映画や音楽にこだわりを持っていて、お家のTVから出てくる音に満足できないという人はいませんか?
広いお家なら、映画や音楽の楽しむメディアルームやホームシアターを専用に設けることができますが、部屋数が少ない住まいでは、リビングのTV周りにスピーカーを置いて、“それっぽい感じ”にするのが精いっぱいですよね。
海外のぶったまげた専用ルームを見てみたい方は、下記のトピックを参考に。
でも、TV以外にレコーダーやプレイヤーなど、様々なAV機器と迫力の音が楽しめるサラウンドスピーカーを狭いリビングにレイアウトするとなると、配線や見た目の問題が…。
特に、AV機器は無機質なデザインが多く、これらをリビングインテリアの中に違和感なく溶け込ませるのって、意外と難しいですよね。
そこで、今回は、スピーカーをインテリアと上手く馴染ませた海外のリビング事例を紹介します。
これから5.1chサラウンドや本格的なスピーカーをリビングにレイアウトしようと思っている方は必見です。
参考にしたいスピーカー インテリア実例-目次
1.スピーカーをインテリアの一部にした格好良いリビング例
大抵のお家は、TVボードの上に液晶テレビを置き、収納棚にプレイヤーやレコーダーを入れて、スピーカーを床に直置きしますよね。
そんな時に参考にしたいリビング事例です。
TVボードのデザインにも注目しながら見て行きましょう。
液晶TVを壁掛けにして、シンプルなオープン棚タイプのTVボードの両サイドに格好良いデザインの背の高いフロントスピーカーをレイアウトした例。
TV、レコーダー、プレイヤーは全部シルバー色で統一してあるので見た目がすっきりしています。
1個前の事例を通路側から見た写真。
TVは、リビングの壁の中央ではなく、左側に寄せてレイアウトしてあるので、奥行が感じられます。
配線が全く見えないのは、壁に埋め込んであるからかな?
黒のTVとシルバーのセンタースピーカー&フロントスピーカー×2をコーディネートしたスタイリッシュなインテリア例。
TVボードだけをよく見ると、どこにでもありそうな家具なのですが、床の間のようなロータイプの黒の台座があることで、格好良さが数倍UPしていますね。
黒×シルバー×ホワイトの色バランスが美しい事例です。
ホワイトのTVボード&オープン棚に黒のTVとスピーカーをコーディネートしたリビングの例。
左右アンバランスなデザインが凄く格好良いです!!
TVの背面にダークブラウンのアクセントクロスが張ってあるので、ホワイトの家具が引き立って見えます。
サイドが収納になったホワイトのTVスタンドをコーディネートしたリビングの例。
スピーカーは見当たらないのですが、鍵型シルエットの家具が美しい過ぎ!!
このインテリアカラーだと、シルバー色のスピーカーと組み合わせると良さそうですね。
フロートタイプの壁面収納のオープン部にTV+スピーカーシステムをレイアウトした例。
黒の背板なのでスピーカーが見えにくいですが、TVの左右に背の高い黒のスピーカー、TVの下にシルバー色のスピーカーがレイアウトしてあります。
TV上部に棚板を1枚つけてディスクをたっぷり収納できるようにしてあるのも嬉しいポイントです。
ナチュラルブラウンの幅150cmほどのTV収納の両サイドに黒のスピーカーをレイアウトした例。
AV機器は全て黒で統一してあるのがポイントかな?
家具=茶色と機器=黒のコンビは、白×シルバーに比べると、もっさりとした印象になってしまいがちなので、機器類が黒の場合は、下の事例のように収納家具を黒にした方が格好良いかも。
黒のフロートタイプのTVボードに木目のパネルを組み合わせ、黒のTVとスピーカーをコーディネートしたリビングの例。
木目パネルの後ろには、暖色系の間接照明が入っていて、雰囲気も抜群!
機器と家具が黒なので、めちゃくちゃ格好良い!!
黒の液晶TVを壁掛けにして、黒のロータイプのTVボードを壁から壁までレイアウトし、センタースピーカー&フロントスピーカー×2を置いた例。
ディスプレイのようなスピーカーの置き方が素敵!!
壁にナチュラルブラウンのウォールシェルフを7個取り付けて、スピーカーと色を合わせた壺が飾ってあるのもポイントです。
黒の液晶TVをホワイトの鏡面のTVボードの上に置き、両サイドに黒の背の高いフロントスピーカーをレイアウトした例。
TVボードの中央はオープンタイプになっていて、上段にセンタースピーカーを収納。
TVを脚付で台の上に置く場合は、この事例のようにフロントスピーカーがINできるオープンタイプにする方が、見た目がすっきりして良さそうです。
液晶TVを壁掛けにして、左右と下のスピーカーも壁付けにした例。
グリーンのアクセントクロスのおかげで、スピーカーの黒が映えて見えます!
TV画面の左右にスピーカーがあるので、TVから音が出ているような感覚になるのかしら?
1個前の事例と同じく、液晶TVを壁掛けにして、左右と下にバータイプのスピーカーを取り付けた例。
こちらの事例は、背面の壁がホワイトなので、親近感が湧く方も多いのでは?
壁から壁まであるロータイプのTVボードの上にスピーカーを横に向けて置いた例。
この方向に向けると音が変わってくるような気もしますが…。
ちなみにこのスピーカーはPro-Ject Speaker Box 5です。
Pro-Jectのスピーカーは日本でも通販ショップで入手できるようなので、気になる方は探してみては?
大きな太鼓のようなデザインのスピーカーをレイアウトしたインダストリアルテイストのリビングの例。
レンガ壁の味のあるリビングとスピーカーのデザインが凄く合ってます!!
