初心者でも失敗しない、おすすめのインテリアカラーコーディネート紹介の第2回目は【反対色(補色)】です。
反対色と聞くと「赤と白?」と単純に思ってしまいがちですが、違います。
赤と青緑。
青とオレンジ。
と言った具合に上の色相環の真逆方向にある色が【補色】で、この補色の左右2色まであたりの色が反対色です。
反対色の組み合わせは、お互いを引き立てる効果があるので、全く違う2色が同じ空間にあっても、邪魔することがありません。
【補色】【反対色】の関係を考えながら、実際のインテリアコーディネート例を見ていきましょう。
1.【補色】青紫&黄色【反対色】紫&黄色のインテリアコーディネート例
インテリア初心者でも、この組み合わせを使えば、センスのあるお部屋を実現できます。
青紫の3Pソファの対面に黄色のチェアを2セット、ハの字にレイアウトした例。
ありきたりなリビングも2色の効果で、おしゃれな雰囲気に!!
リビングとダイニングが同じ空間にあるリビングダイニングでも、ソファ=紫、ダイニングチェア=黄色のカラーコーディネートで応用できそうですね。
青紫と黄色の座面のセクショナルソファをリビングに置いた例。
こんな変わったデザインのソファを探すのは難しそうなので、ソファとクッションの色それぞれに青紫と黄色を入れて、カラーバランスを真似てみると良いかも。
グレーのソファに紫と黄色のクッションをコーディネートした例。
「ソファやチェアに紫系や黄色を使うのに抵抗がある。」という場合は、こんな組み合わせ方も。
クッションなら、簡単に手に入る上、カラーチェンジも気兼ねなくできます。
クッションに紫系と黄色を組み合わせる場合は、2:1のバランスにすると、おしゃれに見えますよ。
紫&黄色(反対色)のコーディネート例
紫の3Pソファの対面に、黄色の一人掛けチェアを2セットレイアウトしたリビングの例。
紫のファブリックソファに黄色のクッションとカーテンをコーディネートしたリビングの例。
天井高はありますが、リビング自体はそんなに広くないので、一人暮らしの部屋の参考にしても良さそう♪
ソファの前に、大きなテーブルが無いだけで、こんなに部屋が広く見えるんですね。
黄色の壁のリビングに紫色のファブリックソファを置いた例。
ヨーロピアンな柱が室内にあるゴージャス系のインテリアですが、ソファの色とペンダント照明の色を同じにしてあるのがポイントです。
黄色の壁のリビングに青紫の一人掛けチェア×2と紫系のレトロなソファをコーディネートした例。
補色(青紫)と反対色(紫)の両方を取り入れたワンランク上のコーディネートが素敵!!
2色以上を使う場合は、配分を均等にせず、濃い方の色を小面積に使うと良いですよ。
紫の枕カバーと黄色×ホワイトのボーダー柄の布団カバーをコーディネートした寝室の例。
壁がイエロー系な上にテーブルランプの脚までイエローですが、ベッドカバーのコーディネートだけ参考にしても良し。
こういう事例を見ると「今すぐ布団カバーの色を変えたい!!」と刺激を受けてしまうのは私だけ?
紫の枕カバー&掛け布団カバーに黄色の枕カバーをコーディネートした例。
1個前の事例は、リーフ柄の紫の枕カバーを使ったインテリアだったので華やかな印象でしたが、このインテリアは単色使いなので、とってもシンプルですね。
狭い寝室は、こちらの方が開放感が出そうです。
青&黄色のコーディネートは、爽やかで広々とした印象のインテリアになります。
ホワイトのレザーソファに無地の青と黄色のクッションをコーディネートし、対面に青の一人掛けソファをレイアウトしたリビングの例。
ネイビーのコーナーソファに黄色のクッションとラグをコーディネートした例。
2.【補色】紫&黄緑のインテリアコーディネート例
年中使え、狭い部屋にもOKなこの組み合わせは、カラーコーディネート初心者にもってこい!!
グレーのソファに紫と黄緑色のクッションをコーディネートしたリビングの例。
ソファの対面にあるホワイトのチェアにも、紫色の花柄の刺繍がしてありますが、狭いリビングならクッションだけを参考にしてOK。
この事例を見ると「洋服でこの組み合わせ方をすることはなくても、インテリアなら簡単に挑戦できそう!!」と思えてきませんか?
ホワイトのソファに、紫と黄緑色のパターン柄のクッションをコーディネートした例。
柄on柄のコーディネートなので、1個前の事例よりも難易度UPのような気がしますが、紫のパターン柄のクッションカバーと黄緑のパターン柄のクッションカバーを2種類、2パターンの合計8枚組み合わせあるだけ。
左と右のソファのクッションの重ね方の順番をワザと変えてあるのもポイントです。
紫のカーペットを敷いたリビングに黄緑色の一人掛けチェアをコーディネートした例。
このチェアは、ウームチェア by エーロ・サーリネン。
Knollには、グリーン系のカラーバリエーションが無いので、リプロダクト品かな?
紫のコーナーソファに、黄緑色のクッション、紫&黄緑色&ホワイトの模様入りのラグ、紫&黄緑色&ホワイトのアートをコーディネートした例。
ショールームのようなハイセンスなコーディネートが素敵!!
アートとラグの模様が同じなので、とっても統一感がありますね。
グラスグリーンのファブリックソファに紫のクッションとカーテンをコーディネートしたリビングの例。
この事例のソファの色は、ナチュラルっぽいインテリアを演出したい時に使うものだと思ってたので、ナチュラルが好みではない私は、選択肢から一番最初に外してました…。
紫と組み合わせる方法で、モダンな雰囲気にもなるなんて、発見です!!
