• 現在の住まいの床が白、または白っぽいフローリングだ!
• 引っ越し先の床が白っぽいタイル張りだ!

床面が白の部屋は、暗い床色の部屋よりも開放感があり、明るく広々としているのが特徴です。

そして、この床が白のお部屋は、インテリアの基本である“色を揃える”を忠実に守ると

• ①家具やラグも白っぽい色にする
• ②白と同じ無彩色(グレーや黒)を組み合わせる

の2択になってしまうのですが、実は、巷で話題のインダストリアル(通称男前インテリア)やリゾートっぽいアジアンも可能なんです。

「えー!!白の床で、こんなインテリアも可能なの!?」と驚くような8つのテイスト別インテリアコーディネート例を紹介して行きましょう。

1.白の床で癒しを感じるナチュラルインテリアを実現した例

ホワイトのフローリングのリビングに、茶色レザーのソファとナチュラルブラウンのリビングテーブル&TV台をコーディネートし、コーナーに観葉植物をレイアウトした例。

安心感のある落ち着きのあるインテリア!!
ナチュラルインテリアは自然を感じるインテリア。

ナチュラルさを演出するには、土(大地)を思わせる茶色やベージュと植物の緑の鉄板コンビがおすすめです。

ホワイトのフローリングのリビングに、繊細なデザインの黒のシェルフ類とナチュラルブラウンの棚を使ってサボテンや観葉植物をレイアウトした例。

白の床の開放感のあるイメージを壊さないように細めのデザインの家具がコーディネートしてあり、とってもおしゃれ♪
壁面のシェルフやサボテンが置いてある台がもっと分厚かったら、ここまでの開放感が出ないかも。

白のフローリングのリビングにグレー×茶色のフロアコーナーソファを置き、窓際に観葉植物を6個並べた例。

内装色はホワイトですが、天井や柱がむき出しなので、後から紹介するインダストリアルっぽい!?
植物園の一角のような色んな種類の観葉植物の置き方が面白いですね。

目次に戻る

2.白の床で寂れたシャビーシックインテリアを実現した例

ホワイトのフローリングの6畳ほどのリビングに壁に沿ってベンチシートを置き、ホワイトの収納家具を置いた例。

薄い色を使ったエレガントなファブリックやアートのコーディネートで雰囲気UP!!
ペンキが剥げたようなフローリングの事例ですが、この剥げ剥げ感がシャビーシックです。

ホワイトのフローリングのリビングに、白ペンキが剥げたようなデザインのリビングテーブルと、クイーン・アン風のチェアとソファをコーディネートした例。

彫刻のような支柱と花柄シェードのフロアランプが可愛い♪
家具類はアンティークショップを探せば見つかりそうな予感です。

ホワイトの床色のダイニングに、ホワイトの木製テーブル&チェアを置き、壁紙に可愛い花柄をコーディネートした例。

この部屋、とってもキュート♪
シャビーシックは本来、上記2個の事例のように使い古した感を特徴とするインテリアですが「古臭いのは嫌だ!」という場合は、こんなインテリアもあり!!
壁紙は、Cath Kidston(キャスキッド・ソン)です。

ホワイト(クリーム色?)のフローリングのダイニングに、ホワイトのテーブルを置き、パステルイエロー・パステルピンク・パステルブルーの木製チェアをコーディネートした例。

窓際に置いてある一人掛けソファも花柄で可愛い雰囲気!!
このユル～イ感じもシャビーシックの特徴です。

目次に戻る

3.白の床で武骨なインダストリアルインテリア(男前インテリア)を実現した例

ホワイトのフローリングのダイニングに、ヴィンテージ感のある茶色の木製ダイニングテーブルと黒のレザーチェアをコーディネートした例。

窓辺の電球が縦に連なった照明器具は何!?
インダストリアルは配管パイプがむき出しのインテリアですが、この事例は白くペイントして床色と合せてあります。

ホワイトのフローリングのダイニングにグレー系の木製ダイニングテーブルと透明チェアをコーディネートした例。

インダストリアルにしては内装が綺麗過ぎるかな?
右側のニッチ壁の周りにレンガ調の壁紙クロスを貼ると、それっぽくなりそう!

ホワイトのフローリングのダイニングに、インダストリアルテイストのダイニングテーブルとデザインが異なるチェアを5つコーディネートした例。

これぞ正しくインダストリアル!!
「工場の作業台だったに違いない。」と思わせる脚が特徴的なテーブルは、コンテナ輸入をしてる中古家具屋さんでたまに見かけます!

