レザーソファと聞いて、ホワイトや黒よりも真っ先に茶色を思い浮かべる私。
この理由は、バッグ、靴、財布、キーケース、名刺ケース、パスケースなどの身に着ける物を買う時に「丈夫な革製品」を手に取ることが多く、中でも使用年数と共に味わいが出る茶色を選ぶことが多いからかもしれません。
もちろん、ホワイトや黒の革でもよいのですが、これらの色は「汚れる、黒ずむ」(ホワイト)「シワが目立って安っぽく見えてくる」(黒)という個人的な意見があって優先順位が後ろの方に…。
そんな訳で革を使った家具についても「生活とともに良い味を出してくれそう」という茶色をメインに考えてしまうのです。
また、フローリングや建具、内装材、家具など室内で目に触れる材質で一番多く使われているのが木ということもあり、木と同じ茶色を使ったレザーソファに自然と目が行くのかもしれませんね。
でも、この茶色。
調べてみると、暗い色、明るい色、赤っぽい色、黄色が多めの色など、本当に種類が豊富です。
(“モカ”“ショコラ”“コーヒー”“シナモン”“チョコ”“キャラメル”など、食べ物にちなんだ名前が多いのも興味深いところ)
その為、茶色のレザーソファと言っても、ダークな茶色なのか、黄色が多めの茶色なのかでは、同じデザインのソファでも部屋の雰囲気がガラリと変わります。
そこで、今回は茶色のレザーソファを4種類の色に分けてインテリア例を紹介して行きたいと思います。
「ダークな茶色で格好良く」「明るい茶色で高級感たっぷりに」などなど、茶色レザーソファを使ったおしゃれなリビングコーディネートの参考にしてみて下さいね。
茶色レザーソファのコディネート実例-目次
1.ダークブラウンのレザーソファのインテリア例
ブラウンのシャギーラグとダークブラウンのレザー製3Pソファをコーディネートした例。
ダークブラウンの壁面収納家具やリビングテーブルとの相性抜群!!
本棚がる場所はTVボードにする多いのですが、TVはコーナーに部屋の中心に向けてレイアウト。
その分、本をたっぷり収納できる背が高い家具を置いて、ハシゴを立て掛けるおしゃれな演出法にも注目です。
ダークブラウンのフローリングのLDKに“ふかっ”としたデザインのダークブラウンの3Pレザーソファをコーディネートした例。
1個前の事例とは異なり、こちらは木製家具とラグの色をナチュラルブラウン系にして明るさを演出!!
青の壁と茶色のレザーソファが、こんなに相性が良いなんて…。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンの2Pレザーソファとガラス天板+ダークブラウンの木製リビングテーブルをコーディネートした例。
1個前の事例と同じく茶色とブルーをコーディネートした事例ですが、こちらはブルーをラグに取り入れたパターン。
壁に色をつけるのに抵抗がある場合は、この事例を参考にすると良さそう。
ソファの両サイドに置かれたアンティーク調のフロアランプも格好良いです。
ベージュのラグとダークブラウンのレザー製コーナーソファをコーディネートしたナチュラルブラウンのフローリングのリビング例。
リビングテーブルやサイドテーブルは、ソファより明るいミディアムブラウンの木製家具にして明るさを演出。
家具に合わせた明るい茶色のクッションがコーディネートしてあるので、カラーコーディネートもばっちり♪
黒のフローリングのLDKにレトロデザインのダークブラウンの2Pレザーソファをコーディネートした例。
これまでの事例とは異なり、家具はホワイト鏡面やスチールを使ったものをチョイス。
生活感が少な目で、まるでおしゃれな家具屋さんの展示を見ているかのよう!
ベージュのラグを敷いたリビングにダークブラウンのレザー製3Pソファとアンティーク調の木製リビングテーブルをコーディネートした例。
クッションにネイビーが使われるせいか、どことなく海っぽい印象も。
暗い茶色のレザーソファがあるリビングは格好良い雰囲気にしか出来ないのかと思いきや、ナチュラルテイストにも出来るとは驚きです。
蜂蜜色の石を積み上げた内装のリビングにダークブラウンのチェスターフィールドソファと焦げ茶のアンティークテーブルをコーディネートした例。
ハードな革のソファがあるリビングなのにエレガント!!
茶系のレザーソファを使いつつ、くつろぎ感溢れるリビングを演出したい時に参考にすると良さそうな事例です。
壁面を真っ黒にしたリビングにダークブラウンのレザー製コーナーソファをコーディネートし、コーナーに観葉植物を飾った例。
このインテリア格好良過ぎっ!!
壁面を背に、ソファの存在感たっぷりのレイアウト法も参考にしたいです。
梁や大きな柱があるリビングなので、マンション住まいの方はすぐに真似できそうな予感。
2.チョコレートorモカのレザーソファのインテリア例
チョコレート色のレザー製チェスターフィールドソファに黒×ホワイトのストライプ柄のラグをコーディネートした例。
このソファ、ゴージャス!!
