ソファはお部屋の主役となる家具なので、デザインや色など思い悩んでしまいます。
でも、ソファ1セットだけでお部屋のインテリアにセンスを加えるのは、実はとても難しいこと。
なぜなら、ソファに合わせるものと言えばクッションくらいしかないでしょ?
ファッションの場合、「おしゃれだな。」と見てて感じる人は、洋服だけでなく、そこに合わせるアクセサリーやバッグ、ヘアスタイル、メイクなど、トータルでバランスが取れていますよね?
インテリアも同じで、ソファだけでなく、それに合わせる家具や椅子を工夫することで、独特の感性を生かしたインテリアを実現することができるんです。
海外のインテリア事例から、今回は、異素材や違うデザインの椅子やソファを組み合わせたセンスあるリビングを紹介していきましょう。
ソファと異素材のソファや椅子を組み合わせた海外のおしゃれなインテリア事例
2脚のソファ、または椅子の色を変える
ソファと組み合わせるクッションやラグの色を変える手法はこちらのページで紹介しましたが、ここで紹介するのは、同じデザインのソファで色違いを組み合わせてレイアウトするパターンです。
海外は対面式にソファが置ける大きな部屋の家が多いですが、狭い日本の住宅でも、ソファとオットマンの色を変えるなどして応用できます。
色んなサイズや色展開があるシリーズもののソファなら、その中から色違いを選ぶだけでOKなので、比較的簡単に真似できますね。
スチール脚のモダンな2脚のソファ。1脚はブラウン、1脚はイエロー。カラーコーディネート的にもマッチする色なので、インテリアの調和も取れていてお洒落な印象になっています。
青みがかったグレーのソファにピンクとイエローのオットマン2台の組み合わせ。
飾り気のないシンプルな空間にオットマンが映えて素敵です。
落ち着きのあるインテリアが好き。でも、寂しい感じは嫌いという場合に参考になりそうですね。
シンプルなグレーのソファに同系色の柄入りの1Pソファを組み合わせた事例。
こんな場合、全部を同じシリーズで揃えてしまいがちですが、敢えて外すと、こんなにモダンな雰囲気になるなんて新発見でした。
2脚のソファ、または椅子のテイストを変える
これまでの例は、同じデザインや似たテイストの椅子やソファを置いて、色を変えるだけという比較的簡単なコーディネートの仕方でしたが、ここからは、違うデザインのソファを組み合わせていくので少し上級編になります。
でも大丈夫。これらの組み合わせ方には、テイストが違うけど同系色というパターンから、テイストも色も異なるという難易度の高いパターンがあるので、初心者の場合は、難易度が低い「テイストが異なる」から始めてみると良さそうです。
テイストが異なるソファを同系色で並べる
濃いグレーのメインソファに薄いグレーの脚のついたチェアを組み合わせ。
幅の狭いソファだとお客様が来た時に座る場所がないなんてことが起こりますよね?そんな時、自由に動かせる椅子があると、便利。この写真の場合は違いますが、ダイニング用の椅子を同系色で選んでおけば、併用することもできますね。
キャメル色をしたメインソファに同系色のレザーチェアを2脚組み合わせたコーディネート。
メインソファは“ふわっ”とした雰囲気、レザーは“ツルン”とした雰囲気ですが、上手く空間に馴染んでします。
同じレイアウトでも、メインソファと同じデザインの1Pソファを2つ向き合わせて置くよりおしゃれです。
テイストも色も異なるソファを並べる
モダンデザインのメインソファにアンティークな薄いグレーの肘付チェアの組み合わせ。
メインチェアとリビングテーブルの組み合わせだけだと、ありがちなリビングですが、そこに椅子を一脚加えただけでクラシカルな雰囲気に。
部屋の中にほんのりある薄いピンクのアクセントカラーのおかげで、モノトーンでも寒々しく感じないインテリアが実現しています。
からし色のメインソファに薄いグレーのパーソナルチェアの組み合わせ。
メインソファは直線的、パーソナルチェアは曲線的と全くイメージが異なる椅子同士の組み合わせですが、生地の質感が同じなので、浮いて見えず、どちらもインテリアに馴染んでいます。
グレーのモダンなベルベット素材のソファに、鳥の絵の入ったエレガントなチェアの組み合わせ。
全くテイストが異なる椅子なのに、素敵に調和しています。
薄い黄色のベルベッドのチェアにスチール素材が印象的なブラックのバルセロナチェアの組み合わせ。
くつろぎ空間の中にピリッと引き締まる要素が加わっているので、人を招いて仕事の話をよくする人にぴったりなインテリアです。
白のモダンなメインソファに、木のフレームが印象的な重厚感のあるブラックレザーのパーソナルチェアの組み合わせ。カジュアル過ぎず、大人のインテリアを演出しています。
グレーの変わったデザインのフロアソファ(メイン)に、真っ赤なパーソナルチェアの組み合わせ。
真っ赤なチェアは、イタリアのMOROSO(モローゾ)のFJORD Armchair relaxという名前の椅子です。
キャメル色のレザーとスチール脚を組み合わせたモダンなメインソファにウッドフレームのチェア2脚の組み合わせ。
2脚の椅子は、温もりを感じる優しいインテリア空間を引き締める効果を果たしています。
ダイニングチェアと雰囲気が似ているので、LDK全体の調和が取れていますね。
モダンなスチール脚のグレーのメインソファに、真っ白なイームズのシェルアームチェアの組み合わせ。異素材やテイストが異なる椅子を使ってインテリアをセンスアップしたい場合には、このような著名人のデザイナーズ家具を選ぶと失敗がなさそうですね。
紫のベルベット素材のメインソファにキャメルのバルセロナチェアの組み合わせ。
異なるデザインを組み合わせて、それぞれの長所をお互いに引き立てる上級者のインテリアコーディネートです。
グレーのモダンソファをメインに、サブは、真っ白なパーソナルチェアを2脚。
このチェアを見て、一瞬「どうやって座るのだろう。」と思ってしまいましたが、アート作品のような椅子を置くとおしゃれ。
ちなみにこの椅子はデザイナーズ家具ではありません。
ソファと異素材の家具を組み合わせる
モダンインテリアの場合、生地やレザーのソファを選んだら、大抵の人が木のテーブルや家具と組み合わせてレイアウトすると思いますが、敢えて透明な素材を選ぶと近未来的な印象になります。
そんな事例を2例紹介。
リビングテーブル、サイドテーブル、ダイニングテーブルをアクリル素材で統一したLDK。
違う角度から見るとこんな感じ。
ワンルームなどでも参考にできそうなレイアウトと家具使いですね。
こちらもモダンソファにアクリル製の1Pチェアを組み合わせた例。
透明素材は部屋を広く見せる効果もあるので、圧迫感のないインテリアが好きな人におすすめです。
[参照元:Houzz Inc]