アートや写真を壁に飾るとインテリアがグンとおしゃれになります。
が、住まいが賃貸物件の場合、壁に釘や鋲で穴を開けるのに躊躇してしまいますよね。
壁にアートが飾ってある素敵なインテリア例を横目で見つつ「ウチは賃貸だから…」と諦めている方、ガッカリする必要はありません。
アイデア次第で、絵や写真アートを素敵に飾れるんです!!
ただし、今回紹介するのは「傷つけないように道具を使って壁面に飾る」という技ではありません。
壁面そのものを活用する訳ではないけれど、壁面に飾ってるのと同等のセンス抜群の海外の事例を参考にしながら3つの方法を紹介していきましょう。
壁に穴を開けずにアートをおしゃれに飾る3つの技&実例目次
1.床に直置きする
「えー!そんな簡単なこと…」と思うかもしれませんが、額縁に入れたアートや写真を床にそのまま置くのって意外と盲点。
観葉植物や家具とのバランスを取りながら飾るとファッショナブルなお部屋に!!
更にアートや写真の隣にフロア照明をプラスすると、スポットライトを当てたようなメリハリのある演出ができるので、是非挑戦してみて下さいね。
壁を背に、格好良い革製のチェアと丸太のようなスツールを距離を取ってレイアウトし、間に額縁入りのモノクロアートを7枚並べた例。
寂しげな雰囲気がたまりませんっ!!
上部のシェルフは無視して、床付近の飾り方を参考に。
ダイニングの床に、壁に立てかけるように豪華な額縁に入った抽象的なアートを5枚飾った例。
額縁のデザインに統一感を持たせると雰囲気UP!
壁面にも油絵が飾ってあるお部屋ですが、床付近だけの絵でも充分おしゃれ♪
リビングダイニングの窓際の床に、黒の額縁に入れた3枚のモノクロ写真を飾った例。
コーナーに置いてある観葉植物との相性抜群!!
茶色レザー(ソファ)、モノクロアート、観葉植物の緑のバランスが絶妙で格好良いインテリアです。
寝室の壁の中央にダブルベッドをレイアウトし、左右の空いたスペースに大小2種類のモノクロアートを重ねてシンメトリーに飾った例。
こ、これは格好良い!!
ベッドサイドの事例ですが、リビングのTVボードの横の空いたスペースで真似ても良さそう。
アートや写真の隣にフロア照明をプラスした例
ベッドと窓の間のスペースに高さが1mほどあるモノクロ写真を飾り、手前に木製のミニテーブルを置いた例。
写真の上部に裸電球が来るように計算された飾り方に脱帽!!
手前にあるテーブルは額縁が倒れないようにするストッパーの役割も。
ピンク、グレー、黒のモノトーンカラーでまとめたリビングの壁に、黒のフレームに入れたピンクのアートを立てかけ、隣に黒のフロアランプを置いた例。
カラーコーディネートがセンス抜群!!
壁面に飾ってあるアートは無視して、左右の床に置いてあるアートだけを参考に。
2.家具の上に並べる
チェストやテーブルなど家具の上にアートを飾る方法です。
この方法は、1項目目で紹介した床に直置きする方法よりも高い位置にアートや写真が来るので、壁面に飾ってるのと同等の効果も。
転倒防止に額縁の底面を両面テープで留めておくと良いです。
2-1.チェストの上
ホワイトの4段引き出しチェストの上に、黒の額縁に入れたアルファベットアートを飾った例。
高さ90cmくらいのチェストかな?
大きなアートと小さなアートを前後に重ねる飾り方も参考にしたいですね。
2-2.リビング収納の上
高さ30cmほどのロータイプの家具の上に、赤をアクセントに使ったアートを2枚並べて置いた例。
この家具は収納というよりも、アートを置くための台かしら?
床から少し高い位置にあるだけなのに格好良く見えますね。
幅1.2mほどあるローボードの上に黒のフレーム入りの大小2枚の写真を飾った例。
TV台っぽいデザインなので、リビング収納兼TVボードの参考にしてもよさそう。
どの事例もそうですが、写真やアートは1個ではなく、複数飾るとオシャレ度がグンとUPする気がします。
2-3.コンソールテーブルの上
玄関ホールに華奢なデザインの黒のコンソールテーブルを置き、上にテーブル幅と同じ大きさの黒の額縁入りの水面に浮かぶ小舟の写真を飾った例。
家具のデザインと写真の雰囲気が合ってて雰囲気抜群!!
