これまで、様々な色を使ったプレーンタイプの壁紙を紹介してきましたが、少しニュアンスを変えたい時に使われることが多いのがストライプやボーダーの壁紙です。
使ってみたいけど、「お部屋の雰囲気がポップになり過ぎるんじゃ?」とか「子供っぽい可愛い雰囲気になってしまうのでは?」という懸念もぬぐえませんよね?
そんな方の為に、今回は、“ストライプ&ボーダーの壁紙”を特集します。
また、これらの柄は、使い方によって、部屋の大きさを実際よりも狭く見せたり、広く見せたりする効果もあるので、特性を知って、素敵なインテリア空間を作っていきましょう。
このページの目次
ストライプ&ボーダーの壁紙を選ぶ時に注意したいこと
「ボーダーの服を着ると太って見える。」
「ストライプの服を着ると背が高く見える。」
こんな話を耳にしたことは、ありませんか?
これは、インテリアでも同じで、縦ストライプの壁紙は高さを強調し、ボーダーの壁紙は横の広がりを強調します。
ただし、コントラストが強く線の太い縦ストライプの壁紙を広範囲に使うと、部屋が狭く見えてしまうので注意が必要です。
狭い部屋に縦ストライプの壁紙を張りたい場合は、コントラストがはっきりしない色合いのものか、線が細いもの。または、四方の壁のうち1面だけに張るのがおすすめです。
暖色のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
赤
赤×トーン違いの赤の縦ストライプの壁紙inリビング。
暖かそうな部屋!!
この色合いを狭い部屋に使う時は注意が必要です。
暖色は迫って見える進出色なので、壁が実際よりも手前に見えてしまいます。
赤×オレンジの縦ストライプの壁紙inリビング。
この色合いを見て移動遊園地を思い浮かべてしまいました。
何だか、とっても楽しそうなカラーです。
置かれている家具がごちゃっとした感じなのですが、ホワイトのシンプルデザインにすると、もっとすっきりとした印象になりそうですね。
ピンク
ピンクとホワイトの太いラインのストライプの壁紙in廊下。
めちゃくちゃ派手!!
海外ならではのセンスと言った感じですね。
このように太くてコントラストが強いストライプは、狭く感じるので、囲むように張るのは避けた方が良いかも。
ピンクとホワイトのラインの太さが違う縦ストライプの壁紙inパウダールーム。
さっきと同じような色合いですが、ラインの太さが違うので「狭い!」という感じはあまりしません。
暖かくて可愛い雰囲気です。
ピンク×薄いピンクの縦ストライプの壁紙in子供部屋。
このくらいのラインの太さ&コントラストになると、圧迫感もなく、おしゃれな雰囲気に。
ゴールドやホワイトを使ったエレガント系の家具に似合いそうですね。
ピンク×薄いピンクのボーダーの壁紙in子供部屋。
太いラインのこの色合いの壁紙は、海外の子供部屋でよく見かけるパターン。
建具がホワイトのお家で子供部屋を可愛い雰囲気にしたい時におすすめです。
トーンが低い薄いピンク×ホワイトのボーダーの壁紙in子供部屋。
さっきのパターンと似ていますが、こっちは、色が薄く、1つ1つのラインが細いタイプなので、少し大人の雰囲気です。
子供が成長しても、そのまま使えそうなパターンですね。
オレンジ
オレンジ×ホワイトのボーダーの壁紙inリビング。
ウォー!!
黒、ホワイトのインテリアとのコントラストが格好良い!!
モノトーンコーディネートにオレンジをアクセントに使ったシンプルな色使いが部屋全体をすっきりと見せていますね。
黄色
黄色×クリーム色の縦ストライプの壁紙in寝室。
明るくて、暖かそう♪
ホワイトのベッドリネンとのコントラストが清潔感溢れるベッドルームを演出していますね。
観葉植物が似合いそうなコーディネートです。
黄色×ホワイトのボーダーの壁紙in子供部屋。
家具は全部ホワイトで、すきっとした印象です。
壁に飾られた4枚のアートも黄色をベースにしたものばかりで、イエロールームって感じ。
ここまで徹底して色にこだわるのって凄いです!!
寒色のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
ブルーグレー
ブルーグレー×ホワイトのボーダーの壁紙inリビング。
ソファの後ろの壁にアクセントクロス的に張った例。
爽やかな印象のリビングですね。
グレー系のソファと相性抜群!!
