「リビングにソファを置いたら、その前にリビングテーブルが必要なのか?」
こう疑問に思ったことはありませんか?
我が家のリビングは約4畳半の正方形。
今から半年前、TVボードとリビングテーブルを木目のヴィンテージ風デザインのものに買い替えたのですが「もしかしてリビングテーブルは必要なかったのでは?」と思い始めています。
というのも、TVボードとリビングテーブルの間(上の画像でブルーの部分)は引き出しが開けられる最低限の奥行き分の25cm程度しかない上に、リビングテーブルとソファの間(上の画像で赤の部分)は、30cm程度。
人が快適に行き来できる幅(最低45cm)を満たしていないので、移動する10回のうち3回くらいは、リビングテーブルかソファの脚に足をぶつけてしまうのです。
その上、リビングテーブルは、ただのメディア機器のリモコン置き場兼ソファに座った時の足置き場となっているだけで、テーブルの上で読み書きする訳ではありません。
快適に通れて、しかも広々としたリビングにするには、もっとミニサイズのテーブルでも良かった気がしています。
世の中に蔓延している格好良いリビングインテリアに影響されて、いつの間にか“ソファとリビングテーブルはセットで置くべき”という考えが頭の中に根づいてしまっていたのかな?
そんなことを考えつつ、今回は、大きなテーブルを置かずに快適に過ごせるリビングインテリアには、どんなものがあるのか?を考察してみたいと思います。
リビングテーブルを置かない時のコーディネート4パターン-目次
1.広々見える♪ソファのみ(リビングテーブル無)のインテリア例
最初に紹介するのは、ソファの前にテーブルを全く置かないパターンのインテリア例。
リビングテーブルを置かないことで、テーブルの大きさ+周りのスペース(通路にする場合は最低45cm)が不要となる分、椅子をプラスするなどしたインテリアは、開放感がある上に、見慣れたソファ+テーブルの組み合わせにはないおしゃれな印象も。
ホワイトのコーナーソファとベージュの木肘チェアを対角線上にレイアウトし、中央にテーブルを置かないインテリア例。
そっか…。
テーブルを置かないと、奥行き分のスペースが必要なくなるので、コンパクトな椅子をもう1つ置けるのか…。
掃き出し窓への通路も十分に確保できていて、開放的に見えますね。
壁に背を向けて2Pソファをレイストし、窓際に一人掛けチェアをレイアウトした例。
1個前の事例と似てますが、こちらは、I字ソファなので、さらに広々とした印象。
ソファの前にテーブルを置かずに中央のスペースを広く空け、右横の壁にチェア+チェスト+チェアをレイアウトして窓の外の景色が眺められるようにしてあるアイデアも参考にしたいポイントです。
2PソファとTVボードを対面式にレイアウトし、リビングテーブルを置かずに1mほどの通路幅を確保した例。
この部屋を反対側から見たのが下の写真。
掃き出し窓に向けて一直線に通路幅が確保してあるので、開放的♪
この通路に長細いテーブルがあるのを想像すると、無い方が広々とした印象になると思いませんか?
2.移動楽々♪ソファ+スツールorサイドテーブルを置いたインテリア例
「コーヒーカップや本などを置きたい!」
そんな時に使えるのがソファの前にスツールを置く方法です。
茶色のレザーソファの前に黒の木製スツールとプラスチックスツールをレイアウトした例。
リビング用ではないアイテムを敢えて使った素敵なコーディネート♪
右側にあるのは、Tolixのスツールで、日本でも通販などで購入することが可能です。
茶色のレザーソファの前に、高さの違う木製円形テーブルを2セットと籠のようなデザインのスツールを1個レイアウトした例。
長細いテーブルを置くより断然おしゃれ!!
サイズ違いのテーブルを中央に3つ寄せてレイアウトしてありますが、1つ1つがコンパクトなので、場合によってソファの端に動かしたりすることも可能ですね。
3Pソファの前にキノコのようなシルエットのスツールを1個レイアウトした例。
このスツール、木の蓋を開けて中に収納できるようになってるのかな?
