インテリアの素敵な色の組み合わせを紹介するシリーズも残すところ、あと2回。
今日は黄色×ブルーの組み合わせを紹介します。
ブルーは、これまで何度も紹介してきたとおり、涼しさを感じさせる色です。
さらに、ブルーは、暖色に比べると空間を広々と見せるので狭い部屋にも向いているとも言われています。
なので、梅雨の合間の猛暑日が続いている気温が高いこの季節に部屋のカラーコーディネートを考えていると、涼し気な色に心を奪われて、お部屋を全部ブルーでコーディネートしてしまいそうになります。
が、インテリアカラーは一年中を通して使える色を選ぶのがベスト。
どうしてもブルー系のアイテムをインテリアに使いたい場合は、暖色のイエローをプラスして、コントラストを楽しむようにすれば、気温が低い季節でも“ゾクッ”と背筋が寒くなるような部屋にはなりません。
それでは、実際のインテリアを見ていきましょう。
ブルー×黄色のインテリアコーディネート実例-目次
1.快晴の花畑のよう!ブルー×黄色のキッチンコーディネート例
トーンが暗めのブルーのI型キッチンにブルーのお鍋と黄色の花、お更に乗せた黄色のマカロンを飾った例。
黄色があるだけで、こんなに華やかに見えるなんて…。
我が家のキッチンの扉は、ナチュラルブラウン系ですが、早速ブルー系のル・クルーゼを買ってきて、ひまわりとコーディネートしようかと思ったくらい、この組み合わせに惹かれます。
木目のキッチンにスカイブルーのキッチンパネルと黄色のカウンターチェアをコーディネートした例。
キッチンパネルとチェアをブルー×黄色にした事例なら、どんな扉柄のキッチンでも真似できそう。
この脚の長いカウンターチェアは、Marais Counter Stool by Tolix。
Tolixはフランスのメーカーですが、日本でも購入できるので、気になる方は探してみて下さいね。
ブルーの扉柄のキッチンに黄色のビルトインオーブンレンジと黄色のペンダント照明をコーディネートした例。
色の組み合わせが爽やか!!
ビルトイン機器と言えば、日本では黒かシルバーが当たり前ですが、海外メーカーにはこんなカラフルな色も。
この機器は、イタリアのBertazzoni(ベルタゾーニ)社のもので、日本でも輸入している会社はある様子です。
クリーム色の扉のキッチンに青緑のタイルをコーディネートした例。
ちょっぴりレトロで懐かしい雰囲気のする色使いが可愛い♪
このキッチンを眺めていると、なぜかクッキー作りがしたくなってきます…。
懐かしいデザイン=カントリー=カントリーマアム=クッキー?(笑)
フロアキャビネットの扉柄をブルーグレーにして、キッチンパネルにオレンジに近い黄色を組み合わせたI型キッチンの例。
キッチンが丸見えの壁付けプランですが、この色なら見せたくなりそう!!
最近、対面キッチンになってる部屋が人気ですが、見えないと「色はどうでも良いか…」となってしまいそう。
丸見えキッチンの方が、色の組み合わせ方をいろいろアレンジできて楽しそうな気がします。
2.華やか&爽やか!ブルー×黄色のダイニングコーディネート例
クリーム色の板の壁にレトロブルーのキャビネットを組み合わせたダイニングの例。
このインテリアを見て、夏と冬どちらを想像しますか?
人によっては、春を連想するかもしれませんね。
こんな具合にブルー×黄色のコンビネーションは、どの季節にも合う組み合わせ。
構造(壁)が板のダイニングなので、壁紙クロスを使って似たような雰囲気にするのは難しいかもしれませんが、カラーコーディネートの参考に。
ダイニングの壁にブルーのアートと黄色のフレームのミラーを飾った例。
インテリアに色を使う場合、家具やファブリックに色をつけようとしがちですが、こんな方法も。
木目のテーブルにベージュのファブリックチェアを組み合わせた無難なコーディネートに壁に飾るアイテムで色をつけるパターンは、大掛かりな模様替えの必要もなく、誰でも簡単に真似できそうですね。
ナチュラルブラウンのダイニングテーブルに、イエロー、ホワイト、ブルーのプラスチックチェアを組み合わせた6人掛けダイニングの例。
ブルーと黄色の組み合わせに、こんな方法があったなんて新発見!!
