前回紹介したワインレッドのヴィンテージソファ。
このソファを置く部屋の大きさは6畳で「書き物やパソコン作業もできる場所にしたいな~。」と考えています。
が、ソファのサイズがかなり大きいので、デスク&チェアを置く場所を作ると、
- 部屋が狭く見えてしまう
- 家具の点数が多くなるので出費が嵩む
というデメリットが生じてしまいます。
そこで考えたのが「ソファに座ってパソコン作業ができるようにしよう!!」です。
ノートパソコンなら、膝の上に載せて操作するという方もいらっしゃるかもしれませんが、私はキーボードをタタターンと凄い音で打つ派なので、安定感のあるテーブルが欲しい。
現在、椅子&デスクにあるパソコンからこのページをご覧はお気づきだと思いますが、座ってパソコンのキーボードを操作する場合、座面とテーブル(机・デスク)の間は広くないといけないんですよね。
なので、ソファに座ってパソコンを使う場合は、一般的なリビングテーブルと組み合わせると、体勢が前かがみになって非常に使い勝手が悪くなります。
前かがみにならない姿勢でパソコンをスムーズに操作するには、ダイニングテーブル+ダイニングチェアのような差尺が必要。
上のテーブル&チェアの高さを参考に、ソファに座った状態で、27~30cm高いテーブルを使えば理想の形ができる訳です。
…ということで、ソファに座りながら、椅子に座ってる感覚でパソコンが使えるテーブルの組み合わせ方を模索していこうと思います。
リビングソファでパソコン作業!参考になるインテリア例-目次
1.リビングテーブル自体を高くしたソファ&パソコンのインテリア例
3Pソファの前にスチール脚の格好良い白のテーブルを置き、下にオットマンをinした例。
こんな発想したことなかった!!
同じスペースにテーブルとオットマンをコンパクトに収めるアイデアが素敵!!
白のテーブルは高さ60cmくらいかな?
この方法なら大人数が集まってもオットマンを座る場所として活用でき、テーブルはテーブルで書き物やパソコン作業に使えそう。
少しずらせば、オットマンに座りながらテーブルを使うことも可能ですね。
ダークブラウンの3Pレザーソファの前にダークブラウンのダイニングテーブルを置いた例。
この事例の場所はダイニングなのですが、「背の高いリビングテーブルではなく、ダイニングテーブルを探せば良いのか…」とシンプルな発想が生まれるきっかけに。
リビングとして写真を見ると、ちょっと狭苦しい気がするので、テーブルサイズを2/3ほどのものにすれば良いかも。
レトロなグリーンの2Pソファの前にダークブラウンの木製円形ダイニングテーブルをレイアウトした例。
この事例もダイニングですが、リビングにも応用できそう。
テーブルを円形にすると、1個前の事例のような圧迫感が無くなりますね。
ホワイトのナチュラルな雰囲気のソファの前に、アンティークな木製円形テーブルをレイアウトした例。
テーブルをソファに寄せれば、ソファに座りながらの作業が可能。
テーブルの高さが理想よりも高い気がするのは、体格が日本人よりも大きい、海外の人向けのインテリアだからかも…。
グレーのコーナーソファの前に黒の円形テーブルをレイアウトした例。
まだまだダイニングの例が続きますが、このテーブルでパソコン作業は可能。
ここでパソコンを触ってる姿を想像すると、おしゃれカフェで仕事してる人みたいな雰囲気になりそう!!
チューリップテーブル by エーロ・サーリネン
差尺が27~30cmあり、インテリアもセンスアップしてくれそうなのが、エーロ・サーリネンのチューリップテーブル。
チューリップテーブルの高さは、72cm/73cmなので、パソコン作業もスムーズにできそうです。
黒のシンプルなソファの前にチューリップテーブルを置いた例。
テーブルの大きさは直径1m37cm。
上から撮った写真なので低く見えますが、膝が入る高さのテーブルです。
ライトグレーの3Pソファの前にチューリップチェアを置いた例。
ソファの中心ではなく、右側に寄せてあるので広々とした印象です。
体を斜めに足を組んで、ノートパソコンをカタカタ打ってる姿が目に浮かんできます。
キャメルレザーの2Pソファの前にチューリップテーブルを置いた例。
テーブルの周りに黄色の木製チェアを置いたカフェッっぽい雰囲気が可愛い♪
このテーブルを使った事例は3つ目ですが、どんな素材&色のソファとも合うのでコーディネートに頭を悩ませなくて済みそう!
