ホワイトオーク、ホワイトパインなどを使った白い床のお部屋は、清潔感に溢れ、広々とした印象をもたらしてくれます。
この白の印象をそのまま生かすなら、家具類も白で組み合わせるのがベストなのですが、白×白のお部屋は寒々しく、どこか冷たい印象も。
木目(茶色)の家具を組み合わせて温もりをUPしたり、赤・青・黄などの有彩色の家具を組み合わせてカラフルなお部屋を演出したりと様々なコーディネートが可能な白い床。
無彩色(白・グレー・黒)3パターンと、濃淡の違う木目(茶色)3パターン、有彩色3パターンの合計9パターンの組み合わせをおしゃれな32個のインテリア例と共に紹介していきましょう。
白い床の家具コーディネート例-目次
1.白い床とモノトーンカラーの家具のコーディネート例
1-1.ホワイトの家具
白い床のリビングに、ホワイトのファブリック製1人掛け椅子を2脚、L字にレイアウトした例。
すっきり広々♪
L字にレイアウトしたチェアの間に正方形のサイドテーブルを置き、観葉植物を飾るアイデアも参考にしたいですね。
白い床のダイニングに白のレザーチェア&ガラステーブルと白の収納家具をコーディネートした例。
真っ白という言葉がぴったりの清潔感溢れる食事空間!!
「白以外は使わない」をコンセプトに、シルバーをプラスして高級感をUPしてあるのもポイントです。
白いフローリングのダイニングに、白の木製テーブル&チェアをコーディネートした例。
同じ白でも、テーブル&チェアが木の素材になると可愛い雰囲気がUP!
1個前の事例のような生活感を感じないダイニングも素敵ですが、この事例のような温もりを感じる組み合わせも素敵!!
白い床の寝室に白の木製ベッドと白のミニテーブルをコーディネートした例。
冷たくなり過ぎないようにベッドカバーや一人掛けチェアに暗めの黄色をチョイス。
白の広さを生かしつつ、黄色で快活さをプラスしたセンスのあるカラーコーディネートです。
白い床のリビングに、白のTVボードと白のオープン収納をコーディネートした例。
圧迫感を与える壁面の家具を全て白にすることで、白い床の広々とした雰囲気を殺さないように工夫。
白の殺風景や冷たい印象を回避するために、所々に落ち着きを感じる茶色や黒が使ってあるのもポイントです。
1-2.グレーの家具
白い床のリビングに、グレーの木目のTVボードをコーディネートした例。
グレーの木目って珍しいですが、こんなに合うなんて…。
真っ黒なTVボードを置くよりもおしゃれに見える気がします。
白いフローリングの仕事部屋に、グレーの収納家具をコーディネートした例。
金属っぽい素材が無機質な雰囲気をUP!!
仕事部屋の例ですが、生活感が少なめで、しかも白の広さを生かしたリビングインテリアを作りたい場合に参考にしても良さそう。
白いフローリングのリビングに薄いグレーのファブリック製コーナーソファをコーディネートした例①。
白いフローリングのリビングに薄いグレーのファブリック製コーナーソファをコーディネートした例②。
どちらの事例も“静か”という言葉が似合う上品なインテリア。
ソファの素材を布にすることで、モノトーンの冷たい印象は回避。
白い床の広さをそのままに、温もりとおしゃれを同居させたセンスを感じるカラーコーディネートです。
1-3.黒の家具
白いフローリングのダイニングに、黒の木製テーブル&黒のプラスチックチェアをコーディネートした例。
うわぁ、格好良い!!
重さを感じる黒でも華奢なデザインだと、こんなに軽やかな雰囲気になるんですね。
白いタイルのダイニングに、黒の長方形ダイニングテーブル&黒のチェアをコーディネートした例。
高級感たっぷり♪
白い床のダイニングには、黒のレザーチェアを組み合わせてしまいがちですが、木の素材を敢えてチョイスすることで、ちょっぴり温もり感UP!
白いタイル床のダイニングに、黒の円形ダイニングテーブル&白のチェアをコーディネートした例。
椅子の色が白なせいか、1個前の事例と比較すると冷たい印象。
清潔感は、こちらの組み合わせの方があるかな?
白いフローリングのリビングに、黒のファブリック製ソファをコーディネートした例。
“ソファがずっしり”と言った印象。
白い床に真っ黒な黒のソファを組み合わせると、重みが強調される感じなので、狭いリビングには向いていないかも。
2.白い床と木目の家具のコーディネート例
2-1.薄い茶色の家具
白い床のダイニングに、ナチュラルブラウンの木製テーブルをコーディネートした例。
リビング側にあるTVボードもナチュラルブラウン。
白い床に薄い茶色の家具は似合わないのかと思ってましたが、違和感ゼロですね。
白いフローリングのダイニングに、ナチュラルブラウンの木製テーブルとホワイトの1本脚のチェアをコーディネートした例。
白い床のお部屋って“真っ新”という印象がするので、古臭い家具を置くのは躊躇してしまいがちですが、ヴィンテージな家具を組み合わせるのもありなんですね。
白いフローリングのダイニングに、ナチュラルブラウンの木製テーブルと白の木製チェアをコーディネートした例。
すっきり&爽やか♪
「常に掃除しなきゃ」という気持ちになりそうなので、片付け下手さんは敢えてこんな組み合わせにするのもアリかも。
白い床のリビングダイニングに、ナチュラルブラウンの木製テーブルとベージュのレザーチェアをコーディネートした例。
広さを感じる空間に、優しい茶系を使って温もりを加えたインテリア。
白い床の空間をこんなにくつろげる雰囲気にできるなんて驚きです。
白いフローリングのリビングに、ナチュラルブラウンの木製オープン収納をコーディネートした例。
くつろぎ感溢れるインテリア!!