チェアは、デザイナーズ家具でおなじみのシェルチェア DSW by イームズで、色はペールイエローとブルーアイス。
ハーマンミラーの公式サイトだと1脚6万円以上する椅子ですが、リプロダクト品だと5000円を割ってるショップもあります。
キッチンとダイニングがひとつながりになった間取りのDKの窓に黄色のローマンシェードとブルーのカーテンをコーディネートした例。
同じ面にある窓に違うデザイン&色のカーテンを組み合わせる発想は無かった!!
しかも、照明器具がキッチン側、ダイニング側ともめちゃくちゃ可愛い♪
どちらも残念ながら日本では入手不可能な様子…。
3.夏も冬も快適!ブルー×黄色のリビングコーディネート例
続いては、ブルー×黄色を使ったリビングのコーディネート例をカラーチェンジをするのにコストが抑えられるものから順に紹介していきます。
インテリア雑貨
ホワイトのソファにネイビーのクッションをコーディネートし、リビングテーブルに黄色のチューリップを飾った例。
花とクッションの組み合わせなので、明日にでもできそうな組み合わせ!!
インテリアに色をプラスする場合、手軽なアイテムとしてクッションを真っ先に思い浮かべる人は多いと思いますが、「花」って意外と盲点な気がしませんか?
ブルーと黄色のクッションを2個ずつ3Pソファの上に置き、ソファの横に黄色のサイドテーブル+ブルーのテーブルランプをコーディネートした例。
ソファがブルーグレーの部屋ですが、ホワイト、ベージュ、グレー、黒のソファでも、この色のクッション+サイドテーブル+テーブルランプは似合います。
リビングにソファを置くだけで精いっぱいという間取りが多いかもしれませんが、サイドテーブル+テーブルランプの組み合わせは、リビングに色を加えるのに最強のアイテムではないかと思っています。
壁際にソファをレイアウトし、ブルーのアートを飾り、サイドテーブルに黄色のテーブルランプを飾った例。
ブルー系の2種類のパターン柄のクッションの組み合わせ方も参考に。
テーブルランプと同じ黄色の凸凹した花瓶(?)をさりげなく床に置いてあるのもポイントです。
壁+インテリア雑貨
ペールイエローの壁に水色のチェストをコーディネートしたリビングの例。
色の組み合わせ方が可愛すぎる!!
部屋全体をこんな色の壁にするのは勇気が要りそうなので、子供部屋やトイレで試してみても良いかも。
壁を暗めの黄色でペイントし、木目のチェストを置いて、上に水色の像を置いたリビングの例。
この物体は布袋さん?かと思ったらお釈迦さまなのだそう。
手を万歳したお釈迦さまは、“happy standing Buddha”というネーミングで海外では有名な様子。
ブルーの壁に特徴的な黄色の脚のミニテーブルを組み合わせた例。
カメラの三脚みたいなデザインのテーブルが超キュート♪
こんな小さなテーブルにさえ、アクセントカラーを加えられるインテリアセンスに憧れます。
ソファ+インテリア雑貨
ブルーグレーのレトロなソファに、ダークイエローのクッションをコーディネートした例。
リビングテーブルの代わりに茶色のトランクを2個積み重ねるインテリアの作り方がおしゃれ過ぎる!!
これなら、中に物を入れることもできるので一石二鳥ですね。
黄色のコーナーソファにブルーのひざ掛けをコーディネートした例。
このインテリアを見た時、「なぜ、リビングをこのカラーコーディネートにしなかったの…」と後悔したほど、心が惹かれた事例です。
このリビングもトランクをリビングテーブル代わりに使ってあります。
ホワイトの2Pソファとダークブルーの一人掛けソファをL字にレイアウトし、2Pソファの上に一人掛けソファと同じダークブルーのクッションと黄色のクッションをコーディネートした例。
黄色とブルーの面積は少なめですが、この2つがあるだけで、インテリア全体がグンとおしゃれに見えてる気が…。
「一人掛けソファを置くスペースが無い。」という方は、クッションコーディネートだけでも参考に。
レトロなブルーの一人掛けチェアと黄色のカーテンをコーディネートしたリビングの例。
この部屋は奥にキッチンと2人掛けのダイニングテーブルセットがあるのですが、キッチンのペンダント照明は水色、ダイニングチェアは黄色と同じ空間にある色が全部揃えてあります。
このカラーコーディネートは、一人暮らしの部屋や間仕切りのないLDKの参考にも。
薄いブルーのソファに黄色のパターン柄のクッションをコーディネートした例。
これまで紹介してきた事例の中で一番シンプルですが、パターン柄の使い方が上手なせいか、とってもおしゃれに見えます。
薄いブルーのソファは、真っ先に選ぶ色ではないように思いますが、ゴールドや黄色と組み合わせた事例を見ると「ありかも」と思えてきますね。
ソファ+ソファ
ブルーのレザー製2Pソファとペールイエローのレザー製1PソファをL字にレイアウトしたリビングの例。
このソファの色の組み合わせ、衝撃的!!
