素敵なインテリアは、狭い部屋だろうが、一人暮らしだろうが、少しの工夫で実現可能です。
でも、同じスペースで、“食べる”、“寝る”、“くつろぐ”の3つの生活を行う必要があるワンルームタイプの部屋では、その棲み分けを作るのに戸惑ってしまうという人も多いのでは?
部屋の大きさによって、“食べるとくつろぐ”、“寝るとくつろぐ”など、2つの行為を行う必要も出てきますね。
今回は、海外のインテリアの中から、素敵な一人暮らしのワンルームインテリアを「スペースの作り方」、「レイアウト図」、「インテリアのポイント」などを踏まえながら紹介していきたいと思います。
素敵な一人暮らしのワンルームインテリア
- 生活に必要な一人分のスペースを知っておこう
- 【6畳】「食べる」と「くつろぐ」を兼用した【1K】
- 【8畳】「食べる」と「くつろぐ」を兼用した【1K】
- 【8畳】「寝る」と「勉強(パソコン)」と「くつろぐ」を分離した【1DK】
- 【8畳】「寝る」と「くつろぐ」を分離した【1DK】
- 【8畳】「食べる」と「勉強(パソコン)」を兼用した【1K】
- 【6畳】「食べる」と「勉強(パソコン)」を兼用した【1R】
- 【11畳】「寝る」と「食べる」と「くつろぐ」を分離した【1K】
- 【12畳】「寝る」と「食べる」と「くつろぐ」を分離した【1LDK】
- 【12畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
- 【8畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
- 【10畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
- 【16畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した①【2LDK】
- 【16畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した②【2LDK】
- 【12畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
- 【12畳】「くつろぐ」と「食べる」と「寝る」と「勉強(パソコン)」を分離した【1K】
- 【16畳】「寝る」と「くつろぐ」を一緒にした【1DK】
生活に必要な一人分のスペースを知っておこう
食べる
約80×50cm(W×D)。
椅子に腰かけて食べる場合は、D+75cm。(椅子を後ろに引くスペース)
寝る
約1×2m(W×H)。
布団やベッドのサイズのみでOK。
くつろぐ
ソファの寸法+人が通るのに必要なスペース45cm。
狭い部屋で、「寝る」「食べる」「くつろぐ」「勉強する(パソコン)」のそれぞれの日常行為を別々にするのは無理があります。
その為、「食べる」「くつろぐ」や「食べる」「勉強する(パソコン)」と言った具合に2つの日常生活を同じスペースを利用することになるのですが、この時に、どれとどれを同じスペースにするかが、とっても重要。
まずは、「食べる」と「くつろぐ」を兼用した2つのレイアウトを見てみましょう。
【6畳】「食べる」と「くつろぐ」を兼用した【1K】
例えば、勉強に集中する時間を多く取りたい場合、「食べる」と「勉強」の組み合わせや「くつろぐ」と「勉強」を同じにしてしまうと、個人差はあれ、注意力が散漫になってしまいます。
そこで、勉強派さんは、こんな風にロフトベッドの下を勉強スペースとして完全に分離するのがおすすめ。
これなら、椅子に座ればTVも見えないので、誘惑に負けるということもありませんね。
【8畳】「食べる」と「くつろぐ」を兼用した【1K】
同じ「食べる」と「くつろぐ」を兼用する場合でも、こちらは先ほどの例とは違い「くつろぐ」に重きを置いたレイアウト。
部屋に友達を読んだり、好きな映画を見たり…。
インドア派におすすめです。
この場合、パソコンなどのデスク作業は、専用テーブルを設けず、リビングテーブルで行います。
続いては8畳以上の部屋のレイアウト。
このくらい広い部屋になってくると「寝る」「食べる」「くつろぐ」「勉強する(パソコン)」の場所を上手に作れば、それぞれの日常生活を完全に分けたメリハリのあるレイアウトができます。
【8畳】「寝る」と「勉強(パソコン)」と「くつろぐ」を分離した【1DK】
ダイニング&キッチンは別の場所にあるワンルームです。
目視で縦に4mちょいの8畳(約12㎡)かな?