白い壁と同化した白の収納家具をチョイスするよりも長時間過ごせそうな予感です。
2-2.中間の茶色の家具
白い床のダイニングに、ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブルセットと壁面収納家具をコーディネートした例。
収納家具の色とチェアの色を同じにした統一感のあるインテリア。
色が揃ってるのでまとまりを感じますね。
白いタイルのダイニングキッチンに、ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブルセットをコーディネートした例。
明るくて食欲が沸いてきそうなダイニング!!
「毎朝朝食をしっかり食べなきゃ!」という気持ちになりそう。
白い床のリビングにミディアムブラウンのTVボードをコーディネートした例。
家具はポツンと置いてあるように見えなくもないですが、白い床に木の色をした家具を置くと、一気に和み度がUP!!
「白い床の冷たい雰囲気が嫌だ!!」という場合は、質感たっぷりの茶色の木目家具を置くのもアリかも。
白い床の仕事部屋に、木目が綺麗なミディアムブラウンのデスク兼収納をコーディネートした例。
何という格好良さ!!
1個前の事例で書いた“質感たっぷりの茶色の木目家具”とは、まさにこんなデザイン。
仕事部屋の事例ですが、リビングのTV台や収納家具のデザイン選びの参考にも。
2-3.暗い茶色の家具
白い床のダイニングにダークブラウンの木製ダイニングテーブルセットをコーディネートした例。
殺風景な印象の空間に、質感のある木製家具が際立って見える!!
「もっと家具が置けそう」と思ってしまいますが、スッキリとした印象も。
白いフローリングの仕事部屋に、ダークブラウンのヴィンテージ感溢れるデスクをコーディネートした例。
白い床の空間に、敢えて古臭さを感じる家具をチョイスするセンスが素敵!!
黒のアイアンやパイプを使ったインダストリアルなインテリアを白い床で実現したい時に参考にすると良さそうな事例です。
白いフローリングのリビングにダークブラウンの木製TVボードをコーディネートした例。
シンプルだけど、とっても格好良い!!
「白い床に黒の家具は重すぎるかな?」と迷った時に参考にすると良さそうな事例です。
白い床の仕事部屋に、鏡面のダークブラウンの木目のデスク兼収納家具をコーディネートした例。
同じダークブラウンの木の家具でもツルっとした素材を選ぶと、高級な雰囲気に!
お手入れの面から考えても、こちらの方がお部屋を綺麗に保てそうな予感です。
3.白い床とカラフル家具のコーディネート例
3-1.赤の家具
白い床の仕事部屋にホワイトのデスクを置き、赤のファブリックチェアをコーディネートした例。
この組み合わせ、ファッショナブル!!
赤がここまで際立って見えるのは、床が真っ白だから。
好きな色を存分に生かしたコーディネートが出来るのが白い床のメリットではないかな?
白い床のダイニングに、白の円形テーブルと赤のチェアをコーディネートした例。
ポップ&可愛い♪
壁の色がカラフル過ぎて、椅子の色がかすんで見えますが、明るくて元気が出そうなカラーコーディネート例です。
3-2.黄色の家具
白い床のリビングに明るい黄色のソファをコーディネートした例。
まるでリゾートのような異国を感じる空間!!
派手な色をソファに使うのって勇気が必要ですが、白い床だからこそ思い切ってみるのもアリかもしれません。
白い床のリビングに暗い黄色のソファをコーディネートした例。
1個前の事例とは異なり、ちょっぴり落ち着いた雰囲気。
真っ白な部屋にソファだけでアクセントをつけたシンプルでおしゃれなリビング例です。
3-3.青の家具
白い床のリビングに、青の個性的なデザインの一人掛けソファをコーディネートした例。
何コレ、私が知ってるリビングと全然違う!!
このチェアは、Djinn Chair(ジンチェア) by Olivier Mourgueで、映画『2001年宇宙の旅』にも登場したもの。(映画の中に出てくるのは赤です)
白いフローリングのリビングに、ターコイズブルーの3Pソファとオットマンをコーディネートした例。
色使いがとってもおしゃれ♪
青は、後退色と言って物を遠くに見せる色(つまり、狭い部屋に置いても圧迫感が出にくい)。
なので、この事例のようにリビングが広く無い場合でも、積極的に使うと良いですよ。
「白い床には、同系色か黒の家具かしら?」と思っていた方も、様々な組み合わせ方にヒラメキを感じたのではないでしょうか。
また、白い床の部屋は“他の色の床の部屋よりも色を躊躇なく使えること”がメリットだと思うので、好きな色や惹かれる色をじゃんじゃん採用するのもアリだと思いますよ。