浮き輪を壁面に3つ飾るアイデアも参考にしたいですが、春・秋・冬には似合わないかも…。
クッションをブルーにしてアクセントカラーを取り入れる手法は夏用、秋冬はオレンジといった具合に真似すると良いです。
重厚感のあるアーム付きのチョコレート色のレザーソファを3つ、コの字にレイアウトしたリビング例。
ふっくらとした背もたれクッションと味のある茶色がたまりませんっ!!
レザーソファって、この事例のように濃淡の茶色が混じったデザインの方が味わいがあって高級に見える気がします。
味わいのある茶色のレザー製3Pソファを窓に向かってレイアウトし、グレーのカーテンとグレーのシェードのフロアランプをコーディネートした例。
茶色レザーと暗めのグレーがこんなに合うなんて…。
2m以上ありそうな大きなソファが置けるリビング例ですが、狭いリビングでもこのカラー配色は真似できそう!!
座り心地が良さそうな茶色のレザー製2Pソファとホワイト×グレーのラグ&アートをコーディネートした例。
クッションや花瓶にブルーを使ったアクセントカラーの取り入れ方が上手!!
サーフボードが壁に立てかけてあるので、海をイメージしたインテリアコーディネートなのかな?
ライトグレーのラグの上に茶色のレザー製コーナーソファをレイアウトしたリビング例。
壁とソファの間にコンソールテーブルを置いて、人が通れるスペースを空けてソファを置くレイアウト法を参考にしたい!!
「ソファの背中に家具を置いてしまったらTVボードは?」と疑問に感じるかもしれませんが、TVは壁掛けにすればOK。
光沢のある茶色のレザー製3Pソファと同じデザインの2Pソファを円形オットマンを挟んで対面式にレイアウトした例。
革の味わいが素敵♪
他のインテリアにこだわらなくても、こんなソファが1台あるだけでおしゃれなリビング空間が作れそうです。
高級チックな茶色のレザー製3Pソファとブルーのオットマンテーブルをコーディネートしたリビング例。
この項目には、茶色レザーとブルーのファブリックを組み合わせた事例がよく登場してますが、それだけ相性が良いということですね。
オットマンは蓋付になってるのかな?
リビングテーブルよりも収納量がアップする上に、急な来客時に物を隠す(?)ことができて便利そう。
艶のある飴色のレザー製コーナーソファに黄色×グレーのクッションをコーディネートした例。
1個前のブルーファブリックのコーディネートに比べると、こちらは一年中そのままでも違和感を感じない配色です。
ちなみにライトグレーは、上品に見える色なのでレザーソファの質感をUPさせるのに一役買ってくれるかも。
茶×ベージュのパターン柄のラグ&クッションと艶のある飴色のレザー製2Pソファをコーディネートしたリビング例。
このソファ、1個前の事例のデザイン違い。
こちらは、茶系ファブリックを使った温かみを感じるカラーコーディネートなのですが、同じソファでも一目見て「同じだ」と感じないところがインテリアカラーコーディネートの奥の深さだなぁ~、と思います。
3.ミディアムブラウンのレザーソファのインテリア例
ダークグレーのラグの上にミディアムブラウンのシンプルなレザー製2Pソファを置いた例。
ソファ背面の壁を木目調にして、大きなミラーを飾るアイデアが素敵♪
「こんな場所に鏡があっても活用しないのでは?」と思うかもしれませんが、窓の光を映し出すのでただの壁に比べると開放感がUPします。
グレーのタイル床のリビングにミディアムブラウンのレザー製3Pソファを置いた例。
間接照明をソファに当てることでムーディーな陰影を演出!!
天井にペタンとくっついたシーリング照明ではなく、ヘッドが動かせるスポット照明を使うことで光の効果を最大限に生かしたコーディネートがしてあります。
ミディアムブラウンのシンプルなI型レザーソファにホワイト×黒、グレーのクッションをコーディネートした例。
ソファ、クッション、ラグのコーディネートがセンスあり過ぎっ!!
「このおしゃれなラグはきっと日本では手に入らないのだろうな…」と思ってたら、STOCKHOLMラグ by IKEAで、クッションもIKEA。
この色のレザーソファを見つけることさえ出来れば誰でも実現可能なコーディネート例です。
光沢のあるミディアムブラウンのレザー製3Pソファにモフモフしたグレーのクッションを2個コーディネートした例。
なるほど~。
この事例のようなクッションを使うと、サファリ感あるインテリアに出来るんだ!!
部屋全体が暑苦しくなり過ぎないように、ラグが寒色系で締めてあるのもポイントです。
ベージュのラグにミディアムブラウンのレザー製2Pソファをコーディネートした例。
昔、おじいちゃんの書斎(和室)に置いてあったような引き出し付きの背の低いコンソールテーブルとのコーディネートが素敵!!
