一人暮らしでも家族暮らしでも、新居に引っ越した時、まず、どんな雰囲気のインテリアにするか、テイストを決めますよね。

特に引っ越し先がマンションの場合は、理想のインテリアを実現する最大のチャンス!!

なぜなら、マンションは戸建住宅に比べて、壁面が多く家具の配置がしやすいからなんですね。
また、個室が多い間取りなら、部屋ごとにイメージやコーディネートを変えて、インテリアを存分に楽しむことができます。

無機質なマンションの雰囲気にぴったりなインテリアの定番と言えばモダンですが、近年、インテリアの新しいテイストとして、日本のインテリア界に進出しているのが“北欧インテリア”。

北欧インテリアは、装飾を排除したシンプルなモダンテイストに自然の温もりを感じる要素をプラスしたようなインテリアなので、住まいに程よいくつろぎ感を持ちたい方にぴったり♪

そこで、今回は、“北欧インテリア”を4つのカラーコーディネートに分けて、34の実例を紹介していきましょう。

1.北欧インテリアの大定番!!【黒&グレー】をベースにしたコーディネート例

北欧インテリアのカラーの基本は、黒やグレーを使った冷たい印象のカラーコーディネートです。
どこにどんな色をどんな割合で使っているかを中心に実例を見ていきましょう。

リビング

薄いグレーのコーナーソファにソファより薄いグレーのラグをコーディネートした横長リビングの例。

この事例は何度も紹介してますが、ソファ&クッションはIKEA製です。
照明器具を全部シルバー色で統一して、広いリビングダイニングを同じテイストでコーディネート。

ファミリー向けマンションのリビングダイニングのインテリアコーディネートの参考になりそうな例ですね。

シンプルなグレーのソファにパターン柄のモノトーンラグを組み合わせたリビングコーディネート例。

海外のインテリアは、パターン柄を上手に使った例が多いので、本当に勉強になります。
10畳以上ありそうな広いリビングの例ですが、リビングテーブルを置かずに、サイドテーブル&フロアランプでおしゃれにまとめたソファ周りのコーディネートの仕方は、狭い一人暮らしの参考になりそう。

グレーのソファ&ラグのシンプルな北欧インテリアの例。

TVボードを壁付け(フロート)にして、床面を多く見せることで部屋を少しでも広く見せる工夫がしてあります。
空き箱を使った壁面ディスプレイが寂しい雰囲気のリビングダイニングに暖かさをプラス。
こういった飾り方は、壁面積が多いマンションなら簡単に真似できそうですね。

グレーの2Pソファ+黒の1Pソファ×2をレイアウトしたリビングのコーディネート例。

ソファ、リビングテーブル、フロアランプの脚を全部木製にすることでインテリアのまとまり感がUP。
シリーズものの家具ではない場合でも、「似たデザインを選ぶとセンスのあるインテリアが作れる」お手本のような事例です。

ソファ&カーテンを薄いグレーにし、ホワイト&グレーのストライプのラグでまとめたマンションのリビングコーディネートに参考になりそうな例。

メインの家具以外に茶色のレザーチェアや茶色のクッションを組み合わせて、程よい暖かみをプラス。
木製家具を使わずに北欧テイストでまとめたい時に参考にしたいカラーコーディネートです。

ダイニング

木製のダイニングテーブルにホワイトのイームズチェアをコーディネートし、グレーのカーテンをコーディネートしたダイニングの例。

ペンダント照明とチェアのクッションを同じ黒にすることで、インテリア全体に引き締まった印象をプラス。
「モダンインテリアが好きだけど、北欧テイストもプラスしてみたい。」そんな方の参考になりそうな事例です。

ホームオフィス

ナチュラルブラウンのテーブルに黒のイームズチェアを組み合わせたホームオフィスの例。

テーブルランプや壁面ディスプレイも黒をベースにしたものをチョイスして、すっきりと格好良い印象です。
ダイニングの事例にもありましたが、イームズチェアは、北欧インテリアに合わせやすく、1脚あるだけでも絵になります。

寝室

グレーのカーテン&ベッドリネンをコーディネートした寝室の例。

みすぼらしいグレーの木目の壁紙が北欧っぽい印象をググーンとUP。
賃貸以外なら、壁紙を張り替える方法もありですね。
壁紙の張り替えは、専門業者にお願いしなくても、DIYで簡単に挑戦できるので、興味がある方は、輸入壁紙を購入して自分で張り替えてみましょう。

2.涼しげな色使いがお部屋を広々見せる♪【ブルー】を使ったコーディネート例

寒色系コーディネートは、狭い部屋を広々見せたい時の大定番。
特に一人暮らしのインテリアでは、これから紹介する実例を参考にカラーコーディネートすると、すっきり洗練された印象の部屋をつくることができます。
北欧インテリアにブルー系をプラスしたインテリア実例を見ていきましょう。

