一昔前まで、キッチン周りの壁と言えば、タイル張がほとんどでした。
でも、タイルって目地が黒くなったり、割れたりとお手入れや美観的によろしくない。
そんな訳で、時代は、サッと拭くだけで汚れが取れるキッチンパネルが主流となってくるのですが、900×1800mmの大きなパネルを壁面にベタっと張ったキッチンは、タイルと違って“のべ~”っとした印象で、インテリア的にもこだわり要素が薄くなってしまいます。
デザイン面で言うと、味わいあるキッチン風景を演出できるのはタイル張!!
そう思っているのは私だけではないようで、飾り気のないキッチンパネルの上からタイル調のシールを自分で張るのが、密かなブームになっているようです。
タイルシール(タイルシート)は、モザイクタイルを模したものが多く出回っていますが、色の選定やどんな風に貼れば本物っぽく見えるか?が気になりますよね。
そこで、海外のキッチン事例から、センスが光るお洒落なタイル張のキッチンをピックアップしました。
タイルの種類とともに紹介していますので、是非参考にして見て下さいね。
このページの目次
セラミックタイル張のキッチン事例
傷への強さ、光沢の美しさなどで定評のあるセラミックタイル。
日本では、商業施設の床などに使用されていることが多いですが、海外ではキッチン周りにも。
オーバルという名のついた楕円形をかたどったタイルを貼ったキッチン。
ところどころランダムになった模様がとってもおしゃれ♪
変わった模様のDwell Patternのタイル。
1個上の事例のタイル同様heathceramicsのもの。
濃淡のあるブラウンが優しい雰囲気!
このタイルは、個性的なデザインやハンドメイドのタイルを扱うMERCURY MOSAICSのもの。
MERCURY MOSAICSのタイルには他にも
流れるようなデザインのタイルや
クラシカルな雰囲気のものや
芸術作品のようなタイルがあって、ホームページを見てるだけでもワクワクする素敵な柄がたくさん揃っています。
コンクリートタイル張のキッチン事例
コンクリートタイルは、先に紹介したセラミックタイルと比較すると落ち着いた雰囲気。
エレガントな雰囲気を出すのに良さそうです。
陶器質タイル張のキッチン事例
陶器質タイルは世界中で一番使われているタイルです。
クラシカルな雰囲気のキッチンタイル。
光沢と独特の濃淡が美しいモダンなタイル。
モザイクタイル張のキッチン事例
タイルと言えば、モザイク!!
店舗のトイレや施設で見かけるだけでワクワクしてしまうほど、大好きなタイルです。
遠くからの写真なのでモザイク感があまり出ていませんが、小さなタイルがひしめき合って、独特の模様を出している姿に「頑張ってるなぁ~」と感動すらしてしまいます。
オータム系の配色のモザイクタイル。
モザイクタイルと言えば、ビビッドな色が浮かんでしまうので、木目のキッチンと合わせる発想はなかったのですが、この色合いなら、違和感なく馴染んでしますね。
蜂の巣のような柄のモザイクタイル。
モザイク好きな私ですが、この柄は好みではありません。
ガラスタイル張のキッチン事例
ガラスタイルは透明感が魅力なので、水回りにぴったり合う素材です。
情熱的な赤のタイル。
縦張が珍しかったのでピックアップ。
チェリーの面材を使ったキッチンにグリーンのタイル。
自然を意識した色の組み合わせが素敵♪です。
グレーのタイルのキッチン。
シンプルで清潔感のある空間に仕上がっています。
サブウェイタイル張のキッチン事例
サブウェイタイルはその名の通り、地下鉄のタイル。
1900年代に建築家がニューヨークの地下鉄を設計した際、タイルを使用したことからこの名がつきました。100年以上たった今でもサブェイタイルは、住宅の水回りにクラシカルな雰囲気を与えるインテリアとして愛用されています。
新しいんだけど、どこか懐かしさも感じる雰囲気のタイルです。
味わい深さが最大の特徴かな?
個性的なデザインのタイル張のキッチン事例
さて、最後に、「タイルを張るなら、こんなアイデアもあります!」というのを2つ。
Matchstick Tileを使用したキッチン。
Matchstick Tileは直訳するとマッチ棒のようなタイル。
煉瓦調のタイルを張ったキッチン。
この2つは、内装より外装でよく見るデザインのタイルを張った事例です。
斬新で、とってもお洒落に見えますよね!!
[参照元:Houzz Inc]