狭いリビングを少しでも広く見せるのに使うと良さそうです。
壁の上の方だけボーダーになったブルーグレーの壁紙inリビング。
同じボーダーでも、ラインの太さが均等でないと少し違った雰囲気に。
こんなボーダーが見つからない場合は、2種類の壁紙を張り分けても良いかも。(職人さんにお願いすると嫌がられそうだけど…)
薄い黄緑色のアクセントカラーとのコンビネーションも素敵です。
水色
水色×薄い水色のボーダーの壁紙in子供部屋。
この色合い、とても可愛いです♪
右手前に見えるダークブラウンの家具とも相性抜群!!
ダークブラウンの家具とブルー系って合うんですよ。
男の子の部屋に合いそうなコーディネートですね。
ネイビー
ネイビー×ホワイトの太いボーダーの壁紙in廊下。
マリンテイストかな?
この色がホワイトの建具と合うのは何となくわかってたんですが、ナチュラル系茶色とも合うんですね。
籠やグリーンを飾りたい場合は、ネイビーのストライプやボーダーを合わせると、グーンとおしゃれになりそうです。
中性色のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
緑
トーンの違う緑のボーダーの壁紙in子供部屋。
明るい緑は子供向けの色ですね。
リビングに同じようなボーダーを使いたい時は、下の例のように少し暗めの色にした方が落ち着くかも。
トーンが低い緑のボーダーの壁紙inベッドルーム。
安らぎを感じる色合いです。
インテリアに緑色を使うと、心が和むので、寝室やリビングのようなリラックスしたい部屋に向いています。
明るい柄入り緑×ホワイトの縦ストライプの壁紙inベッドルーム。
さっきとは打って変わって明るい雰囲気!
同じボーダーでも、メインカラー以外の色に何を使うかで雰囲気がガラっと変わりますね。
ホワイトだとコントラストがはっきりして、白を混ぜた色とのボーダーだと圧迫感がなく、おしゃれな印象です。
紫
太さの違う紫のライン×グレーのボーダーの壁紙inダイニング。
今まで、ラインの間隔が同じものを多く紹介してきましたが、太さの違うラインを組み合わせたボーダーだと、一気にお洒落な感じになりますね。
店舗みたいな雰囲気で家の中じゃないみたい♪
トーンが低めの紫×グレーの縦ストライプの壁紙in寝室。
ダークブラウンのベッドや家具とのカラーコーディネートが素敵♪
さっきの写真と見比べると、縦ストライプの方が天井が高いような感覚になるのがわかりますね。
茶系のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
トーンが低めの2種類の茶色のボーダー壁紙in寝室。
天井のカラーもボーダーと同じ色です。
心が落ち着く、寝室に相応しい色合いですね。
太さが異なる茶色のライン×ベージュの縦ストライプの壁紙inリビング。
太さの異なるラインのストライプは、シックンシン・ストライプと言うのだそう。
同じ太さを並べたストライプよりもおしゃれな印象。
縦は、やっぱり天井が高く見える?
モノトーン系のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
グレー×ホワイト
グレー×ホワイトの縦ストライプの壁紙inリビング。
ソファやカーテンもモノトーンにしたモダンな印象のインテリアです。
狭いリビングでこのコーディネートを真似すると圧迫感が出そうなので、カーテンはグレーにした方が良いかも。
グレー×グレー
明度が異なるグレーの縦ストライプの壁紙inデスクスペース。
さっきと同じような色合いの壁紙ですが、家具が白い&ブラインドも白なので、明るく広々とした雰囲気です。
さっきの事例がホワイト×グレーなのに対し、こちらはグレー×グレー。
グレー×ホワイトの方が明るい雰囲気になりそうな感じがしますが、インテリアの印象はホワイトの面積に左右されるのだということが、この事例を見てると良くわかりますね。
ブラック×ホワイト
ホワイト×ブラックのボーダーの壁紙2種類を張り分けた子供部屋。
奥の壁紙はラインが細い上に、コントラストがはっきりとしているので目がチカチカしますが、手前の壁の太いラインの方はそうでもありません。
ボーダーやストライプを選ぶ時は、目が疲れにくいデザインを選ぶことも重要です。
ホワイト×ブラックのボーダーの壁紙inリビング。
フローリング&ソファ&家具がホワイトなので、壁のコントラストが目立っています。
広々と開放的な部屋なら、この柄を張っても良いかも。
さっきと同じ柄の縦ストライプバージョンinホームデスク。
可愛いけれど、この壁の前じっとしてると疲れそう。
はっきりとしたストライプは使う場所にも注意が必要ですね。
グレー×ブラック×ホワイト
グレー、ブラック、ホワイトの太さの違うラインでボーダーを作った壁紙inリビング。
レザーソファに似合う格好良いデザインです。
一番最初にも同じような黒づくめのリビングの事例がありましたが、こっちの方が明るい印象ですね。
グレー、ブラック、ホワイトの太さの違うラインで縦ストライプを作った壁紙in子供部屋。
目立つ黒はラインが細く、太いラインは薄めのグレー。
全体的にコントラストがはっきりしていないので優しい印象です。
モノトーン系でも、こんなに可愛い雰囲気にできるなんて驚きです。
ホワイト系のストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
ホワイト×ベージュの太いボーダーの壁紙inリビングダイニング。
ボーダーって、どんな色でもマリンスタイルを思い浮かべてしまうのは私だけ?
