原色系のラグを使ったインテリアコーディネート実例紹介の第2回は、“赤”。
部屋にアクセントポイントを作る時、真っ先に赤を思い浮かべる方も多いのでは?
赤のラグをお部屋にコーディネートする場合、ポイント的に使う時とリビング全体など広い面積に使う時とで、トーンの深さ(暗さ)を変えるのがポイントです。
リビングなどの広い面積に鮮やかな赤のラグを敷くと「センスのあるインテリアになる」と思いがちですが、赤は暖色なので、少し暑苦しい印象になってしまいます。
狭い面積=派手な赤でもOK。
広い面積=トーンが低め(暗め)の赤。
と覚えておくと、赤のラグを生かした素敵なインテリアが作れますよ。
それでは、実際にどんな風に見えるのか?リビング、ダイニング、寝室、子供部屋の順に実例を見て行きましょう。
赤いラグのインテリアコーディネート実例-目次
1.赤いラグinリビングのコーディネート例
赤のボリュームのあるラグにホワイトのレザーソファを組み合わせたモダンなリビングのコーディネート例。
ホワイトの床色のリビングなので、赤がアクセントになってて素敵!!
暗めの赤のラグなら、広い面積に敷いても奇抜な感じがしませんね。
ナチュラルブラウンの床色の細長いリビングに赤のラグとクリーム色のレザーソファをコーディネートした例。
単色の赤ではなく、模様が入っている赤なので、大人っぽい雰囲気!!
民族っぽいインテリアコーディネートが素敵なリビングの事例です。
続いて、赤のラグ&ホワイトのソファをコーディネートした若々しいコーディネートの事例を2つ。
赤地にホワイト×黒で花のような模様を描いたパターン柄のラグにホワイトのレザーソファをコーディネートしたリビングの例。
リビングの隣にあるダイニングもホワイトのテーブルに赤のチェアを組み合わせたコーディネートにして、リビングダイニング空間をトータルでコーディネートした例です。
マンションのLDKや一人暮らしのインテリアの参考になりそうですね。
ダークブラウンの床色のリビングにホワイト×赤のギザギザ模様のラグと薄いベージュのソファをコーディネートした例。
単色赤のラグを敷くよりも部屋が広く見える気が…。
同じ赤でも、白の混じったパターン柄のラグにした方が、暖色特有の圧迫感が回避できそうな予感です。
ライトブラウンの床色のリビングに赤のラグを敷き、ベージュの椅子と赤の一人掛けチェアをコーディネートした例。
広い&白っぽいリビングなので、鮮やかな赤のラグを敷いても暑苦しい印象がゼロ。
床面の残りとのバランスやソファの色も考慮すると、派手な赤のラグでも大人っぽいインテリアが作れるんですね…。
黒の床色のリビングに赤のラグとライトグレーのソファをコーディネートした例。
大人っぽいモダンな印象のインテリアです。
このカラー使いは、床色が薄いリビングにも合いそうですね。
暗めの赤のラグにマスタードイエローのソファをコーディネートしたリビングの例。
この質感のある赤のラグは、ファッションでもおなじみのカルバン・クラインのもの。
海外では、有名ファッションブランドがファブリックや家具を扱ってることもしばしば。
ファッション好きな人は、下記のトピックも参考にしてみて下さいね。
ミディアムブラウンの床色のリビングにダークな赤のラグと茶色のソファをコーディネートした例。
このリビング、美術館みたい!!