リビング

ダークブラウンの床のリビングにライトグレーの2Pソファとブルーの1Pソファをコーディネートした例。

リビングの真ん中に1Pソファがあるのに、圧迫感が無いのは、ソファの色が寒色だから。
この1Pソファと円形テーブルの組み合わせ方は、大きなソファが置けない一人暮らしの部屋でも真似できそうですね。

窓に向かって鮮やかなブルーの2Pソファをコーディネートしたリビングの例。

こんな色のソファを置きつつ、北欧っぽい印象のインテリアにできるなんて!!とビックリした例。
はっきりとした色のソファを置くとカジュアルっぽくなるという先入観がありましたが、同じ部屋の壁紙や収納家具のデザインによって大人っぽいイメージにもできるんですね。

グレーのソファに鮮やかなブルーのクッションをコーディネートしたリビングの例。

このクッションは、北欧ブランド“HAY”のもの。
HAYは丸っこくて可愛いデザインの家具が多いので、女子は好きかも…。

気になる方は、下のトピックを参考にしてみて下さいね。

リビングにネイビーのソファとグレーのラグをコーディネートした例。

1.北欧インテリアの大定番!!【黒&グレー】をベースにしたコーディネート例で紹介した寒々しい印象のインテリアと比較すると、少しモダン寄りかな?

事例のリビングテーブルを木製テーブルにチェンジすると、より北欧っぽい印象になりそうですね。

水色のサイドテーブルに水色の座クッションのチェア、ライトグレーのソファベッドをコーディネートしたワンルームの例。

このカラー使いは一人暮らしや子供部屋でぜひ真似してほしい!!
ペンダント照明にさり気なく黄色が使ってあるのもポイントです。

ダイニング

ホワイトの円形テーブルに水色のイームズチェアを組み合わせたダイニングの例。

シンプルな家具同士の組み合わせですが、これだけで北欧スタイルを実現!!
これまで紹介した事例の中で一番簡単に真似できるかも…。

寝室

木製のサイドテーブルの上に薄い水色のテーブルランプをコーディネートした寝室の例。

ベッドリネンは北欧柄のグレー&ブラックでまとめて、アイスブルーをちょっぴりプラスしたワンランク上のインテリアです。
寒色&無彩色の冷たいコーディネートなのに、ほどよい暖かさを感じるのは、ベッドリネンのパターン柄のおかげかな?

3.温もりが心地よい♪【木製家具】を生かしたコーディネート例

北欧インテリアに欠かせないのが木の素材感を生かした温もりを感じるコーディネート。
ソファやダイニングテーブルなど、“自然”を感じる素材を使った家具を使った北欧テイストのインテリアを見ていきましょう。

リビング

ホワイトのファブリック仕様のソファにウッドチェアを2脚コーディネートしたリビングの例。

リビングの奥はダイニングスペースになっていて、ダイニングには、濃い茶色のウッドテーブル&ウッドチェアをコーディネート。
「同じ空間に、異なる木の色の家具を置くのって変?」と悩んでしまいそうですが、事例を見てると違和感を感じない理由は、どの家具も“北欧”という同じイメージを持ったデザインだからです。

ダイニング

ホワイト×木目の天板のダイニングテーブルにイームズチェアを組み合わせたダイニングの例。

壁に縦張りの木目の壁紙を張って雰囲気をUP。
ごちゃごちゃしないシンプルなインテリアが洗練された空間を演出しています。

木と黒のスチールを組み合わせたダイニングテーブルセットを置いた例。

この家具素敵!!
ウォールシェルフも似たようなデザインにして、空間全体に統一感。
北欧ダイニングで調べたら、こんな家具、通販でも手に入りそうですね。

ホワイトの楕円形ダイニングテーブルに北欧デザインのチェアを組み合わせたダイニングの例。

曲線を用いた木のフレームとレザーの組み合わせは、北欧家具の大定番。
家族で住むなら、一生ものと思って、本物の北欧家具を置くのも一つの方法ですね。

1個前のダイニングチェアと似たデザインで、こちらはALL木のパターン。
全部が木だと、温もり感が半端ない!!