この事例では写真が飾ってありますが、こんなデザインの家具をTV台として活用するのもありかも。
4.キャメルのレザーソファのインテリア例
リビングとダイニングに間仕切りが無い間取りで、キャメルのレザー製2Pソファの背もたれを間仕切り代わりにレイアウトした例。
オットマンも同じシリーズかな?
ソファのコーディネートも素敵ですが、壁面に音楽スピーカーを置いて、同じデザインのチェアで挟むディスプレイもおしゃれ♪
スピーカー以外にも、観葉植物や積み重ねた本などで同じようなレイアウトが出来そうですね。
ホワイトの壁面を背にキャメルのレザー製3Pソファをレイアウトし、背面にレコード&レコードジャケットを8枚、十字にディスプレイした例。
ギターとアンプが端に置いてあるので音楽好きさんの部屋かな?
カウハイドラグとレザーソファ、キャメルとダークグレーのカラーコーディネートの仕方も参考に。
ベージュ地にシルバーの曲線模様が入ったラグにキャメルのレザー製2Pソファをコーディネートした例。
エレガントなデザインのラグにレザーソファが違和感なく馴染んでる…。
ハードな印象のレザーは、無地のラグか直線を強調したパターン柄のラグにしか合わないと思ってましたが、単なる思い込みだったのかも…。
同じデザインのキャメルのレザー製2Pソファを対面式にレイアウトしたリビング例。
コーヒーテーブルはイサム・ノグチ、収納家具の前にあるのは、CH28(ハンス・J・ウェグナー) by Carl Hansen & Sønで、どちらも日本でも入手可能なデザイナーズ家具。
茶色の木製家具が無いリビングですが、ソファ&チェアの色で木質家具に囲まれたような雰囲気を演出してあります。
黒の壁のリビングにクルミボタン付きのキャメルのレザー製3Pソファをコーディネートした例。
どこか懐かしさも感じる暖かそうなリビング。
レザーのハードな印象をあまり出したくない場合は、この事例のようなレトロ風デザインを選ぶと良いかも。
ダークグレーの木目の壁面のリビングにキャメルのレザー製3Pソファをコーディネートした例。
今まで気にしてませんでしたが、ソファの角(端?)にハイピングがしてあるデザインを選ぶと“カチッ”とした印象になるんですね。
レザーソファを選ぶときは、色やデザインだけでなく、こういった細かい部分にも注目して選定したいものです。
同じデザイン&同じキャメルのレザー製3Pソファをコの字にレイアウトしたリビング例。
ソファの色が違って見えるのは光の関係。
クッションのブルーと緑をアクセントカラーにするコーディネートやソファの前に大きなリビングテーブルではなく、高さ&デザインが異なる3種類のスツールを固めて置くレイアウト法も参考にしたいです。
質感のある木製収納家具のあるリビングに5人は座れるキャメルのレザー製コーナーソファをコーディネートした例。
TVボード兼収納家具とソファの茶色は全く違うのに馴染んでる上にそれぞれが際立って見える!!
キャメルのレザーソファに合せる木製家具の色を決める時に参考にしたい事例です。
味のあるキャメルのレザー製3Pソファと暖色系のパッチワークラグをコーディネートしたリビング例。
このリビング、ワイルドで格好良い!
ラグはキリム織で、クッションはUzbeki silk velvet。
“Uzbeki silk velvet”で検索すると、英語のサイトばかり出てきそうなので“ウズベキスタンシルクベルベット クッション”と日本ご対応で検索してみると、この事例で使ってあるような柄のクッションがたくさん!!
レザーソファを使って野性的なインテリアを作りたい時に活用すると良さそうです。
キャメルのクルミボタン付き3Pレザーソファとネイビーのラグ&クッションをコーディネートした北欧リビング例。
北欧インテリアと言えば、グレーやホワイトのモノトーン、薄いピンクやイエローを組み合わせた静けさを感じるインテリアを想像しますが、こんな組み合わせもアリなんですね。
レザーソファに北欧デザインのリビングテーブルが合うなんて新発見です!!
キャメルのレザー製2Pソファを壁面を背にレイアウトし、ホワイトの円形テーブルと黄色の木製チェア×3をコーディネートしたソファダイニングの例。
最近、家具屋さんでも見かけることが多くなったソファ+テーブルのダイニング空間。
既製品の家具だとコンパクト過ぎたり、ソファのデザインがイマイチ…(あくまで個人的意見)なんてことがありますが、チェア・ソファ・テーブルを別々に選んでコーディネートすると自由度が高く、満足の行く食事空間を演出できます。
ちなみに、この事例に使ってあるテーブルは、チューリップテーブル by エーロ・サーリネンです。