我が家の寝室は、長方形で入口ドアを開けてすぐ左手にベッドをレイアウトしています。
以前は、上のパース図のベッドのところにマットレスを床置きしていたのですが、年末年始にベッドを購入。
マットレスだけの時は、「単に布団が敷いてある。」という雰囲気で愛着があまり感じられなかったのですが、ベッドを置くと「家具を置いた部屋。」という雰囲気になり、使い勝手良く寝室を改造し始めて、約10日。
「ベッドと入口までのスペースが少し空いてるような。」というのが、私たち夫婦の今の意見です。
寝室ドアから正面の本棚までの通路スペースはドアの幅分あれば十分なので、奥行45cmの家具なら置けそうな感じで「ここを何とか使えるように工夫して欲しい。」と主人から指令(?)を受けています。
そこで、今回は、私のようにベッドの足元にスペースがあるという方の為に、この部分(上の図の「有効活用したい!!」の部分)にどんな家具を置けば使い勝手が良くなるのかを考察した記事を書いてみようと思います。
ベッドの足元有効活用-目次
1.ベッドの足元にベンチを置いた例
寝室に衣類を置いている場合、寝室で毎日の着替えをするという人も多いのでは?
そんな時あると便利なのがベンチです。
靴下やストッキングを履く場合、ベッドだと、高すぎたりクッションが柔らかすぎたり…。
ベンチなら、ちょうど良い位置に座面が来るので、日常的に使えます。
ラインが細いアイアンにベージュのクッションを乗せた室内ベンチをベッドの足元に置いた例。
華奢なデザインのベンチなので、圧迫感がなく、狭い寝室にも似合いそう!!
座面はマットレスより低めの位置でレイアウトしてあります。
ベッドの足元にグレーのソファっぽいデザインの室内ベンチをレイアウトした例。
見てるだけで座り心地が良さそう!と感じるデザインです。
このベンチだと、ベンチ下のスペースに収納ボックスを入れて部屋全体の収納量をアップすることもできますね。
薄いベージュのふんわりとした素材のベンチをベッドの足元に置いた例。
マットレスが分厚いので、一瞬ソファだと思ってしまいましたが、両サイドに肘掛のついた室内ベンチです。
この高さのマットレスなら、背もたれ代わりにして、ベンチをソファっぽく使うこともできそうですね。
エレガントなソファに木製のフレームが美しいモロッコデザインのベンチをレイアウトした例。
これも一瞬ソファかと思うくらい、ベッドのボリュームが凄い!!
モロカンスタイルのインテリアが好きな方には堪らないデザインかも!!
三角錐のアイアンの脚に1枚板を乗せて、グリーンのクッション(座布団)を2枚乗せた室内ベンチをベッドの足元に置いた例。
手作りかな?
ここまで紹介した事例のような既製品も良いけど、DIYっぽいベンチも素敵!!
ベンチとクッションが別なら、クッションにアクセントカラーを使ったカラーコーディネートも楽しめそうです。
鉄&木の板の木製ベンチをベッドの足元に置いた例。
この寝室、ベッドがファブリック素材なので、自然を感じさせる木のベンチが際立って見えますね。
ベンチを置く時は、ベッドの素材との相性を考えてデザインを選ぶと良さそうです。
ベッドの足元に半円のベンチを置いた例。
狭い部屋の真ん中に大きなベッドをレイアウトして、両サイドを通路にしている場合は、角がある長方形のベンチよりもこの事例のような曲線ラインのベンチの方が部屋の中を動きやすそう!!
こんなベンチを探す方が難しいかも知れませんが…。
2.ベッドの足元にソファを置いた例
ベッドの足元にソファを置く場合は、背もたれをベッドにぴったりとくっつけて、ベッドに背を向けて座る形でレイアウトします。
ソファの正面にTVをレイアウトすると、眠くなるまでTVを見て、そのままベッドにinなんてことも。
よりスムーズにベッドに移動するには、この項目の最後に紹介する、片側にだけ背もたれがあるタイプを選ぶと使い勝手がグンと良くなります。
ベッドは1.ベッドの足元にベンチを置いた例で紹介したベンチよりも奥行があるので、広めの寝室に置くのがおすすめです。
ベッドの足元に木製のアンティークなソファをレイアウトした例。
味のある木の素材が寝室全体に安らぎをプラスしている気がします。
このソファ、座面の下が収納になってるのかも…。
ベッドの足元にグレーの2Pソファをレイアウトした例。
寝室にリビングに置くようなデザインのソファを置くという発想は今までありませんでしたが、この事例を見て“おっ!!”となりました。
我が家の場合は、奥行がそんなに取れないので、ソファは置けませんが、奥行70cmくらい取れるなら、こんなレイアウトもありですね。
ベッドの足元にホワイトの3Pソファをレイアウトした例。
10畳くらいあるかな?