色が違うのにチグハグに見えないのは、両方とも“レザー”で素材がそろえてあるからです。
インテリア初心者さんで、色の組み合わせ方に自信が無い方は、この事例のように素材を同じにして、色違いで揃えるようにすることから始めると良いですよ。
ソファ+ラグ
ネイビーのコーナーソファにダークイエローのラグを敷いたリビングの例。
寒色を使ったソファが部屋の大半を占めているのに、寒さを感じないのは、ラグに暖色が使ってあるから。
ラグの色とクッションの色が同じにしてあるのもポイントです。
4.個性を発揮!?ブルー×黄色の寝室コーディネート例
水色の壁の寝室に、黄色のペンダント照明&枕カバー&ベッドスローをコーディネートした例。
この配色、たまりません!!
見てると“素敵♪”と思えるのですが、何も置いていない部屋を見て、すぐにこのカラーコーディネートを思いつくセンスが欲しいです。
ダーコイズブルーの枕カバー&ベッドスローに黄色×水色のマルチストライプの掛け布団カバーをコーディネートした例。
この組み合わせ、素敵過ぎるっ!!
壁が黄色なのですが、ホワイトでも似合うはずなので「この布団カバーどこに売ってるんだろう?」と思って探してみたら、オーダー品でした…。
ダークブルーのベッドスローとダークイエローの枕カバーを組み合わせたシンプルなベッドコーディネートの例。
前2つの事例が衝撃的過ぎたので、このインテリアを見た途端「ちょっと大人しめ?」と一瞬思ってしまいましたが、黄色の枕の前にある広がりのあるデザインの枕カバーがワンランク上のインテリアを演出!!
こういうデザインのクッションって、単体で見ると「どうやって使うんだろう?」と敬遠しがちですが、クッションに使われている色の1部を抜き出して、単色カラーのクッションと組み合わせると良いですよ。
水色の木製ベッドに黄色のベッドカバーを組み合わせた例。
こんな色のベッド、部屋に置こうと思ったことすらなかったのでビックリ!!
ちなみにこのベッドはペイントではなく、既製品でQuincy Bed(color:ターコイズ)です。
ターコイズブルーのナイトテーブルをベッドの両サイドにレイアウトし、ベッドカバーにホワイト×黄色のボーダー柄を組み合わせた例。
カーテンも水色×ホワイトで、とっても涼し気♪
色の使い方や素材感からして、海辺のお家の寝室かな?
黄色のテーブルランプの前にダークブルーの本を2冊重ねてレイアウトした例。
ナイトテーブルのコーディネート例ですが、「色ってこんな風に組み合わせると良いんだ!」ととても勉強になります。
日本の本だと、こんなに格好良く決まらないと思うので、ディスプレイ用に洋書を購入しても良いかも。
ネイビー×グレーの布団カバーをコーディネートしたベッドの足元に、ダークイエローのデイベッドをレイアウトした例。
寝室でもこんなカラーコーディネートが可能なんだ!!と目から鱗。
背の高い茶色のアンティークなキャビネットに合わせたカーテンやチェアの茶色の使い方も参考になりますね。
5.多少乱雑でもスッキリ見える!ブルー×黄色のホームオフィスコーディネート例<
黄色、ホワイト、ネイビーのオープンボックスを壁に取り付けて収納にしたパソコンデスクの例。
デスク用の照明も黄色♪
ストレージボックス(デスクの上の黒と白の箱とホワイトのオープンボックスの中の黄色の箱)を活用した“見せる&隠す”の収納の仕方も参考に。
ブルーの壁にオレンジ色に近い黄色のフラップ扉付きの棚を取り付けた例。
収納とディスプレイを兼用した収納が素敵!!
この吊戸棚は北欧のBo Conceptのもの。
こんなデスク周りだと作業もスイスイこなせそう♪
ホワイトのテーブルにダークイエローのデスクチェアとブルーグレーのスツールを組み合わせた例。
このデスク周り、高級そうに見えますが、テーブルはIKEAのMelltorpで、お値段なんと5,999円!
ビロード素材のチェア類と組み合わせただけで、こんなに高級感のある室内が演出できるなんて…。
[参照元:Houzz Inc]