部屋に癒しをもたらしてくれる観葉植物。
前回「床置きだけじゃない!おしゃれ度UPの観葉植物の飾り方9パターン」で、様々な飾り方を紹介しましたが、生の植物は、どんなに育てるのが簡単なものでも、水遣りは必須です。
“育てるのが簡単”という印象が先行してしまうと「最初の頃は、部屋に置いてる植物を毎日のように気に掛けていたけれど、しばらく水遣りをしなくても変化が無いので、そのうち気にすることも忘れてしまい、取り返しがつかないほど枯れてしまってた。」なんてことも。
そんな時、おすすめなのが、枯れない葉っぱをインテリアの中に取り入れる方法です。
枯れない葉っぱ=プリントされてる植物。
インテリア界には、カーテンやラグに葉をプリントしたデザインがあり、これらを部屋にコーディネートするだけで、観葉植物を置くのと同じような癒し空間を演出することができます。
実際にどんな雰囲気になるのか?
インテリア例を見て行きましょう。
リーフ柄のインテリアコーディネート例-目次
1.リーフ柄のカーテン
ベージュ地に暗めのグリーン&グレーのリーフ柄のカーテンとホワイトの鏡面家具をコーディネートした仕事部屋の例。
白い床の広々とした印象の部屋に爽やかなカーテンをプラス。
程よく暗いグリーンや黄緑の葉なので、落ち着きも感じます。
ホワイト地に黄緑&グリーンのリーフ柄をカーテンをコーディネートした寝室例。
柄がはっきりわかるカーテンなのにゴチャついて見えない!
ベッドカバーをホワイト、ラグを薄い水色にしたカラーコーディネートは、リビングの窓にリーフ柄のカーテンを付けたい時の参考にもなりそうです。
ブルーグリーン×薄いブルーグリーンで大きな模様を描いた壁の仕事部屋にジャングルみたいに葉っぱが青々と茂るリーフ柄のカーテンをコーディネートした例。
何と個性的な組み合わせ。
葉っぱのデザインが濃いので、ごちゃっと見えますが、窓に植物が生えてるような印象も。
ピンクの実がついたグリーンの葉っぱのカーテンをコーディネートした子供部屋の例。
黒の家具の引き締まった印象をリーフ柄カーテンで緩和した和みを感じるコーディネート。
カーテンは、STOCKHOLM ブラード by IKEA。
残念ながら、2018年現在廃番です。
白地に黄緑で大きな葉っぱを描いたカーテンを寝室にコーディネートした例。
葉っぱは、モンスラかしら?
モンスラは、南米原産の植物。
そのせいか、インテリアが南国風に見えます。
白地に赤とオレンジの葉っぱをデザインしたカーテンをコーディネートした仕事部屋の例。
「植物と言えば緑。」
誰でも真っ先に思い浮かべると思いますが、オレンジや赤もあり!