ソファの前のスペースがこれだけ広々と空いてると、床にペタっと座ることもできますね。
黒のコーナーソファの前に、シルバー×2、ホワイト×1、合計3つの同じデザインのスツールをレイアウトした例。
部屋のコーナーに置いて花瓶を飾るのに使いそうな台をリビングテーブルとして活用するアイデアがおしゃれ♪
1個6kgほどなので、片手で移動するのは無理そうですが、1個前の事例と同じように、3つを離れた場所にバラバラにレイアウトすることもできるので使い勝手が良さそうです。
薄いベージュの3Pソファの前にシルバーのスツールを2セットレイアウトしたリビングの例。
小さなミラーを連ねたような素敵なデザイン!!
シルバー+鏡素材は存在感が薄く、圧迫感もなし!
カーテン&アート&クッションのカラーコーディネートの仕方も参考に。
ベージュのコーナーソファにホワイトのキノコ型のスツールと鍵型のサイドテーブルをコーディネートした例。
異なる2つのデザインのテーブルを組み合わせるアイデアが素敵!!
リビングテーブルを置かないという選択は、空間を広々と見せるだけでなく、長方形のリビングテーブルをソファの前にドンと置くよりもコーディネートの幅が広がるというメリットもありますね。
ホワイトの3Pソファの前に黒のレザーっぽいスツール×2と鍵型のサイドテーブルをレイアウトした例。
おぉ~!!
これは、使い勝手が良さそう♪
柔らかい素材のスツールなら、足をのせることもできますね。
緩やかなカーブになった4人掛けのホワイトソファの両サイドに茶色のサイドテーブルをシンメトリーにレイアウトした例。
木製ではなく、スチール製のサイドテーブルを置くと、こんなに高級な雰囲気に!!
リビングテーブルがないだけで、こんなに部屋が広く見えるのも衝撃的です。
ブルーの一人掛けチェア×2とホワイトのレザー製のベンチソファを対面式にレイアウトし、ベンチソファの端にホワイトのサイドテーブルをレイアウトした例。
このテーブル、よく見ると脚が馬の脚のシルエットになってる!!!!!
床に敷いてあるラグと家具のテイストを同じ動物で揃えるアイデアに脱帽です。
黒の2Pソファとお揃いのオットマンを窓際にレイアウトし、黄色のサイドテーブルをコーディネートした例。
オットマンもサイドテーブルもソファの真ん前に置かず、リビングの中央スペースを広く空けた例。
黒×イエローのカラーコーディネートが素敵過ぎっ!!
3.コロンと可愛い♪ソファ+プフのインテリア例
プフは、モロッコインテリアにコーディネートされることが多い分厚く硬いクッションです。
ソファと組み合わせるクッションと同じく、形、素材、色のバリエーションが豊富なので、インテリアのアクセントとしても活用できます。
ダークブラウンのフローリングのリビングにライトグレーのレザーソファを置き、ソファの前に大きさの違うグレーの毛糸のプフを2個コーディネートした例。
床にコロンと丸い物体が2個あるので、めちゃくちゃ可愛い♪
温もりのある毛糸素材というのも良いですね。
ベージュのコーナーソファの前に、手触りの良さそうなベージュのプフを2個レイアウトした例。
窓際にもオレンジ、赤紫、ピンクのプフを石のように積み上げてあり、モダンなリビングインテリアに暖かさをプラス。
arper(アルパー)はイタリアの家具メーカーですが、日本でも購入可能です。
黒の2Pソファの前にグレーのプフを無造作に置いた例。
このリビング、カラーコーディネートが素敵過ぎる!!
