ちょうど1年前、2015年の春夏ファショントレンド=デニムを取り入れたインテリアを紹介しましたが、丸1年たって、デニムは、今年もトレンドらしいです。
そうして、2016年の春夏ファッションのトレンドに新たに加わったのがタッキー(Tacky)という柄と柄を組み合わせたスタイルなんですって。
新語にはついていけませんが、柄on柄は、わかる!!
というのも、このサイトでは柄on柄のインテリアコーディネートを度々紹介していて“柄と柄を上手に組み合わせることができる人は、センスのある人”という私の独断と偏見による分析が生まれています。
柄を使ったインテリアアイテムと言えば、クッションカバー、カーテン、ラグが最初に思い浮かぶのですが、どれか1つにパターン柄を使えても、2つ以上に使ってしまうと「何が何だかわからなくなってしまいそう。」「部屋が狭く見えるのでは?」などと色々考えてしまって、なかなか手を出せません。
なので、私の最終目標は、パターン柄をなるべく多く使って、センスよくインテリア空間を演出できる人になることです。
ところで、ファッション界でのタッキースタイルは、ちょっぴりダサめに組み合わせるのが良いのだそうですが、インテリアの場合は、おしゃれにまとめてこそ。
という訳で、今回は、私が難関だと思ってる、柄×柄のコーディネートをインテリアアイテムごとに紹介していきましょう。
“柄×柄“タッキーインテリア実例-目次
1.柄on柄のクッションをコーディネートした例
ブルーのファブリックソファにブルーの縞模様のクッションとアジアンテイストのブルーのクッションを組み合わせた例。
手前にあるクッションの柄は、Manuel Canovas – Voyage en Chine – Indigo 4806/01。
「同系色の柄のクッションにイラスト風のクッションを組み合わせると違和感なく馴染むんだ!」と発見。
奥行き感のある写真をソファの背面の壁に飾る技は、狭いリビングで真似すると良いですよ。
暗めの黄色のクッションの手前に黒地に白の細いラインのパターン柄のクッション、その手前にグレーのクロコダイル柄(?)のクッションを組み合わせた例。
ベッド用クッションの事例ですが、色と柄の組み合わせ方がファッショナブル!!
柄on柄を使いつつ、シャープな印象のインテリアを演出したい時に参考にするとよさそうな事例です。
グレーのソファに色と柄の違う13種類のクッションをコーディネートした例。
ソファの上にこんなにたくさんクッションを乗せたら座る場所がない(笑)となってしまいそうですが、柄on柄on柄on…でも、こんなにまとりのあるコーディネートが可能なんですね。
やわらかい印象の暖色系のクッションが多いからかな?
ライトグレーのソファに6種類のパターン柄のクッションをコーディネートした例。
1個前に事例よりもクッションの数は減りましたが、、これも凄い数(笑)
ブルー系、オレンジ系、ピンク×オレンジ系など色も柄も違うのにまとまり良くみえるのは、反対色同士を5:2の割合で配分してあるからです。
2.パターン柄のカーテンとパターン柄のラグをコーディネートした例
木の模様が入った黒のカーテンとホワイト×黒のギザギザ模様のラグをコーディネートしたリビングの例。
このカーテンはIKEAのKAJSAMというシリーズなのですが、現在は廃番になっています。
カーテンとラグは、モノトーン配色同士なので、コーディネートは比較的簡単かも。
ブラウン系のパターン柄のカーテンとホワイト×黒のパターン柄のラグをコーディネートしたリビングの例。
ラグは、IKEAのLAPPLJUNG RUTA。
カーテンは、Urban Barn。
1個前の事例とよく似てますが、この部屋のカーテンは床色に合わせた茶系なので、部屋全体に温かみがあります。
3.パターン柄のラグとパターン柄のクッションをコーディネートした例
細いラインのブラウン系ストライプラグにグレーのソファをレイアウトし、オレンジ系のストライプクッションとパターン柄のクッション、ブルーのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
夏を連想させる爽やかさが素敵♪
この空間だけで5種類のパターン柄が使われていますが、違和感を全く感じないのは、カラーバランスが取れているからですね。
ホワイトのソファにピンク、ターコーズブルー、ブルー、グリーン、オレンジ、黄色の7種類のパターン柄のクッションをコーディネートし、床にネイビーに白のパターン柄のラグを敷いた例。
たカラー使いが優しい♪
これらの生地は、Caitlin Wilsonのもの。
同じショップの生地ばかりだから、色や柄が違っても、どことなく雰囲気が似ているのかしら?
