「セレブな部屋」と聞いてあなたはどんなインテリアを想像しますか?
映画に出てくるような白を基調とした別荘のような豪邸?
それとも、ブランデーを片手に夜景が眺められる大きな窓がついたお家?
以前、いかにもお金持ちが住んでいそうな部屋のインテリアは「豪華インテリア【まるで高級ホテル】突き抜け過ぎた極上インテリアで目の保養彡」で紹介したのですが、一般市民の私達にとって「そもそも家の造りが違うので、そんな部屋は一生縁が無い。」と思ってしまいますよね。
でも、セレブリティーなインテリアは、考え方ひとつで実現可能なのをご存知ですか?
狭いお家や一般的な間取りのお家でも、セレブ風にできるアイデアをインテリア実例と共に6つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
セレブ風インテリアの作り方6つのポイントとインテリア実例-目次
1.余裕のある家具レイアウトを目指そう
「セレブ=著名人やお金持ち」
日本では、こういった印象があると思いますが、セレブの生活を一般的な私の生活と比べてみた時、決定的な違いは、お金の余裕だったり、時間の余裕だったり、“余裕”の有無ではないかと思うんですね。
これをインテリアの演出法に置き換えると「空いてるスペースには何でも置く。」といったレイアウトではなく、「まだ何か置けるけど何も置いていない。」レイアウトを目指すべきではないかと思います。
「レイアウトの余裕を作ることで、優雅さが生まれ、セレブなお部屋になる。」
そんな事例をリビングを中心に見て行きましょう。
2Pソファと小さめのリビングテーブルだけのリビング。
「壁面に収納家具が置けるのでは?」
「もっと大きなリビングテーブルでも良いのでは?」
「ラグは敷かないの?」
と思ってしまうくらい余裕たっぷり!!
床面がたくさん見える家具レイアウトは、広いリビングだからできるのではなく、どんな部屋でも参考にできます。
「何か物足りない」くらいがちょうど良いのかも知れませんね。
リビングスペースに、個性的なデザインのチェアを2:1にレイアウトした例。
このリビングも床面の余りスペースがたっぷり!
この事例のように、リビングに必要な人数分だけチェアを置くレイアウトは、ソファをドドーンと置くレイアウトよりも床を多く見せることが出来るので、優雅な印象に。
部屋の中央にラグを敷き、壁際にチェアを2セットレイアウトし、余裕たっぷりに見せた例。
「真ん中にテーブルが置けるでしょ。」と思ってしまいますが、敢えて置かない選択がセレブっぽい。
グレー×ブルーグレーを組み合わせた、部屋を広く見せる&エレガントなカラーコーディネートも参考になります。
続いては、ソファではなく、ゴロンと横になれる寝椅子をレイアウトした事例を3つ。
空間を遮る背もたれが無い寝椅子を置くことで、視界に余裕ができ、エレガントな雰囲気もUP!
まずは、デザイナーズ家具でおなじみのバルセロナデイベッド by ミース・ファン・デル・ローエを使ったリビングを2つ。
黒のバルセロナデイベッドとシマウマ柄のカウハイドラグをコーディネートし、シルバーのフロア照明とガラス天板+シルバー脚のテーブルを置いた例。
高級感たっぷりの特等席がおしゃれ過ぎる!
家族で団らんではなく、一人でくつろぐをメインにしたレイアウトの仕方が参考になります。
ホワイトのバルセロナデイベッドとホワイトの木製テーブルをコーディネートしたリビング例。
隣にソファを置いたくつろぎ空間があるので、この場所はパーソナルスペースかな?
白だけで統一したカラーコーディネートも参考になります。
リビングのコーナーに紫のデイベッドを斜めにレイアウトし、ベッドサイドに猫足の木製テーブルとテーブルランプをコーディネートした例。
一人暮らしなら、ソファを置かずに、この事例のような家具チョイスもありかも。
デイベッドが部屋の隅っこに置く方法なら、余りスペースもたっぷりと取れる予感です。
2.グレーや紫を使おう
1項目目の「空間の余裕」と似ているのですが、同じ部屋でも、暗い色でまとめるのと白っぽい色でまとめるのでは、後者の方が広く見えます。
また、グレーは上品、紫は気品を演出する色なので、色の効果を活用して、優雅なお部屋を演出しましょう。
黒のソファとライトグレーのラグをコーディネートしたリビングにくすんだ紫のブランケットをコーディネートした例。
モノトーンを基調とした上品さが素敵!