まるで芸術作品を見ているかのような美しさです。
2-4.ナイトテーブルの上
ベッドサイドに高さ50cmほどの引き出し付きのナイトテーブルを置き、上に黒の額縁入りのモノクロ写真を2枚飾った例。
大きさの違う2枚の写真を前後にずらして並べ、鉢入りの観葉植物とコーディネートするアイデアがおしゃれ♪
隣にあるチェアも座る用ではなく、本と観葉植物の飾り台として活用してあります。
2-5.デスクの上
壁面に向かってナチュラルブラウンの木製デスクをレイアウトし、デスクの上に、白の額縁に入れたベージュ系のアートを前後に2枚飾った例。
温もりを感じるデスクとアートの雰囲気がぴったりマッチ。
アートは、絵ではなく壁紙か包装紙を額縁に入れたものかな?
シンプルな茶色の木製テーブルの上に、黒の額縁に入れたハンバーガーのアートを飾った例。
この場所にアートがあるのと無いのとでは、オシャレ度が違うと思いませんか?
奥行きのあるデスクなら、壁際はデッドスペースになってることが多いので、奥行きの無いアートを飾っても邪魔にはなりません。
ホワイトのデスクの上に、白×黒、ピンクの大きさの違う2枚のモダンアートを前後に飾った例。
「絵を飾るなら1枚よりも2枚の方が断然おしゃれ!!」とこの事例を見て実感。
アートに造詣が深く無くても、アートを積極的に使った方が居心地の良い部屋を演出できます。
壁面に向かって白のデスクをレイアウトし、黒のチェアを組み合わせ、黒のフレームに入れたモノクロ写真を2枚離れた位置に飾った例。
ペン立てや小物類を全て白と黒だけで統一したおしゃれなデスク!!
パッと目に飛び込んでくるカラフルなアートを飾るのもありですが、家具とアートの色を同じにすると、こんなにまとまり良く見えるんですね。
2-6.オープン棚の上
ホワイトのオープン棚の上に、白の額縁に入れたモノクロ写真を5枚重なり合うように飾った例。
フレーム同士がちょっぴり重なり合うようにバランスを取った飾り方がおしゃれ♪
家具の上が広く空いてる場合に参考にしたい事例です。
ホワイトのオープン棚の上に黒のフレームに入れたモノクロ写真を7枚飾った例。
1個前の事例は重なり合う部分が多い飾り方でしたが、こちらは3~5cm重ねて、横に並べていくパターン。
好みによると思いますが、こちらの方がおしゃれ度が高い気がします。
2-7.オープン収納の中
ホワイトのオープン棚の中に、オープン部に収まるアートを5か所飾った例。
小さいアートは、下に本で台座を作ってあります。
「オープン棚=物をしまう場所」と思い込んでましたが、一か所だけ飾るスペースに活用するのもありですね。
3.イーゼルを活用する
イーゼルは、絵を描くときに使う台座(支柱)。
斜めになってるので、アートをそのまま乗せるだけで、格好良いインテリアが作れます。
高級感のあるゴールドのイーゼルに、油絵を飾った仕事部屋の例。
イーゼルにスポットライトが付いてる!!
「こんなイーゼル日本にも売ってるのかしら?」と調べてみましたが、日本には無い様子です…。
テーブルの上に3冊の本を上に重ねて置き、50cmほどのアンティークなイーゼルを乗せた例。
アンティークショップで見つかりそう!!
「アートを飾る」と聞くと、大きな絵ばかりを想像してしまいますが、ミニサイズでも十分おしゃれですね。
リビングのコーナーに木製のイーゼルを置き、スケッチ画を飾った例。
なるほど~。3本脚のイーゼルなら、部屋の角にぴったり!
イーゼル=絵描きさんの専用道具というイメージですが、通販でも簡単に手に入るので気になる方は探してみて下さいね。
ピアノの隣にシンプルな木製のイーゼルを置き、水彩画を飾った例。
飽きスペースを上手く活用したおしゃれなインテリア!
このような事例を見てると「絵や写真は壁に飾るのが正しいという訳でも無いのだな。」と思えてきますね。
賃貸でもおしゃれにアートを飾る方法、参考になりましたか?
イーゼルを除く飾り方は、材料費もゼロ!!
私も、何回か賃貸住宅の壁にアートを飾ろうと試みた経験があるのですが、経験から言うと壁を傷つけないだろう両面テープは、あまりおすすめできません。
アートが落ちてこないように、建築用の強力な両面テープで取り付けた下記の場合は、重みに耐えきれず数か月後に落下。
もう一か所、壁に両面テープで貼り付けたフレーム入りの写真は、位置を直そうと張り直した瞬間、下の壁紙クロスが一緒に剥がれて無残な姿になってしまいました。(剥がれた壁紙クロスを隠すために、写真の位置を動かすことができず、未だに微妙な位置のまま飾り続けています。)
これらは「壁面に飾ること」を最初に考えてしまったからなんですよね。
今回、紹介したような飾り方を知っていれば、数々の失敗は無かったかも…、と猛省です。