朝夕涼しくなり、秋冬はもうすぐそこ。
我が家の周りでは、夜に焼き芋屋さんの大きな声が聞こえるようになりました。
街のショーウィンドーはすっかり秋ファッションに変わってますが、インテリアもそろそろ暖かいものにチェンジする頃ですよね。
でも、涼しい秋や寒い冬を想定したインテリアをガッツリ演出してしまうと、春先に再びチェンジするのが大変。
時間を掛けず、お金を掛けず、秋冬っぽさを出す方法にはどんなものがあるのか?
家具の買い替えやレイアウトを変えることなく、暖かい雰囲気のリビングを演出する方法を探っていきましょう。
暖かいインテリアの作り方とリビング事例-目次
1.3つのアイテムを使って暖かいインテリア作ろう
1-1.暖色のカラーコーディネートを意識しよう
暖色カラーとは、赤、オレンジ、黄色のこと。
茶色やベージュ、クリーム色も暖色になるので、これらの色をクッションカバーやインテリア小物に積極的に使うと暖かい雰囲気のリビングが演出できます。
ダークレッドのストール&トレイ&ニットプフをコーディネートしたリビングの例。
このリビングのベースカラーは、薄いグレージュで、インテリア小物だけで暖かさをプラスしてあるので、部屋を涼しい雰囲気に変えるのは比較的簡単です。
※寒い季節にリビングコーディネートをすると、ついついソファやラグ、カーテンなどの大面積に暖色を使ってしまいがちになりますが、すぐに色が変えられる場所に暖色を使うのがベストです。
薄いオレンジ色のパターン柄のクッションと単色オレンジのニットブランケットとベージュのソファをコーディネートしたリビングの例。
ギザギザ模様の茶色のスツールが可愛い♪
「このスツール、夏には合わないのでは?」と思った方、茶色と寒色のブルーはとても相性が良いので、クッションカバーを爽やかな水色にチェンジして、ニットブラケットをしまうだけで、夏インテリアに早変わり!!
キャンドルや照明器具の明かりを使う
クッションカバーやプフなどのインテリア小物を使わずリビングに暖かさを演出する方法には、明かり(照明)を使うパターンも。
まずは、昼白色のダウンライトと電球色のダウンライトを使った2つのLDK事例を見比べてみましょう。
昼白色のダウンライトのLDK。
電球色のダウンライトのLDK。
昼白色のダウンライトのLDKは、すっきりと広々とした印象ですが、暖かみに欠けます。
一方電球色のダウンライトのLDKは、暖かそうでムーディーな印象も。
カラーコーディネートが寒色系と暖色系の違いもありますが、明かり自体の色も暖かなインテリアを作る重要な鍵となります。
事例はダウンライトですが、ペンダント照明やフロア照明を置く時も明かりの色を気にしておくと良いです。
また、照明器具自体の明かりの色を変更するのは難しいという場合は、キャンドルを使って暖かみをプラスする方法もあります。
リビングテーブルの上にガラスケースに入れたキャンドルを飾った例。
主照明を消して、キャンドルだけの光で照らされた室内は、心がほっこりしますね。
1-2.暖かそうな柄を使ってみよう
ノルディック柄やフェアアイル柄は、冬を暖かく演出するのに最適な柄です。
手軽なクッションカバーで取り入れてみましょう。
ダークグレーのソファに北欧柄のクッションをコーディネートしたリビングの例。
モノトーンコーディネートに茶系をプラスした暖かそうなインテリアです。
ダークグレーのソファとフェアアイル柄のラグをコーディネートしたリビングの例。
ラグを収納できるスペースがあるお家なら、冬だけこんな柄のラグを敷いて暖かさを演出するのも良いかも。
1-3.羊毛やブランケットなど厚手の生地を使ってみよう
ベージュのソファにグレーのフェイクファースローをコーディネートした例。
寒色のクッションを組み合わせたソファなのに暖かそう♪
似たようなブランケットは、FAUX FUR THROW by POTTRYBARNで購入可能です。(海外サイトですが、日本からでも購入可能)
ダークブラウンのチェアに羊毛マットをコーディネートした例。
ふわっふわで暖かそう♪
羊毛を使った事例は後からたくさん紹介しますが、IKEAのTEJNなら1枚1999円とお手頃です。
1-4.ニット素材を積極的に取り入れよう
冬にニットを着るのは定番ですよね?
インテリアにもこの暖かい素材をプラスすると、ほっこり温まるリビングを演出できます。
ソファの横にニットプフをレイアウトした例。
毛糸は夏に視界に入れたくもない素材ですが、冬だとぴったり♪
羊毛マットとの相性も良いので、2つとも使うのもありです。
事例のプフは、Knitted Poufs by CB2で、日本カラでも購入可能な通販サイトのものです。
グレージュのレザーソファにニットブランケットを乗せた例。
ツルンとしたレザー素材は、どちらかと言えば涼しい印象なので、温かみのある毛糸を部屋の中に取り入れることで冬っぽさを演出。
クッションカバーをブルー系にすれば夏インテリアに早変わりです。
リビング収納の上の壁に、ニットを使って旗のようなデコレーションをし、家具の隣に置いた椅子の上にニットクッションを2個乗せた例。
こ、これは可愛い♪
旗のようなウォールデコは、Wood and Wool Garlandという手作り製品。
手先な器用な方なら、編み物で作れてしまうかも!
