ソファを買う時、どうやって決めていますか?
- ①座る人数
- ②リビングの広さから収まる形
- ③素材
- ④色
多少の前後はあっても、大半の方が、この順番でリビングに合うソファを買っているのではないかと思います。
特に最後の色は、部屋の雰囲気を左右する重要な要素であることは「ソファの色はこうやって決める!床の色に合わせたコーディネート事例」で記述した通り。
ところが、最近、同じ形&素材&色のソファでも、雰囲気を変えることができる“あるポイント”を新発見。
そのポイントとは、“くるみボタン”です。
背もたれや座クッションに、ボタンがポツポツとついたデザインのソファは、無いものに比べると、凹凸や陰影が見える分、インテリアを柔和な雰囲気にしてくれる気がするんですよね。
その雰囲気の違いは、黒のレザーソファで比較すると一目瞭然。
くるみボタン無しの黒レザーのコーナーソファをコーディネートしたリビングの例。
背もたれと座クッションにくるみボタンがついた黒レザーの3Pソファをコーディネートしたリビングの例。
この2つのリビング風景を見比べた時、ボタン無のソファが置いてあるリビングが、“そこで生活している人の姿が安易に想像できない雰囲気”なのに対し、ボタン付きのソファが置いてあるリビングは、“人々が談笑している姿”が目に浮かんできます。
家族団らんを重視したリビングインテリアを作るなら、ボタン付きの方が合ってる気がします。
しかしながら、世の中に存在する、くるみボタンソファは、ボタンの数や付いている場所がまちまちなので「どんなものを選べば良いかピンと来ない」のも事実。
そこで、今回は「ついてたの?」と思わず2度見してしまうシンプルなものから、「それはコテコテ過ぎるだろう」と思わず凝視してしまう個性的なものまで、くるみボタンがついたソファをボタンの位置を中心にして紹介していきたいと思います。
1.くるみボタンソファのあるリビングインテリア例-目次
1.背もたれor座クッションのみにくるみボタンがついたソファを置いたリビングのインテリア例
背もたれ
くるみボタンが1列、背もたれについたベージュのソファをコーディネートしたリビングの例。
レトロな雰囲気が、とってもキュート♪
懐かしさを感じるダークレッドの単色+パターン柄クッションとの組み合わせ方が、とても参考になります。
くるみボタンが1列、背もたれについたライトグレーのソファをコーディネートしたモノトーンリビングの例。
ホワイト、グレー、ブルーの冷たさを感じるリビングが、ボタンの効果で、ちょっぴり“ほんわか”とした雰囲気に。
このソファに、ボタンがついていなかったら、もっと寒々しいリビングになると思いませんか?
くるみボタンが1列背もたれについたダークブルーのソファをレンガ壁の前にコーディネートしたリビングの例。
これは可愛い!
冷たい雰囲気の青のソファなのに、このソファに座ると毛布に包まれているような温かさを感じてしまいそう!!
狭めのリビングに使うと良さそうなソファです。
くるみボタンが1列背もたれについたライトグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
グリーンを使った癒しを感じるインテリアとボタンのついた可愛いソファがぴったりマッチ♪
冷たそうなガラス+ステンレス脚のリビングテーブルが、部屋の真ん中にドンと置いてありますが、ソファの見た目のおかげで、さほど冷たく感じませんね。
くるみボタンが2列背もたれについたライトグリーンのソファをコーディネートしたリビングの例。
これまで紹介してきた1列ボタンタイプより、背もたれが格子のように見えてキュート♪
よりレトロな印象もしますね。
リビングの窓辺にくるみボタンが2列、背もたれについたターコイズブルーのソファをレイアウトした例。
背もたれとひじ掛けが一体になった貝殻のようなデザインが素敵!!
ボタンからボタンへ、斜めにラインが入ったようにも見えるので高級感があります。
くるみボタンが2列、背もたれについたダークグレーの2Pソファをレイアウトした例。
“もふ”っと音が聞こえそうなくらいのボリューム感♪
ボタンの部分だけ凹んでるので背もたれに縦横の影が現れて、とても座り心地が良さそうに見えます。
背もたれとひじ掛けにくるみボタンが2列ついたベージュのコーナーソファをコーディネートしたリビングの例。
背もたれ部分は、硬めの印象。
ひじ掛けの内側に、くるみボタンがついているタイプのソファは初めて見たかも…。
背もたれにくるみボタンが2列ついたライトグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
ボタン無よりもボタン有の方が高級に見える気がするのは私だけ?
このソファにボタンが無く、まっすぐなデザインだったら「インテリアがぼやけた雰囲気になってしまうのでは?」と思います。
くるみボタンが3列、背もたれについたベージュのソファをコーディネートした北欧っぽいリビングインテリア例。
クッションも真ん中にボタンが1個ついた可愛いデザインなので、相乗効果抜群!!
ソファとクッションの組み合わせは、色か柄でしか考えたことが無かったですが、ボタン×ボタンもありですね。
くるみボタンが3列、背もたれについたグレーのソファをコーディネートしたエレガントなリビング例。
ボタンが見えないくらい埋まってる!?
見た目から背もたれが硬そうな気がするのですが、実際はどうなんだろう…。
くるみボタンが3列、背もたれについたピンクのソファをコーディネートしたエレガントなリビング例。
このソファ、向かって右側のひじ掛けの内側はボタン有で、左側は無。
背もたれが“のべ~”とした凹凸のないピンクのソファは「子供用?」と一瞬思ってしまいそうですが、このデザインなら大人の部屋にも合いますね。
座クッション
くるみボタンが3列、座クッションについたグレーのコーナーソファをコーディネートしたリビングの例。
ふかっとしてて、座り心地が良さそう!!
