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北欧インテリア5つのポイント【完全版】おしゃれ実例42選

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日本の住まいにもマッチしやすいと言われている北欧インテリア。

あなたは、北欧インテリアと聞いて、何を思い浮かべますか?

  • 薄いナチュラルブラウンのフローリングに木目が綺麗なテーブルやチェアを組み合わせたダイニング
  • 黒い薪ストーブがある居心地良さそうなリビング
  • ヒンヤリと冷たそうなクールグレーでコーディネートしたベッドルーム

など、具体的な部屋のイメージを想像する方や、IKEAやマリメッコなど北欧発のブランドを思い浮かべる方、北欧家具・北欧柄(生地)・北欧雑貨など、お部屋に置く(コーディネートする)ものを真っ先に連想するという方もいらっしゃるでしょう。

これまでこのサイトでは、リビングを中心とした北欧インテリアの作り方や一人住まいやマンションで実現する北欧インテリアなど、部屋や間取りを中心としたインテリアの作り方を紹介してきましたが、今回は、部屋の広さや用途に関係なく「どうやって北欧っぽい部屋を作るのか?」だけに焦点を当てて、どんな部屋にも使える北欧インテリアの作り方について解説していきましょう。

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1.北欧インテリアのカラーコーディネート

1-1.基本

北欧インテリアを作る時のカラーコーディネートの基本は、黒・グレー・白のモノトーンカラーを選ぶことです。

が、それぞれの色の配分や同じグレーでも「明るめのグレー」か「暗めのグレーか」によって、お部屋の雰囲気はガラリと変わります。

白が多めvs黒が多めの北欧インテリア比較

白&ライトグレーでカラーコーディネートしたリビングダイニング例。

グレー&黒でカラーコーディネートしたリビング例。

上記の2パターンのコーディネートからもわかるように、明るめ北欧スタイルと暗め北欧スタイルでは受ける印象が正反対。

これからカラーコーディネートを考えるという方は、

  • ①ライトグレー+白の明るいコーディネートは、部屋を冷たい印象にするとともに広々とした開放感を演出。
  • ②ダークグレーや黒が多めのコーディネートは、重厚感があり落ち着いた雰囲気。

を念頭に置き、①②のどちらかベースとなるカラーを決めてから、ラグ、カーテン、ソファ、ベッドカバーなどの色を選ぶようにしましょう。

少量の黒をアクセントに使った、ライトグレー×ホワイトの北欧リビング例。

ホワイトの家具を中心に、少量の黒で引き締めた、ホワイト×黒の北欧リビング例。

黒とグレーをバランス良く配分した北欧リビングコーディネート例。

1-2.狭い部屋のおすすめカラー配分

狭い部屋での色決めのポイントは、床面は白っぽく、壁面は暗めにが鉄則。

その理由は、床が白っぽいと広く見え、立ってるもの(壁やカーテン)が暗いと遠くに見えるからです。

また、壁を自由に触れるお家なら、壁面をグレーにして一気に北欧っぽい雰囲気をプラスするのもおすすめです。

床面と壁面の明暗比較

床面

床面の明暗3パターン
左から薄い茶色、暗い茶色、暗い茶色+薄いグレーのラグの床。
全て床面積は同じですが、一番左の部屋が一番広く見えませんか?

壁面

壁面の明暗3パターン
左から薄いグレー、グレー、暗いグレーの壁。
全て面積は同じですが、一番左の壁が一番遠くに見えませんか?

参考にしたい床色がダーク系の場合の対処例

フローリングが黒やダークブラウンの部屋で北欧インテリアを作る場合は

①白っぽいラグを敷き、明るい家具でまとめて暗い床の閉鎖的な印象を消す。

②黒っぽい床に合わせて黒っぽい家具&温もりを感じる明るい茶色の木製家具を置き、メリハリを演出する。

の2パターンがあります。

1-3.クールなカラー配分

北欧インテリアの冷たく無機質な雰囲気を出したいならライトグレーをベースにしたカラーコーディネートがおすすめです。
温もり比重少なめのコーディネート例を4つ紹介します。