紫の一人掛けソファと黄緑色のデスクチェアをコーディネートした子供部屋の例。
女の子の部屋の事例ですが、仕事専用の部屋や一人暮らしのカラーコーディネートの参考にも。
壁の色が薄い紫系ですが、ホワイトに合わせると、もっとコントラストがはっきりしそうです。
ベージュ系のベッドカバーに紫の枕カバーと黄緑色の模様入りの枕をコーディネートした例。
「無難な色のベッドカバーを使ってる人は、今すぐ真似て!!」と叫びたくなるくらい色の使い方が上手。
この配分は、ソファ用のクッションにも応用できそうですね。
黄緑色&紫の花柄の壁紙を張った寝室に、紫のベッドカバーをコーディネートした例。
この寝室、素敵過ぎる!!!!!
「壁紙とベッドカバーに反対色を使う発想は、リフォームや注文住宅でないと実現できそうもない…。」と思った方は、自分で張れる輸入壁紙を張る方法もありますよ。
紫&緑(反対色)のコーディネート例
寝室の2面の壁を紫と緑にした例。
見てると簡単だけど、こんな発想は、なかなかできない!!
リビングやダイニングで真似ると、“おっ”と目を引く素敵な空間を作れそうですね。
青紫&緑(反対色)のコーディネート例
青紫のモダンなソファに緑のラグとカーテンをコーディネートしたリビングの例。
天井や壁がゴテっとした室内ですが、フラットな壁&天井のリビングで真似てもOK。
紫&グラスグリーンの組み合わせのところにも書きましたが、“緑=ナチュラルインテリア”という安直な発想は今すぐに葬っておきます。(笑)
3.【補色】オレンジ&青のインテリアコーディネート例
暖色のオレンジと寒色の青の組み合わせは、どちらの色を多くするかで、空間の広さや暖かさの感じ方が違ってきます。
温もりのあるインテリアを演出したい時はオレンジ、広々と見せたい時は青を多めに配分するようにしましょう。
オレンジ色のモダンなソファをL字にレイアウトし、青のクッションとラグをコーディネートした例。
床に寒色をコーディネートすると、圧迫感が少なくすっきりとした印象に!
ただし、冬は足元がヒンヤリ感じてしまうので、カラーコーディネートを考える時は、春夏秋冬のシチュエーションも想定しながら色を選ぶようにしましょう。
青の一人掛けソファ×2にオレンジ色のクッションをコーディネートした例。
1個前の事例の逆バージョン。
青のソファの方が、スッキリ広々とした印象だと思いませんか?
グレーの2Pソファに、オレンジと青のクッションをコーディネートし、背面の壁に青のアートを飾った例。
クッションのバランスは、オレンジ:青=2:1でオレンジの面積が大きいのですが、空間全体で考えると青の方が多め。
リビングテーブルの上に、オレンジ色と青の器をわざと置くコーディネートの仕方も参考に。
ダークグレーのコーナーソファにオレンジ色の単色、オレンジ色の柄、無地の青のクッションをコーディネートした例。
オレンジ:青=2:1なので、「暖かそう」という印象です。
もう一組、青の柄のクッションを準備しておいて、夏と冬でオレンジ:青の配分を変える方法もありかも!
ライトグレーのソファにオレンジ色と青のクッションをコーディネートした例。
ラグにも青とオレンジ色のラインが入ったデザインをチョイスしたハイセンスなインテリアです。
インテリアに色を使う時、ソファやラグやカーテンなどの大きなアイテムに使おうとしがちですが、クッションや雑貨を使うと、こんなに上品な印象になるんですね。
事例はグレーがベースのインテリアですが、ベージュ系でも合いそうです。
一人掛けチェア×2とテーブルランプ、アートを青、インテリア小物をオレンジ色でコーディネートしたリビングの例。
リビングテーブルの上にお盆(トレイ)を置いてオレンジ色の箱を置くアイデアは、誰でも簡単に真似できそう!!
ホワイトの2Pソファに、オレンジの無地のクッションと青のチェック柄のクッションをコーディネートし、リビングテーブルの上に青の本を置いた例。
単色×単色ではなく、単色×柄で組み合わせると更におしゃれな印象になりますね。
オレンジ色と青の組み合わせは、何もないところからだとすぐに思い浮かばないカラーコーディネートですが、こうやって事例を見てると「私にもできそう」と思えてくるので不思議です。
ブルーのベッド&一人掛けソファをレイアウトした寝室に、オレンジ色のテーブルランプをコーディネートした例。
オープン棚の背板もオレンジな上に、ラグはブルー×オレンジ模様。
こういうデザインのベッドは探すのが難しいかもしれませんが、木の色ではない家具を置いた部屋にオレンジ&青のカラーコーディネートをすると、マリンリゾートっぽい雰囲気になりますね。
青のヘッドボードのベッドサイドにオレンジ色のナイトテーブルとオレンジ色の置物をコーディネートした例。
海外の寝室は本当におしゃれ♪
「木製のベッドを寝室に置いただけで、おしゃれになったと感じてるようでは、まだまだだな…。」と刺激を受けます。
青のベッドスローとオレンジ色のオットマンをコーディネートした寝室の例。
ベッド、ベッドカバー、カーテンをモノトーンで統一して、後から青とオレンジ色を足すパターンです。
ベッドの上に飾ってある3分割のアートは、PJÄTTERYDアート3点セット(銀色の霧) by IKEAで、お値段9,990円!!
このアートがあるだけで、部屋が3倍おしゃれに見える気が…。