インテリアカラーには、様々な色の組み合わせ方がありますが、「センス抜群!! インテリアTOP10【2015年暫定版】色を制する者がインテリアを制す」で紹介したように、組み合わせ方次第では、“おぅ~”と目を引く素敵な2色の組み合わせがあります。
これまで、10~6位までの5パターンを詳しく紹介してきましたが、今回は、中間地点の第6弾となるオレンジ色と茶色の組み合わせを紹介。
オレンジ色×茶色の組み合わせは、前回の黄色×茶色の組み合わせと同じく、茶系の木製家具にオレンジ色の椅子やファブリックをプラスするだけ。
さらに言えば、フローリングや内装ドア、備え付けの収納箇所の扉がダークブラウン系の住まいなら、アクセントカラーにオレンジ色をプラスするだけでで簡単に実現するコーディネートなので、ハードルが低く、簡単に真似しやすのではないかな?
また、暖色のオレンジ色は、リビングや寝室に使うと暖かさを感じる空間を演出できるので、家族の団らんやリラックスしたい場合にも。
それでは、オレンジ×茶色の素敵なインテリアを見ていきましょう。
オレンジ×茶色のインテリアコーディネート実例-目次
1.オレンジ×茶色のキッチンコーディネート例
なみなみになったブラウンの扉柄のキッチンのウォールキャビネットの一部をオレンジ色にした例。
1箇所だけ扉の色を変えるアイデアが素敵!!
そういえば、かつて某メーカーのキッチンプランナーをやってた時、こんな依頼が年に数件あったな…。
融通の利くキッチンメーカーやオーダーキッチンなら、実現できそうな予感です。
茶色の横木目のアイランドキッチンの上部にオレンジ色のペンダント照明を2灯吊り下げた例。
照明器具にこの色を使う発想はなかなか出来ない!!
こんな色の照明器具は、どこに行ったら変えるのだろう…。
横木目の茶色のアイランドキッチンにオレンジ色のカウンターチェアをコーディネートした例。
1個前のキッチンよりも白が多めの茶色なので、こちらの方がオレンジ色が目立たない!?
私は1個前の組み合わせの方が好きです。
オレンジ色のアイランドキッチンにダークブラウンの木製チェアをコーディネートした例。
このキッチン、カウンターまでオレンジ色っ!
チェアは、デザイナーズ家具で有名なセブンチェア by アルネ・ヤコブセンです。
茶色のキャビネット+キャビネットより薄い茶色のカウンターのアイランドキッチンに鮮やかなオレンジ色のレザー製チェアをコーディネートした例。
1個前の事例とキッチンとチェアの色の組み合わせ方が逆パターンの事例です。
オレンジ色のチェアを置くと、部屋がカジュアルな雰囲気になってしまいがちですが、ダーク系茶色とダーク系オレンジの組み合わせなので、重厚感が出ていますね。
茶色の框付のキッチンキャビネットの隣にオレンジ色の食器棚を並べた例。
このオレンジはペイントしたものかな?
最近、ツルンとしたフラット扉のキッチンが多いですが、框付の方が温かみがあって心が和みますね。
2.オレンジ×茶色のダイニングコーディネート例
ダークブラウンの円形のテーブルにオレンジ色の木製チェアを組み合わせた、2人用ダイニングの例。
この椅子、デザイナーズ家具かと思ったら、REIDAR チェア by IKEAでした。
公式サイトにはオレンジ色がありませんが、Amazonなら購入できるみたいです。
REIDAR チェア by Amazon
茶色の楕円形のダイニングテーブルに、オレンジ色のファブリック製のダイニングチェアをコーディネートした例。
壁に飾ってあるアートもオレンジ系にした、まとまりのある演出方法が素敵過ぎます!!
