ダイニングテーブルとダイニングチェアをセット品ではなく、別々に買ってコーディネートしたい場合のテーブルの色と椅子の色の組み合わせ例(参照:【ダイニングテーブル色別】チェア6色コーディネート&厳選42例)を前回紹介しましたが、これは、カラフルなチェアを使う場合のコーディネート例。
なかには、
- ダイニングチェアも温もりを感じる木にしたい
- 質感の良さそうな木目のチェアが好き
という方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、木の家具に使われている色は、一言でいえば茶色ですが、茶色と言っても黒っぽいものから白っぽいものまで、多種多用。
その為、木のダイニングテーブルと木のダイニングチェアを別々に購入する場合、似たような茶色だと思っていても、セッティングしてみると「違う」ということがあるんですね。
それならば、「テーブルとチェアの茶色を全く違う明るさにするのもあり!」という訳で、今回は暗めの茶色、中間の茶色、明るい(薄い)茶色の木のダイニングテーブルに、同じく暗めの茶色、中間の茶色、明るい(薄い)茶色の木のダイニングチェアを組み合わせた9パターンのコーディネート例を紹介していきたいと思います。
木製ダイニングテーブルと木製チェアの目次
1.ダークブラウン系のダイニングテーブルの色の組み合わせ例
1-1.ダークブラウン系のダイニングテーブル×ダークブラウン系のチェア
焦げ茶色の木製ダイニングテーブルに、ひじ掛けが曲線の芸術的な暗い茶色の木目チェアをコーディネートした例。
テーブルとチェアがまるでお揃いみたい!!と思ったら同じブランドのものでした。
テーブルはOval Table by Norman Cherner、木目が美しいチェアはSide Chair by Norman Cherner&Armchair by Norman Cherner。
ひじ掛け有のチェアは“チャーナー アームチェア”、ひじ掛け無のチェアは“チャーナー サイドチェア”で検索するとネットでも購入することができます。
焦げ茶色の木製円形テーブルに、ひじ掛けが曲線の芸術的な暗い茶色の木目チェアを4脚コーディネートした例。
おしゃれなカフェの特等席みたい!
このチェアも1個前の事例と同じチャーナーです。
写真を見ていて「もしかして、一般的なダイニングチェアよりも座面が高い?」と思って調べてみたところ、SHは44.5cmと45.2cm。
高さ72~75cmのダイニングテーブルと組み合わせるとちょうど良いバランスになります。
黒に近い存在感のある長方形テーブルに、ガシっと背中をホールドするダークブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
重厚感たっぷり!
フローリングの色よりも暗いテーブル&チェアをコーディネートした例なので、圧迫感を感じますが「高級」という言葉がぴったり。
ダークブラウンの正方形木製テーブルに、テーブルと同じ茶色の木製チェアをコーディネートした例。
通販や家具ショップでよく見かける無難な組み合わせ。
壁にコーヒーカップの写真を飾って、カフェみたいな雰囲気を出すインテリアの作り方を参考にしたいです。
1-2.ダークブラウン系のダイニングテーブル×ミディアムブラウン系のチェア
ダークブラウンの木製長方形テーブルに、明るい茶色の木製チェアをコーディネートした例。
この椅子、めちゃくちゃ格好良い!!
事例のチェアは、エルボーチェア by ハンス・J・ウェグナーですが、“ミッドセンチュリー”を意識してチェアを探せば、同じようなデザインの椅子が簡単に見つかりそうな予感です。
チェアの背もたれの使い込んだ艶がとっても素敵です。
味のある一枚板のダークブラウンのテーブルに、ミディアムブラウンの木製フレームを使ったチェアをコーディネートした例。
格好良すぎっ!