ソファの前に場所を取るテーブルを置かずに、ソファの横に正方形のミニテーブルを置くアイデアも参考に。
木製のひじ掛けチェアをハの字にレイアウトし、リビングの中央に大きさが違うプフを2個レイアウトした例。
フプの上に本を置いてトレイ代わりにし、その上にグラスを置くと飲み物がこぼれにくいんだ…。
上が水平ではないプフの上にコーヒーカップやグラスを置くのは無理かと思ってましたが、アイデア次第でテーブル代わりにもなるんですね。
2Pソファと一人掛けチェア×2を対面式にレイアウトし、中央にゴールドのプフ×2とホワイトのプフをレイアウトした例。
リビングテーブルが置ける広さなのに、敢えてテーブルを置かない遊び心満載のインテリア♪
この事例のような椅子&ソファのレイアウトの場合、中央に木製の長細いリビングテーブルをレイアウトしがちですが、プフを3個置く方が広く見えるような気がします。
4.シチューエーションに合わせて移動可能♪ソファ+ネストテーブルのインテリア例
ネストテーブルは、大きさや高さが違うテーブルが1組になったもので、重ねてコンパクトにしたり、バラバラに置いたりとレイアウトが自由自在なのが特徴です。
「ソファ+TVボード+リビングテーブルを置くと窮屈に感じてしまう…、でもリビングにテーブルは欲しい。」という場合におすすめです。
ホワイトのコーナーソファの前に大理石調天板+ステンレス脚の3種類のテーブルをレイアウトした例。
このテーブルはセット品ではなく、同じシリーズのサイズ違いを3つ組み合わせたもの。
長方形のテーブルの下に正方形のテーブルが入るサイズなので、写真のように重ねて置くことが可能。
気に入ったネストテーブルが見つからない場合は、この事例のようにサイズ展開があるテーブルを上手く重ねるという方法もありますね。
ホワイトのレザーソファとホワイトのTVボードを対面式にレイアウトし、間にブルー、グレー、ブルーの3種類のネストテーブルをレイアウトした例。
ブルーとイエローのカラーコーディネートが素敵♪
「我が家もこんなテーブルのレイアウトにすべきだった…」とこの事例を見た途端に後悔です。
ライトブルーの3Pソファの前にウォールナット色のネストテーブルをレイアウトした例。
グネっと曲がった曲線のテーブル何とも可愛い♪
事例はテーブルが中央に寄せてありますが、ソファに座った時、手の届きやすい位置にテーブルを移動させることができるのって嬉しいですね。
ベージュのコーナーソファとイームズのラウンジチェアを対角線上にレイアウトし、ラウンジチェアの横に1個前の事例と同じネストテーブルをレイアウトした例。
同じテーブルなのに、部屋の印象が全く違う!!
こちらは、ソファ用というより、一人掛けチェア用にネストテーブルを使った例ですが、必要ならば、1個前の事例と同じようにコーナーソファの前にテーブルをバラバラに3つ置くことも可能。
この使い勝手の良さがネストテーブルの魅力です。
グレーの2Pソファの前に、ホワイト、黒、ナチュラルブラウン、ダークブラウンの4種類のネストテーブルをレイアウトした例。
ネストテーブルは、小さなテーブルを組み合わせたものなので、この事例のように全部のテーブルの色を変えることも可能。
スツールやプフと同じく、長方形のリビングテーブルをポンと1個置くよりも、インテリアコーディネートの幅が広がるのもポイントです。
一人掛けソファをハの字にレイアウトし、ソファとソファの間に長方形のネストテーブルをレイアウトした例。
これまで円形の可愛いネストテーブルの事例ばかり紹介してきましたが、ネストテーブルには、こんなにモダンなデザインも。
角ばったデザインのネストテーブルは、重ねシロをずらして階段状に見せることもできます。
ネイビーのI字ソファの横に、木製のネストテーブルをレイアウトし、観葉植物とランプを飾った例。
ソファの前にテーブルがないと、本当に広々と見えますね♪
右側にある赤の巨大な袋は、Fatboyというネーミングのクッション。
日本の通販ショップでも取り扱いがあるので、気になる方は探してみて下さいね。
グレーの2Pソファの前に、木製の円形テーブルを2つ、ネストテーブル風に置いた例。
ソファとミニテーブルだけの組み合わせにだけ目を向けると「リビングに置くテーブルは、この程度の大きさで十分。」という気がしてきます。
ソファの前にある紫のオットマンを無視すると、ソファ前に広々とした空間ができ、5人くらいでカルタ取りが出来そうです(笑)。
[参照元:Houzz Inc]
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