レンガ壁とコードが適当にしてあるペンダント照明が、インテリア全体の雰囲気をUP。

レンガ壁+ホワイトのフローリングのリビングに、ラグを囲むように黒のチェア×2と白のチェア×1をレイアウトした例。

ソファではなく、色違いのチェアでくつろぎ席を作るアイデアがおしゃれ♪
黒のチェアは、ウーム・チェア by エーロ・サーリネン。

よく見ると、窓がある右側の壁は黒でペイントしてあります。

ホワイトのレンガ壁&ホワイトのフローリングのリビングに、黒のフロアソファ&コーヒーテーブル by イサム・ノグチ&ホワイト鏡面のTV台をコーディネートした例。

清潔感とくつろぎやすさが同居した素敵なインテリア♪
ホワイトのレンガ壁は本物ですが、フラットな壁にレンガ調壁紙クロスを貼ることで似たようなインテリアが作れそうです。

目次に戻る

4.白の床で生活感の少ないモダンインテリアを実現した例

ホワイトの床のリビングに薄いベージュのラグとライトグレーのフロアコーナーソファをレイアウトし、細長いウォールナットのリビングテーブルを置いた例。

吹き抜け天井の広いリビングなのは放っておいて、ホワイトの収納家具にアクアブルーのカウンター+アクアブルーの壁面がとっても爽やか!
清潔感の中にスタイリッシュ要素もプラスしたセンスあるコーディネート例です。

ホワイト(薄いベージュ?)の床のリビングに、アイボリーのフロアコーナーソファと透明素材のリビングテーブルをコーディネートした例。

オレンジ×赤のアクセントが素敵過ぎる!!
ソファはイタリアの高級家具ブランド B&B ItaliaのBend-Sofaです。

白っぽい床に透明なリビングテーブルを置くと、こんなに開放感があるなんて…。

ホワイトの床色のリビングに、グレー×ホワイトのモダンなTV台と黒のソファをコーディネートした例。

これは典型的なモダンスタイル!!
TV台の扉は全て取っ手がないフラットタイプ。

つまみ取っ手やハンドル取っ手がある方が使いやすいのですが、見た目のオシャレ度は取っ手無しの方が断然UP!

ホワイトのフローリングのリビングに、グリーンのソファとピンクのチェアをコーディネートし、派手なパターン柄(花柄?)のラグとクッションを組み合わせた例。

モダンの中でもカラフルモダン!?
ネイビー、ピンク、水色…、と様々な色を組み合わせたファブリック類は白い床だからこそ映えて見える気がします。

ホワイトのフローリングのリビングダイニングを、リビング側：ブルーのフロアソファ+水色のオットマン、ダイニング側：ホワイトのチェア+ナチュラルブラウンの円形テーブルでコーディネートした例。

ホワイトの床に寒色(青系)と視線を低くした家具を上手に組み合わせて開放感を引き出した素敵な事例。
ソファは、フランスのLigne Roset(リーン・ロゼ)のCONFLUENCで、日本でも入手可能。

ダイニング用のチェアは、プラスチック一体成型のパントンチェアで、こちらも日本でも購入できます。

ホワイトの床のダイニングに、黒に近いダークブラウンのラグを敷き、鏡面ホワイト+クロムメッキ脚のダイニングテーブルとホワイトレザー+クロムメッキ脚のチェアをコーディネートした例。

収納家具とチェアが壁と同化してる!?
殺風景な気もしますが、これだけ白で統一されてると適度な緊張感もあって、毎日ピカピカにしてしまいそう。

目次に戻る

5.白の床で無機質と暖かさが共存する北欧インテリアを実現した例

ホワイトの床のリビングにライトグレーの2Pソファとホワイトの長方形テーブルをコーディネートし、黒×ホワイトのカウハイドラグを敷いた例。

キャンドルやブラケットキャンドル、フロアランプで温もりをプラスするアイデアがおしゃれ♪
真っ白なインテリアは清潔感がある反面、冷たさも感じてしまうので、この事例のように主照明以外にたくさんの明かりを活用すると良いですよ。

ホワイトのフローリングのLDKのリビング部分に、暗いグリーンのチェスターフィールドソファとトランクテーブルを置いた例。

屋根裏部屋かな?
北欧インテリアと言えば、白・黒・グレーにパステルカラーの木製家具をプラスしたものが多いですが、これは革や金属など、ちょっぴりハードなものを組み合わせた例。

