はじめは好きな色でカラーコーディネートしてお洒落にしたいと思っていたリビングインテリアも、家具などの大型インテリアを選んでいくうちに、無難な色になってしまいがち。
その理由は、家具といえば、ほとんどが木質を生かした茶系かホワイト、黒で、これに合うラグを探すと、最終的に「ベージュかな?」となってしまうから。
また、濃い茶色の床材の部屋だと、少しでも広く見せるために、ベージュのラグを敷くことも。
ベージュは、ソファやカーテン、ラグ、カーペットなど生地を使ったインテリア製品に多く使われている色ですが、ベージュを使って、目を引くようなおしゃれ感を出すには、それなりのセンスが必要になってきます。
海外では、どんな色と組み合わせて、センスの良い空間を演出しているのか、ベージュのラグを使った部屋を事例にプロの技を見てみましょう。
※暖色、寒色、中性色などのインテリアカラーの基礎知識はこちら
ベージュのラグ×暖色のソファ
ふかっと厚みのあるベージュのラグに明度が低い赤のソファの組み合わせ。
暖かさを感じる素敵なリビングです。
ベージュのカーペットに先ほどより明度が高い赤のソファの組み合わせ。
ツンと尖ったデザインは、ソファとセンターテーブルでお揃い。
明るい赤を選ぶとカジュアル度が増しますね。
ベージュのカーペットに赤の1Pソファを組み合わせた事例。
写真は子供部屋ですが、暖かさを感じる素敵な組み合わせです。
直線を強調したベージュのラグに赤のソファ。
今まで赤のソファを3例見てきましたが、微妙な色の差でモダン、カジュアルなど印象が違って見えるので不思議です。
ベージュのラグにオレンジのソファ。
床全体が白っぽいので、広々とした印象です。
オレンジのソファを置く場合は、家具も白かナチュラル系を選ぶと広がりが出て、スキっとした印象になります。
ベージュのラグに黄色のソファ。
明るくて楽しそうなリビング空間です。
この部屋にいるだけで元気になりそう♪
ベージュのラグ×中性色のソファ
ベージュのラグにグリーンのソファ。
自然を彷彿させるナチュラルなリビングです。
ベージュのラグに明度が低いグリーンのソファ。
レトロ感が増して、ゆったりくつろげそう♪
ベージュのラグにグラスグリーンのソファの組み合わせ。
天然木や突板など木質を強調した家具と組み合わせる時に参考にしたいコーディネートです。
ベージュのラグと紫のソファ。
紫の高貴なイメージ通り、気品溢れるリビング空間に仕上がっていますね。
ベージュのラグ×寒色のソファ
ベージュのカーペットに濃紺のソファの組み合わせ。
青を組み合わせるとカジュアルっぽいのかな?と想像していましたが、落ち着きと広がりのあるリビング空間になっています。
ベージュのラグに水色&ブルーのソファ。
4脚あるうちの2脚のソファの青を少し深めにすることで、軽すぎないインテリア空間に。
圧迫感と広さが上手にミックスされたおしゃれなリビングになっています。
ベージュのソファと濃紺のソファの組み合わせ。
床の色が黒に近い茶色なので、そのまま紺色のソファを置いてしまうと、部屋が狭く感じてしまいます。
ベージュのラグが良い仕事をしています。
ベージュのふかっとしたラグに青色のソファの組み合わせ。
光彩の関係で、グレーに見えますが、ソファは青。
2面を窓に囲まれた明るい部屋ならではのコーディネートです。
ベージュのラグ×無彩色(同系色含む)のソファ
ベージュのラグにベージュのソファ。
狭い部屋にソファセットを置く場合に参考にしたい事例です。
見えている部分のほとんどが白っぽいので圧迫感がありませんよね。
こちらも同じくベージュのラグにベージュのソファ。
元々濃い茶色の床色の部屋なので、ラグ無しだともっと狭く見えるはず。
ソファを壁に寄せて、真ん中の空間を広く取ってあるところも見習いたいポイントです。
ベージュのラグに黒のソファの組み合わせ。
インテリアを引き締めるのに暗い色が使われています。
ベージュのラグにホワイトのソファ。
実際のスペースはそんなに広くなく、窮屈な感じだとは思うのですが、見た目からは圧迫感は感じられませんね。
白は、狭い場所にソファを置くときに使いたい色です。