インテリアに少量プラスすることで劇的にオシャレ度がアップするアクセントカラー。
このアクセントカラーは
- キッチンなら、ウォールユニットとフロアユニットの間の高さ80cmほどの壁面タイルやキッチンパネル、家電、お鍋等
- ダイニングなら、ダイニングチェア、食器等
- リビングなら、クッション、インテリア雑貨等
といった具合に、小物を使ってプラスするのが一般的です。
また、最も簡単な方法として、どんな部屋にも合わせやすい「観葉植物で緑を足す」のも一つの手です。
(リビングのコーナーや天井に、様々な大きさ(高さ)の観葉植物をレイアウトして、緑のアクセントカラーをプラスした例)
しかしながら、観葉植物は、“生”であるがためにメンテナンスや水遣りをするのを忘れて枯らしてしまう可能性も。
観葉植物の代用となるグリーンの差し色を使って、観葉植物を置いたかのような癒し空間を演出したインテリア例を部屋ごとに紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
1.キッチン
ホワイトの壁付けキッチンをウォールユニット無しで取り付け、壁面に葉っぱ(花?)のようなパターン柄の暗めのグリーンの壁紙クロスを貼った例。
「キッチンの前壁をクロス貼にするとお手入れがしにくいのでは?」と思ってしまいますが、汚れやすいカウンター上から10cm程度の壁面は、真っ白なキッチンパネル仕様にしてあるので、心配なし?
ホワイトキャビネット+ホワイトカウンターのキッチンのフロア部とウォール部の壁面に、レトロなグリーンのタイルを張った例。
ホワイトキャビネット+ホワイトカウンターのキッチンのフロア部とウォール部の壁面に、明るいグリーンのキッチンパネルを貼った例。
1個前の事例と比較することで、タイルとキッチンパネルの見た目の違いを実感。
タイル貼りの方は「暖かい」「優しい」、キッチンパネルの方は「シャープ」「すっきり」といった印象です。
ホワイトのアイランドキッチンの上に、ランタンのようなデザインのグリーンのペンダント照明を2灯吊り下げた例。
カウンターテーブルの上に並べてあるグラスもグリーンで、ガス調理器具の上にはグリーンのヤカンをon。
存在感のある照明器具を天井から吊るす発想は、なかなか出来ないかも。
2.ダイニング
ダイニング空間とキッチン空間の間に間仕切りが無いダイニングキッチンに、黄緑のダイニングテーブルを置き、シルバーのメッシュ素材のチェアを組み合わせた例。
デスクなんかでよく見かけるグリーンをテーブルに使うなんて…。
料理にグリーンの生野菜を加えると美味しそうに見えるように、テーブルがグリーンだと食欲がわくかも!?
ダイニングの短い方の壁を一面だけグリーンにした例。
鮮やかな緑or黄緑というより、落ち着いたグリーン。
シルバーフレームのミラーやダークブラウンのロータイプの収納家具とも相性抜群です。
ホワイト×グレーのマーブル柄の円形テーブルに、ホワイトのチェアを組み合わせ、チェアの座面に薄い黄緑のクッションを乗せた例。
テーブルとチェアは、エーロ・サーリネンのチューリップシリーズ。
春先のお庭にある席のような雰囲気で、清々しさも感じます。
リビングとダイニングが一つの空間にあるリビングダイニングのダイニングにガラステーブルを置き、暗めの黄緑のレザーチェアを組み合わせた例。
暗いグリーンを使うことで、リビングダイニングの高級感がUP。
リビング側にも、くすんだ黄緑のファブリック製一人掛けチェアを置き、リビングとダイニングでカラーコーディネートが統一してあります。
3.リビング
黒のファブリック製2Pソファとグリーンのファブリック製1Pソファ×2をコの字にレイアウトしたリビング例。
グリーンのソファ2脚の間には、ゴールドの円形ミニテーブルを置いて、ゴージャス感をUP。
「グリーンのソファを置いたリビング=カジュアルな雰囲気」と勝手に思ってましたが、この事例のように高級感のあるリビングも演出できるんですね。