この寝室は、ベッドの背もたれ側の壁から反対側の壁まで4mくらいありそうです。
ベッドの足元に、肘掛のないベージュのソファをレイアウトした例。
マットレスの高さとソファの背もたれの高さが同じなので、まるで一体化した家具みたい。
ソファに肘掛がないので、横方向に広がりを感じます。
マットレスが低く、ソファを置くと背もたれがベッドよりも出てしまうという場合は、次に紹介するような背もたれが片側にだけあるタイプを選ぶと良さそう。
このデザインのソファなら、ベッドとソファが別々に見えず、一体化した印象があり、座面に足を上げて横にもたれてTVを見ることができますね。
3.ベッドの足元にチェアを置いた例
チェアは、2.ベッドの足元にソファを置いた例で紹介したソファよりも奥行を取らないので、通路スペースを確保したい時におすすめです。
ベッドの足元にヴィンテージ感のあるグレーのプスチールチェアを2脚レイアウトした例。
この椅子は1971年にデザインされた、かなり年代もの。
チェアなら、片手で動かせるので、今回紹介するパターンの中では、一番掃除に適しているかも。
モダンなデザインの足元にデザイナーズチェアを2脚レイアウトした例。
足元にもフレームがあるベッドなので、チェアの背もたれ代わりにも。
有名なデザインの家具は、一度はインテリアに取り入れてみたい!
ベッドの足元にホワイトのチェアを2脚ハの字にレイアウトした例。
このレイアウト憧れます!!
…が、背もたれにボリュームがあるサロンチェアなので、スペースがたっぷり取れる寝室でないと無理っぽい…。
ベッドの足元にグリーンのレザーチェアを2脚、ハの字にレイアウトした例。
ソファを置いたイメージに近いですが、チェアの間に円形のミニテーブルがあるので、カフェっぽい雰囲気も。
背もたれがL字についたチェアは、L字にレイアウトできるセクショナルソファを中心に探してみると見つかりそう。
4.ベッドの足元に収納を置いた例
「収納はいくらあっても困らない!!」
収納場所確保に悩んでいる方なら、ベッドの足元を収納場所として活用するのも一つの方法です。
毛布やシーツ、季節ごとの寝具などがベッドのそばにあれば、衣替えの季節にも即対応できますね。
これまで紹介してきたベッドの足元に座ると収納の2つをプラスしたアイデアも。
4-1.蓋付ベンチを置いた例
木製の蓋付収納をベッドの足元に置いた例。
蓋があるのでベンチ代わりにも。
幅が1m以上あり、深い収納なので、圧縮した不毛布団も入りそう。
座面が蓋になっているファブリック製のベンチをベッドの足元に置いた例。
このベンチのミニ版、母親の鏡台で見たことある!!
収納の深さが浅いので、予備シーツの収納に活用すると良さそうです。
1個前の事例と同じく、収納付ファブリック製のベンチをベッドの足元に置いた例。
こちらは収納部分が床まである版。
見た目は1個前の事例の方がすっきりしていますが、こちらの方が収納量は大。
狭い寝室にこの事例のようなベンチ兼収納を置く場合は、家具をおくことで発生する圧迫感にも気をつけたいものです。
4-2.チェストを置いた例
ベッドの足元に横長のステンレス製のチェストを置いた例。
事務所にある収納みたいなデザインの家具です。
引き出し4杯と観音開き1か所なので、本の収納にするのが良いかな?
木製のヴィンテージ感のある横長チェストをベッドの足元に置いた例。
こういう家具の配置って、あまり見たことがないので最初は違和感がありますが、使い勝手が良さそうな気がしませんか?
蓋を開けて収納するタイプなので、パジャマ置きとかにしないように(笑)
ダークブラウンの背の低い収納家具をベッドの足元に置いた例。
これまで紹介してきたチェストと比較すると高さがないタイプの家具なので、横の広がりを感じますね。
家具による圧迫感を避けたい場合は、このくらいの低さのものを探すと良さそう。
ベッドの足元に木製の蓋付チェストをレイアウトした例。
このチェストはDIYで作ったお手製だそう。
ベッドサイドにある背の高い家具と同じ色合いなので、統一感がありますね。
ベッドの足元に木製の脚付チェストをレイアウトした例。
北欧っぽい寝室インテリアを作るのに参考になりそうな事例。
このチェストは蓋型ではなく引き出し型です。
着替えを入れるのにも便利そうですね。
4-3.トランク型の収納を置いた例
ベッドの足元に古いトランクを置いて、上に本を重ねてレイアウトした例。
この古い感じがたまりません!!
