日本の住宅って、階段下のスペースは観音開きの扉がついた、いわゆる納戸であることがほとんどですよね。
大抵の人は、そこに掃除機やカセットコンロ、季節ものを入れて収納として利用していると思いますが、生活形態が異なる海外の階段スペースは、一味違います。
同じように収納スペースになってはいるものの、扉の付け方が変わっていたり、見た目が面白かったり…。
日本のように“階段下はこう”という決まりきった形のない、自由な発想の階段下収納を見ていきましょう。
階段下収納アイデア-目次
格好良い扉をつけて収納にする
片開き扉や引き出しなど、いろんな扉がついた階段下収納。
広いスペースがドーンとあるよりも、小分けにされていた方が分類しやすそうですね。
奥の物も楽々取れるスライド式収納。
キッチン横にある階段なので、食品のストック庫として使われている様子です。
規則正しく並んだオープン棚&引き出し収納。
家庭用品置き場ではなく、日常的に使う参考書や辞書などを並べた例。
引き出し無バージョン。
本をまとめておくスペースを作っておけば、各部屋に大きな本棚を作る必要がなくなるので合理的です。
見た目が美しいデザインのオープン棚。
オープン部と扉部の絶妙なバランスが素敵です。
少し和っぽい雰囲気もありますね。
ワインセラー風。
ワインは振動や湿度、温度管理が必要なので、今から飲むワインをこのように無防備に置くのはご法度です。
ここに並べられているワインは、単に「見せる」ことを目的として置いてあるそう。
ウィスキーやワインなどのお酒置き場として利用した例。
趣があって素敵です。
階段自身が収納
階段ってよくよく考えると、1段1段、中は空洞で、スペースが有り余っています。
そこを利用した引き出し型階段を3例ご紹介。
洋服入れとして。
靴収納として。
何収納かは不明ですが、階段のデザインが凄く素敵だったので掲載。
段差と壁面を利用した収納
階段スペースの片側の壁を収納にした3例。
収納部が高くても、階段の段を上がれば取り出すことができるアイデアがナイス。
絵本などを置いておけば、子供の読書スペースとしても活用できます。
靴、長靴、リュックなど子供のお出かけグッズ置き場として。
これなら背の低い子供でも「自分で出して片づける。」癖がつきそうです。
収納以外として利用した例
扉の無いオープンスペースにして、自転車やウエイクボード、サッカーボールなどのアウトドア用品置き場にした例。
腰かけスペース。
個室の窓辺によく見かけるパターンを階段下に。
こちらはベッドスペース。
小窓のデザインが素敵です。
読書スペースとして。
階段下を本棚にして、前にチェアをセット。
一人だけのくつろぎ空間です。
秘密基地みたいな趣味室。
入口が小さいので出入りはしにくいですが、中には趣味の写真が飾ってあって、思い出にふけることができるようになっています。
ワークスペースとして。
パソコン作業をしたり、書き物をしたり。
集中できるスペースです。
こちらもワークスペースとして。
扉などはなく、デスクと椅子だけの簡易的な形です。
電話スペースとして。
固定電話ってリビングやダイニングなど、人が集まる場所にあることがほとんどですが、こうやって個室になってると秘密の話もしやすそう(笑)
海外の階段周りの収納は実用的でとってもお洒落ですよね?
日本にこういう例が少ないのは
- リビングに面した階段のある家が少ない
- 玄関ホールから階段までのスペースが狭い
- 階段の反対側は狭い廊下であることがほとんどなので引き出しなどが作れない
といったような、設計上の問題もあるようです。
広大な土地に家を建てるなら、階段下まで使いやすい家にしたいなぁ~。
[参照元:Houzz Inc]
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