憧れの輸入キッチン第2段弾。
前回のドイツ輸入キッチンメーカー特集に続いて、今回は、イタリアを特集したいと思います。
イタリアのキッチンって、私の中では、フラットで、光ってて、シュッとしたスタイリッシュなイメージがあるんですが、実際は、どんな感じなんだろう?
日本でも取扱いのある代表的な8社とその事例を見ていきましょう。
イタリアのキッチンメーカー&事例-目次
1.minotticucine(ミノッティクチーネ)のスタイリッシュなキッチン事例
大理石カウンターが美しいグレーのL型キッチン+アイランドの事例。
キッチンのフロア部が飾り棚のようになってるのがおしゃれ!!
どこか宇宙をイメージさせるスタイリッシュなデザインです。
ミノッティクチーネの最大の特徴でもある大理石デザインのシステムキッチン。
「こんなキッチン初めて見る。」という人も多いのでは?
無機質な感じが格好良いですよね。
キッチンを手掛け始めたのは、1960年代で、それまでは、ドアや窓枠など住まいの建具を生産していました。
現在のキッチンスタイルは、1999年に掲げた“mediterranean minimalism(地中海ミニマリズム)”、“essentialism(本質主義)”をデザインコンセプトとしており、高級キッチンとしての認知度のみならず、デザインの先駆者として、世界的な注目を集めるブランドです。
minotti cucine(ミノッティクチーネ)公式サイト(イタリア語です)
minotti cucine(ミノッティクチーネ)日本公式サイト
2.schiffini(スキッフィーニ)のスタイリッシュなキッチン事例
solaro
細い木の板を張り付けたような木目のカップボード+ステンレス調のI型キッチン。
こんな扉デザインも取っ手の付け方もみたことない!
オーブンレンジやシンクに丸を意識したデザインが使ってあるのもセンスがあり過ぎます!!
cinqueterre
トタンみたいなデザインのキャビネットのⅡ型キッチン。
シンク側のアイランドが壁に向かってる、変わったレイアウトです。
ちなみにシンク側をアップにしたのが下の写真。
調理器具が合計3台もビルトインしてある!
カウンターがコンクリート切りっぱなしのような重厚感のあるデザインで、これは、日本国内のキッチンには絶対に真似できないでしょう。
さっきと同じ扉カラーでホワイトのカウンターとコーディネートした事例。
スキっと明るい印象でスタイリッシュ!!
電気オーブンレンジがおしゃれ過ぎます。
同じシリーズの黒バージョン。
シンクまで黒いところが凄い!!
一瞬、このキッチンにはシンクがないのかと思ってしまいました…。
黒バージョンのキッチンの写真。
横ラインを強調したデザインが、洗練された印象をグーンと押し上げていますね。
生活感を全く感じさせないデザインです。
スキッフィーニは1920年創業のキッチン家具メーカーで、1950年代にモジュール式のキッチンをイタリアで一番最初に生産した会社でもあります。
schiffini(スキッフィーニ)公式サイト(英語です)
3.Astra(アストラ)のスタイリッシュなキッチン事例
I型のアイランドキッチンの例。
4つあるフロアキャビネットのうち、真ん中2つのキャビネットの取っ手ラインが左右非対称で、凄くおしゃれ!!
これも計算されているんだろうな…。
カップボード+L型キッチンの例。
ダイニング側からの写真を見ると、よくある対面式のレイアウトに見えますが、コの字のオープン方向からの写真(下の例)を見ると“わぉ!!!”となりますよ。
コの字のオープン方向からの写真。
ウォールキャビネットの組み合わせ方がおしゃれ過ぎませんか?
このキッチンメーカーは左右非対称が好きなのかしら?
I型キッチンの例。
何だこれ!!
システムキッチンと言えば、床にピタッとくっついてて、ウォールキャビネットは真っ直ぐが当たり前なのに、これは階段みたい!!
しかも、オーブンレンジがカウンターの上にビルトインしてあります!!
ウォールキャビネットを開けると下の写真のような感じ。
フラップ式で食器を収納できるようになってます。
デザイン性が高いだけでなく、使い勝手も良さそうですね。
I型キッチン+カップボードの例。
これは、日本のメーカーでもよくあるレイアウトですが、おしゃれに見えてしまうのは、イタリアデザインという先入観から?
扉柄を一部だけ違う色にするとグンとセンスが良く見えますね。
Astra(アストラ)公式サイト(イタリア語です)
4.Comprex(コンプレックス)のスタイリッシュなキッチン事例
シンプルなホワイトキャビネットのI型キッチン。
装飾的な要素が一切なく、清潔感に溢れていますね。
カップボード+対面式I型キッチンの例。
一瞬、どこにキッチンがあるのかわからないくらい壁と一体化してる(笑)
これなら、キッチンが丸見えでも生活感のないインテリアが実現できそうですよね。
カップボード+I型キッチン+アイランド(ダイニング)の例。
これも、シンプルで素敵!!
