インテリアコーディネートを考える時、素材や色、質感などを揃えるとまとまりのある素敵な部屋を作ることができます。
でも、「これらの組み合わせだけではシンプル過ぎて、何か物足りない…。」と感じる人も多いはず。
そんな時、積極的に取り入れると、良いのがパターン柄です。
最も簡単なコーディネートとして思いつくのは、単色のソファにパターン柄のクッションの組み合わせですが、もっと上級者っぽい、おしゃれなインテリアを目指すなら、広い面積にこのパターン柄を活用するのがオススメです。
そして、一番身近なパターン柄と言えば、ストライプ(ボーダー)ではないでしょうか?
実は、我が家もダイニングの壁にレトロな配色のストライプの壁紙をアクセントクロスとして張っているのですが、これを張る前の真っ白な壁のダイニングインテリア比べると、部屋の印象が3倍くらい素敵になったと自負しています。
しかも、インテリアに関するアイテムでストライプ柄を探すのって、比較的簡単!!!
という訳で、今回の特集は、インテリアにストライプを使ったおしゃれなコーディネート実例です。
クッションなどの身近なインテリアアイテムから、壁紙などの構造部分に活用したものなど31例紹介しますので、素敵なインテリア作りの参考にしてみて下さいね。
ストライプインテリア目次
1.アートっぽいインテリアを作る!ストライプのソファを使ったコーディネート例
ミディアムブラウンの床色のリビングにベージュ地に青、赤、ホワイトのストライプのラインが入ったコーナーソファをコーディネートした例。
コーヒー豆の袋のような味のある色合いが何とも素敵!!
このカラーの組み合わせを見ると、昔よく食べたトリコロール柄の包み紙に入ったコロンみたいな形のお菓子を思い出すのは私だけ?
ナチュラルブラウンの床色のリビングにモノトーン系カラーのストライプのソファをコーディネートした例。
ラインの太さが違うので、置いてあるだけで絵になるソファ!!
こういうソファって、デザインを一から作ってくれる家具屋さんとかだと手に入るのかな?
ベージュのラグに、ベージュ、オレンジ、水色、茶色のボーダー柄のソファをコーディネートしたリビングの例。
この柄、好き!!
クッションに、同じ色を使った配色違いのパターンをコーディネートしてあるので、ソファだけが置いてあるよりも100倍素敵に感じますね。
このソファ&クッションは、ファブリックを指定して作ってもらったものだそう。
ホワイト&黒のストライプ柄のエレガントデザインのソファをティファニーブルーの壁紙のリビングにコーディネートした例。
こんなリビングインテリア、ありそうでみたことないかも…。
このストライプを見るとオードリー・ヘプバーンを思い浮かべるのは『マイ・フェア・レディ』の印象が濃いからかな?
赤、白、グレー、水色、緑、ピンクのカラフルなストライプ柄のソファをリビングにコーディネートした例。
目の覚めるような色使いが素敵!!
人によっては、“目がチカチカする”と感じてしまうかもしれませんが、思い切った個性をインテリアで表現したい方の参考になりそう。
ホワイト、グレー、黄緑、水色のピンストライプのソファをリビングにコーディネートした例。
1個前の奇抜なソファを見た後なので、薄い色合いに心が癒されます(笑)
このくらいのカラーなら、ストライプが目立たないので、ラグやクッションとのコーディネートも難しく無さそうですね。
ナチュラルブラウンの床色のリビングにホワイト&黒の細いストライプのソファをコーディネートした例。
このリビング、グレーの壁紙とストライプのソファのコンビが絶妙だと思いませんか?
ソファを壁にピタリとくっつけてレイアウトする場合は、背後のアクセントクロスにも気を配ると素敵なインテリアが完成しそうですね。
2.簡単に真似できる♪キュートなストライプクッションをコーディネートした例
ライトグレーのソファに黄色、紫、水色のストライプのクッション(背もたれ)をコーディネートした例。
ストライプのクッションって、“カジュアル”や“”子供っぽい”といったイメージを勝手に持ってましたが、配色やラインの幅によって、こんなに大人の雰囲気が出せるもんなんですね。
このクッションは、残念ながら今は取扱いが無い様子…。
ベージュのソファにグリーン&オレンジのストライプのクッションをコーディネートした例。
クッション効果で、無難な色のソファが3倍おしゃれに見えます!!