デスクスペースとくつろぎスペースを横に並べて、残り半分はベッドスペースとして利用。
ミラータイプのクローゼット扉がついていますが、パネルタイプがついているという人は、この位置に鏡を置くと、視覚的には空間が2倍になるので、部屋が広々見えます。
写真では、広々と見えますが、ベッドの長さカツカツの部屋です。
【8畳】「寝る」と「くつろぐ」を分離した【1DK】
同じ空間にベッドとソファがあっても、それらのレイアウトの仕方で「くつろぎ」と「寝る」に分離することは可能です。
ソファに座ると、ベッドが見えなくなるレイアウト。
友達に見られたくない場合なんかにも参考になりますね。
ソファの背面には、ソファと同じ高さのチェストを仕切り代わりに活用しています。
この置き方だと、チェストの背板が化粧していなくても関係ありませんね。
ソファの対面には、おしゃれなイームズチェアを2脚。
ここにTVを置く場合は、スタッキングチェアを用意しておくと、人が来たときに対応できます。
【8畳】「食べる」と「勉強(パソコン)」を兼用した【1K】
細長いワンルームで、くつろぎスペース(ソファ)を作らないパターン。
壁面には収納量たっぷりの備え付けのクローゼットがありますが、扉はついておらず、左右に開けるカーテンで対応。
家具は置かずに、広々とした印象です。
壁に寄せて置いてあるデスクは作業用。
このテーブルを部屋の真ん中に移動すると、ダイニングテーブルとしても利用できるようになっています。
【6畳】「食べる」と「勉強(パソコン)」を兼用した【1R】
6畳(約12㎡)ほどのワンルームです。
ソファを置くスペースが無いので、一人掛けチェアを2脚、90度にレイアウトしてあります。
さっき写真に写っていた階段下になった右側はキッチン。
キッチンの2段目の引き出しは収納ではなく、実はテーブル。
こんな風に引っ張り出すと、ダイニングテーブルや作業テーブルとして使えるようになっています。
TVが置いてある場所から見た写真。
めちゃくちゃコンパクトな部屋です。
【11畳】「寝る」と「食べる」と「くつろぐ」を分離した【1K】
約11畳(18㎡)のワンルームです。
ダイニングスペースを作りたい時に参考にしたいのが、この事例。
「寝る」と「くつろぐ」の間に小さな「食べる」スペースを作って、仕切りの役割も果たしているという技ありレイアウトです。
ソファとTVボードの大きさは、この部屋に応じた大きさなので、狭い場合はもう少し小さいサイズをチョイスして。
ソファを置く場所がない場合は、部屋の隅にある一人掛けソファだけでもOKですね。
【12畳】「寝る」と「食べる」と「くつろぐ」を分離した【1LDK】
これは、ワンルームというより1DLKかな?
黄色のアクリル板で簡易的に作ったダイニングテーブルが素敵です。
リビング側からベッドルームを見た写真。
寝室。
ここからは、少し広めの2LDKの事例ですが、ワンルームの参考になる家具の使い方やレイアウトなので紹介していきます。
【12畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
キッチン以外のひと部屋をリビング部とダイニング部として活用。
ダイニングには、正方形よりもスペースを取らない丸テーブルを置いて通路スペースを確保しています。
寝室は別の部屋。
【8畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
リビング&ダイニングスペースには両方丸テーブルを置いて通路を確保。
リビング、ダイニング両方から見える位置にTVをレイアウト。
折りたたみ式のダイニングテーブル&チェアですが、これがあるだけで、「食べる」という習慣を完全に分けることができ、メリハリの効いた生活に。
ソファは壁にぴったりくっつけて、部屋の真ん中のスペースを広く取ってあります。
【10畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
2人掛けのダイニングテーブルを壁にぴったりつけて、通路スペースを広く。
大きなリビングテーブルは置かずに、スタッキングテーブルで対応。
細長い部屋ですが、狭苦しく感じない家具のレイアウトです。
【16畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した①【2LDK】
リビングスペースは6畳ほど。
食事は、カウンター式のテーブルで。
実は、ここ、作業テーブルにもなっていて、右側の背の高い収納の側面にはコンセント穴もついています。
【16畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した②【2LDK】
先ほどと同じような間取りの部屋ですが、少し大きめのダイニングテーブルを置いて、大勢でご飯が食べられるスタイル。
ダイニングテーブルは、椅子を引いてソファに当たるか当たらないかの位置にレイアウトしてあります。
ダイニングチェアは、自由に動かせる1脚と残りはL型のベンチシートで対応。
これなら、4人くらいでテーブルを囲めますね。
【12畳】「食べる」と「くつろぐ」を分離した【2LDK】
これも先ほどと似たレイアウトですが、ダイニングの片側をベンチシートにして、スペースを確保した例。
ベンチシートは椅子を引くスペースが不要なので、ダイニングチェアよりコンパクトに収めることができます。
リビングスペース。
テーブルを置くと通路が無くなるので、置かないスタイルで。
ソファの端からダイニングを見た写真。
狭いスペースにコンパクトに必要最小限の家具をレイアウトしてありますね。
最後に、広めの1Kの事例。
【12畳】「くつろぐ」と「食べる」と「寝る」と「勉強(パソコン)」を分離した【1K】
左に見えるオープン棚の向こう側にベッドがあります。
採光も取れて仕切りにもなるオープン棚を上手に利用したレイアウトですね。
また、TVボードの左側には、デスクがあり、ここでパソコン作業などができるようになっています。
TVボードの前からベッドを見るとこんな感じ。
ソファの上のディスプレイが可愛いですね。
ベッドスペース。
ベッドの反対側の壁には、ドレッサー。
仕切りではない家具を上手に使って、それぞれのスペースをゾーニングした見事なレイアウトです。
【16畳】「寝る」と「くつろぐ」を一緒にした【1DK】
部屋の入り口にドレッサーを置いて。
ベッドの足元のスペースにソファ。
黄色と白でまとめた可愛い雰囲気の部屋ですね。
[参照元:Houzz Inc]