マンションによくある、リビングダイニングがひとつながりになった空間にダイニングテーブルセットを置く場合は、リビング側のコーディネートも気にしながら家具のデザインを選ぶようにしましょう。

ナチュラルブラウンの節目が目立つダイニングテーブルにホワイトのイームズチェアを組み合わせたダイニングの例。

こんなテーブル憧れる♪
やっぱり本物の木を使ったテーブルは、写真からでも、その質感が伝わってきますね。

ホームオフィス

ナチュラルブラウンのデスクに、木×黒のスチールのチェアを組み合わせたホームオフィスの例。

さり気なく黒を取り入れたインテリアコーディネートが格好良い!!
白っぽい木って、和を連想させるためか、私たちの目に触れると何だか心がホッとしますね。

寝室

3枚の板を張り合わせたようなブラウンのベッドに北欧柄のクッションをコーディネートした寝室の例。

手作りっぽいベッドの質感がリラックスできる空間を演出!!
こんなデザインのベッドを探すのは大変かも知れませんが、モダンなベッドに寝るよりも緊張感が一気にほぐれる気がします。

4.遊び心満載♪【暖色】をアクセントカラーにしたコーディネート例

「北欧インテリアの大定番!!【黒&グレー】をベースにしたコーディネート例」や「涼しげな色使いがお部屋を広々見せる♪【ブルー】を使ったコーディネート例」で紹介した北欧インテリアは、どうしても、冷たくて寒々しい印象になりがち。
これらに“暖かさ”をプラスした温もりのあるインテリアを作りたい方は、次に紹介する実例を参考に。

赤色をプラスした北欧インテリア例

ナチュラルブラウンの木製のダイニングテーブルにホワイトのイームズチェアをコーディネートした例。

1個前の木製家具のところで似たようなコーディネートを紹介しましたが、チェアの上に赤のクッションを置いて暖色をプラスした例。
赤がほんの少し加わるだけで、元気な印象になっている気がしませんか?

黄色をプラスした北欧インテリア例

ホワイトのレザーソファにカラシ色のクッションをコーディネートしたリビングの例。

ソファ&ラグはIKEA製品です。

同じくホワイトのファブリック仕様のソファにカラシ色のクッションをコーディネートしたリビングの例。

1個前の事例もこの事例も、暗めの黄色をプラスだけで、ホワイトの持つ緊張感が薄れているのがわかりますね。

ベージュ系のソファにホワイトのラグをコーディネートしたリビングに黄色のプフとピンクの収納家具をコーディネートした例。

今まで紹介してきた北欧インテリアとは随分とイメージが異なりますが、暖かい雰囲気のリビングコーディネートを目指す方の参考になりそうな事例です。

黄色の2Pソファをコーディネートしたリビングの例。

一人暮らしのインテリアのカラーコーディネートの参考になりそうな事例。
黄色だけでなく、デスクチェアや1Pソファに派手なピンクがほんの少しプラスしてあるのもポイントです。

黄色のソファを使って、大人っぽい雰囲気にしたい場合は下の例を参考に。

トーンが低めの黄色のソファに北欧柄のクッションを組み合わせた寂しい雰囲気を感じるリビングコーディネート例。

黄色の他に、黒、グレー、ダークブルーを取り入れたおしゃれ過ぎるインテリア!!
黄色とブルーは相性ばっちりのコンビなので、トーンを低め(暗め)で組み合わせると北欧インテリアにもしっくりと馴染みます。

ブルーの1Pソファと黄色&ベージュのカーテンのリビングコーディネート例。

1つの窓に左右違う色のカーテンをコーディネートする上級技!
ソファの奥にティースペースを作って、カーテンと同じ黄色のチェアをさり気なく置いてあります。

このインテリアは、本当に色の使い方が上手過ぎ!!

オレンジ色をプラスした北欧インテリア例

シンプルなデスクにオレンジのイームズチェアのコーディネート例。

イームズチェアは赤、黄、オレンジ、グリーンなどカラーバリエーションが豊富なので、インテリアのアクセントに使いたい時に活躍します。

グレー、黒、オレンジの北欧柄のベッドリネンとブルーの収納家具をコーディネートした寝室の例。

この三角を組み合わせた柄は北欧の大定番!!
黒×ホワイトや黒×グレーを使った柄は、よく見かけますが、オレンジが入るとパっと明るい印象になりますね。

ダークグレー×ウッドの北欧ソファにオレンジの模様が入ったクッション&ラグをコーディネートしたリビングの例。

クッションとラグの柄は全部違うのですが、オレンジ×ダークグレー(もしくはグレー)という基本的な色使いが揃えてあるので、リビング全体にまとまりが…。
柄を上手に使ったおしゃれなコーディネート、憧れます!!

ネイビーの一人掛けソファにオレンジのフロアランプのコーディネート例。

一人暮らしの北欧インテリア作りの参考になりそう!!
リビングスペースに余裕がある方は、窓際にこんな読書スペースを設けるのも面白いかも。

[参照元：Houzz Inc]

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