北欧っぽい部屋のカラーコーディネートに出てくるホワイト×グレー×ピンクの組み合わせ。
この3色は「上品な中に可愛さ」「上質な雰囲気の中に女性っぽさ」など様々な印象をもたらす組み合わせで、フェミニンな北欧インテリアを作りたい時に最適です。
しかしながら、「どんなグレー」「どんなピンク」を選ぶかで、お部屋の雰囲気がガラリと変わることをご存知でしょうか。
例えば、上の明度や彩度が違う3種類のグレーとピンクの組み合わせ例を挙げると
- 一番左同士(薄いグレーと薄いピンク)は、上品で広々とした部屋
- 一番右同士(暗いグレーと濃いピンク)は、高級感があり上質な部屋
- 一番左のグレーと一番右のピンクは、ピンクが引き立った華やかな部屋
といった具合に、同じ色同士の組み合わせであっても、明るさ・暗さ(薄さ・濃さ)の違いで全く違った雰囲気になります。
その為「ホワイト×グレー×ピンクで部屋をコーディネートするぞ」と決めた場合は、どんなグレーとどんなピンクを組み合わせるかを予め考えておいた方が理想のお部屋に近づけるという訳なんです。
ホワイトをベースとしたリビングに、明暗の異なるグレーとピンクの4種類のコーディネート例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ホワイト×グレー×ピンクのインテリアコーディネート実例-目次
1.薄いグレー×薄いピンク×ホワイトのインテリアコーディネート
ホワイトのダイニングテーブルに、薄いピンクのチェアをコーディネートした例。
幼い印象がUPしてしまう淡いピンクですが、壁がグレー系なので大人っぽさUP!!
北欧らしさ溢れるカラーコーディネートが、とても参考になる事例です。
ちなみに、ダイニングテーブルの短手方向に置いてあるコロンと丸いチェアは、北欧HAYのAAC 22で、日本の通販ショップでも取り扱いがあります。
薄いグレーの壁に、ホワイトの座クッション&背もたれの黒のパイプソファを置き、薄いピンクのクッションとアートをコーディネートした例。
ちょっぴりカジュアルかつエレガントな雰囲気!!
ソファと言えば、木製フレームか全面同じ色というイメージですが、こういったデザインのソファを置くとおしゃれ感が一気にUP!!
クッションの色とアートの雰囲気も、とても合ってます。
ホワイト×グレー×ピンクの幾何学模様の壁紙を貼ったリビングに、薄いグレーのソファを置き、ピンクとグレー・ピンク×グレー×ホワイトの幾何学模様のクッションをコーディネートした例。
壁紙クロスとクッションがまるでお揃いのように、同じデザイン。
このソファの対面側は下記のようなコーディネートになっていて、とってもキュートです。
高さ2.5m以上ありそうな長いピンクのカーテンを掛けたリビングに、薄いグレーのソファを置き、ホワイト×薄いグレーのパターン柄のラグとクッションをコーディネートした例。
このリビング、超エレガント!!
ピンクのカーテンのリビングなのに、子どもっぽく見えないのは、ピンクがちょっぴりくすんでるのとラグ&クッションのパターン柄が大人っぽい模様だから。
ソファのデザインは個性的ですが、シンプルなデザインのひじ掛け付きのグレーのファブリックソファでも、このクッションとラグは合いそうな予感です。
薄いグレーの壁のリビングに、エレガントなデザインのホワイトのモールディングを組み合わせ、ホワイトのソファ、くすんだピンクのカーテンをコーディネートした例。
ヨーロピアンな雰囲気がたまりません!!
○○2世の肖像画みたいな巨大なアートがクラシックな印象を一層UP!!
ホワイト×グレー×ピンクを使って、広々&落ち着きのあるインテリアを作りたい時に参考にすると良さそうなコーディネート例です。
灰みがかった薄いピンクの壁のリビングに、ホワイトのコンソールテーブルとソファを置き、薄いグレー×ピンクのクッションをコーディネートした例。
何という可愛い部屋!!
こういった北欧っぽいコーディネートの場合、壁の色は薄いグレーにしてあることが多いのですが、薄いピンクでも北欧っぽさは消えないんですね…。
壁面が暖色ですが、家具がホワイトで統一してあるので、程よい冷たさも感じます。
薄いピンクの木目調の壁のリビングに、ホワイトのソファ、ラグ、リビングテーブルをコーディネートした例。
壁の色が、1個前のリビングよりも白っぽいピンクのパターン。
デスク用チェアやアート用額縁に黒が使ってあるので、格好良い雰囲気も。
薄いグレーの壁のリビングに、薄いピンクのコーナーソファと薄いグレーのラグをコーディネートした例。
「ピンクのソファは子供っぽい印象がするので、選択肢に無い」という方でも、このソファの色に「素敵~!!」となってしまったのではないでしょうか?
ちょっぴり暗めの薄いピンクに真っ黒なクッションの組み合わせが、大人っぽいエレガントなリビングを演出しています。
ホワイトの壁&天井の屋根裏部屋に、グレーのフロアソファと薄いピンクの一人掛けソファをコーディネートした例。
壁も天井も白いお部屋なので親近感!!