ダイニング空間は、水分や油で汚れやすい場所なので、布製の椅子を置くのを躊躇してしまいますが、色のバリエーションが豊富な生地製ならではのカラーコーディネートです。
ダークブラウンのフローリングのダイニングに、ホワイトのガラステーブル+オレンジのチェアをコーディネートした例。
ラグの模様が目立ち過ぎている気もしますが、デスクチェアのようなデザインの椅子をこの空間に置く発想がおしゃれ♪
このダイニングも壁に椅子と同じ色のアートを飾って、ワンランク上のコーディネートがしてあります。
木目の茶色のダイニングテーブルにオレンジ色のレザー製チェアをコーディネートした例。
スッキリとしたシルエットのチェアがイタリアっぽいインテリアを演出!!
先ほど「布製のチェアは色バリエーションが豊富だけどダイニングには向いていない。」的なことを書きましたが、レザー製ならサッと拭けますね。
3.オレンジ×茶色のリビングコーディネート例
茶色のベルベットソファに茶色×オレンジのエスニック調のクッションをコーディネートした例。
壁が木目のリビングなのでピンと来ないかもしれませんが、壁の色が白だと想像すると、とってもオシャレだと思いませんか?
このクッションカバーは、Black Fig designsのもの。
茶色のコーナーソファとベージュのオットマンを対面式にレイアウトし、オレンジ色のファーを乗せたリビングの例。
フェイクファーを何個も使った暖かそう&ファッショナブルなリビング!!
右側に見える雪山のようなファーは何だろう?
まるで室内に動物がいるかのような素材の使い方が個性的です。
オレンジ×ベージュの流れるようなデザインのラグに茶色のレザーソファをコーディネートした例。
ちょっぴりサイケな印象もする、アーティスティックなインテリアです!
ラグは、by Suya。
暖色のみのカラー使いなので、夏は暑苦しいかな?
茶色のコーナーソファにオレンジ色のスツールを2セット、コーディネートした縦長リビングの例。
「ソファの前には横長のテーブルを置くもの。」と思っていた方も、このリビングに“素敵っ”と思わず声を上げてしまうかも。
テーブルよりもスツールの方がカラーバリエーションがありそうな上に、このリビングのように変わった形を選べば、アクセントにもなりますね。
オレンジ色のソファの前と横にダークブラウンのテーブル(コーヒーテーブル&サイドテーブル)をレイアウトしたリビングの例。
そうそう、よくあるパターンは、こっちの方。
1個前のスツールを置いたリビングに比べると“変わり映えしない”という印象がありませんか?
スタイリッシュにするなら1個前、落ち着きを演出するならこの事例という具合に、ソファと組み合わせる家具も参考にすると良いですよ。
ダークブラウンのフローリングのリビングにオレンジ色のソファをコーディネートした例。
リビングテーブルとして使われているのは、エーロ・サーリネンのオーバルコーヒーテーブルです。
木目とオレンジ色の相性の良さが伝わってくる事例ですね。
ダークブラウン系の木目が目立つリビングにオレンジ色のレザー製の一人掛けソファを置き、壁の一部をオレンジ色にした例。
写真を見てるだけで“くつろぎ”が伝わってくる素敵なコーディネート。
こんなに広いスペースにソファを1つだけポツンと置くのは、とっても贅沢なような気もしますが、“無駄な家具を排除することでゆったりとした印象を作れる”のお手本のような事例です。
4.オレンジ×茶色の寝室コーディネート例
ダークブラウンの木製ベッドにオレンジ色のベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
この部屋、冬に見ると「今すぐ布団に入りたい!!」となりそうなくらい暖かそうに見えます。
寝起きを寝室でゆっくり過ごしたい方は、このカラー使いを真似すると良いかも。
ダークブラウンのヘッドボードの寝室にオレンジ色でアクセントをつけた例。
オレンジ色が使ってある箇所は、枕カバー、テーブルランプ、ペンダント照明、一人掛けソファ、スツール、ブランケットです。
5か所以上に使ってあるオレンジ色が全部同じトーンなので、統一感ありまくり!!