トランクは実用的な上にインテリアをグンとおしゃれに見せる役割も果たしてくれそうですね。
ベッドの足元に重厚感のあるトランクを置いた例。
このトランクも素敵!!
中から宝物が出てきそう(笑)。
ベッドの足元に横長のトランクを置いた例。
通路が狭い場合は、この事例のような角が丸いトランクの方が怪我の心配がなくて良さそう。
このトランクは蓋付収納と引き出しになってるのかな?
トランクはベッドの足元だけでなく、リビングテーブルやサイドテーブルとしても活用できます!!
4-4.オープン棚を置いた例
ステンレスフレームのベッドの足元にオレンジ色の木製オープン棚をレイアウトした例。
こんな発想も無かった!!!
オープン棚なら、この事例のようにベッドリネンと色を合わせると、おしゃれな寝室空間が出来上がりそうです。
5.ベッドの足元にテーブルを置いた例
ベッドの足元に棚付きの背の高い細長いテーブルをレイアウトした一人暮らしの部屋の例。
テーブルの高さはマットレスのちょっと下です。
棚には本を置いて、床との間に靴が収納してあります。
こんな感じの細長いテーブルは、玄関に置くホワイエ・テーブルを応用しても良いかも。
ベッドの足元にデスク(テーブル)とチェアをレイアウトした例。
この部屋も一人暮らし用かな?
コンセントさえあればパソコン作業もできそう♪
ベッドに向かってデスクを置くという発想が無かったので、事例を見た時は驚愕しました(笑)。
ベッドの足元にお手製の木製テーブルを置いた例。
ベンチの事例とよく似てますが、こちらは腰掛けというよりも物置を主体に考えた家具なので、耐荷重は考慮してない様子です。
6.ベッドの足元にスツールを置いた例
最後は、ベッドの足元にスツールやオットマンをレイアウトした事例を紹介。
用途的にはベンチに似てますが、スツールはサイズが小さいので、動かすのも簡単な上に、ベンチと比べるとカラーバリエーションが豊富です。
寝室をカラフル&おしゃれにコーディネートしたい方は、同じデザインのスツールを2脚、ベッドの足元にレイアウトすると良いですよ。
モフモフの素材と木を組み合わせた変わったデザインのスツールを2脚、ベッドの足元にレイアウトした例。
このモフモフ、とっても暖かそう♪
屋外にも置けそうなデザインの家具を寝室に置くと、インテリア全体がいつもと違った雰囲気になりそうですね。
ベッドの足元にキューブ型のスツールとミニテーブルをレイアウトした例。
質感のある木目とブルーのベッドが、とっても合ってる♪
スツールに色を使うとなると年中使えそうな色を選ぶ必要がありますが、木製なら、さほど気を使う必要がないかも。
ベッドの足元に光沢のあるファブリック素材のブルーのスツールを2脚レイアウトした例。
青は鎮静作用があるので、寝室に向いている色です。
静寂を感じさせつつ、おしゃれにコーディネートしたい時に参考になりそうな事例です。
木製ベッドの足元に英字のプリント柄のスツールを2脚レイアウトした例。
遊び心のある柄の使い方が素敵!!
スツールは座る用ではなくて、物置として活用してあるみたいです。
ベッドの足元に黄色のオットマンを2脚レイアウトした例。
グレーと黄色のカラーコーディネートの仕方が素敵過ぎる!!
オットマンと枕カバー、テーブルランプを同じ系統の色にする技は、真似したいポイントです。
ベッドの足元にオレンジ色のオットマンを2脚レイアウトした例。
上記で紹介しているリンク先をクリックするとオットマンとベンチの数に圧倒されます。
(時間がある方だけクリックしてくださいね/笑)
デザイン、色、素材、こだわり出したらキリがありませんが、色んな家具を見ておくとインテリアの発想も広がる予感。
ベッドの足元にグレーのキューブ型のオットマンを2脚レイアウトした例。
シンプルだけどおしゃれなレイアウトの仕方!!
ベッドとオットマンの間に掛け布団が挟んであるので、布団のズレ防止にも一役買ってくれそうです。
ベッドの足元というほんのわずかなスペースですが、実用的&おしゃれな家具のレイアウトに“こんな使い方があったのか!?”と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
我が家はマットレスだけ時代(?)に、マットレスに腰掛けて靴下を履く癖がついてしまったので、ベッドに変えてしまった今、座面が高すぎて、短足の私は少し不便に感じています。
そこを踏まえると、ベストはベンチだと思うのですが、読書家の主人の本が増えていくことも考慮するしなくてはいけないので、下に本が収納できるベンチかオットマン(スツール)を置くことにします!!
[参照元:Houzz Inc]