本日は、部屋に有名な絵を飾ってインテリアをおしゃれに見せよう特集の第二弾。
前回紹介したアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やキース・ヘリング(Keith Haring)、ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)は、芸術に造詣が深くなくても「名前を聞いたことがある。」という方や、名前を知らなくても「この絵、見たことがある。」と感じた方が多かったのでは?
でも彼らの作品は、色使いが個性的なので「もう少しインテリアに馴染む色を使った絵を飾りたい。」と思ってしまった方、安心して下さい。
今回紹介するのは、比較的落ち着いた色使いでインテリアと調和しやすいアート作品の数々です。
海外の現代アーティスト8名と代表的な作品を飾ったインテリア実例-目次
- 1.ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)のアートを飾ったインテリア実例
- 2.ダミアン・ハースト(Damien Hirst)のアートを飾ったインテリア実例
- 3.パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)のアートを飾ったインテリア実例
- 4.グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)のアートを飾ったインテリア実例
- 5.ジャック・ベトリアーノ(Jack-Vettriano)のアートを飾ったインテリア実例
- 6.ジョアン・ミロ(Joan Miró)のアートを飾ったインテリア実例
- 7.マーク・ロスコ(Mark Rothko)のアートを飾ったインテリア実例
- 8.ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)のアートを飾ったインテリア実例
1.ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)のアートを飾ったインテリア実例
バスキアの絵の原点は、スラム街の壁に施したスプレーペインティング。
チョークでペイントした手書きの黒板を彷彿させるアート作品は、リビング、ダイニングにぴったりです。
リビングの壁に黒地にホワイトの落書きっぽいアートを飾った例。
ダークグレーのソファを置いたモダンな空間に遊び心をプラスしたインテリアがおしゃれ♪
砕けた雰囲気のアートが、よりくつろぎを感じるリビングを演出していますね。
寝室内のくつろぎスペースの壁にチョークペイント風のアートを飾った例。
茶色の格好良いチェアは、高級家具メーカーB&B ItariaのMARTです。
ベッドを置いて、更に読書スペースを作れるなんて憧れます!!
黒と白のはっきりとした壁紙を張ったダイニングスペースに黄色×黒の落書きアートを飾った例。
おしゃれなカフェみたいなインテリアの作り方!
壁が奇抜な柄ですが、このアートは白の壁にも似合いそうですね。
モノトーンカラーでコーディネートした寝室に、1個前の事例と同じアートを飾った例。
ベッドとアートのバランスが素敵!!
白の壁に飾った事例なので、リビングやダイニングの壁に飾る時の参考にも。
ダイニングの広い壁に、巨大な落書きアートを飾った例。
アートフレームのように壁を黒くペントして、アートを吹き出しのように飾るアイデアが素敵!!
幅2m以上ある大きな絵の事例ですが、吹き出しっぽく見せる技は、小さなアートでも真似できそうですね。
玄関横のホワイトの壁に黄色×ブルー系の落書きアートを飾った例。
玄関の隣にあるモダンなインテリアとはテイストが違うのに、上手く馴染んでる♪
これまで紹介してきたどの事例もそうですが、バスキア(Basquiat)のアートは、ポップなインテリアに飾るより、生活感が少ないモダンやシンプルな部屋に飾った方が、魅力がアップして見える気がします。
2.ダミアン・ハースト(Damien Hirst)のアートを飾ったインテリア実例
巨大なサメや牛、馬を水槽の中に閉じ込めた作品で有名なダミアン・ハースト(Damien Hirst)のアートは、その奇抜なアートワークとは対照的なドットを使ったキュートな作品が多くあります。
Spot Paintings
Spot Paintingsは、白地に赤、青、黄色、緑などのカラフルなドット柄をペイントしたシンプルなアートです。
一見ポップに見えますが、これらのカラフルな水玉は実は、錠剤をモチーフにしているとも言われています。
リビングとダイニングの間の壁に、大きなドット柄のアートを飾ったモダンインテリアの例。
色違いの4つの丸を描いただけのアートなので、有名な美術家の作品とわかる人は少ないかも(笑)
ブルーの壁に細かいドット柄のアートを飾ったダイニングの例。
カラフルな水玉アートは、知らない人が見たら、ただのカラーサンプルのように見えないこともない!?
細かいドット柄で渦巻のような模様をデザインしたアートを飾ったダイニングの例。
テーブルを壁付けにして、壁に向かって座るスタイルは、子供用のスペースかな?