陽が差し込む窓辺がカーテンの色効果で暖かな印象に。
2.リーフ柄のラグ・カーペット
ホワイトレザーのソファと白×暗めの黄緑のリーフ柄のラグをコーディネートしたリビング例。
ラグの色とソファ背面の壁の色を同じにしたコーディネートがおしゃれ♪
ステンレス素材と白を基調とした家具でまとめた清潔感溢れる空間にラグで癒しをプラスした事例です。
ベージュにホワイトで葉っぱを描いたラグとグレー×黒のアジアンテイストなソファをコーディネートした例。
リーフ柄のラグと言えば緑系を連想してしまいますが、茶色がベースのラグにすると落ち着きを感じるインテリアに。
屋外の事例ですが、リビングにも合いそうなデザインです。
刺繍っぽい葉っぱの円形ラグの上に、円形の4人掛けダイニングテーブルを置いた例。
昔懐かしく、落ち着きを感じるコーディネート。
リビングやダイニングにアンティークな家具を置きたい場合は、モダンなリーフ柄のラグではなく、この事例のような古臭いデザインをチョイスすると合いそうな気がします。
ダークブラウンのレザーソファとベージュ×ダークブラウン×ダークレッドの木をデザインしたラグをコーディネートした例。
葉っぱではなく、木のラグ。
「こんなデザインのラグを敷いてみたい」と思ったことが無かったので、このコーディネートはとても参考になります。
ラグはイギリス製のPalm Frond Contemporary Leaf Statement Rug。
日本からは購入不可ですが、デザインや色の参考に。
ダークグリーンの3Pソファと土と葉をデザインした凸凹したラグをコーディネートしたリビング例。
何このラグ。まるで、苔の生えた日本庭園をそのままラグにしたみたいなデザイン。
凹凸があるので「ゴミがたまりやすいのでは?」「足の裏に違和感があるのでは?」と心配になりますが、こんな個性的なラグが世の中にはあるんですね。
3.リーフ柄の壁紙クロス
ベッドを壁の中心にレイアウトし、頭方向の壁に針葉樹のグリーンの葉っぱの壁紙クロスを貼った例。
大柄だけど、葉っぱが鋭利なのでごちゃついて見えない!
この柄なら、夏は涼し気な雰囲気がしそうです。
ベッドを壁の中心にレイアウトし、頭方向の壁に南国を彷彿させるのグリーンの葉っぱの壁紙クロスを貼った例。
トロピカル!!
ベッドカバーにもグリーンのライン入りがコーディネートしてあるので、自然の中にベッドが置いてあるような雰囲気!
自宅に居ながらリゾート地気分を味わえそうなインテリア例です。
手洗いの周りをトロピカルな葉っぱの壁紙クロスでコーディネートしたトイレの例。
ジャングルの中にある手洗い場みたい!
リアルな葉っぱの壁紙クロスをリビングやダイニングに貼るのは勇気が要りそうですが、狭いトイレなら挑戦してみるのもあり!?
トイレ内の壁に床から1.2mまでホワイトのタイルを張り、上部に大きな葉っぱをデザインした壁紙クロスを貼った例。
爽やかな印象!!
我が家のリビングくらいありそうな広いトイレの事例ですが、ホワイトタイル+リーフ柄の組み合わせ方がとても参考になります。
薄いグリーンの2Pソファの背面に、バナナの葉っぱをデザインした壁紙クロスを貼った例。
南国の風を感じる個性的なリビング!
緑と相性の良いオレンジ色のクッションをアクセントカラーに取り入れた、センスあるカラー配分も参考に。
リビングの壁面に、黄土色の葉っぱをプリントした壁紙クロスを貼った例。
南国?アジアン??
葉っぱの模様がリアルなので、不思議な印象。
ブルー系のソファとコーディネートしてありますが、暗めの茶色のソファと組み合わせると、もう少し落ち着いた雰囲気になりそうな気も。
ホワイトのデスク周りの壁に、白地に紺・オレンジ・黄色・グリーンでシャープなシルエットの葉っぱを描いた壁紙クロスをコーディネートした例。
この壁、可愛い!
デスク前の壁は、紺にホワイトの斜めライン、周りはリーフ柄という2種類の壁紙クロスの貼り分け方がとても参考になります。
寝室の壁面に、赤で縁取ったベージュの木をプリントした壁紙クロスを貼った例。
壁中に小さな木が何本も!
木の色と言えば、茶色と緑ですが、暖色だとこんなに暖かい雰囲気になるんですね。
ただし、狭い部屋に貼ってしまうと圧迫感が出てしまうような気も。
キッチン横の収納スペースの壁に、ブルー系のリーフ柄の壁紙クロスを貼った例。
水色やグレーの葉っぱをメインに黄色の花がアクセントになったデザインなので、貼るだけでおしゃれな雰囲気になりそう!
