ピンクやブルー、黄色にグリーンなど、いろんな色が入ったポップなインテリア。
街中で、そんなインテリアのお店を見かけると、ついつい中に入ってしまうけど、自分の部屋をポップなイメージにしようと思うと上手くいかないという経験はありませんか?
実は、私もその一人で、頭の中には、『2001年宇宙の旅』のようなインテリアのイメージがあるのに、ラグやカーテン、ソファの色を考え出すとチグハグになってしまって、結局、モノトーンインテリアに挿し色で落ち着いてしまうといった具合です。
いろんな色を適当に使えば、ポップインテリアが実現する訳ではないんですよね。
海外のインテリアのプロがコーディネートした事例の中から、4つのポイントに絞ってポップなインテリアを紹介していきます。
ポップインテリア究極の秘儀!!プロの実例から学ぶ4つのポイント-目次
カラー配分が絶妙!3色以上を使ったインテリア
多彩な色をインテリアに溶け込ませるのがポップインテリアの基本ですが、選んだ色同士が喧嘩したり、インテリアに上手く馴染んでいなければ意味がありません。
目立つ色を3色以上使った事例を紹介します。
3Pソファ、2Pソファ、1Pソファ、ダイニングチェアにネオカラーのピンク、水色、グリーンの3色を使ったポップなリビングダイニング。
色配分はピンク>グリーン>水色の順で、水色はアクセント的な使われ方をしています。
黄色、グリーン、水色、赤と色違いのチェアを置いた4人掛けのダイニングテーブル。
白の家具に4色を組み合わせるだけなので、このパターンなら、簡単に真似できそうですね。
あとは、チェアに使われている色と同じ色をディスプレイに使えば、ばっちりです。
赤のソファにグリーンのランプ&クッション、黄色の本。
赤がベースカラー、グリーンと黄色がアクセントカラーです。
黄色、紫、水色、ピンクの4色使い。
どの色も少量ですが、インテリアが白っぽいので、目立っています。
ピンク、水色、オレンジ、グリーンを使ったパステルカラーのソファと赤のソファ、ピンクの花瓶の6色使い。
3Pソファのトーンと1Pソファの色のトーンが違うので、それぞれが目立っていて、素敵なコーディネートです。
見ているだけで楽しくなる色を10色以上組み合わせたインテリア。
縦縞・横縞・斜めなど、各色が様々な大きさでバラバラなところも面白いポイント。
インパクト大!2色+柄を組み合わせたインテリア
単色使いのカラフルな家具を上手に組み合わせるのは、苦手。
そんな場合は、柄の入ったアイテムを選ぶとポップなインテリアになります。
カラフルな柄の入ったデスク用チェア、デスクランプのシェードの組み合わせに、抽象的な模様の絵画の組み合わせ。
白の家具で統一された中に、オレンジ、ピンク、水色、紫、グリーンと様々な色が映えて、素敵です。
水色のソファにグリーンの模様入りのクッション。
奥にあるランプや壁に飾られた絵にも同じ色が使ってあるので、全体的にまとまりがあります。
茶色のレザーソファに模様入りのクッション。
背面の飾り棚の内側にも模様入りの壁紙を選んで、シック&ポップを融合させた大人のインテリアに。
黒のソファにピンクに柄が入った1Pソファと黄色のオットマン。
それぞれの色面積が違うので、全部が目に入ります。
黄色、緑、水色の3色を上手にコーディネートしたリビング。
ラグと背面の絵の色合いが全く同じなので、統一感があります!!
黒のソファ+オレンジの1Pソファ2脚。
ラグ、クッション、サークルを描いた壁面の絵など、小物だけでポップ感を演出。
これなら、飽きても簡単にインテリアテイストを変えられそうです。
真っ白な部屋に白のソファ+ピンクのチェア、ピンクのクッション。
コロンと丸いチェアが個性的です。
丸くて色がついたアイテムをプラスするとポップ色が濃くなる気がするのは私だけでしょうか?