この円形のアートは、Valiumという作品です。
レンガ壁に大小のSpot Paintingsを飾ったダイニングの例。
左側にあるのがControlled Substance Key Painting。
レンガの壁紙を張った部屋のインテリア作りの参考になりそうな事例です。
グレーの壁にSpot Paintingsを飾ったリビングの例。
ダークブラウンのソファ、グレーのラグ、ホワイトのレザーチェアをレイアウトした静観な印象の部屋に、アートを使って、明るさと楽しさをプラスするアイデアは、ホワイトの壁のリビングでも真似できそう!!
For the Love of God
For the Love of Godは、人間の頭蓋骨にダイヤモンドを散りばめたDiamond Skullsシリーズの1つです。
チェストの上に、For the Love of Godのアートを飾ったリビングの例。
ネオンライトを使ったアイテムも飾ってあるので、ティーンの部屋かな?と思いきや右側に見える鏡面の木製の家具はキッチンで、左にあるホワイトの家具はTV台。
オープンキッチンとリビングの間の壁を利用したちょっぴりワイルドなインテリア事例です。
グレーの質感のある一人掛けソファの背面の壁にFor the Love of Godのアートを飾ったリビングの例。
ソファの質感とアートが合ってる♪
ロックテイストが好きな方なら、このインテリアにキュンと胸がときめきそう!!
3.パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)のアートを飾ったインテリア実例
ピカソの絵画をモチーフにしたタペストリーを飾ったリビングの例。
ホワイトのソファの上に飾ってあるのも全てピカソの絵をプリントしたクッションです。
有名な画家の絵がインテリアの中にあると、普通のソファもおしゃれに見えてしまう不思議…。
リビングの3面の壁にアートを飾ったインテリア例。
サイズ違いの4枚の絵をバランスよくレイアウトした事例です。
窓の横の壁に飾ってあるのは、先日紹介したアンディ・ウォーホルの作品です。
グレーのモダンな絵画を飾ったリビングの例。
これはポスターかな?
絵画に使われている茶色と黄色と同じ色のクッションをソファの上に置くセンスは見習いたいものです。
グレーの壁に、落書きで書いたかのような動物モチーフのアートを黒のフレームに入れて、横2列縦3段、等間隔に飾った例。
左上から犬、○、ラクダ、ペンギン、○、Dove of Peace。
○印のアートは、ピカソに似せて書いた本物の落書きです(笑)。
間違い探しみたいで面白いですね。
ダイニングの壁に大小8枚の絵画をランダムに飾った例。
8枚の絵のうち、右から2番目の上下の2枚がピカソの作品です。
バラバラの絵画に合わせて、ダイニングチェアのデザインのバラバラ…。
インテリアには統一感が重要だと言いますが、この家具とアートのバラバラ感は、ある意味統一感があると言えるのかも。
4.グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)のアートを飾ったインテリア実例
グスタフ・クリムトはオーストリアの画家で、優しいタッチの絵は、インテリアに暖かさをプラスしてくれいます。
黒のコーナーソファの背面に親子が眠る姿を描いたアートを飾った例。
この絵画、IKEAで取扱いがあったもの(現在は廃番)ですが、同じ画家のPJÄTTERYDアート 接吻はまだ取扱いがあります。
ベージュと赤でコーディネートした温もりを感じるリビングの壁に、ファンタジックな絵画を飾った例。
ソファの両サイドにあるテーブルランプのシェードと絵画の色が合ってて素敵♪
夏に暑苦しく感じてしまいそうなインテリアですが、絵とインテリア小物の色を揃えるカラーコーディネートは参考にしたいです。
ブラウンのソファの背面の壁に木をモチーフにした幻想的な絵画を飾ったリビングの例。
絵画に向けてスポットライトを当て、空間に奥行を作るインテリアの作り方も参考に。
05.ジャック・ベトリアーノ(Jack-Vettriano)のアートを飾ったインテリア実例
ジャック・ベトリアーノは、スコットランドの画家で、懐かしさを感じる絵画は、インテリア全体に安らぎをプラスしてくれます。
Jack-Vettriano公式サイト
ダイニングスペースの壁にイエロー系の絵画を飾った例。
海っぽい色使いのダイニングテーブルセットと海で戯れる人々を描いたアートがぴったりマッチ♪
ナチュラルやシャビーなインテリアに合いそうな絵画です。
寝室の壁2面にジャック・ベトリアーノの絵画を3種類、シルバーフレームに入れて飾った例。
グレーをベースカラー、紫をアクセントカラーにした上品なインテリアに、スマートな印象をプラスする絵のチョイスが素敵!!