こんな寝室コーディネートが出来たらなぁ…。
寝室のアクセントクロスをダークブラウンにして、オレンジ色のストールをベッドカバーの上にコーディネートした例。
ナイトテーブルの下にもさりげなくオレンジ色のストレージボックスや本をレイアウトして、インテリアをセンスアップ。
「壁の色がこんな風にできない。」という方は、ベッドリネンのカラーの組み合わせ方だけでも参考に。
ダークブラウンの面格子(?)の寝室にオレンジ系のマルチストライプのベッドリネンをコーディネートした例。
オリエンタルな雰囲気が素敵過ぎる!!
丸い模様の板は、面格子ではなくヘッドボードでした…。
このなおしゃれなヘッドボードは、オーダー品だそう。
オレンジ系のベッドリネンをコーディネートしたベッドの横にダークブラウンのミニテーブルをレイアウトした例。
脚がオレンジ×茶色のとっても可愛いテーブルは、Soft Side Table by cpoppworkshop。
テーブルを買ってから、その色に合わせてベッドカバーを買ったのかな?
ダークブラウンのベッドの足元にオレンジ色のレザー製のスツールをレイアウトした例。
この寝室、格好良い!!
丸い茶系のシェード付きのペンダント照明が部屋全体をワンランク上の印象に。
部屋の色にこだわるなら、照明器具にも配慮するともっと素敵になる♪が伝わってくる事例です。
ダークブラウンのベッドにホワイトのベッドリネンをコーディネートし、オレンジ色のベッドスローをアクセントに使った例。
たった1枚の布ですが、あるのとないのでは大違い!!
ベッドスローは、ベッド生活歴が少ない日本では、まだまだ浸透していませんが、ワンランク上のコーディネートを目指すなら、是非使いたいアイテムの一つです。
5.オレンジ×茶色のホームオフィスコーディネート例
窓辺に向かってダークブラウンのデスクをレイアウトし、壁を1面ダークオレンジにした仕事部屋の例。
まるでホテルの一室みたい♪
仕事に向かってる時は、オレンジ色が目に入らないようになってるので、作業中に注意力が散漫になることもなさそうです。
ダークブラウンのデスク&収納家具の仕事部屋の椅子をオレンジ色にした例。
こういう木製家具のある部屋って、黒っぽいレザー製のチェアを置いて格好良くコーディネートしがちですが、オレンジ色をプラスすると明るく活発な印象になりますね。
オレンジ色からエネルギーが貰えるかも(笑)。
デスク用チェア、カーテン、ペンダント照明、カフェ用チェアをオレンジ色でコーディネートした仕事部屋の例。
一瞬、リビングダイニングかと思ったほど、色にこだわりを感じる部屋です。
ダークブラウンのフローリングの住まいなら、仕事部屋でなくても参考にできそう!
ホワイト×ナチュラルの木製システムデスクに茶色のチェアを組み合わせ、ホワイトとオレンジのストレージボックスを収納した例。
このストレージBOXは無印良品製。
見せる収納の仕方が上手すぎる!!
オレンジのデスクに黒に近いダークブラウンの木製チェアを組み合わせた仕事部屋の例。
このデスク、格好良い!!
オレンジとステンレスを組み合わせた既製品ってあるのかしら?と調べたところ、オーダー品なんですって…。
ダークブラウンの天板のパソコンデスクにオレンジのチェアとオレンジのファイルをコーディネートした例。
FL+1400、FL+900、FL+600の3か所にオレンジ色があるので、バランスが取れてて素敵!!
ファイル類って、100均で適当に選んだり、その場その場で追加しがちですが、キチンと色にこだわって揃えるとこんなにオシャレな印象になるんですね…。
オレンジ色のデスクにダークブラウンのウォールシェルフを組み合わせたパソコンデスクの例。
デスクの色と同じオレンジ色の時計を壁に飾って、正面にはペンで書き込めるガラス板が張ってあります。
凸凹した壁を活用したデスクの例なので、マンションのリビングにパソコン置き場を作りたい時の参考にも。
ちなみにガラス板は、Magnetic glass boardsという海外の製品です。
[参照元:Houzz Inc]