テーブル、ベンチ、カウンタースツールは全て、オレンジっぽい木の素材で統一してあるのもポイントです。

ホワイトのフローリングのリビングに、ライトグレーのコーナーソファとホワイトのリビングテーブルをコーディネートした例。

ホワイト+ライトグレーのカラーコーディネートはモダンにも共通しますが、暖かみのあるナチュラルブラウンのチェアやフロア照明をプラスすることで北欧感をUP。
ロッキングチェアはイームズ、手前にある木の椅子もプライウッドチェア by イームズです。

ホワイトのフローリングのリビングダイニングに、薄い紫のファブリックソファとダークオレンジ×ライトグレー×ネイビー×ホワイト×水色の幾何学模様のラグをコーディネートした例。

このカラーコーディネート素敵過ぎっ!!
奥にあるダイニング空間は、カール・ハンセン&サンのCH29です。

ホワイトのフローリングのリビングダイニングに、ホワイトのダイニングテーブル&ホワイトのチェア&ホワイトのソファをコーディネートした例。

ALLホワイト!!
汚れが気になりそうですが、この開放感は他の色では絶対に出ない!!!
白には暗さも明るさも関係ないので、色合わせも簡単そうですね。

ホワイトのフローリングのダイニングに、ヴィンテージ感のある木の色をした板目のダイニングテーブルを置き、黒とパステルピンクのチェアをコーディネートした例。

チェア4つのうち、3つを黒、1つをピンクにする発想が可愛い♪
この事例のような柔らかい印象のピンクをプラスするのが、北欧インテリアの特徴でもあるので、これからインテリアコーディネートを考えるという方は北欧家具ブランドやHAYも参考にしてみては?

目次に戻る

6.白の床で定番のモノトーンインテリアを実現した例

ホワイトのタイル床のリビングにホワイトレザーのソファとグレーのラグをコーディネートした例。

壁は本物のコンクリートかしら?
似たようなニュアンスに壁面をしたいなら、サンゲツの壁紙FE1239あたりを使うと良いかも。

ホワイトの床のリビングに、グレーのラグを敷き、ホワイトレザーのソファ&ダークグレーのチェア&黒のリビングテーブル&サイドテーブルをコーディネートした例。

格好良いモノトーンの部屋というより、明るいモノトーンの部屋といった感じ。
左エ前に置いてある座面がちょっぴりカーブになったベンチが欲しい…。

ホワイトの床のダイニングの壁を黒にして、黒のテーブルとグレーのファブリックチェアをコーディネートした例。

モダン家具ショップの展示の一角を見てるような格好良さ!!
ブルーのネオンサインをアップで撮った近未来的な壁面のアートの飾り方も参考にしたいです。

ホワイトの床のダイニングに、ホワイト系の大理石調テーブルと座面の表が黒、裏が白のモダンなチェアをコーディネートした例。

何なの、この椅子!?
背もたれに取っ手(ハンドル)が付いてるのかと思ったら、ステッチでした…。

目次に戻る

7.白の床でリゾートっぽいアジアンインテリアを実現した例

ホワイトのタイル床のリビングに、木製のアジアンテイストのベンチソファとテーブルをコーディネートした例。

「アジアンと言えば籐!」と思ってましたが、木彫りっぽい家具でも良いんだ…。
こういうカッチリとした家具は一体どこに売ってるんだろう?

ホワイト床のリビングにアジアンスタイルのソファと紫のラグをコーディネートした例。

天井からぶら下げてあるのは、全部ペンダント照明かな?
「こんなに明かりは必要ないだろう…」と思ってしまいますが、リゾート地の店舗に一歩足を踏み入れたような印象も。

目次に戻る

8.白の床で個性的なエスニックインテリアを実現した例

ホワイトの床のリビングに、ダークグリーンのソファとエスニックラグをコーディネートした例。

グリーン×オレンジのスパイスの効いたカラーコーディネートがおしゃれ♪
壁のタペストリーが雰囲気UP!!
リビングかと思ったら、仕事部屋の一角でした。

白っぽい床のリビングにライトグレーのソファを置き、グレー&オレンジのエスニック柄のクッションをコーディネートした例。

このような事例を見てると「床が白いからって個性的なインテリアに挑戦できない」と考えるのは単なる思い込みだと実感します。

目次に戻る