インテリアにエキゾチックな印象を加えるオリエンタル柄。
オリエンタルは「東洋的な」という意味。
ヨーロッパの東側のトルコ、エジプト、インドなど(中近東)の民族柄をオリエンタル柄と呼ぶことが多く、インテリア界では、ペルシャ絨毯やキリム柄が有名です。
オリエンタル柄は、フローリングや木製家具との相性が良く、温かみのあるインテリアを作るのに適していると思われがちですが、実は、冷たい雰囲気でカラーコーディネートした部屋にもピッタリ。
オリエンタル柄のラグを取り入れたインテリアを部屋別に紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
オリエンタルラグの部屋別コーディネート実例-目次
1.キッチン
レトロ感のあるホワイトのキッチンとダークブラウン×赤のオリエンタルラグをコーディネートした例。
カウンターの上に、大きな鉢植えの観葉植物が置いてあるので、屋外っぽい印象。
“キッチンマット”で探しても、こんな柄は見つけることが出来ない気がします。
黒×ホワイトのレトロなパターン柄のタイル床のキッチンに、オレンジ×ダークパープルのオリエンタルラグを乗せた例。
柄の上に柄を組み合わせた個性的なコーディネート。
タイルとキッチン扉の雰囲気がとても合ってるので、ラグは無くても良いような気も…。
真っ白なキャビネット扉にゴールドの取っ手のキッチンに、ダークオレンジ×ダークブラウンのオリエンタルラグをコーディネートした例。
飾り気が無い&ホワイトのキッチンなので、ラグの柄が際立って見える!
真っ白なキッチン空間にオリエンタルラグで温かみをプラスした事例です。
真っ白なL型キッチン+アイランドキッチンの通路スペースに、長細いオレンジ系のオリエンタルラグをコーディネートした例。
アイランドキッチンの対面側は、木目が目立つ板貼りで、フローリングと雰囲気が合わせてあります。
白いキッチンと木目のフローリングを組み合わせた、ちょっぴり寒々しいキッチン空間をオリエンタルラグで緩和した事例です。
2.ダイニング
木製テーブルに、くすんだグリーンのチェアを組み合わせたダイニングの床に紫系のオリエンタルラグを敷いた例。
ダイニングにラグを敷く場合は、ダイニングテーブルとチェアの真下を覆うような大きさ(エリアラグ)を選ぶものだと思ってましたが、テーブルの下は無しで、チェアの下に1枚ずつ。
「こんな敷き方もあるんだな」と勉強になった事例です。
ガラス製の楕円形テーブルに黒レザーのチェアを組み合わせたモダンなダイニングに、グレーのオリエンタルラグをコーディネートした例。
オリエンタルラグと言えば、赤・オレンジ・茶色などの暖色を使ったものが多いですが、グレーにすると、こんなにも上品な雰囲気に。
テーブル&チェアのデザインとラグがピッタリマッチしてますね。
ダークブラウンの木製テーブルに、ダークレッドのレザーチェアを組み合わせたダイニングに、茶系のオリエンタルラグをコーディネートした例。
茶色をメインにした落ち着きのあるダイニング空間。
フローリング、ラグ、テーブルが全て茶色で統一してあるので、まとまりも感じます。
黒の木製テーブルにナチュラルブラウンの木製チェアを組み合わせたダイニングに、赤・紫・ピンクのオリエンタルラグをコーディネートした例。
ラグにしか目が行かないくらいド派手。
ダイニング空間って、ダイニングテーブルセットだけあればOKな場所なので、殺風景に感じてしまうことが多々ありますが、この事例のように、思い切りビビッドなラグを使うと寂しい雰囲気が消せますね。
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングに、ナチュラルブラウンのテーブルとチェアを組み合わせ、紫系のオリエンタルラグを敷いた例。
柄と色の取り入れ方がセンス抜群。
「これは是非とも真似たい!!」と、ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングで過ごしてる私は、刺激を受けました。
3.リビング
アイボリーのソファと真っ赤なチェアを対面式にレイアウトし、リビングテーブルの下に、ダークレッド×黒のオリエンタルラグを敷いた例。
赤のチェアとラグの組み合わせ方が素敵過ぎる!!
「ウチのリビング、こんなに広くないよ。」という場合でも、チェア1脚くらい置けるスペースはありそうなので「同じ色のオリエンタルラグとチェアを使う」は真似できそう。
ソファ、TVボード、デスク(2人用ダイニング?)を真っ白で統一したリビングの中央に茶色のオリエンタルラグを敷いた例。
白×オリエンタル柄の簡単なコーディネートですが、ラグ1枚で、こんなにも過ごしやすそうな雰囲気が出るなんて…。
「リビングの中央が広く空いている」という場合に参考にすると良さそうな事例です。
グレーのファブリックソファと茶系のオリエンタルラグをコーディネートしたリビング例。
リラックスして過ごせそうな空間。
ソファの前に、ドドーンと大きなテーブルではなく、異国を感じるデザインの円形テーブルを置いて、ラグの雰囲気と合わせてあるところもポイントです。
ブルーのソファと青×赤のオリエンタルラグをコーディネートしたリビング例。
何という個性的な色の組み合わせ。
「ブルーのソファは、飽きが来そうなので、ちょっと…」と敬遠しがちですが、この組み合わせなら、リビングがアジアンカフェのような雰囲気になりそう。
ライトグレーのソファとグレーのオリエンタルラグをコーディネートしたリビング例。
一瞬、オリエンタルラグとは気づかないくらい、空間に馴染んでる!
オリエンタルラグを使いつつ、上品な印象のリビングを作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
4.寝室
ベッドの足元の通路スペースに、ダークレッド×黒のオリエンタルラグをコーディネートした例。
ベッドから素足でフローリングの床に降りる時、“冷ッ”と感じますが、ラグが1枚あるだけで暖か。
視覚的にも暖かさを感じる色なので、冬場寒さを感じる寝室にプラスすると良さそう。
ベッドの下に、紫×赤の大きなオリエンタルラグを敷いた例。
下が広く空いたベッドなので、ラグが丸見え。
「この場所にオリエンタルラグが無かったら」「オリエンタルラグではなく単色のラグだったら」と想像すると、ここまで暖かい雰囲気は出ない気がします。
寝室の床いっぱいに、黒×ダークレッド×茶色のオリエンタルラグを敷いた例。
レトロで懐かしい雰囲気。
「オリエンタルラグは、ヴィンテージな家具とも相性が良いんだ」と、この事例を見て発見。
5.玄関ホール・廊下
玄関ホールに、赤×ブルーのオリエンタルラグを敷いた例。
ベンチ・ウエスタンブーツ・ハットとのコーディネートの仕方が素敵過ぎる!!
土足のまま室内に入る海外の玄関事例ですが、寝室の空いたスペースにこんなインテリアを作ってみるのもアリかも。
玄関ホールに赤系の円形オリエンタルラグをコーディネートした例。
丸い形と色が可愛い。
何も敷いてないと広々とした印象ですが、ラグがあることで家に入った途端、ホッとした気分になりそう。
狭い廊下に、オレンジ系のオリエンタルラグを敷いた例。
廊下の床が見えないくらいのぴったりサイズ。
突き当りに異国を感じるデザインのミニテーブルとミラーを飾って、廊下全体でインテリアが統一してあります。
玄関ホールにダークレッド×黒のオリエンタルラグを敷いた例。
室内ドアを開けた途端、ラグが目に入るレイアウト。
この事例を見て「廊下とリビングの間にあるドアのリビング側にオリエンタルラグを敷くのもアリかも」とヒントを得ました。