モノクロアートをさり気なく飾るセンスも参考にしたいですね。
グレー×ライトグレーでコーディネートしたリビング例。
ピンクベージュのランプシェードや艶消しゴールド脚のリビングテーブルなど、エレガントな印象をもたらす色を使ったカラーコーディネートにも注目です。
黒×グレー×白でコーディネートしたリビングに、ダークパープルのクッションと花瓶をプラスした例。
暗い紫色を加えるだけで高級感をUPさせた、おしゃれな事例。
「キラキラ光る素材が無くても、セレブ風味が出せるなんて知らなかった…」という方も多いのでは?
ライトグレーのソファに明るい紫のオットマンをコーディネートしたリビング例。
ソファと同じ色のオットマンではなく、わざと色が変えてあるのがポイント。
TV横のベンチに並べてある濃淡グレーのクッションの色の組み合わせ方も参考に。
紫が混じった薄いグレーのコーナーソファと紫のラグをコーディネートしたリビング例。
TV背面の壁をライトグレーにしてホワイトのTVボードやホワイトのリビングテーブルもプラス。
「広いリビングだからセレブ風に見えるのでは?」と思うかもしれませんが、この色使いは狭い部屋で真似ても圧迫感がなく、優雅な印象に。
3.シャンデリアを使おう
見た目が豪華で光の飛び散り方がおしゃれなシャンデリアは、お部屋にセレブな印象をもたらすのに最適なアイテムです。
リビングだけでなく、ダイニングや寝室にも合うので、積極的に使ってみましょう。
燭台のようなデザインのクリスタルのシャンデリアをリビングの天井に吊った例。
何とゴージャス!!
曲線が美しいデザインのシャンデリアをチョイスするとセレブな雰囲気がUPしそうですね。
ロウソクを何本も立てたようなデザインのアンティークなシャンデリアをリビングの天井に吊った例。
「シャンデリアと言えば、ピカピカで煌びやかな見た目のもの」と思っていましたが、艶消しタイプでもあり!
薄いグレーの壁とも相性抜群です。
艶消しゴールドのロウソクデザインのシャンデリアを寝室の天井に吊った例。
エレガントデザインのベッドとシャンデリアがまるでお揃いかのように雰囲気ぴったり!
シャンデリアもベッドもアンティークショップで見つけたものだそう。
真っ白なロウソクデザインのシャンデリアを寝室の天井に吊り下げた例。
この寝室もエレガントなパイプベッドとシャンデリアのデザインを同じにしてある!
ベッドと言えば、木製のしっかりとしたデザインと思いがちですが、この事例のような華奢なデザインの方がセレブっぽい寝室を演出できそうな予感です。
光源が360度に広がる花のようなデザインのシャンデリアを寝室の天井に吊り下げた例。
寝るだけの部屋をここまでおしゃれにするなんて…。
1個前の項目で紹介したグレーと紫を基調とした部屋にシャンデリアをプラスすることで、よりセレブ感がUP。
寝室の事例ですが、カラーコーディネート+シャンデリアの使い方はリビングでも真似できそうです。
キラキラと光るクリスタル系のシャンデリアを寝室の天井に吊り下げた例。
ベッドフレームの足の方向にヒールを並べたり、壁にモノクロ写真を飾るアイデアが、セレブ風の寝室を作る時の参考になりそう。
土足生活の海外のインテリア例なので、ベッドのそばに靴が置いてあるのかもしれませんが、玄関で靴を脱ぐ週間がある日本でも、品の良さそうなヒールのある靴をベッド周りに並べるのはありかも。
4.シルバーやゴールドを使おう
インテリアに光る素材を取り入れると、ゴージャスな雰囲気が一気にUP。
家具の脚やフロアランプなど、ちょっとした場所にシルバーやゴールドを取り入れるのがポイントです。
リビングテーブルの脚とフロアランプにゴールドを取り入れたリビング例①。
リボンのようなデザインのリビングテーブルが素敵!!
ラグやスツールの上に被せてあるアイテムは、6項目目で紹介する革やファーを使ったコーディネートです。
リビングテーブルの脚とフロアランプにゴールドを取り入れたリビング例②。
質感の良さがヒシヒシと伝わってくる!
壁の色やアートは抜きにすると、ライトグレー×薄いピンク×黒のカラーコーディネートは誰でも簡単に真似できますね。
掃き出し窓の横の狭い壁に、ゴールドの額縁に入れた鳥のアートを縦に3枚ずつ飾った例。
さり気なくゴールドを取り入れるセンスが素敵!!
薄い紫、ベージュ、ホワイトを組み合わせた上品なカラーコーディネートも参考にしたいです。
グレーのソファの周りにゴールドとシルバーのキノコみたいなデザインのスツールを4個置いた例。
リビングテーブルではなく、スツールを何個も使うアイデアがおしゃれ!
リビングの中央にチェスの駒が何個も置いてあるようにも見える!?
ライトグレーのソファの前に、シルバーメタリックの四角いスツールを2個レイアウトしたリビング例。
シルバーの板を編み込んだようなデザインが素敵!!