同じ画家の絵画3つ並んでいてもゴチャっとした印象を受けませんね。
06.ジョアン・ミロ(Joan Miró)のアートを飾ったインテリア実例
ジョアン・ミロはスペインの画家で、原色を用いた彼の抽象的な絵画は、インテリア全体をアーティスティックに演出してくれます。
ヴィンテージ感のある木製の本棚の上に木のフレームに入れたミロのリトグラフを2枚立て掛けた例。
味のある家具とアート感のあるディスプレイのコンビが素敵!!
リビングや廊下に使えそうな飾り方です。
鮮やかなブルーのソファの背面にブルーの絵画を飾ったリビングの例。
ソファとクッションの組み合わせを後ろにある絵画と全く同じにしたセンスのあるインテリア例です。
リビングテーブルの上にも、ブルーのガラス容器&本&人形を置くカラー使いは、カラーコーディネートの参考に。
ベージュのソファの背面に、シルバーの豪華なフレーム入りのミロのアートを飾った例。
「美大出身者の部屋では?」と思うような芸術性に溢れたインテリアの作り方!
リビングに銅像(?)を置く発想が無かったので、この部屋には度肝を抜かれました!!
ダブルベッドの背面の壁にミロの絵画を2枚横並びに飾った例。
子供の落書きではありませんよ。
2枚とも違うアートですが、同じ画家が描いたものなので、何となく雰囲気が似てますね。
ミロのリトグラフを豪華なフレームに入れて飾ったリビングの例。
絵画の下に、別のフレーム入りの絵と写真を床置きにして飾った部屋のテーマは、北欧インテリアです。
一目見ただけでは何を描いているのかわからない絵画を飾っておくと、飽きが来なくてよいかも…。
7.マーク・ロスコ(Mark Rothko)のアートを飾ったインテリア実例
マーク・ロスコは、アメリカの画家で、彼の色だけを使ったは絵画は、インテリアのアクセントにぴったり。
ベージュとホワイトでコーディネートしたリビングに鮮やかなオレンジの絵画を飾った例。
本当に色だけの絵でしょ?(笑)
この後にも紹介しますが、こんな感じの絵画ばかりなので、お部屋に加えたい色を絵で探すのが簡単なんです。
ホワイトの家具をレイアウトした仕事部屋の壁に赤の絵画を飾った例。
真っ白な空間に、パッと目を引く赤を加えることで、洗練された印象をプラス!
この絵画の場合は、赤に黒と白のラインが入っています。
グレーのモダンなソファの背面に、黒をベースにダークレッド+ホワイト+茶色のラインが入った絵画を飾った例。
「こんな絵、私でも描けるわ。」と思った方もいらっしゃるかもしれません…。
ベッドの背面の壁にダークカラーの絵画を飾った寝室の例。
ちょっぴり病院っぽく感じるのは、ベッドがステンレス製だからかな?
このベッドは、残念ながら日本からの購入は不可ですが、Portica Bed by Room & Boardです。
8.ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)のアートを飾ったインテリア実例
北欧デザインのダイニングテーブルセットを置いたダイニング空間に、抽象的な絵画を飾った例。
この後紹介するカンディンスキーの作品と比べると、曖昧な印象が濃い絵画です。
マリメッコのウニッコ柄のベッドリネンをコーディネートした寝室の壁に、ファンタジックな色使いの絵画を飾った例。
カンディンスキーの絵と言えば、どちらかと言うとこの事例のような幻想的な作品が多く、子供部屋にも似合います。
10人掛けの長方形ダイニングテーブルと平行にカンディンスキーの絵画を3種類等間隔で飾った例。
絵画が小さすぎて見えにくいかもしれませんが、黒のフレームに入っているのがカンディンスキーの絵です。
彼の作品はポスター化されたものもあるので、気になった方は、Googleで検索してみて下さいね。
ALLホワイトでコーディネートした寝室の壁に、ベージュ系のカンディンスキーの絵画を2枚横に並べて飾った例。
このインテリア素敵過ぎる!!
ベッドの枕方向の壁にアートを飾る事例は、これまで何個か紹介してきましたが、今の一番のお気に入りはこのインテリア♪
ちょっと変わったものが好きな私は、カンディンスキーのアートがストライクなんです!!
寝室のデスクスペースの横の壁にカンディンスキーの絵画をコーディネートしたインテリア例。
まるでホテルのようなインテリアの作り方がおしゃれ♪
カンディンスキーのアートは薄い色使いのものも素敵だけど、ダークカラーも捨てがたい…。
薄い系、濃い系どちらにするかは、この事例のように、カーテンやラグの色と合わせるようにすると、それぞれが引き立って、グンとお洒落に見えそうですね。
[参照元:Houzz Inc]