Comprex(コンプレックス)のキッチンは、取っ手を強調しないデザインが特徴なんだろうか…。
ブラック×ホワイトのツートンでコーディネートしたⅡ型キッチン。
ファッショナブル過ぎます!!
どんなメーカーのキッチンでも、白と黒のキャビネットを組み合わせれば同じようになるんじゃないの?と思ってしまいそうですが、取っ手の有無や板のように薄いカウンターなど、パーツの細部にまでこだわったキッチンだから、ファッション雑誌のような格好良さが出るんじゃないかと思います!!
5.effeti(エフェッティ)のスタイリッシュなキッチン事例
ホワイト鏡面のL型キッチンの例。
何この取っ手!!
フロアキャビネットに取っ手を全部縦につけたデザインが斬新過ぎます!
BK1
ダークブラウンのI型アイランドキッチン+カップボードの例。
シンプルで格好良いデザインです!
キッチン側のキャビネットの取っ手が光って見えますが、これシルバーじゃないんですよ。
木製で、三角の木を張り合わせたようなデザインになっています。
SINUOSA
凄い!!
波型アイランドのキッチンの例。
エフェッティは元々、大工さんや職人さんたちのオーダーに応じてキッチンを作っていたメーカーです。
当時の名残なのか?このような芸術的な曲線のシステムキッチンもラインナップしています。
同じく丸みを帯びたキッチンの木目版。
曲線を描きながら、上下を真っ直ぐに合わせるのって本当に難しいと思うんですよね。
施工する人も苦労しそうなキッチンです(笑)
1973年からシステムキッチンの大量生産に取り掛かり、現在、高級キッチンブランドとして、60か国以上に輸出しています。
effeti(エフェッティ)公式サイト(英語です)
6.euromobil(ユーロモービル)のスタイリッシュなキッチン事例
ブラック&ホワイトの壁づけI型キッチンの例。
うぉ~。
調理器具の下のキャビネットが床から浮いてる!!
フロートキッチンって収納量が減るような気もしますが、足元にカゴが置けるので、こっちの方が実用的かも!
ユーロモービルは、イタリアのヴェネト地方で1972年に創業した比較的新しいキッチンメーカーです。euromobil(ユーロモービル)日本代理店公式サイト
7.Dada(ダダ)のスタイリッシュなキッチン事例
ブラックのⅡ型キッチンの例。
写真が暗くて申し訳ないのですが、シンク側と調理機器側が平行ではなく斜めレイアウト!!
入口から見たときに奥に行くほど狭くなる感じの格好良い配置です。
L型キッチン+アイランドの例。
アイランド側のキャビネットの取っ手の位置が斬新!!
ホワイト、グレー、ブラックのスタイリッシュなキッチンです。
壁づけI型キッチンの例。
オーソドックスなレイアウトで、キャビネットも割と無難な印象ですが、レンジフードがドデカい~~!!
フードの上に壺(?)が置けてしまう大きさです。
シルバーフレームのブラックキャビネットのI型キッチン。
扉の表面と厚み部分の色が違うと、キャビネット同士の境界線が強調されてスマートな印象です。
扉を選ぶ時は、正面からだけでなく、斜め横から見たときの印象も細かくチェックしたいですね。
鏡面ホワイトのアイランド+カップボードの例。
一瞬壁かと思った右側の壁は、全部キッチン収納です。
ほとんど白に見えるキッチンなので、キッチンというより大きな会議室みたいな印象ですね。
ダダは、イタリアのヴェネト地方で1972年に創業した比較的新しいキッチンメーカーです。
Dada(ダダ)公式サイト
8.Key(キィ)のスタイリッシュなキッチン事例
ホワイトのシンプルなI型キッチンの例。
アイランド用キャビネットのエンドパネルがマーブル!
日本だと、大抵ここのパネルは扉色と同じものを使うので、何だか斬新!!
ほんの少しのことで、おしゃれさって、アップするんですね。
イタリアのメーカーのキッチンは、先日紹介したドイツのキッチンに比べて、とてもスマートな印象がしますよね。
どちらもモダンキッチンですが、ドイツのキッチンは、伝統的な木製キッチンのデザインを残しつつ現代に合わせた感じで、イタリアのは全く新しいキッチンデザインという感じ。
生活感がないインテリアが大好きな私はイタリアの方が好きです!!
(キャビネットの中身は、比較してませんが…)
[参照元:Houzz Inc]