ちなみにこの壁紙クロスは日本でも購入可能なので、ダイニングやトイレに貼るのもありかも。
寝室の壁に細かい葉っぱをデザインしたグレー系の壁紙クロスを貼った例。
紅葉か楓?
ちょっぴり和風な雰囲気も感じる、おしゃれなデザインですが、柄がはっきりとしてるのでリビングの壁に張るとごちゃついて見えてしまうかな?
ダイニングの壁に、モノクロの葉っぱを大きくプリントしたモノクロの壁紙クロスを貼った例。
何このデザイン!
葉脈まではっきりと見える版画のようなリアルさが凄い!!
木肌が美しい木製ダイニングテーブルセットとコーディネートすることで、それぞれが際立って見え、自然がより強調されてる気がします。
4.リーフ柄のクッション
黄色いバナナと緑のバナナの葉をプリントした2種類のクッションをコーディネートしたベッドの例。
リーフ柄のクッションと言えば、ナチュラルな葉っぱをプリントしたものを連想しがちですが、南国風もありですね。
このクッションのコンビは、リビングのソファで夏用クッションとして活用するのもありかも。
ライトグレーの一人掛けソファに、エメラルドグリーンに緑で葉っぱをプリントしたエレガントなデザインの横長クッションをコーディネートした例。
壁面のオープン棚のオープン部の黄色とクッションをセンス良く組み合わせるカラーコーディネートが素敵!
グレーの上品な椅子に、植物を連想させるデザインのクッションを合わせると、こんなにも和みを感じる雰囲気になるなんて知らなかった…。
明るめのグレーのファブリックソファに、白地に黄緑で植物をプリントしたクッションとホワイト×黒のストライプクッションをコーディネートした例。
1個前の事例と同じく、グレーのソファにリーフ柄のクッションの組み合わせですが、こちらはカジュアルテイスト。
リビングをモノトーンカラーでコーディネートして、葉っぱをデザインしたクッションをプラスするだけなので、このコーディネートは簡単に真似できそうな予感です。
ホワイトのファブリックソファにヤシの木をプリントしたクッションを2種類コーディネートした例。
南国や海辺の家を彷彿させる暖かさを感じるコーディネート。
ホワイトや水色など、比較的寒さを感じる色がメインで使ってあるのに、暖かそうに見えるのが不思議です。
ホワイトのファブリックコーナーソファに、黄緑の無地とホワイトに黄緑で葉っぱをデザインしたクッションを2種類コーディネートした例。
壁面も緑のリビングなので、超個性的に見えますが、ホワイトの壁のリビングだと想定すると、癒しを感じる空間。
透明な瓶に挿してある巨大な葉っぱは“Giant elephant ear”で本物です。
光沢のあるグレーのソファに、緑の無地とホワイトに緑の葉っぱをデザインしたクッションを2種類シンメトリーにコーディネートした例。
植物と連想させる色とリーフ柄の組み合わせで相乗効果UP!
ソファにクッションを置く場合「座るスペースが狭くなる」という理由から、多くても2個までという選び方をすることが多い私。
見た目を重視した左右対称の置き方に目から鱗です。
ライトグレーのソファの真ん中に黒で縁取りしたグリーンの葉っぱのクッションを置き、左右に白に黄色で葉っぱのような模様をデザインしたクッションをコーディネートした例。
1個前の事例と同じく、クッションを使ったシンメトリーレイアウトですが、この事例の場合は1:2。
ソファ背面の壁に、クッションと同じ色を使った抽象的なアートを飾って、統一感を出す手法が参考になります。
黒のソファに、白にグリーンを葉っぱをデザインしたクッション2個、グリーンに水色で葉っぱをデザインしたクッション、ベージュのクッションをコーディネートした例。
窓に掛けてあるシェードが、すだれのようなデザインをしているせいか、ナチュラルな印象。
リーフ柄のクッションは、Fig Leafという生地を使って作ったものです。