最近、ヴィーンテージやアンティークテイストに興味がある私。
先日、古材を主に扱う京都の会社さんのショールームとその近所にあるヴィーンテージ&アンティークテイストの家具を扱う巨大なショップに足を運んできました。
新品の商品をヴィーンテージ&アンティーク風に見せるのではなく、前者は民家を解体した際に出る柱や戸を再利用したもの、後者はアメリカやイギリスで解体した住宅の部材を買い付けたもので、古い感じがたまりません!!
写真は、ヴィーンテージ&アンティークテイストの家具を扱う巨大なショップ内の展示。(全てその場で購入可能)
様々な商品を見ていて、気になったのが板+ステンドグラスのドア、剥げ剥げになった板目の扉などが1枚壁にさり気なく立てかけてあり、「これは既製品では出せない味わえないだな。」と。
でも、ドアは一般的に、最初から住まいについているものなので「これらを一体誰が買うのだろう。」と考えてたら“SOLD OUT”の文字が…。
新品のドアの場合は、枠+ドア本体という買い方をするし、今ある家のドアや扉を変えようにも「どうやって?」になるし、サイズも合わないのでは…、と思ってしまったので、今回は、これらのドアを活用したインテリア例を紹介していきたいと思います。
古材ドア・古材扉のインテリア実例-目次
1.古材ドア・古材扉を部屋の入口に活用した例
リビングの入口にナンバー入りのヴィンテージドアを2つ取り付けた例。
冒頭に紹介したショップにも、海外の玄関ドアに使われていたことを匂わせる番号がペンイトしたドアがたくさん売ってました(写真撮り忘れ…)が、こんな風に室内に使うと、とってもユニークな印象になりますね。
ドアの向こうは外かな?
リビングの入口に巨大なパネル扉を上吊りにした例。
元々の開口部はドア無しの枠のみ仕様。
壁面に金具を取り付けることで引き戸を実現した事例です。
黒の上吊り金具と剥げたドアのコンビネーションが素敵♪
リビングの入口に古材パネルの扉を引き戸として再利用した例。
これも1個前の事例と同じようなパターン。
パネルの幅よりも開口の幅の方が広いような気もしなくもないですが…。
新品ドアでは感じることができない「以前どこかのお家で使われてた」味わいが何とも言えません!!
リビングとリーディングヌックの間に、横板目の古材パネル引き戸をコーディネートした例。
赤、オレンジ、こげ茶など様々な色な混じった素敵なデザイン。
ここまで紹介したリビング例は、どれも部屋の中央や壁面に扉に合わせたヴィンテージテイストのテーブルが置かれているのがポイントです。
床板もヴィンテージ風にすると益々雰囲気がアップしますね。
リビングの窓横の壁に納屋の扉のような大きなパネルをスライド式にして取り付けた例。
入口用?それとも窓を塞ぐ用??
これまで紹介した壁面にスライド金具を取り付けた事例とは異なり、天井に取り付けたパターンです。
リビングのニッチ壁にTVボードと壁掛けTVをレイアウトし、古材を開閉して見えなくした例。
おぉ~!このアイデアは素晴らしい♪
「TVが丸見えなのは嫌だ!!」という場合に参考にすると良さそう。
ちなみに扉を閉めると下の写真のようになります。
窓の両サイドに古材パネルの引き戸を取り付けた例。
上は上吊り、下はレール仕様。
ちなみにパネル扉を閉めると両サイドに棚板が!
窓隠しor棚板隠しの両方に使ったアイデアがおしゃれ過ぎっ!!!
ダイニング
ダイニングの凹んだ壁に古びた棚板を取り付けて収納庫にし、古材パネルの引き戸を取り付けた例。
これは可愛い♪
取っ手やビスがアンティーク調なので雰囲気も抜群です。
寝室
寝室と隣にあるバスルームの入口ドアを古材の上吊り引き戸にした例。
剥げた感じがたまりませんっ!!
ベッドカバーコーディネートは北欧風ですが、扉とペンダント照明をヴィンテージ風でアレンジしたインテリア例です。
寝室の入口を古材のパネル上吊り引き戸にした例。
ホワイトの枠が残ってるので、元々はドアだったのかな?
板同士や床との間にちょっぴり隙間が空いているのも味として楽しめそうですが、隙間風がきになるところ。
寝室の入口を古材の茶系パネル上吊り引き戸にした例。
板の色と柄が全部違うのが味わい深い!!
ベッドも扉と似たデザインなので、統一感がありますね。
玄関ホール
玄関ホールからリビングに繋がる開口部に古材を使った大きなパネル引き戸を使った例。
黒のスチール金具との相性抜群!!
見るからに重そうですが、楽に開閉できるのかな?