アートの飾り方や間接照明の使い方も参考になります。
ナチュラルブラウンの床色のリビングに赤のラグ、赤のソファをコーディネートした例。
赤をメインカラーにすると「カジュアルな雰囲気になりそう。」と思いがちですが、暗めの赤を意識して選ぶと、ここまで重厚感のあるインテリアが作れるんですね。
続いては、赤のラグと黒っぽいソファをコーディネートした事例を3つ。
ホワイトの床色のリビングに赤のラグと黒のレザーソファを組み合わせたモダンインテリアの例。
インテリア雑誌に掲載されているモダンリビングのお手本のようなコーディネート例です。
このカラー使いは、床色が白いから似合うのであって、ダークカラーのリビングには不向きかも…。
ナチュラルブラウンの床色のリビングに赤のラグを敷いて、ダークグレーのソファをコーディネートした例。
ダークな赤のシャギーラグを敷きたい時に参考になりそうなインテリア例です。
明るいリビングを保つ為に、TVボードがホワイトにしてあるのがポイントです。
ベージュのカーペットを敷いたリビングに赤の楕円形のラグを敷いて、ダークグレーのソファをコーディネートした例。
サイドテーブルとクッションにオレンジをチョイスした暖色をアクセントカラーにした事例ですが、赤とオレンジの面積が少ない&暗めの色使いなので、夏でも暑苦しく感じなさそうですね。
2.赤いラグinダイニングのコーディネート例
黒の床色のダイニングに赤のラグを敷き、黒のエレガントデザインのダイニングテーブルセットをコーディネートした例。
ちょっぴり高級なレストランの個室みたい♪
庶民の味方=インスタント麺をこのダイニングで食べるのは似合いませんが、こんなダイニング憧れます!!
ミディアムブラウンの床色のダイニングに赤×ホワイトの細かいパターン柄のラグを敷き、ベージュ&ホワイトのチェアと木製のダイニングテーブルをコーディネートした例。
大人可愛い雰囲気のダイニングコーディネート例です。
カーテンにダークカラーの赤をチョイスしたトータルコーディネートの仕方も参考になります。
ダークブラウンの床色のダイニングに赤×ベージュのストライプのラグを敷き、ナチュラルブラウンのチェアとダークブラウンの木製テーブルをコーディネートした例。
暗くて重苦しい雰囲気になりそうなダークカラーの床色スペースをカジュアルテイストのラグを使って上手にまとめたインテリア例です。
ランダムパターンのストライプラグなら子供っぽくなり過ぎませんね。
ダークブラウンの床色のダイニングに赤のラグを敷き、赤のチェアと木製のダイニングテーブルをコーディネートした例。
このお家、キッチンも赤なので、赤が好きな人が住んでるのかな?
モダンだけど、可愛さもあるコーディネートの仕方が参考になります。
茶褐色の床色のダイニングに、ベージュで縁取りした赤のラグを敷き、透明のチェアと木製のダイニングテーブルをコーディネートした例。
透明の椅子を置くことで、暖色特有の圧迫感を回避。
壁の色がホワイトにすると、もう少し開放感のあるダイニングが演出できそうです。
ミディアムブラウンの床色のダイニングに赤のラグを敷き、ライトグレーの木製のダイニングテーブルセットをコーディネートした例。
ラグ無しですっきりとしたダイニングを演出するのも良いですが、赤のラグがあることで、暖かい雰囲気に。
会話や食事を時間をかけて楽しみたい場合は、この事例のようなコーディネートにする方が良いかも。
黒の床色のダイニングに赤にゴールドのラインが入ったラグを敷き、Cherner Side Chairと木目が美しい木製ダイニングテーブルをコーディネートした例。
高級感が伝わってくる素敵なコーディネート♪
壁のアートの飾り方やペンダント照明がおしゃれ過ぎます!!
天井高があるダイニングなので、開放感があるように見えますが、天井が低いダイニングには不向きなコーディネートかもしれません。
3.赤いラグin寝室のコーディネート例
ナチュラルブラウンの床色の寝室に黒のファブリック仕様のベッドを置き、足元に赤のラグをコーディネートした例。
質感があるラグなので、インテリア全体に高級感が…。
ラグを選ぶ場合、色だけでなく毛足や陰影も考えるとこんなに素敵なインテリアになるんですね。
ダークブラウンの床色の寝室にホワイトのベッド、ホワイトのソファを置き、赤のラグをコーディネートした例。
マスターベッドと2段ベッドにソファ、ダイニングテーブルセットがある不思議なレイアウト…。
家族でワンルーム暮らしかな?