しかも、1本脚タイプのテーブルだから、ソファの立ち座りもスムーズにできそうな予感です。
ライトグレーの3Pソファの前にチューリップテーブルを置いた例。
モダンなお部屋にだけ合うのかと思いきや、オリエンタルな雰囲気のインテリアにも馴染むところが素晴らしい!!
このインテリアに左右されず、どんなインテリアテイストにも合うところが、1956年のデザインなのに現在でも愛用者が多い理由かもしれません。
2.コの字型のサイドテーブルを活用したソファ&パソコンのインテリア例
続いては、移動ができるミニテーブルをソファ周りにレイアウトした事例を場所別に8つ。
紹介するテーブルは“Cocktail Table”という名称のものですが、“カクテルテーブル”と検索しても似たものが出てこないので、日本国内には浸透していないのかも…。
ソファの前
ベージュのコーナーソファの長手方向にカクテルテーブルをレイアウトした例。
文字通り、お酒とグラスがセットにしてテーブルの上に置いてありますが、このくらいの大きさならノートパソコンが置けそう!!
ちなみに天板の大きさは40×40cmの正方形。
今使ってるノートパソコンの大きさを測ったら、幅32cm奥行23cmだったので、手首を乗せるスペースもありそうです。
ホワイトの2Pソファの前に黒脚×グレー天板の格好良いカクテルテーブルを置いた例。
幅が少し狭いかな?
パソコン用としてカクテルテーブルを使う場合は、「使ってるパソコンの大きさ」+「入力するのに必要な両手の移動スペース」を測ってからサイズを決めると良さそうです。
ソファの内側
黒のコーナーソファの内側にカクテルテーブルをレイアウトした例。
そっか、ソファをオットマン部があるコーナーソファにすると、そこをパソコン作業場にすることができるのか。
というよりこのレイアウトは、I字ソファ+オットマンでL型を作る方法でも可能な気が…。
写真の手前にTVがあると想定すると、パソコン作業をする場所からはTVが見えないので「作業中についついTVに夢中になってしまう」ってことも無さそう。
ソファの外側
黒のコーナーソファとヴィンテージ風のカクテルテーブルを並べてレイアウトした例。
- ソファの奥行き方向に直角に腰かけてテーブルを使う
- ソファの前にカクテルテーブルを移動して使う
の2通りの使い方ができるので、臨機応変に対応できそう。
事例はコーナーソファですが、I字ソファでもこの置き方は可能ですね。
ライトグレーのコーナーソファの外側にカクテルテーブルをレイアウトした例。
これは『ソファの内側』で紹介した事例の逆バージョン。
リビングテーブルを別に設けたり、コーナー部を通路側に持ってくる場合は、このレイアウトの方がリビングの中央を広々と見せることができますね。
ライトグレーのコーナーソファの外側に黒のカクテルテーブルをレイアウトした例。
テーブルの置き方は、1個前の事例と全く同じ。
背もたれにもたれながら、足を座クッションに乗せてくつろぐのが本来の使い方だと思いますが、ひじ掛けのない部分にテーブル方向に向かって座って作業する方法もありかも。
ライトグレーのコーナーソファにシンプルなデザインのホワイトのカクテルテーブルをレイアウトした例。
一瞬テーブルが目に入らないくらい華奢なデザイン。
この置き方も1個前の事例と同じです。
ダークグレーのI字ソファの横にシルバーのカクテルテーブルを置いた例。
コーヒーカップと本が置いてあるので「幅が足りないのでは?」と思いましたが、ズズズイ~とリビングテーブル側に移動すれば、ホワイトのストールのあたりに腰かけてパソコン作業ができますね。
最後は、DIYで作ったカクテルテーブルの事例を角度が違う写真2枚を使って紹介します。
テーブルの支柱のコーナーは銅管継手。
エルボの内径に合う木を差し込んで高さを調整し、木の天板は黒でアンシンメトリーにペイントしてあります。
既成品を使うことばかり考えてましたが「自分で作るのもありかも!!」と触発された事例です。
3.サイドテーブルを活用したソファ&パソコンのインテリア例
ベージュのコーナーソファの横に黒の円形サイドテーブルを置いた例。
3本脚だけど支柱が1本なので、ソファのそばまで寄せられる!!