2.古材ドア・古材扉を部屋の装飾に活用した例
ソファの背面の壁面に古材ドアを横にして飾った例①。
何というアイデア!!
冒頭に書いたショップに置いてあるヴィンテージなドアを見た時は、せいぜい壁に立てかける程度の使い方した思いつきませんでしたが、こんな方法があったなんて…。
ソファの背面の壁面に古材ドアを横にして飾った例②。
こちらは格子部分にミラーを取り付けたバージョン。
「元々こんなデザインのミラーなのでは?」と思うかもしれませんが、上部に鍵のようなものが見えるので、間違いなくドアです。
古材ドアの前にコンソールテーブルを置き、ソファの横にレイアウトした例。
テーブルの下のオープン部には、古いトランクを置いて雰囲気UP!
“汚い”と感じる人もいるかもしれませんが、これが古材の味だったりします。
リビングの壁面に古材パネルドア&窓枠、トランク、古材板を飾ったディスプレイ例。
まるでアンティークショップの一角みたいに統一感ばっちり♪
ドアをリースの土台として活用するアイデアも参考になります。
高さ90cmほどのリビング収納キャビネット上部の壁面に、古材パネル扉を張り付けた例。
この扉はクローゼットかな?
クローゼットに金具がついたままになってるのが面白いです。
リビングのコーナーに、大きさ&デザイン違いの2枚の古材ドアを角度を変えて置き、衝立のようにした例。
こんな発想、全く思いつかなかった!!
この飾り方なら、玄関ホールにも使えそう!
ただし、ドアが倒れないように床面との固定が必要かも…。
吹き抜けになったリビングの2階部分の壁に古材パネル扉を取り付けた例。
「扉の向こうに部屋があるのかしら?」と思ってたら、ありました!!(下の扉を引いた場合の写真参照)
1階のリビングから壁面ディスプレイのように見える扉の付け方が斬新過ぎます!!
ダイニング
ダイニングの壁面にホワイトのアンティークなドアを置いたシャビーシックスタイルのインテリア例。
塗装が剥げた感じがたまりませんっ!!
ホワイトの木製ダイニングテーブルセットもドアと同じように剥げてます。
ブルーグリーンでペイントしたダイニングの壁面に、古材ドアを飾った例。
1個前の事例のような床に直置きではなく、床から数cm離した壁面固定。
これなら通行の邪魔にもならないし、当たって倒れてしまうという心配もないですね。
寝室
寝室のコーナーにホワイトのテーブルを置き、ホワイトのアンティーク扉とホワイトの窓を2面の壁にそれぞれ飾った例。
ディスプレイの仕方がおしゃれ過ぎっ!
ALLパネルドアではなく、ガラスが入っていただろうドアを入手して、オープン部にホワイトのフック付き板を取り付けて帽子やストールを吊り下げる、ひと手間加えたアイデアは是非参考にしたいです。
右側の窓枠の使い方は、まるでそこに窓があるかのような雰囲気も。
寝室の窓横の壁にホワイトの古材パネルドアを置いて、ヒトデのオブジェを飾った例。
黒スチールのエレガントなベッドと相性抜群!!
ちなみにこのベッドは、Lydia Bed by Anthropologie。
木目が綺麗なベッド+シンプルな内装のインテリアばかりを好んでみてると、たまに「こんな部屋も良いな~」と乙女心がくすぐられます。
続いては、ヴィンテージ・アンティークなドアをヘッドボードとして活用した事例を2つ。
ダブルベッドの頭部分にホワイトの剥げた扉を2枚セットにしておいた例。
この扉、絶対に納屋のゲート扉だ。
海外の映画を見てると広大な農地にポツンと立ってるお家の横に、こんな扉のある小屋を見かけるもの…。
ベッドの頭部分にホワイトのドアを横にして置いた例。
一瞬「どこにドアがあるの?」と気づかなかった方も多いのでは?
こんな使い方ができるなら「ショールームを見に行った時、1枚買っておけば良かった…」と後悔です。
3.古材ドア・古材扉を家具として再利用した例
最後は、古材ドアに脚を取り付けてテーブルにしてしまった例を1つ。
取っ手がそのままついてるのが面白い!!
写真のドアは、リビングテーブルにすると、ちょうど良い大きさ。
ですが、一般的にドアの高さは2m近くあるので、小さめのドアを探すか、めちゃくちゃ大きなリビングテーブルになるかのどちらかになるのでサイズ選定は慎重に!
いかがでしたか?
古材ドアや古材扉の新品では味わえないアンティークな雰囲気が少しでも伝わったでしょうか?
これらを使ったインテリア例を写真で見るのも良いけど、実物を目にすると、もっと想像が広がり、時間が経つのも忘れるくらい。
私が行ったショールームは、両方とも京都にあります。
70B
古材市場
車でないと不便かもしれませんが…。