北欧デザインのライトグレーのソファをリビングの中心にギュッとかためてレイアウトした例。

飾り気のない冷たい雰囲気が北欧っぽさを演出。
部屋の周囲に物が置ける十分なスペースがあるにも関わらず、敢えてスカスカの配置にしてあるところがポイントです。

グレーのコーナーソファを背にナチュラル素材のダイニングテーブルをコーディネートしたリビングダイニングの例。

家族団らんというよりは、すっきり&清潔という言葉がぴったりなコーディネート例。
「知らぬ間に部屋に物があふれてしまう」という方は、この事例を参考にスキっと感じる部屋を最初に作っておくと片付け癖がつくかも。

白とライトグレーでまとめた寝室の例。

「北欧インテリアと言えば木製家具」と思っていた方、この部屋の家具に注目。
木の茶色を感じる家具はゼロ!!

手前にあるデスクがナチュラルブラウンだったら、こんなに冷たい雰囲気は出なかったかも。

カーテン、ベッドカバー、ソファをグレーでまとめたワンルームのコーディネート例。

フローリングは北欧パインかな?
節やフローリング同士の隙間が目立つ床ですが、ナチュラルブラウンのシンプルなフローリングにも合いそうなコーディネート例です。

1-4.カジュアルなカラー配分

北欧インテリアカラーのベースは、黒・グレー・ホワイトのモノトーンカラーですが、これらは無彩色なので、どこか寂しい雰囲気も。
ブルーやイエローでアクセントカラーをプラスすると、快活さを感じるおしゃれな空間を演出することができます。

ソファ用クッションを明るいイエロー、デスク用チェアを鮮やかなブルーでコーディネートしたリビング例。

2つの色が真っ先に目に入り、とってもスタイリッシュ!
「差し色(アクセントカラー)って本当に重要だな。」と気づかせてくれる素敵な事例です。

掃き出し窓の前に、お一人様専用のブルーのファブリックチェアをレイアウトしたリビング例。

読書専用席かな?
「リビングが横長でスペースが余ってる」と言う方は、是非参考に。

ライトグレーでまとめたリビングのソファ用クッションに、くすんだ黄色とグリーンのパターン柄をコーディネートした例。

自然をちょっぴり感じる明るいコーディネート。
グリーンは、暑さ寒さを感じない色なので、年中使えます!

収納部の横の凹んだ壁に鮮やかな黄色の一人掛けソファを置き、部屋の中央に質感の良い北欧デザインのテーブルを置いて、グリーンのガラス瓶をコーディネートした例。

冷たさと温もりの両方を感じるセンスあるインテリア!
床面をたっぷりと見せる家具レイアウトは、狭い部屋でこそ参考にしたいです。

1-5.癒しを感じるカラー配分

黒・グレー・ホワイトのモノトーンカラーに、レザーの茶色や観葉植物のグリーンを加えると、和やかでリラックスできる空間を演出できます。

茶系レザーチェア

ホワイトのファブリック2Pソファとホワイトのデスクを2面の壁にレイアウトし、ソファ背面の壁に観葉植物、デスク用チェアに茶色レザーをコーディネートしたリビング例。

茶色とグリーンの配分が絶妙!!
白を多く使った部屋は、冷たく緊張感が出てしまうのですが、自然を感じる茶色と緑を上手く活用してあります。

グレーのファブリックソファと壁の間に、高さ1.5mほどの大型の鉢植え観葉植物を置き、対面に茶色レザーのバタフライチェアを置いた例。

リビングのコーナー部分にデッドスペースがあるなら今すぐ真似たい!!
バタフライチェアは、一人掛けソファはチェアと比較すると軽く移動も簡単なので、インテリアのアクセントにも。

茶系レザーソファ

味のある茶色のレザーソファを壁を背にレイアウトし、コーナー部分に鉢植えの大型観葉植物をレイアウトした例。

ライトグレー×ベージュ×くすんだピンクのカラーコーディネートが可愛い♪
温かみを感じるインテリアなので、寒い冬も快適に過ごせそう!!