壁面を3面:薄いベージュ、1面:薄いグリーンにしたリビングに、アイボリーのファブリックソファとラグをコーディネートし、真っ白なテーブルを組み合わせ、壁面に、薄いグリーンのオープン収納家具を置いた例。
壁面をグリーン系、中央をホワイト系でまとめたエレガントなリビング。
インテリアに色を使う時、部屋の中心に置くもの(ソファやラグ)で加えようと思いがちですが「周辺に」という考え方もありですね。
ただし、この場合、色を変えるのは大ごとになりそうですが…。
ホワイトの壁面収納家具に薄いグレーのファブリックソファをコーディネートしたリビングに、白地にグリーンのリーフ柄のクッションとグリーンのパターン柄のファブリックを使ったチェア、暗いグリーンのファブリックベンチをコーディネートした例。
広々&爽やか&癒しを感じる居心地が良さそうなリビング。
腰窓の下にピタリと収まったベンチの使い方が、とても参考になります。
ヴィンテージな板を横貼りにしたリビングに、グレーのコーナーソファを置き、黄緑のレザー製スツールを2個並べて、リビングテーブル代わりにした例。
ソファの前に置くテーブルを“リビングテーブル”で探すと、色のバリエーションは限られてきますが、幅を広げて、スツールまで視野に入れると、こんなにおしゃれなカラーコーディネートが出来るんですね。
スツールなので、上面はテーブルほどの安定感は無さそうですが、書く作業をしないなら、この事例のような家具選定の仕方もありです。
4.寝室
黒のパイプベッドを置いたベッドの頭側の壁を暗めのグリーンにした例。
何という、素敵な色。
光が当たってない箇所は黒、光が当たってる箇所は緑に見える格好良い色使い。
裸電球を天井から吊り下げ、ベッドサイドに垂らすアイデアも、とってもおしゃれです。
薄いベージュの壁の寝室に、ホワイトのカーペットを敷き、ホワイトのベッドリネンでコーディネートしたベッドを置いた例。
グリーンは、クッションのストライプ、引出キャビネット、シェードにon。
優しく、広々とした印象の寝室例です。
ベッドの頭側の壁に、グリーンのパターン柄の壁紙クロスを貼った例。
黄色が混じったグリーンなのでカジュアル感がUP。
壁紙クロスの模様の色とベッドの色を同じにしてあるところもポイントです。
薄いグレー×ホワイトのベッドリネンをコーディネートしたベッドを置いた寝室に、グリーンのカーテンを掛けた例。
ヘッドボード(頭側の板)もグリーン。
窓にグリーンのカーテンを掛ける場合は、他の場所のカラーコーディネートを白・グレー・黒の無彩色にすると、グリーンが際立って見えるんですね。
5.仕事部屋
真っ黒なヴィンテージデザインのデスクとホワイトの収納家具を置いた仕事部屋の空きスペースに、暗めのグリーンのファブリック製ソファを置いた例。
黒×白×ダークグリーンのコーディネートが素敵過ぎる!
仕事部屋の事例ですが、リビングで真似ても良さそうです。
デスク、チェア、ウォールシェルフを全て白で統一した仕事部屋に、グリーンのストレージボックスやファイルケースをコーディネートした例。
文房具(?)という手軽なアイテムを使ってアクセントカラーをプラスした、コストパフォーマンスに優れたインテリア例。
パターン柄のラグ、窓辺のベンチ用座クッションにもグリーンが使われています。
ホワイトのデスク、ホワイトのウォールキャビネットの間の高さ70cmほどの壁面を薄いグリーンにした例。
まるでシステムキッチンのようなインテリア。
デスクを壁面に向かってレイアウトし、デスクの幅分だけ壁の色を変える技は、簡単に真似できそう。
黒の2人用デスクの下に、黄緑のキャスター付き引き出しキャビネットをinした例。
黒・ベージュ・ホワイトの無難な色使いの空間に、カラフルな家具を1個だけ加えてアクセントをつけた例。
オフィス用家具ならカラフルな色のキャビネットを見つけるのも簡単そうですね。