通行する時、足を引っ掛けてしまう気もしなくはないですが、まるでソファとお揃いかのような統一感のあるデザインです。
ベージュのソファの横に、エーロ・サーリネンのチューリップサイドテーブルを置いた例。
テーブルの高さは52cmなので、脚付ソファと組み合わせるとパソコンがしやすい高さに!
直径50cmの天板は、ノートパソコンを置くのに適したサイズです。
ちなみに、このテーブル、Amazonでリプロダクト品が売ってますよ。
ダークグレーの3Pソファの横に黒の円形サイドテーブルを置いた例。
テーブルの上に照明器具が乗ってますが、これを床に下ろせば、パソコン台として使えそう。
脚もハの字に開いた枝のようなデザインなので、ソファの前ギリギリに置けそうです。
黒の3Pソファの周りに水色、オレンジ、ライトグリーン、ライトブルーの正方形のサイドテーブルを置いた例。
「パソコンを頻繁に使う訳ではないけど、使う時はソファに座って作業したい!!」という場合に使えそうなアイデア。
この4つのテーブルは全部高さが違うので、パソコン使用時はライトブルー、くつろぎの場合は水色など入れ替えることが可能です。
ソファの前に大きなテーブルを1個置くより、シチュエーションに応じた使い方ができるテーブルをたくさん置く方が良い気がしてきました…。
ダークグレーの3Pソファの横に黒の鍵型のサイドテーブルを置いた例。
このデザイン、おしゃれ家具屋さんで見たことある気が…。
「どうやってパソコンテーブルにするの?」と思った方は、テーブルの左右を逆にしてひじ掛けの前に置いてみて!!
4.ソファの背面を活用したソファ&パソコンのインテリア例
続いてはソファに座って作業はできませんが、ソファの背面を使って上手くパソコン台をレイアウトした事例を2つ。
このレイアウトは、リビングダイニングの間に仕切りがなく、部屋が長方形で「家具が何か置けるかも」と感じる間取りで試すと良いです。
コーナーソファを部屋の中心に置き、背もたれにデスクをくっつけてパソコン台にした例。
この事例のように奥行きのあるデスクや椅子を置くスペースは無いという場合は、下のようなアイデアも。
I字ソファの背もたれに奥行き40cmほどのコンソールテーブルをくっつけた例。
「テーブル用の椅子が無い。」と思ってしまいますが、隣のダイニングから拝借すればOK!!
この場合、増やす家具はコンソールテーブルのみなので、費用が掛かり過ぎるということはありませんね。
5.わずか半畳で実現したパソコンデスクのインテリア例
最後は、ソファの背面を活用する場合と同じく、リビングにスペースの余裕がある場合におすすめのテーブル+チェアの組み合わせ例を2つ。
ソファの横に、2人掛けの背の高いテーブルとカウンターチェア×2をレイアウトした例。
ソファの横に、インダストリアル風の円形テーブルとカウンタースツールをレイアウトした例。
どちらの事例もチェアが複数あるのでパソコン作業台というより、カフェ風ダイニングのような雰囲気ですが、チェアorスツールを一人分にすればOK。
憧れの“○タバでパソコン”のおしゃれな雰囲気が自宅でも味わえそうです。