リビングダイニングが一つになった間取りで、明るい茶色のダイニングチェアと茶色レザーの2Pソファを部屋の隅っこ同士にレイアウトし、コーナーに観葉植物をコーディネートした例。

チェアの色とソファの色を同じにした、まとまりのあるコーディネートが素敵!!
長手の壁にズラズラと立て掛けたモノクロ写真の飾り方も参考になります。

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2.北欧柄のテキスタイルを取り入れよう

リビングならラグやクッション、寝室なら枕カバーやベッドカバーにノルディック柄や三角柄を取り入れるとインテリアが一気に北欧テイストになります。

2-1.クッションカバー

白×黒のパターン柄のクッションを2種類、ベッドにコーディネートした例。

ギザギザ模様と三角柄。
2つとも色使いが同じなので違和感なく馴染んでいます。

白×黒のパターン柄のクッションを4種類、ソファと一人掛けチェアにコーディネートしたリビング例。

ストライプ、チェックなど全部種類が違いますが、こんなに使っててもゴチャっと見えないとは…。
「ソファに座る時邪魔になるから」と敢えてクッションを使わない方も多いかもしれませんが、インテリアの格上げには欠かせない存在です。

2-2.ラグ

フリンジ付きの黒×白のギザギザ模様の薄いラグをリビングに敷いたリビングダイニングの例。

冷たさ、暖かさ、格好良さの3つが融合した素敵なコーディネート。
「ラグと言えば足触りの良いボリュームがあるもの」と思っていた私は、このラグの敷き方に衝撃を受けました…。

細かいストライプ柄のラグを敷いた黒いフローリングのリビング例。

柄の使い方が絶妙!!
個性的なパターン柄のラグってショップで見かけてもピンときませんが、こういうコーディネート例が頭に入ってると、サッと買えそう!

2-3.壁紙クロス

グレーに黄色・白・黒・黄色の三角柄の壁紙クロスを張った寝室の例。

この壁紙だけで北欧っぽい!!
この壁紙クロスはModulで、日本からは入手不可能。

サンゲツなどの日本の壁紙クロスメーカーには、まだ北欧柄の壁紙クロスは登場していませんが、自分で貼れるという方はWALPAの北欧柄を参考にしてみるのもアリかも。

三角模様の中に三角を描いたパステル系の壁紙クロスを張ったダイニングの例。

何と可愛い壁紙♪
出所は不明ですが「こんな柄の壁紙クロスが日本でも簡単に手に入るようになれば、インテリアコーディネートがもっと楽しくなるのに…」と羨望の眼差しです。

2-4.ベッドカバー

北欧柄の枕カバーとベッドカバーをコーディネートした寝室例。

雪の結晶を模してあるのかな?
黒やグレーの冷たい色使いなのに、柄の影響で、とても暖かそうに見えます。

オレンジ×グレー×黒の幾何学模様のベッドカバーをコーディネートした寝室の例。

三角模様が素敵過ぎっ!!
ベッドカバーには無難な色&柄と決めつけていた自分を「何て勿体ない選択を今までしてたんだ!!」と後悔です。

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3.質感の良い木製家具を使おう

北欧インテリアに欠かせないのが、木製家具。
丸みを帯びた脚のテーブルはもちろん、木製アームのチェアや木目が綺麗なキャビネットなどをコーディネートしたインテリア例を見て行きましょう。

グレーのファブリック製ソファの前に、高さの違う2種類の木製円形テーブルを置いた例。

このテーブルはセット品?それとも高さを測ってピタリと合うものをチョイスしたのかな?
ソファの前にソファと同じ幅のテーブルをドーンと置くのではなく、移動が楽そうで一人専用にも出来そうな小さなテーブルを活用する手法がとても参考になります。

リビング横にあるダイニングスペースに、脚の長い木製カウンター風円形テーブルと木製カウンターチェアをコーディネートした例。

ホワイトレンガ壁の可愛いリビングダイニング!!
2人暮らしのコンパクトなダイニングの作り方の参考にすると良さそうな事例です。

ダイニングチェア:Adelaide by BoConcept

白とグレーでまとめた北欧リビングダイニングに、白の木製ダイニングテーブル+チェアと同じようなデザインのリビングテーブルをコーディネートした例。

広々&居心地が良さそうなリビングダイニング!!