Bang & Olufsenのスピーカーは日本でも購入可能で、他のシリーズを使ったのが下の例。
Bang & Olufsenのホームシアターをリビングにレイアウトした例①。
Bang & Olufsenのホームシアターをリビングにレイアウトした例②。
巨大な液晶TVの両サイドにタワーのようなスピーカーをレイアウトしたリビングの例。
この写真を初めて見た時、陶器製の置物がシンメトリーに飾ってあるのだと勘違いしてしまいました…。
1個前の事例のホワイトバージョンのスピーカーをリビングにレイアウトした例。
MERIDIANはイギリスのブランドですが、日本でも取扱いがあります。(日本公式サイトはこちら。)
シルバーの巨大なスピーカーをリビングのコーナーにレイアウトした例。
何と大きなスピーカー!!
こんな巨大なスピーカーを置く家は少ないと思いますが、あまりに自然にインテリアの一部に溶け込んでいたので掲載。
最後にTVを壁掛けにするときに使えそうなアイデアを1つ。
下の事例のようにTVは壁と平行につけるのが一般的です。
が、コーナーソファのどこに座ってもTV画面が見えるようにするには、下の写真のようにするのがベスト。
リビングのコーナーにTVを壁掛けにした例。
そんな時は、アーム式の壁掛け金具がおすすめです。
上下、左右に角度が変えられるので高い位置に取り付けてもOKです。
2.壁面TV収納にスピーカーをビルトインしたインテリア例
ここで紹介するのは、スピーカーが収まる収納場所を作ったオーダー家具の事例です。
TV台の上やフロアにスピーカーが直置きしてあるのとは異なり、家具の中にスピーカーが入っているので、見た目がすっきり!!
家具屋さんや建築系の知り合いがいないと専用の家具を作ってもらうのは難しいかもしれませんが、こういうインテリア、憧れます。
壁面TVボードにウーファー、天井にスピーカーを取り付け、迫力のある音響システムを構築したリビングの例。
コーナーソファに腰かけていると、臨場感あふれる音が聞こえてくるのだそう。
リビングが広々としているので、10人くらいで映画を楽しむことができそう!
ホワイトの飾り棚付の壁面収納にTVをビルトインした例。
「これのどこにスピーカーが?」の質問に、下の写真が答えてくれます。
TVの左右の片開き扉にフロントスピーカー、TVの下の棚にセンタースピーカーが入っていて、センタースピーカーの扉はフラップ式です。
オーダー家具でないと、このピッタリ収まる感じは出来ませんね。
液晶TVをビルトインし、下部の収納にセンタースピーカー&フロントスピーカー×2&ウーファーを収納できる壁面TV収納家具を置いたリビングの例。
左右のスピーカー収納は扉付、真ん中のスピーカーはオープンになっています。
機器類は、左右の扉の中かな?
家具の中にスピーカーが入っていると配線がゴチャゴチャ見えず、すっきりとした印象ですね。
美しい木目の床から天井まである壁面収納に液晶TVと背の高いスピーカーを収納したリビングの例。
書斎っぽいイメージのインテリアの作り方が素敵!!
映像だけでなく、音楽も楽しむ方の住まいのリビング事例です。
オープン棚をメインにデザインした壁面TV収納の例。
オープンBOXがたくさんあるので、CDやBlu-rayの収納がしやすそう。
背の高いスピーカーが入ってるスペースは、棚板仕様なので、スピーカーを買い替えてもこのまま家具を使うことができるようになっています。
ステンレスと黒の板でデザインした格好良いTV収納の例。
スピーカーが見えにくいかもしれませんが、TVの左右に縦長に光って見えるのがそう。
ステンレス色&黒の家具と鏡面の黒のスピーカー、シルバー枠のTVが見事にマッチした事例です。
3.違和感ゼロ!!スピーカーを壁に埋め込んだインテリア例
ホームシアターシステムを設置することを想定している場合、建築完成前にスピーカーを埋め込むスペースを壁の中に作っておくと、見た目に美しい部屋が完成します。
TV台を置いた壁の上部にスピーカーを埋め込んだリビングの例。
3か所あるので、フロントスピーカー、センタースピーカー、フロントスピーカーかな?
実はTVが取り付けてある壁も数cm凹んでいるので、壁から前に出ているのは下にあるキャビネットだけです。
フロントスピーカーとセンタースピーカーを壁の中に埋め込み、AV機器を全て見えないように家具の中に収めたモダンなリビングの例。
スピーカーもAV機器も見当たらないので、音にこだわったシステムが組まれているとは思えません!
このスッキリ感は、壁を触ることが出来る住まいでリフォームでしか対応ができませんが、憧れます!!
リビングの壁にTVとフロントスピーカーとセンタースピーカーを埋め込むスペースを作った例①。
1個前の事例とは異なり、スピーカーは見えていますが、壁より前に出ていないので圧迫感がありません。
TVボードもないリビングなので、広々と見えますね。
リビングの壁にTVとフロントスピーカーとセンタースピーカーを埋め込むスペースを作った例②。
1個前の事例と似ていますが、こちらは、スピーカーが見えないバージョン。
TVの横にある黒い物体が実はキャビネットになっていて、中にAV機器が収納してあり、配線は全部壁の中を通してあります。
TVを壁掛けにして、左右の壁にスピーカーを埋め込み、上からラタン素材の簾を掛けてスピーカーを隠したリビングの例。
何という素敵なアイデア!!
これなら、どんなデザインのスピーカーを買っても、インテリアに馴染まないという心配はなさそうですね。
[参照元:Houzz Inc]