2.センス抜群!!季節に対応した暖かそうなインテリア例
暖かそうなインテリアを演出する場合は、夏のことも想定しておくことが大切です。
ここから紹介する事例は、冬っぽさを演出しているアイテムを簡単に取り除けるものばかり。
どのアイテムをどうチェンジすれば、夏らしさが出るかも解説していきますので、想像しながらご覧下さいね。
グレーのシンプルなソファの上にシープスキンスローをコーディネートした例。
クッションカバーも暖色系の可愛い柄!!
無造作にスローを乗せておくだけで、こんなに暖かそうな雰囲気が作れるなんて、今すぐに真似たい!!
スローを外して、クッションを水色にすれば、ラグとの相性も良い夏のインテリアに。
グレーのソファに薄いピンクのクッションをコーディネートし、ソファの前に黄色の円形ミニテーブルをレイアウトした例。
暖色カラーコーディネートなので暖かそう♪
この事例も、夏にクッションを水色にすればOK!!
一人掛けチェア(バルセロナチェア)とデスクチェアの上にシープスキンスローをコーディネートした例。
この2つが室内にあるだけで、暖かそうでラグジュアリーな空間になってます。
夏はスローを外すだけでOK!!
グレーのソファにダークレッドのクッション2個と厚手のホワイトのクッションをコーディネートし、シープスキンのカバーを掛けたダイアモンドチェア by ハリー・ベルトイアを対面式にレイアウトした例。
このシープスキンは、このチェア専用にデザインされているものだそう。(詳細はこちら)
カバーを外せば、透け感のある涼し気な夏インテリアにチェンジできます。
グレーのソファにニットスローを乗せ、対面側にあるチェアの上にシープスキンをコーディネートした例。
ニットスローの上にクッションを置いて、ふんわりくるむ演出の仕方が素敵♪
シープスキンとニットスローを外すだけで、夏っぽいインテリアになります。
ベージュの3Pソファの前にホワイトの正方形テーブルを2個レイアウトし、下にホワイトのムートンラグを敷いた例。
このインテリアは、ソファ、ラグ、テーブルともにIKEA発!!
夏は、ラグを外すか、寒色系のラグにチェンジすればOK!!
グレーのソファと黒のチェアを対面式にレイアウトし、チェアの上にシープスキンをコーディネートした例。
北欧っぽいコーディネートなので、夏は、ソファの上にブルー系のクッションを乗せればOK!!
ベージュのソファをレイアウトしたリビングの床にニットプフを置き、ソファの背もたれに暖色の混じったブランケットを掛けた例。
ヴィンテージっぽいインテリアを作りたい人の参考になりそう!!
プフを隠すだけで夏っぽくなりますね。
ホワイトのソファにベージュのニットクッションとライトグレーのストールをコーディネートした北欧リビングの例。
家具が全てホワイトなので、どんな色とも相性抜群!!
夏場は、ブルーグレーのクッションにチェンジすると雰囲気はそのままで夏っぽくなる予感です。
グレーのソファに厚手のグレーのラグをコーディネートし、ソファの背もたれにタータンチェックのマフラーを掛けた例。
タータンチェックも冬に合う柄ですね!
夏には、ラグを外すか、い草系にして、マフラーを外すだけでOK!
グレーのソファに、グレー、茶系ストライプ、ダークイエローのクッションをコーディネートしたリビングの例。
木目が目立つフローリング&壁にベージュのカーテンがコーディネートしてあるので、ベースは暖色です。
この部屋を夏っぽく見せるには、グレーのクッションをアクアブルーにチェンジすると良いかな?
続いては、年中使えるグレーのソファにオレンジ色のアイテムをプラスした事例を3つ。
グレーのソファにオレンジ色のクッションをコーディネートしたリビングの例①。
クッションの色だけで、暖かさを演出した事例です。
なので、夏っぽく見せるのもクッションを変えるだけでOK!!
グレーのソファにオレンジ色のクッションをコーディネートしたリビングの例②。
1個前の事例と同じくクッションに暖色を使い、さらにニットプフもプラスした暖かい部屋の演出例。
インテリアコーディネートに慣れていないうちは、この2つの事例を参考にすると、夏の模様替えも簡単です。
グレーのソファにオレンジ色のクッションをコーディネートしたリビングの例③。
上の2つの事例と同じくクッションに暖色を使い、さらにソファのひじ掛けにオレンジ色のストールを掛けてあります。
この事例の場合は、クッションはそのままにして、光沢のあるティファニーブルーのストールとチェンジすると、メリハリのある夏インテリアが作れそう!!