赤に近いピンクのソファにモノトーン系のパターン柄のクッションと赤系のパターン柄のクッションをコーディネートし、床にグレーに赤に近いピンクのラインが入ったラグを敷いた例。
ラグの線の色とソファの色を同じ(しかも、目立つ赤系)にするというセンスに脱帽!
赤系のクッションのパターン柄の柄が目立たないタイプなので、単色クッションと組み合わせる感覚で気軽にコーディネートが楽しめそう。
こうやって事例を見ていると「苦手」と思ってる組み合わせも簡単に真似できそうな気分になるので不思議です。
カラフルなクジャクのような模様のラグにホワイトのソファをコーディネートし、ピンクの花柄のクッションを組み合わせたリビングの例。
このコーディネート、凄すぎ!!
まず、ラグに、こんな派手な柄&色を使おうと思ったことがない私にとって、これは衝撃的。更にラグのファンキーさとは相反する優しい桜模様のクッションを使ったバランスの取り方も私には無い発想です。
ちなみにラグは、Flutter Pattern Rug by Anthropologie。
白地にブルーのパターン柄のラグにライトグレーのソファをコーディネートし、イエロー×グリーン×ピンクの小鳥柄のクッションをコーディネートしたリビングの例。
何て爽やかなリビングなの!
しかも、クッションの柄がめちゃくちゃ可愛い♪
パターン柄のクッションと言えば、ストライプや水玉など同じ模様を繰り返したものを連想しがちですが、この事例のようなイラスト風(?)のものを組み合わせると、おしゃれ度がアップする気がします。
ベージュにホワイトの幾何学模様のラグにダークグレーのソファをコーディネートし、ホワイト×ブラウンのパターン柄のクッションとピンクの花柄のクッションを組み合わせたリビングの例。
カラーコーディネートがエレガント過ぎる!!
ラグは、FAL-1084 by Suryaです。
グレー地にホワイト、ブラック、ピンクのオーナメント柄のラグにライトグレーのソファとダークグレーの一人掛けソファ×2を対面式にレイアウトし、黒地にホワイト×グレーのドット柄のクッションとピンク地に葉っぱの模様のクッションをコーディネートした例。
「ドット柄のクッションは子供っぽい。」
そんなイメージを勝手に持ってましたが、このインテリアは大人の雰囲気!
写真が小さくてわかりにくいかもしれませんが、ラグはちょっぴり立体的になっていて、刺繍っぽい感じです。
黒地にホワイトのダイヤ柄のラグに、木肘付きのブルーグリーンのチェアを2セット、レイアウトして、グリーン×赤のタイル柄のようなクッションをオーディネートした例。
長細い板を横に組み合わせたような柄のクッションがさっきからよく登場してますが、世の中にこんな柄があるなんて、今回初めて知ったかも…。
「パターン柄を使うと、インテリア全体が柔らかい雰囲気になってしまう=私の好みのモダンから離れてしまう。」という印象を持ってたのですが、この事例のクッションなら、シャープな印象も残せるので、モダンにも合いそうです。
白地に黒のパターン柄のラグにダークグレーのソファをコーディネートし、ホワイト×黒のパターン柄のクッションを組み合わせたリビングの例。
このラグは、2項目目でも登場したIKEAのLAPPLJUNG RUTA。
この事例のように、ラグとクッションの色使いを同じにして、違うパターン柄を組み合わせる方法なら、インテリアコーディネートに慣れてない人やパターン柄を扱ったことがない人でも簡単に挑戦できそうな気がします。
4.パターン柄のカーテンとパターン柄のクッションをコーディネートした例
ネイビー×ホワイトの駆使柄のカーテンに、赤、黄色、オレンジ、ネイビーのパターン柄のクッションをコーディネートしたリビングの例。
柄も色も全部バラバラ…。
しかも暖炉の周りの壁も薄いパターン柄…。
これだけ柄が使ってあると、もっとゴチャっとした雰囲気になりそうな気がするのですが、まとまってみてるのはなぜかしら?
ホワイト地にオレンジのリーフ柄のカーテンにホワイト地にオレンジの星七宝のベッドリネン&クッションカバーをコーディネートした寝室の例。
おぉ~!何て元気が出そうな部屋なんでしょう…。
オレンジ×オレンジなので、夏は少し暑苦しいかな?
ホワイト×ダークグレーのパターン柄のカーテンに同じ柄のクッションカバーをコーディネートしたリビングの例。
ちょっぴり圧迫感のある組み合わせですが、黄色のアクセントカラーの使い方がスタイリッシュ過ぎる!