モダン家具でまとめられたインテリアなのに、どこかカジュアルな雰囲気も感じます。
ホワイト×ベージュのさっきよりも細いボーダーの壁紙in寝室。
さっきの例と同じような色合いなのに、全く違った雰囲気がするのは、置かれている家具の色だけでなく、ラインの太さにも関係していると思います。
それにしても、ベージュと水色がこんなに合うなんて、この事例で初めて気づいたかも!!
ホワイト×ベージュの縦ストライプの壁紙in廊下。
廊下にストライプやボーダーの壁紙を張った事例を何個か紹介しましたが、これが一番広く見える色かも!
玄関周りをお洒落に明るくコーディネートするのに参考になりそうな事例です。
マルチカラーののストライプ&ボーダーの壁紙を張ったインテリア実例
最後は、3色以上の色のラインを組み合わせたストライプ&ボーダーの壁紙の事例を9つ紹介。
ブラック、ブラウン、ホワイトのボーダーの壁紙in趣味室。
トレーニングルーム兼子供の遊び場でしょうか。
好きなことをする場所だから、好みの色を思い切り使ってやろう!という感じなのかな?
フロアカーペット、ボーダーの壁、グレーの壁…。
全部のコーディネートが素敵過ぎ!!
グレー、黄緑、ホワイトのボーダーの壁紙in玄関。
リビング見たいに広い玄関ですが、そこは置いておいて。
このカラーコンビ大好きです!!
「いつかは使ってみたいな~。」と思う憧れの色合いです。
ベージュ、ブルーグレー、ホワイトの縦ストライプの壁紙in寝室。
この部屋のコーディネートの凄さは、2面の壁に張ってある別々の柄の壁紙(花柄とストライプ)の色合いが全く同じところ。
よくこんな壁紙見つけたな~と感心してしまいます。
黄色、茶色、グリーン、ホワイトの4色を使った縦ストライプの壁紙inリビング。
レトロな雰囲気で、とってもおしゃれ♪
暖炉がない部屋にも合いそうです。
壁紙の一部の色を使ったソファコーディネートも見習いたいポイントです。
オレンジ、ネイビー、グリーン、ホワイトの4色を使った縦ストライプの壁紙inダイニング。
これもレトロな感じで素敵!
縦長リビングや横長リビングのダイニング側の壁にアクセントクロスとして使っても良さそうですね。
黄色、ピンク、グリーン、ホワイトなど9色以上を使った縦ストライプの壁紙in子供部屋。
可愛いカラーリングで元気が出そうな配色です。
子供の笑顔が目に浮かびますね。
茶色、ピンク、赤、オレンジ、水色、黒、ホワイトの7色を使った縦ストライプの壁紙in店舗。
住宅インテリアではないのですが、色合いが素敵だったので掲載。
ポップな印象の壁紙ですね。
黒、赤、ピンク、ホワイトを使った縦ストライプの壁紙in寝室。
派手な色ですが、とってもおしゃれな雰囲気です。
この写真と下の写真はスタイリッシュ・ベッドルームの特集でも紹介しています。
緑、紫、茶色、グレーなど4色以上を使った細いラインの縦ストライプの壁紙in寝室。
この壁紙を寝室に使おうという発想が、センス良すぎ。
しかも、ベッドリネンとのカラーコーディネートもばっちり!
リビングに使っても良さそうな壁紙ですね。
ストライプ&ボーダーの壁紙って、色だけでなく、ラインの太さによっても、インテリアの印象がずいぶんと変わるような気がします。
また、壁紙にストライプを選ぶ時はネットやサンプル帳で柄のアップ写真を見ても、部屋の全体像を想像するのは難しいものです。
ラインの太さが何cmあって、どんな色のパターンが並ぶのかをしっかり見極めてから、選ぶようにすると失敗が少なくなります。
[参照元:Houzz Inc]