クッション、パーソナルチェア、壁面の絵画でポップを演出したリビング。
ソファやテーブルは至って普通のデザインなので、ポップ感は、周りの小物の選び方で出せるというのがわかりますね。
クッションと壁紙でポップ感を演出したリビング。
ワンルームや個人の部屋でも、こんな風に壁紙を1面だけ違う柄にすると雰囲気がグーンと違った感じになります。
座面に模様が入った赤のレザーソファ。
色と言い、形と言い、ポップそのもの!って感じですね。
身近な模様を利用!ストライプ、ドット柄を使ったインテリア
これまでは、個性的な柄を使った例を紹介してきましたが、ここからは、すごく身近なストライプとドット柄を使ったインテリアを紹介します。
ラグやカーテンなどのファブリックに、ストライプやドット柄が使ってあると、それだけでポップに!!
「これから、インテリアをポップにしたい。」と考えている方は、これらの柄を先行してインテリア家具を探すと素敵なインテリアになりますよ。
ストライプ
グリーン、オレンジ、紫の3色を使ったストライプ柄の1Pソファ。
派手なピンクの壁紙の部屋ですが、白い壁でもこのソファは似合います。
黒×ホワイトのストライプのクッション&ラグ。
家具自体は暗めのシンプルなデザインですが、カラフルなクッションばかりを置いてポップさを演出しています。
モノトーン調のポップインテリア。
よく見ると壁が横ストライプ、ラグがジグザグ模様。
たった2つのアイテムが、部屋全体をポップな印象にしています。
ポール・スミスみたいな柄のアートと同じ色を使ったラグ。
これも2つのアイテムで素敵なポップインテリアを実現しています。
ちなみにこのラグを違う色のソファと組み合わせると…
オレンジのソファでも似合いますね!
緑&紫の中性色を使ったポップインテリア。
ポップって、明るいピンクやオレンジ、水色などを組み合わせるのしか知りませんでしたが、この色使いは斬新!!
丸いミラーを4つ並べるアイデアは盗みたい技です。
黒地にピンク&黄色のラインが入ったソファ。
窓シェードの柄もお揃いで素敵です!!
1個前の緑と合わせて、中性色のポップインテリアこれから来るかも!!
ドット柄
レトロポップな柄の1Pソファ。
オレンジ色をアクセントカラーにして、明るく楽しい印象のリビングです。
緑とピンクの水玉模様のカーテンとクッション。
古い英字新聞を張ったようなデザインのチェストも素敵です。
白地に黒の大きな水玉のラグと同じデザインで色違いのクッション。
ストライプの事例でもそうでしたが、ラグとクッションの選び方次第でポップなインテリアは簡単に実現できそうです。
チェック柄
ソファを無難なグレーにして、赤、青、緑が入ったカラフルなチェック柄のラグを敷いたリビング。
ポップは、家具や小物にカラフルなアイテムを持ってこなくても成り立つんですね。
チェック柄のカーペット+壁面にポップアート。
色の使い方と言い、柄の使い方と言い、センスがあり過ぎます!!
個性的なアイテムを1個入れるだけでOK!アートやアニメを使ったインテリア
アニメ
スヌーピーのワンシーンを額に入れて。
収納の引き出しが1段だけ色が違うのもポップ!!
アメコミを生地に印刷したソファ。
日本のアニメだと子供用家具っぽくなってしまいますが、アメコミならポップに!!
ちなみに、これは、オーダーで特別に作ってもらったそうです。
ポップアート
最後に、壁に飾ってあるだけでポップなインテリアを実現できるお手軽アイテム=”ポップアート”を使ったインテリアを7例。
カラフルな家具にこれらのアートが加わると、一層ポップ感が強くなりますね!!
世界的に有名なポップアート作品については、インテリアを絵画で格上げ!!ポップアートの3大アーティスト&インテリア実例39選も参考にしてみてくださいね。
ポップインテリアは、見てるだけでワクワクしますよね。
でも、派手な色は目が疲れたり、頭が冴えすぎて、精神的に落着けない場合もあるので、勉強や仕事には不向きです。
「ポップなインテリアは好きだけど、落ち着きも欲しい。」そんな方には、少しトーンを抑えたレトロポップもおすすめですよ。
[参照元:Houzz Inc]