この生地は、chenonceau by Maddie G Designs。パソコンで柄だけ眺めているのと、実物のカーテンでは、全く印象が違って見えます。
グレーのコーナーソファを置いたリビングに、グリーングレー系の花のようなパターン柄のカーテンとクッションカバーをコーディネートした例。
1個前の事例と同じく、同じ生地をカーテンとクッションに使った事例ですが、この組み合わせ方をすると、コーディネートに失敗するという心配はなさそう。
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5.パターン柄のソファとパターン柄のクッションをコーディネートした例
紫地にホワイトのダイヤ柄が入ったソファを2セット、対面式にレイアウトし、黄色にグレーのパターン柄のクッションを組み合わせたリビングの例。
こんなソファ、初めて見ました!
相性の良い紫と黄色の組み合わせに柄もプラスするというハイセンスな組み合わせ。
床・壁・天井・カーテンがホワイトの空間なので、ソファとクッションでアクセントがつけてあります。
白地にダークグレーのパターン柄が入ったソファに水色の花がプリントされたクッションを組み合わせたエレガントなリビングのコーディネート例。
この柄、海外の事例でよく見かけるのですが、正式名称は何て言うのだろう…。
目立つパターン柄に花のプリントを組み合わせる発想が私にはないので、こういう事例を見るたびに「こういう思い切ったコーディネートを一度でよいからしてみたい!」と思ってしまいます。
ホワイトに薄い茶色の植物のパターンの入ったソファにネイビーにピンクのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
何コレ!?
こんなコーディネートセンス、私には微塵もありません…。
ちょっぴりレトロっぽくてかわいいのですが、よく見ると、ラグは茶系×グレーのストライプ!!
柄だらけの組み合わせなのに、おしゃれに見えますね。
紫×黄色のパターン柄のソファを3セット、コの字にレイアウトしたリビングの例。
ソファだけでなく、クッションカバーとオットマンも同じ配色です。
オーダー家具かな?
こんなソファを見つける方が難しそうですが、こういうコーディネートも一度は挑戦してみたいです!
6.カーテン・クッション・ラグを全てパターン柄でコーディネートした例
ブルーのソファを置いたリビングに、白地に黄色のパターン柄のカーテン、黒×ホワイトのギザギザ模様のラグ、白地に黄色のパターン柄のクッションをコーディネートした例。
カーテンとクッションは同じ配色で、ラグだけ違うスタイルです。
ちょっとゴチャっとした雰囲気はありますが、シャープな印象のパターン柄と優しい雰囲気のパターン柄を組み合わせると、個性溢れるインテリアになりますね。
ベージュのソファを置いたリビングに、ホワイト地にダークブラウンのパターン柄のカーテン、ホワイトと黒のギザギザ模様のラグ、ホワイト×グレー×オレンジのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
カーテンとラグの配色が同じで、クッションだけ違うスタイルです。
白の配分が多いせいか、1個前の事例よりも窓周りが広々とした印象。
クッションの色が、一人掛けチェアの色に合わせてあるのもポイントです。。
ブルー系でコーディネートしたモロッコスタイルのリビングの例。
この事例は、モロッコインテリアでも紹介したのですが、柄と色の使い方が素敵過ぎる!!
クッションとカーテンの生地は全く同じで、オーダーで作ったのだそう。
黒のソファを置いたリビングに、ホワイト地にコーヒー豆のようなパターン柄が入ったカーテン、ブルー×グリーン系のストライプのラグ、オレンジ×水色のストライプクッション、茶系のストライプクッションをコーディネートした例。
ラグとクッション×2は、同じストライプなのに、色が違います!
ちょっぴりエスニックな雰囲気のするパターン柄を使った事例です。
グレーのソファを置いたリビングに、ホワイト地にグレーの大きな花柄のカーテン、ホワイト地にブルーのパターン柄のラグ、ホワイト×オレンジのパターン柄のクッションをコーディネートした例。
この部屋のインテリアカラーは、グレーとオレンジがベースで、ブルーがアクセント。
同じ色を使った無地の組み合わせよりも10倍くらいおしゃれに見えます!!
パターン柄を使う時は、この事例を見習って、まず基本となるカラーを考え、それをベースにパターン柄を組み合わせていくと、センスのあるインテリアが作れそうな気がします。
ホワイト×ネイビーを基本に、カーテン、ラグ、クッションを違うパターン柄で組み合わせたリビングの例。
1個前の事例と考え方は似てますが、こちらは、全部同じ配色なので、コーディネートに慣れていない人でも簡単に挑戦できそう!
窓周りは、カーテンではなく、面積が小さいローマンシェードに柄が使ってあるので、目立つ配色でも、さほど圧迫感がありません。
[参照元:Houzz Inc]