このチェアもミッドセンチュリーですが、1個前の事例と比較するとヴィンテージっぽい雰囲気も。
苦いコーヒーが似合いそうです。
ダークブラウンの華奢なデザインの木製ダイニングテーブルに、曲木が綺麗なミディアムブラウンのチェアをコーディネートした例。
自然を感じるナチュラルな雰囲気がおしゃれで紅茶やブレッドが似合いそう。
チェアは、ハンス・J・ウェグナーのYチェアです。
この後の事例にもYチェアが度々登場しますが、茶色のフレームはウォールナットとオークの2種類あります。
暗い茶色の木製テーブルに、オレンジ色に近い明るい茶色の木製チェアをコーディネートした例。
暗い色のテーブルに明るい色のチェアを組み合わせると、太陽が差し込んだ時のような明るさを感じますね。
「テーブルと椅子の木の色が微妙に違ったら、変に見えるのでは?」と思ってましたが、この事例を見る限り、違和感は感じません。
1-3.ダークブラウン系のダイニングテーブル×ライトブラウン系のチェア
黒に近いダークブラウンの一枚板テーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
暗い木に明るい木の組み合わせなのに違和感ゼロ!!
「揃ってない。」と感じないのは、床の色とテーブルの色、チェアの色とペンダントライトの色が同じだからですね。
ちなみにチェアは、ダークブラウン×ミディアムブラウンのところでも紹介したYチェアです。
暗めの茶色のシンプルな木製ダイニングテーブルに、デザインが異なる4種類のナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
自然を感じる素敵なダイニング!!
チェアは1脚ずつ購入したものではなく、デザイン違いの4つが1セットになってるFamily chairs designed by Lina Nordqvistで、日本でも購入可能です。
気になる方は“ファミリーチェアーズ”で検索してみて下さいね。
ミディアムブラウンの木製長方形テーブルに、焦げ茶の木製チェアをコーディネートした例。
ダークブラウンのテーブルのところでも紹介したチャーナーサイドチェアとチャーナーアームチェアを椅子よりも明るい茶色のテーブルと組み合わせた例です。
チェアよりもテーブルの色が明るいと、チェアの質の良さが際立って見える気がします。
2.ミディアムブラウンのダイニングテーブルの色の組み合わせ例
2-1.ミディアムブラウン系のダイニングテーブル×ダークブラウン系のチェア
中間色の茶色の木製長方形ダイニングテーブルに、テーブルの色より暗い焦げ茶の木製チェアをコーディネートした例。
居心地が良さそうなダイニング!
フローリングの上に、床がほとんど見えない大きさの白っぽいラグが敷いてあるせいか、暖かそうにも見えます。
木目が目立つ中間色の茶色の木製円形ダイニングテーブルに、使い込んだ感がある焦げ茶の木製チェアをコーディネートした例。
温かみのあるダイニング空間を作りたい時に参考にしたい!
フローリング、壁面の収納家具、テーブル、チェアが全て木ですが、どれも違う茶色。
ごちゃごちゃ見えないのは、木の質感が似てるからかしら?
光沢のあるミディアムブラウンの長方形テーブルに、焦げ茶のアンティークデザインの木製チェアをコーディネートした例。
このチェア、背もたれのデザインが変わってる!!
この事例のような、凝ったデザインの木のチェアは、中古で探さないと見つからないかも。
黄味がかった茶色の木製長方形ダイニングテーブルに、黒っぽい木製チェアをコーディネートした例。
テーブルもチェアもヴィンテージっぽい!
テーブルの茶色よりも椅子の茶色の方が暗いと、重苦しい雰囲気になるのかな?と思ってましたが、チェアの色が空間全体を引き締める役割を担ってる。
2-2.ミディアムブラウン系のダイニングテーブル×ミディアムブラウン系のチェア
ミディアムブラウンの木製円形テーブルに、ミディアムブラウンの木+黒レザーのチェアをコーディネートした例。
ミッドセンチュリーな雰囲気!
デンマークの中古ダイニングテーブルセットを探せば、このような組み合わせがゴロゴロ出てきそう。
ちなみに木はチーク材です。
赤茶色の木製楕円形テーブルに、ミディアムブラウンの木+黒レザーのチェアをコーディネートした例。
これも1個前の事例と似た雰囲気!
1950~60年代に使われていたダイニングテーブルセットだと思うのですが、ちょっぴり丸みを帯びたデザインが居心地の良い食事シーンを演出してくれそう。
厚さが薄い中間色の茶色の木製長方形テーブルに、テーブルと同じ色の木製チェアをコーディネートした例。
テーブルはウォールナットの新品で、チェアは中古かな?