ボタンの周りに埃が溜まってしまいそうな気もしますが、見た目のラグジュアリー感は、ボタン無のソファでは出せない雰囲気ですね。
2.背もたれ&座クッションにくるみボタンがついたソファを置いたリビングのインテリア例
背もたれと座クッションに横一列のくるみボタンがついたダークグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
色温度のないグレーのクッションなのに暖かそう♪
更に暖かい雰囲気を演出するために、ダークオレンジをアクセントカラー、質感のある木製のリビングテーブルが使ってあるのもポイントです。
背もたれ&座クッションに2列のくるみボタン、コーナー部分に4列のくるみボタンがついたダークグレーのコーナーソファをレイアウトしたリビングの例。
この事例を見ていて「バルセロナチェアにもくるみボタンがついていたような…」と思い、確認してみたら、ついてました!!
くるみボタンは、有名なデザイナーズ家具にも使われている定番デザインだったんですね。
背もたれ&座クッションに3列のくるみボタンがついたライトグレーのコーナーソファをコーディネートしたリビングの例。
手前に見える座クッションを見て、思わずマシュマロを想像してしまいました…。
インテリアテイストは、モダンなのかな?
ソファのボコボコのおかげで、可愛い雰囲気にも見えますね。
背もたれ2列、座クッション3列のくるみボタンがついた鮮やかなブルーのソファをコーディネートしたリビングの例。
海外の子供部屋でよく見かけるブルーのソファは、リビング全体を軽やかな雰囲気に。
カーテン、左奥にある収納家具の家具、ソファ、ラグの色が全く合ってないような気もしますが、ソファのデザインが珍しかったので掲載。
背もたれ2列、座クッション3列のくるみボタンがついた茶系のソファをコーディネートしたリビングの例。
光が当たると白っぽく見えるソファなので、柔らかそうな印象。
抹茶色っぽいレザー製の一人掛けチェアをコの字にレイアウトしたメリハリのつけ方が参考になります。
背もたれ2列、座クッション3列のくるみボタンがついたグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
このリビング、とってもエレガント♪
このページの冒頭に「くるみボタン付きのソファはインテリアを柔和な印象にする」と書きましたが、同じ空間にガラスやステンレスなど、冷たい素材をたくさん使えば、くるみボタンの甘さは薄れるような気がします。
背もたれ1列、座クッション3列のくるみボタンがついたオレンジイエローのソファをコーディネートしたリビングの例。
このリビングのテイストは、ミッドセンチュリー。
レトロな雰囲気がたまりませんっ!!
背もたれ&座クッション4列のくるみボタンがついたダークグレーのソファと背もたれ2列のくるみボタンがついたダークグレーのソファを対面式にコーディネートしたリビングの例。
2台のソファの色を同じにしてデザインを変えたパターン。
「座クッションにくるみボタンがある方が良いのか、無い方が良いのか。」で悩んだ時に、印象を見比べるのに良さそうな事例です。
背もたれ&座クッション3列のくるみボタンがついたベージュのロールアームソファを壁際にコーディネートしたリビングの例。
このリビングの右側に、はっきりとしたピンク色のシンプルな3Pソファが置いてあるのですが、くるみボタンつきのソファがあることで、上品な印象がプラスされてます。
くるみボタン付きのソファの方は、座ると“モギュ”と音がしそう…。
3.外側にくるみボタンがついたソファを置いたリビングのインテリア例
側面にくるみボタンがついたブルーグレーのソファを壁際にコーディネートしたリビングの例。
この部屋、ピンクベージュ×グレー×ブルーグレーのカラーコーディネートが素敵♪
縦に3つボタンがついたボタンクッション×ボタンソファの組み合わせ方が参考になります。
背もたれからひじ掛けの内側+足元前面にくるみボタンがついたネイビーのソファと茶色のクッションをコーディネートしたリビングの例。
このソファ、デニムっぽい♪
茶色のボタンとのコンビなのでヴィンテージっぽい雰囲気もしますね。
背もたれからひじ掛けの内側+足元前面にくるみボタンがついたライトグレーのソファをコーディネートしたアンティーク調のリビングの例。
1個前の事例で紹介したソファの色違いかと思うほどデザインがそっくりですが、こちらは座クッションが2つパターンです。
木目が綺麗なフローリングの上に、背もたれからひじ掛けの内側+足元前面にくるみボタンがついたベージュのソファを直置きした例。
これも1個前のソファとそっくり!
脚が無い分、存在感があるように見えます。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、背もたれからひじ掛けの内側+座クッション+足元前面にくるみボタンがついた白に近いライトグレーのソファをコーディネートした例。
カウハイドラグとのコンビネーションが素敵!!
モノトーンカラーでコーディネートした部屋なのに暖かく見えるのは、ソファのひじ掛けが丸いのと、くるみボタンによるものです。
背もたれからひじ掛けの内側+座クッション+足元前面+側面にくるみボタンがついた茶色のレザーソファをコーディネートしたリビングの例。
こんなにボタンがたくさんついてたら、ソファにしか目がいかない(笑)
ちょっとコテコテ過ぎる気もしますが、「こんなデザインのソファがあるんだ!」と新発見だったので掲載。
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これまでボタンの有無に注目してソファを眺めたことがなかった方も“くるみボタンソファ”の魅力に憑りつかれたのではないでしょうか。
くるみボタンソファは、ソファ自体が可愛く見えるだけでなく、レトロで懐かしい雰囲気のインテリアにもぴったりマッチ。
団らんや暖かさを重視したリビングを作りたい場合にぴったりなんじゃないかな?