白いカバーの本の上に、ピンクの薔薇を乗せたディスプレイも参考に。
シンプルなグレーのソファの前にALLシルバーの箱みたいなデザインのテーブルを置いた例。
「どこにシルバーが?」と思わず探してしまうくらい、空間に馴染んでる!!
ソファの向かい側に、エレガントデザインのチェアが2個レイアウトしてありますが、ソファ&テーブルの組み合わせだけでも十分にセレブ風。
5.ファッショナブルなアートを飾ろう
ダイニングの壁面に巨大なハリウッド女優のモノクロ写真を飾った例。
モデルは、フランスの女優ブリジット・バルドー。
隣の空間にあるキッチンもセレブなデザインですが、この写真が一枚、何の変哲も無い部屋に飾ってあるだけで、優雅な印象になりそうな予感です。
ゴールドのひじ掛け付きの黒レザーの一人掛けソファ&オットマンを部屋のコーナーにレイアウトし、壁面に男性のカラフルなポートレイトを飾った例。
1項目目で紹介した寝椅子の余裕のあるレイアウトに、アートをプラスしたパターン。
椅子をコーナーに置くだけでもOKですが、ファッショナブルなアートがあった方がよりゴージャスな印象になる気がします。
黒レザーの3Pソファを壁を背にレイアウトし、シルバーフレームに入れた女性のドレス姿の写真を等間隔に4枚飾った例。
ペンダント照明(シャンデリア?)はゴールド!!
有名女優のくつろぎ空間といった印象のインテリア例です。
暖炉の上に、風船ガムを膨らませた女優のモノクロ写真を飾った例。
このアートは、マリリン・モンロー 風船ガム。
日本で入手できるかは不明ですが、ピンクの風船ガムが印象的です。
ベージュと紫をメインにしたエレガントなカラーコーディネートも参考になります。
トイレタンクの上に、ファッショナブルな女性のモノクロ写真を1枚、黒の額縁に入れて飾った例。
この写真の元はこちら。
トイレタンクの上の空きスペースにアートを飾るという発想が無かったので、とても参考になります。
6.革やファーを取り入れよう
セレブと言えば「高級な素材を使ったインテリア=レザーを使う」という印象ですよね。
でも、お手入れやコスト面から、ソファなどのメインの家具に品の良さそうなレザーを使うのは無理という場合は、「ラグをレザーにする」「椅子やソファにファーやブランケットをプラスする」というのも1つの方法です。
6-1.カウハイドラグ
床から天井まである本棚の前に、黒レザーの一人掛けチェアと真っ黒なテーブルを置き、黒のカウハイドラグを敷いた例。
ライトグレーの一人掛けチェアの前に、茶系のカウハイドラグを敷いた例。
どちらの事例も、バタバタ、あくせくという言葉が似合わない、お一人様で優雅な時間を過ごせそうな空間です。
6-2.レザーチェア
ブルーの3Pソファの前に、茶系のレザーチェアを2つ並べた例。
ライトグレーのソファを対面式にレイアウトし、空いたスペースに茶系レザーのバタフライチェアを並べた例。
リビングの窓際に、茶系レザーのバタフライチェアを置いた例。
「ソファとプラスして、レザーチェアをリビングに置くとなるとスペースが無い。」という狭いリビングの場合でも、折りたためるバタフライチェアなら手軽にプラスできそうな気がしませんか?
6-3.ファークッション・ファーブランケット・シープスキン(ムートン)
まずは1個前の事例にも登場した茶系レザーのバタフライチェアにファーを被せた事例を2つ。
茶系レザーのバタフライチェアにホワイトのファーを乗せた例。
黒レザーのバタフライチェアにグレーのファーを乗せた例。
どちらの事例も、革×ファーの組み合わせがセレブっぽい雰囲気を醸し出していると思いませんか?
ホワイトの2Pソファの上に、毛皮っぽいデザインのブランケットを乗せた例。
茶色の2Pソファの上に、ホワイトのファークッションを乗せた例。
リビングのコーナーに、質感の良さそうな木製テーブル&チェアを置き、前にホワイトの羊毛ラグを敷いた例。
ベージュのコーナーソファに、ホワイトのファーラグを敷き、上にホワイト&グレーのクッションを乗せた例。
グレーの3Pソファのひじ掛けに、ホワイトのシープスキンをさり気なく乗せた例。
このように、ファーや毛皮っぽいブランケットは、いつもの部屋に1個足すだけでセレブ感UP。
カウハイドラグや羊毛ラグはIKEAでも入手することが可能なので、気になる方は、ゲットしてみて下さいね。
LUDDE 羊皮 by IKEA
KOLDBY カウハイド by IKEA