天然木のテーブル&チェアは「新品同士で買い揃えるのが当たり前」と思いがちですが、中古のチェアは、新品には無い味わいが感じられますね。
2-3.ミディアムブラウン系のダイニングテーブル×ライトブラウン系のチェア
ミディアムブラウンの木製長方形テーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例①。
天板に亀裂が走ったヴィンテージ風テーブルと北欧チェアの組み合わせ。
チェアは、ここまでの事例にも登場したYチェアです。
古いテーブルにピカピカの新品チェアを組み合わせる方法もあるんですね。
ミディアムブラウンの木製長方形テーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例②。
1個前と同じ色の組み合わせで、新品同士を組み合わせたパターン。
テーブルが新しい方が好きかも。
ミディアムブラウンのモダンな木製長方形テーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
テーブルの脚がステンレス!
テーブルはPortica Tables by Room and Board、チェアはJansen Chair by Room and Boardで海外の製品ですが、違う茶色を組み合わせたい時の参考に。
3.ライトブラウンのダイニングテーブルの色の組み合わせ例
3-1.ライトブラウン系のダイニングテーブル×ダークブラウン系のチェア
ナチュラルブラウンの一枚板の木製長方形テーブルに、ダークブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
ダークブラウンというより黒かしら?
白っぽいタイル床のダイニング事例なので、ナチュラルブラウンや白っぽいフローリングで参考にすると良さそうな事例です。
ナチュラルブラウンの長方形木製テーブルに、ダークブラウンの木製フレームのチェアをコーディネートした例。
テーブルの天板とチェアの座面、テーブルの脚とチェアのフレームの色が同じなので統一感バッチリ!
チェアは、ハンス・J・ウェグナーのYチェアです。
3-2.ライトブラウン系のダイニングテーブル×ミディアムブラウン系のチェア
薄い茶色の木製長方形ダイニングテーブルに、使い込んだ感がある暗めの茶色の木製チェアをコーディネートした例。
テーブル&チェアともにヴィンテージ風味で格好良い!
床→チェア→テーブルと、上に行くほど茶色が薄くなっていくカラーコーディネートも参考に。
薄い茶色の木製長方形テーブルに、背もたれと座面がミディアムブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
チェアは、Standard by Vitraで日本でも入手可能。
ナチュラルオーク(ナチュラルブラウン系)、ブラックウォールナット(ミディアムブラウン系)、ブラックオーク(ダークブラウン系)の3色展開なので、ここで紹介した事例を参考に、テーブルとの組み合わせ方を考えてみるのもありですね。
ナチュラルブラウンの木製テーブルに、ミディアムブラウンの使い込んだ感がある木製チェアをコーディネートした例。
活力を感じる素敵な組み合わせ。
黒っぽいレンガのような壁面のダイニングには、暗い茶色のテーブル&チェアで格好良い空間を作りがちですが、こういう組み合わせ方もあるんですね。
3-3.ライトブラウン系のダイニングテーブル×ライトブラウン系のチェア
ヴィンテージ感のある明るい茶色の木製テーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
温かみと開放感を感じる素敵な組み合わせ。
節がボコボコあるテーブルに、ツルンとした木のチェアと言った具合に、木目の出方が全く違いますが、思ってるほど違和感が無いですね。
ちなみにチェアはYチェアです。
ナチュラルブラウンの木製長方形テーブルに、ナチュラルブラウンの木製の一体成型チェアをコーディネートした例。
明るく自然を感じるミルクが似合いそうなダイニング!
白っぽい木で作られた家具が、主張が弱いような気がして、あまり好きでは無かったのですが、この事例を見て「薄い茶色同士もアリだな~」と感じました。
ナチュラルブラウンの木製天板に黒スチール脚のテーブルに、ナチュラルブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
このチェア、可愛い♪
チェアは、北欧ブランドのMuutoのNerd Chairで、日本の北欧家具を扱ってる通販でも取り扱い有。
気になる方は“ナードチェア”で検索してみて下さいね。
ナチュラルブラウンの木製長方形テーブルに、ナチュラルブラウンのシンプルなデザインの木製チェアをコーディネートした例。
座クッションが黒なので、ちょっぴり引き締まった印象。
狭いダイニング空間に合いそうな、明るく清潔感のある組み合わせ例です。