エクレクティックという言葉をご存知ですか?
ナチュラル、モダン、アジアンなど、インテリアには様々なスタイルがありますが、エレクティックもその一つ。
エレクティックはelecticと英語で書き、意味は室内折衷装飾です。
簡単に言えば、色んなスタイルが混ざったインテリアのことで、洋風のソファに和紙素材の衝立、モダンなソファにアジアン色の強い収納を組み合わせるのもエレクティックです。
こう書くと、いろんな要素が混じったインテリア?
何でも好きにして良いの?
って気もしますが、おしゃれなインテリアは“統一感”、つまり、まとまりがあるのが大事。
エレクティックは、異なるスタイルのインテリアを同じ空間の中で上手くまとめた方が、センス良く見えます。
そのお手本となりそうな事例が海外インテリアにはたくさんあります。
それらを紹介していきますが、部屋の主役となるソファが、どこにも売っていないようなデザインだと、「自分でもできそう」ってならないと思うので、現在、日本で主に流通しているモダンなソファを使ったインテリアを中心に紹介していきましょう。
エクレクティックなソファ使い-目次
モダンテイストのソファ+エレガントなインテリア
ちょっと探せば、どこにでもありそうなモダンテイストのソファにガラス素材のコーヒーテーブルを組み合わせた部屋。
フラットで真っ白な天井や壁と組み合わせるとモダンテイストになりますが、クリームがかった壁や曲線を意識した装飾がエレガントな雰囲気を出しています。
壁や天井に装飾ができないという場合は、レース素材やふわっとしたカーテンを選べば、似た雰囲気が出せます。
モダンテイストのソファ+アジアンテイストのラグ
アトリエ風のお部屋です。
モダンなデザインのソファにアフリカ民族っぽい柄のラグを合わせたコーディネート。
民族柄と言えば、アジアのイメージですが、アフリカ系、イギリス系、アメリカ系など他の地域の柄もあるので、日本人に馴染みのない柄を選んでみるのも面白いかも。
ちなみに写真のラグはペルシャ(アフリカ系)のキリム織柄です。
エレガントスタイルのソファ+モダンなラグ&リビングテーブル
重厚感のある“ふかっ”としたロールアームのエレガントなソファに、アニマル柄のラグとブラックスチールのリビングテーブルを組み合わせたインテリア。
ラグジュアリーファッションブランドの店舗の内装のような雰囲気です。
シルバーやゴールドの置物が似合いそうですね。
エレガントスタイルのソファ+モロッコのリビングテーブル
1個前の写真と同じようなデザインのロールアームのソファに、モロッコのトレイテーブルを組み合わせたインテリア。
モダン、エレガント、モロッコをごちゃ混ぜにしたインテリアでも、選ぶ色やデザインによって、しっくりなじんでいるので不思議です。
ヴィンテージ感のあるソファ+アフリカンなインテリア
インテリアのテーマは“ヴィンテージ”。
国籍や地方にとらわれず、ヴィンテージ感のある素材を集めたリビングです。
ソファ以外は、アンテーィクな家具やヴィンテージ品を扱うこちらの通販(注:英語です)で購入したもの。
モダンなソファ+アジアンテイストの濃いランプと小物
どこにでも売ってるようなモダンデザインのソファにアンティーク調のアジアンテイストのランプとリビングテーブルを組み合わせたインテリア。
アジアンテイストは好きだけど、アジアンテイストのソファは、リゾート感が溢れすぎてて、冬は寒そう。でも、混ぜ混ぜコーディネートなら、四季に関係なく、アジア感を出すことができますね。
モダンなソファ+ヴィンテージ感のあるレンガ調のインテリア
この写真は歴史あるロンドンのマンションの一室です。
歴史を感じるアンティーク家具(写真左奥)にモダンソファやデザイナーズ家具を合わせて、古き良き時代を残しながら現代風インテリアを実現している事例です。
住まいの寿命が日本より長い海外ならではの発想ですね。
日本人なら簡単に真似できる!モダンなソファ+和風のディスプレイ
この写真を見て、どこにジャパニーズが?と思った人も多いでしょう。
正解は真中の椅子の上に置かれたお盆です。
日本人には見慣れているものでも、海外の人にとってみればエクレクティック。
逆に言えば、私達日本人が余り見かけない外国の小物をインテリアの中に置くだけで、エクレクティックになるということですね。
[参照元:Houzz Inc]