壁色に暗い色が使うことで、ソファの色を余計に目立たせる技も参考にしたいですね。
ベージュのソファに赤、赤紫、紫の細いストライプのクッションをコーディネートした例。
1個前の事例と同じようなソファの色ですが、暖色系ばかりで構成されたストライプなので温かそうな印象ですね。
壁色に寒色(水色)が使ってあるので、暖寒のバランスが上手く取れている気がします。
黒のソファに暖色系ストライプのクッションをコーディネートした例。
1個前の事例のクッションと配色が似たクッションですが、こちらはソファの色が暗いので、より大人っぽい印象です。
背面の壁やアートとのトーンを合わせたコーディネートの仕方は、まさにプロの技!!
ダークグレーのソファに赤、紫、ネイビーの太いストライプのクッションをコーディネートした例。
独特のカラーセンスは海外ならでは!!
この色のソファに、このクッションを組み合わせようという発想は、事例を見ないと思い浮かばないかも。
グレーのソファに黄色&ホワイトのボーダー柄のクッションのコーディネート例。
黄色&ホワイトのクッションだけにとどまらず、黒×ホワイトのボーダー柄のクッションとラグを更に組み合わせてあるところにセンスを感じます。
柄on柄の使い方は難しそうですが、事例を見てると簡単にできそうな気も…。
3.シンプルな印象3倍アップ!!ストライプのベッドリネンを使ったコーディネート例
黒、グレー、茶色、ベージュのマルチストライプのベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
頭側の壁に黒板塗料を施し、ダークグレーのカーテンをコーディネートするアイデアが素敵!!
家族以外は入ることが無い寝室でも、こんなにおしゃれなインテリアにするこだわり様は見習いたいですね。
薄いブルーのシャドーストライプのベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
ネイビーの壁色とベッドカバーのコーディネートの仕方がセンス抜群!!!
ホワイトの窓枠のお家の参考になりそうな事例です。
アジアンを連想させる寝室にネイビーのチョークストライプのベッドリネンをコーディネートした例。
ナチュラルな家具を組み合わせた部屋なので、この場合、ベッドカバーにはベージュや生成り、ホワイトをコーディネートする方が、それっぽく見えるのに、敢えてこの柄が選んであるところにセンスを感じますね。
ホワイト×グレーのボーダー柄のベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
ボーダーやストライプって、子供向けの柄かと思ってましたが、色合いによって、こんなに大人な雰囲気のインテリアを演出できるんですね…。
しかも、単色のベッドカバーよりもおしゃれに見えるという…。
「これからは、ストライプ&ボーダーもインテリアに積極的に取り入れてみよう。」という気になるインテリア例です。
4.視覚効果でお部屋を広く♪ストライプの壁紙を使ったコーディネート例
ブラック×ダークブルーのボーダー柄の壁紙を張った子供部屋の例。
ベッドリネンと壁紙の色を同じにすることでインテリア全体に統一感を出し、アクセントカラーにオレンジを使用。
ペンダントランプの電源コード、テーブルランプ、ラグに同じオレンジ色を使う手法は、インテリア上級者の技ですね。
ホワイト×オレンジのボーダー柄の壁紙に黒×ホワイトのジグザグ模様のカーテンをコーディネートした例。
「この組み合わせ方は海外ならでは!」ですね。
リビングに同じコーディネートをするのは勇気が要りそうなので、狭い部屋でちょこっと試してみたいかも。
茶系×ブルー系のボーダー柄の壁に茶色のソファをコーディネートし、水色のクッションを組み合わせた子供部屋の例。
この色の組み合わせ方、絶妙過ぎる!!
爽やかな寒色と落ち着きのある茶系なので、リビングコーディネートの参考にしてもよさそう。
ホワイト×ブラックのボーダー柄の壁紙をアクセントクロスにしたリビングの例。
ソファをホワイトにしてマリンスタイルを実現。
床が白っぽいお部屋の参考になりそうですが、日本で同じようなコーディネートをすると冬に寒く感じてしまうかも。
5.カラーコーディネートを存分に楽しむ♪ストライプのカーテンを使ったコーディネート例
黒×ホワイトのストライプ柄のカーテンをリビングにコーディネートし、ピンクのエレガントスタイルのソファをレイアウトした例。
エレガントスタイルのインテリアに黒×ホワイトのはっきりとした色を組み合わせる発想が凄い!!