チェアは、デンマーク発の家具ブランド=ボーコンセプトのもの。
日本にも実店舗があるので気になる方は、こちらの店舗一覧から。

ライトグレーのコーナーソファをコーディネートしたリビングに、艶のある茶色の木製収納家具を置いた例。

北欧家具と言えば、薄い茶色の木製家具だと思っていた方、こんな色の家具もアリですよ。
北欧のアンティーク家具を扱うショップに置いてありそうなデザインです。

TVボードとソファ後ろのリビング収納に、横木目の明るい茶色の家具をチョイスした例。

黒やグレーを使ってないナチュラル感溢れるリビング!
1個前の事例と比較すると、北欧インテリアの冷たい雰囲気は薄れてしまいますが、見てるだけで体がポカポカと温かくなって来そうなコーディネートです。

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4.ファー・シープスキン・毛糸を使おう

冷たさを感じる北欧インテリアに、暖色をプラスしたり、木製家具をプラスして温もりを足すのもありですが、「カラーコーディネートの飽きが怖い。」「高い家具は買えない。」という場合におすすめしたいのが、ファー・シープスキン・毛糸(ニット)素材をプラスする方法です。

これらのメリットは、すぐに外せること。

  • 飽きたら外す
  • 季節柄合わないから外す

が簡単にできるので、北欧インテリアの温もりプラスアイテムとして是非活用してみて下さいね。

ひじ掛け付きの木製チェアにグレーのフェイクファーマットを掛けて、ブルー系のクッションをコーディネートした例。

部屋の隅のデッドスペースに椅子を置いて真似してみたい!!
このコーディネートなら、暑い夏にはファーを外して涼し気な一人席に簡単にチェンジできますね。

ベッドの横に、ゴワゴワしたニット製の正方形ラグを置いた例。

冬場のベッドから降りた際のヒヤッを回避できる上に見た目も暖かそう♪
こういう小さなラグは洗面所かトイレ専用だと思ってた私。
「ベッドの足元に。」という発想が抜け落ちてました…。

ベッドの横に、白のシープスキンラグを敷いた例。

ソファの前に、白のシープスキンラグを置いた例。

1個前の寝室の事例もこの事例も、使ってあるのはIKEAのTEJN

ツルツルと床の上を動きそうな気もしなくもないですが、こういったフカフカの素材が1個あるだけで温もり感がUP!!

黒・グレー・。ホワイト・ピンクでコーディネートした北欧リビングの一人掛けソファの上に、シープスキンをさり気なく掛けた例。

シープスキンは、足元だけでなく、椅子にも!!
他にもソファやダイニングチェアなど、お尻の下に挟み込んで使うことが出来るので1個持ってると便利かも。
(他の使い方は下記のトピックを参考に。)

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5.モノクロ写真やモノトーンアートを飾ろう

インテリアの格上げに欠かせないアートや写真。
なかでもモノクロ写真は、モノトーンカラーをベースとした北欧インテリアと相性が良く、格好良さを演出します。

寝室の窓から1mほど離れた位置にベッドをレイアウトし、男性モデルのモノクロ写真を黒の額縁に入れて床に直置きした例。

写真の上にスポットライトのように下げた裸電球が格好良い!!
コード付きソケットと裸電球を活用すれば、似たようなインテリアが作れそうな予感です。

ベッドを壁の中央にレイアウトし、サイズの違う黒の額縁に入れたモノクロアート&モノクロ写真を前後に置いて左右対称に飾った例。

後ろ側にある絵がほとんど見えてないのですが、こういう飾り方もアリなんですね。
壁に飾る方法ではないので、賃貸住まいでも参考にできそう!

グレーのソファを壁を背にレイアウトし、上部に巨大なモノクロポスターを黒の額縁に入れて飾った例。

し、渋いっ!!
これだけ大きなポスターは、実店舗よりもネットの方が早く探せそう。

黒のソファを壁を背にレイアウトし、同じサイズの黒の額縁に入れたモノクロポスター2種類を横並びに飾った例。

ポスターは、Helmut Newton 161Anders Petersen 211

このシリーズは全部格好良いので「ここのポスター、日本でも売ってくれないかしら?」と願うばかりです。

リビングの壁を黒にして、ワイヤーを取り付け、クリップでモノクロポスターを2枚吊り下げた例。

こ、これは格好良すぎる!
このポスターも上記と同じところのもの。
額縁にキチンと入れて飾らなくてもこのクオリティ!!

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