長手方向の壁を一面だけブルーにして、壁面にオレンジ色のラックを取り付けた例。
壁面以外は、茶色をベースにした落ち着きのあるカラーコーディネート。
この事例を見て「壁面と部屋の中心を別と考えてコーディネートするのもアリなんだ。」と、大変勉強になりました。
リビングの壁を一面だけブルーにして、壁を背にブルーのソファをレイアウトし、窓の前にオレンジ色のスツールを2個置いた例。
色使いが素敵過ぎっ!!
1個前の事例は、「壁」と「部屋の中心」を分けたカラーコーディネートでしたが、こちらは部屋を対角線上に区切って、ホワイトとブルー+オレンジに分けた感じになっています。
黒のファブリック製3Pソファを置いたリビングに、暗めのブルーのファブリック製一人掛けソファを2台置き、小物入れ・ストール、トレイをオレンジにした例。
オレンジは、高級ブランドのエルメスのオレンジ色。
窓に挟まれた壁面にローボードを置いて、オレンジのトレイを中心に、水色のテーブルランプやアートを対照的に飾るディスプレイの仕方も参考になります。
ホワイトのファブリックソファを置いたリビングに、エメラルドグリーンのラグを敷き、オレンジとブルーのクッションをコーディネートした例。
南の島の美しい海辺のような雰囲気。
大きなソファを2台も置ける広々としたリビング例ですが、一般的な広さのリビングでも、ソファ&ラグ&クッションのコーディネートの仕方は参考にできます。
壁の端から端、床から天井まで、ホワイトのオープン棚を取り付け、オープン棚の内側と収納用バスケットを全てブルーとオレンジにした例。
オープン棚を2色でカラーコーディネートする発想は無かった!!
「そもそも、こんな色のオープン棚は売ってないのでは?」という方は、カラフルな壁紙クロスを使ってDIYするのもありかも。
ライトグレーのファブリック製ソファに、ブルーとオレンジのクッションを組み合わせ、対面に、水色とオレンジのクッションを乗せたブルーのパターン柄のファブリックチェアをレイアウトした例。
リビングの隣にあるダイニングもラグがブルーでカーテンがオレンジ。
清々しさと暖かさのバランスが、とても参考になる事例です。
リビングの壁面を暗めのブルー(くすんだ水色)にして、くすんだオレンジの円形オットマンテーブルを挟むようにブルーのソファをレイアウトした例。
9割以上をブルーとオレンジでコーディネート。
1個前の事例と使ってある色は同じですが、こちらの方が白が少ない分、閉鎖的な印象も。
薄いブルーの壁のリビングに、薄いブルーのソファ&収納家具、オレンジのスツール型テーブルを置き、オレンジのポイントが入ったカーテン&クッションをコーディネートした例。
ピリリとオレンジ色を効かせた涼し気なコーディネートが素敵!!
ブルーはちょっぴりグレーが混じってるので、上品な印象も感じます。
淡いブルー×ホワイトのファブリックソファにくすんだオレンジのクッションと水色のクッションをコーディネートし、オレンジのひじ掛け付き一人掛けソファをL型にレイアウトしたリビング例。
手前にあるダイニングの横にある食器棚も淡い水色。
そして、ダイニングテーブル用のシャンデリアはオレンジ!!
2つの異なる空間を同じ色でまとめてあるので、統一感バッチリです。
一人掛けソファの木製脚を緑が混じった水色でペイントしてあるところに、こだわりを感じます。
淡いブルーの壁のリビングに、アジアンテイストのソファセットを置き、クッションをオレンジにした例。
リゾートっぽい雰囲気が素敵!!
「南の島」といった印象なので、冬には季節外れ感が出てしまうかな?
4.オレンジ×ブルー in 寝室
掛け布団カバーを暗いブルー、枕カバーとテーブルランプをオレンジでコーディネートした寝室例。
2色使いで、こんなにメリハリのあるインテリアが作れるなんて…。
ヘッドボード(ベッドの頭部分の背の高い板)は、ブルー系のヒョウ柄で壁にはサイのオブジェ。
カラーコーディネートだけでなく、テーマ性を持たせたインテリアの作り方がとても参考になります。
黒×グレー×ホワイトのカバー類でまとめたベッドに、水色のベッドスローを掛け、ベッドの足元にオレンジ色のファブリック製スツールを置いた例。
たった2個のアイテムで、ブルー×オレンジを実現!!
ベッドの頭の上に、川の写真アートを飾って、壁に奥行き感が出してあるところも参考になります。
水色のファブリックベッド、水色の1Pソファを置いた寝室に、オレンジのテーブルランプをコーディネートした例。
壁面オープン棚の内側もオレンジで、丸をデザインしたラグは水色×オレンジ。
家具ショールームの展示品を見ているかのような、統一感と上品さを感じる素敵なインテリア例です。
ベッドの頭方向の壁に、水色のパターン柄の壁紙を張り、水色×アイボリー×水色のラグを敷き、くすんだオレンジ×ホワイトのパターン柄のファブリックベッドを乗せた例。
色だけでなく「ファブリックの模様は細かいギザギザ」といった具合に、パターンも統一。
凄く難しいコーディネートのように見えますが「柄を揃えて色違い」にするだけで似たようなインテリアは作れそうな気がします。
日本ではファブリックベッドを手に入れるのは難しいので、BOXシーツや掛け布団カバーにパターン柄を取り入れると良いかも。
くすんだブルーの枕の上に鮮やかなオレンジ×水色のパターン柄の枕を乗せ、くすんだブルーの掛け布団をコーディネートしたベッド例。
「暑くもなく、寒くもなく」のくつろぎ感溢れるカラーコーディネートが素敵!!
それほど南国感が出ていないのは、ブルーがグレーっぽいからかな?
5.オレンジ×ブルー in 仕事部屋
暗めのブルーの壁に向かってデスクをレイアウトし、オレンジっぽい茶色レザーのチェアを組み合わせ、床にネイビー×オレンジのラグを敷いた例。
革をカットしたようなラグが格好良い!!
「チェアの下に無造作にラグを敷くとインテリアがグンとおしゃれに見えるんだ!」と、この事例を見て勉強になりました。
仕事部屋の壁をデスク前だけネイビーにして、木製天板+ホワイトの引き出しで作ったデスクをレイアウトし、余ったスペースに、白が多めのオレンジのパーソナルチェアをコーディネートした例。
作業に集中するエリアとくつろぐエリアの分け方が参考になる!
さらに「集中スペースには鎮静効果があると言われている暗い青、くつろぎスペースにはリラックス効果があると言われているオレンジ」といった具合に、色の効果も上手く取り入れてある!!
ナチュラルブラウンのカウンターとブルーの引き出しを組み合わせたデスクにオレンジのチェアをコーディネートしたパソコン用デスクの例。
引き出しとチェアの色の組み合わせだけで、こんなにおしゃれなインテリアが作れるなんて…。
パソコン用デスクを採用する際は、「安い机と簡易的な椅子でOK」ではなく「ちょっぴり色にこだわるだけで、部屋全体の雰囲気がグンと良くなるんだな~」と大変参考になった事例です。
壁の一面だけを淡いブルーにして、ダークブラウンのデスクを置き、空いたスペースにオレンジ色のファブリックスツールをコーディネートした例。
何と格好良い仕事部屋!
こうやって何個かの事例を見てみると、オレンジ×ブルーは「集中」と「息抜き」が必要な仕事部屋(作業スペース)に最も合う組み合わせなのかも。