「女性っぽいインテリアにしたいけど、甘々はちょっと…」という方の参考になりそうな事例です。
ベージュ×ダークグレー×ホワイトのボーダー柄のカーテンに、クラシックなデザインのグレー&ベージュのソファをコーディネートしたリビングの例。
一番最初に目に付くのがカーテンという変わったコーディネートの仕方です。
狭い部屋では圧迫感が出てしまうので真似しない方がよいかもしれませんね。
ホワイト×ブルーグレー系のストライプのカーテンをコーディネートしたリビングの例。
このカーテンの配色、とっても素敵♪
水色のラグやブルーグレーのクッションなど、カーテンの色とインテリアアイテムの色を合わせるコーディネートの仕方も絶妙過ぎて言葉になりません…。
オレンジの壁色のリビングにホワイト×ベージュのボーダー柄のカーテンをコーディネートした例。
写真で見るとおしゃれですが、実際の部屋をオレンジの壁にするのは勇気が要りそう…。
ホワイトの壁でも、カーテンとソファのカラーコーディネートや家具のデザインのチョイスの仕方は参考にできますよ。
ホワイト×黒のカーテンをコーディネートしたファッショナブルなリビングのコーディネート例。
ゴチャっとしているのにおしゃれに見えるところが凄い!!
単なる“片付けができていない部屋”のごちゃっと感とは違う、センスの良さが感じられます。
6.リビングに開放感を演出!!ストライプのラグを使ったコーディネート例
黒×ホワイトの太めのストライプ柄のラグを敷いたリビングのコーディネート例①。
ホワイトのレザーソファと組み合わせてすっきりとした印象を演出するとともに、暖色系クッションで暖かみをプラス。
さらに、ラグとクッションのデザインを揃えることでインテリア全体のまとまりも考慮するという、インテリアコーディネートの基本を忠実に守ったインテリア例です。
黒×ホワイトの太めのストライプ柄のラグを敷いたリビングのコーディネート例②。
1個前の事例と同じようなデザインのラグですが、こちらは、ホワイトと黒だけのコーディネート例なので、どこか寒々しい気がしませんか?
クッションの色や柄を適当に選んでしまうと言う方も、1個前のリビングの事例との違いを目にすると、クッションへの考え方が変わってくるのではないでしょうか。
ホワイトに薄いグレーの細いラインが入ったストライプのラグを敷いたリビングの例。
真っ白なラグよりを敷くよりも、線が入ったラグを敷く方が横の広がりが強調されている気がしませんか?
目立つストライプでなくても、この事例のような、さり気ないラインの入ったラグを使って部屋を視覚的に広く見せる方法もあるので、狭い部屋に悩んでいる方は参考にしてみると良いかも。
ブラウン系のマルチストライプのラグを敷いたリビングの例。
ソファには、グレーとグリーンを選んで、水色のクッションをアクセントに。
このカラー使いは、目から鱗です!!
暖かさ、格好良さ、すっきり感など、様々な印象を同じ部屋に詰め込んだコーディネートの仕方は、まさにプロの技ですね。
ホワイト×グレー×黒×ブラウン×ピンク×グレーのストライプ柄のラグをコーディネートしたリビングの例。
色使いがとっても素敵♪
ラグの色に合わせたアームチェアは、オーダー品だそう。
小さな子供がいるのかな?
ちょっぴりポップな印象だけど、大人にも合うコーディネートがしてありますね。
ストライプやボーダーは、インテリアに取り入れるだけで、おしゃれ度がちょっぴりアップするような気がしていましたが、「これらの柄を使うだけではもったいないなぁ。」と感じたのは私だけではないはず。
ストライプやボーダーに使われている色と同じ色を別の場所に使ったり、ラインの細さやデザインにも注意を払ったり…。
そうすることで、「ストライプやボーダーの魅力を何倍にもアップさせることができるんだな~。」と数々の事例を見ながら実感しました。
余談ですが、我が家のレトロボーダーの壁紙はブルー系。
なのに、隣に置いてるソファ用クッションは適当に選んだもの。
もしかして、水色のボーダーのクッションカバーにした方が、おしゃれ感がアップするのかも…!!!
[参照元:Houzz Inc]