いずれにせよ、一人暮らしのワンルームのカラーコデーィネートの参考にもできそうな事例ですね。
ダークブラウンの床色の寝室にダークブラウンのベッドを置いて、空いたスペースにダークカラーの赤のラグとグレーの一人掛けチェアをコーディネートした例。
何という広さ!!
キングサイズのベッドの両サイドに1m以上のスペースが取れる、とてつもなく広いベッドルームの事例ですが、シンプルで大人っぽいカラー使いは狭い部屋でも応用できそう。
ダークブラウンとダークカラーの質感のある赤のラグって、めちゃくちゃ合いますね。
ダークブラウンの床色の寝室にダークな赤の格子柄のラグを敷き、ダークブラウンのファブリック仕様のベッドをコーディネートした例。
1個前の事例とよく似たカラー使いですが、こちらの事例の方が暖かみやくつろぎ感がありますね。
ホテルの一室のような寝室を作りたい方の参考になりそうな事例です。
ダークブラウンの床色の寝室にミディアムブラウンの木製ベッドを置いて、足元に黒×赤のグラデーションのミニラグをコーディネートした例。
ラグ、枕カバー、ランプシェード、クッションに赤を使った素敵なコーディネート♪
このようなセンスのあるインテリア事例を目にすると、「インテリアのアクセントカラーって本当に重要な役割を果たしているな。」と実感できますね。
黒に近いダークブラウンの床色の寝室にホワイトのベッドリネンをコーディネートし、赤のラグを足元に敷いた例。
この寝室もランプシェードやチェアに赤を使った例ですが、1個前の事例と比べると赤の面積が多いです。
部屋の広さに応じて赤の割合を調整(この部屋の場合はもう少し少なめに)すると、センスのあるインテリアが作れそうですね。
4.赤いラグin子供部屋のコーディネート例
ダークブラウンの床色の子供部屋に赤×ホワイトの破魔矢のような柄のラグを敷いた例。
ベッドリネンに赤と相性抜群のグリーンを使ってカラフルに仕上げたインテリア例です。
海外の子供部屋ってカラーセンスが素敵なので、子供部屋以外でもインテリアの色の組み合わせ方に困った時、参考にするとアイデアが浮かんできますよ。
ダークブラウンの床色の子供部屋にグリーンのベッドと赤のラグをコーディネートした例。
1個前の事例で赤とグリーンは相性が良いと書きましたが、この事例を見ても“その通り”ですよね。
リビングをカラフルにコーディネートしたい時の参考にもなりそう。
ダークブラウンの床色に赤のラグ&ソファを組み合わせたキッズスペースの例。
電車の路線のような壁のペイントが可愛い♪
階段上のホールをキッズスペースにする発想は今までありませんでしたが、この事例を見て「こんな方法もあるんだ!!」と新発見です。
ダークブラウンの床色の子供部屋に赤、ピンク、オレンジで円を描いたようなデザインのラグをコーディネートした例。
この部屋のカラフルさと言ったら…。
まるで子供向のテーマパークのような色使いは、海外ならではですね。
ダークブラウンの床色に赤のラグをコーディネートした子供の遊び場の例。
所々に赤の引き戸がついたホワイトのオープン棚も素敵!!
この部屋のインテリアカラーは、ホワイト、赤、ピンクなので、女の子の部屋かな?
赤のラグって「若い子の住まい向けかな?」と思っていたのですが、シックなカラーを選べば、大人っぽいインテリアや高級感のあるコーディネートも可能だということがわかりましたよね。
しかも、ダークブラウンの床色と黒っぽい赤のラグの組み合わせるは、何とも落ち着きのある雰囲気!!
今まで、「ダークブラウンの床の住まいは、格好良いけど、部屋が狭く見えそう。」と避けていた方も赤とのコンビネーションで素敵に見えるインテリアの数々に目を奪われたのではないでしょうか?
ラグの赤にもう一色プラスしたい場合は、子供部屋の事例を参考にすると、センスのあるインテリアが作れそうな気がします。
[参照元:Houzz Inc]