手前にある一人掛けソファは、RO™(ロオチェア) by Fritz Hansenで日本でも購入可能です。
グレーの壁のリビングに、グレーのソファを置き、ホワイトのサイドテーブルとピンクのクッション&ブランケットをコーディネートした例。
隣り合う2面の壁を一方はグレーの木目、もう一方はグレーのコンクリート調にするアイデアがおしゃれ!!
ホワイト:グレー:ピンクは、1:8:1とホワイトがほとんどないリビングですが、白っぽいグレーなので、さほど閉鎖的な印象は受けません。
薄いグレーの壁のリビングに、グレーのソファとグレーのラグをコーディネートし、薄いピンクのクッションを組み合わせた例。
これまで紹介してきたグレーのソファと比較すると、ちょっぴり暗めのグレー。
入口ドアの隣にあるホワイトのトレイが3つ付いた、高さ違いの観葉植物置き場がとってもおしゃれ!
よく見ると、観葉植物が入ってる鉢は薄いピンクで超キュートです。
壁を薄いグレーにした寝室に、表がピンク、裏がグレーになったカバーをコーディネートしたベッドを置いた例。
「なるほど~。表裏の色が違うベッドカバーを使うとカラーコーディネートにあれこれ悩まなくてもおしゃれなベッド周りが演出できるのか…」と勉強になったコーディネート例。
このアイデアを参考にして、表がピンク、裏がグレーになったクッションをリビングに置くのもありかも。
2.薄いグレー×濃いピンク×ホワイトのインテリアコーディネート
薄いグレーの壁のリビングダイニングに、薄いグレーの2Pソファと1Pソファをリビングテーブルを囲むようにレイアウトし、鮮やかなピンクのクッションをコーディネートした例。
花が飾ってあるかのような華やかな雰囲気!!
アクセントカラーのお手本のような効果的なピンクの使い方が、とても参考になる事例です。
グレーの壁のリビングに、薄いグレーのコーナーソファとラグをコーディネートし、ピンクのクッションを置き、壁面に、ホワイト・ピンク・黒・グレーのハートのアートを6枚飾った例。
クッションとアートを効果的に使った、キュートなリビング。
ピンクが使ってあるのは、クッションとアートだけなので、他の色(例えば、青や黄色)へのチェンジもとっても簡単です。
ホワイトとグレーのソファをL字にレイアウトし、暗めのピンクの一人掛けソファ×2をコの字にコーディネートしたリビング例。
一人掛けソファのシルエットが素敵!!
陰になるとワインレッドのようにも見えるピンクなので高級感たっぷり!
大きなソファが2台も置ける広いリビング例ですが「メインのソファをホワイトにするか、グレーにするか」で悩んだ場合の参考にできそう。
グレーにホワイトの斜めラインの壁のリビングに、鮮やかなピンクのコーナーソファとグレーのオットマンテーブルをコーディネートした例。
こんな色合いのリビング、初めて見たかも…。
「おうちじゃなくて、どこかの施設?」と思うような派手な色のソファに柄が目立つ壁紙クロスの組み合わせです。
薄いグレーの壁のリビングに、壁より暗いグレーの3Pソファを置き、大きなピンクの花が描かれたラグを敷いた例。
何というインパクト!!
床にラグを敷く場合、部屋を広く見せる為に、なるべく無難なグレーやベージュをチョイスしがちですが、思いっきり目立たせるのもありかも…。
壁に飾ってあるアートが霞むくらい、ラグに存在感が出ています。
対面キッチンが見えるリビングダイニングに、鮮やかなピンクのソファ、グレーのダイニングテーブル、テーブルよりも薄いグレーのダイニングチェアをコーディネートした例。
リビングエリアとダイニングエリアの境界線が無い珍しいレイアウト。
床が薄いグレーのタイル床ですが、ライトブラウン系のフローリングのリビングダイニングでも、このカラーコーディネートは似合いそう。
同じデザインのピンクとグレーの3PソファをL字にレイアウトし、真ん中にホワイトレザーのオットマンテーブルを置いた例。
同じソファを2台、しかも色を変えて置くなんて…。
統一感を重視した2台とも同じ色のパターンもあり得ますが、こちらの方が華やかな印象。
更に、落ち着きたい時は薄いグレーのソファ、気分を上げたい時はピンクのソファといった具合に、その時の気持ちで座る場所を選ぶことが出来ますね。
薄いグレーのソファを置いたリビングの入口付近に、薄いピンクの1Pソファをハの字に置き、コーナー部に鮮やかなピンクの天井まである収納家具をコーディネートした例。
長細いリビングを2つの空間に分け、ピンクエリアとモノトーンエリアに分けた感じかな?
観音開き扉がついた大きな収納家具は、おそらく最初からこの色ではなくて、目立つピンクでペイントしたものだと思います。
薄いグレーの壁のリビングに、薄いグレー×ホワイトのストライプラグを敷き、ピンクのソファをコーディネートした例。
これまで紹介してきたソファと比較すると、ピンクが薄めなので優しい印象。
白いデスクの足元に置いてあるゴミ箱がピンクなところに、インテリアへのこだわりを感じます。
黒のパイプベッドを置いた寝室に、ピンク×グレー×ホワイトのストライプ柄のラグを敷き、ベッドの下にピンクとグレーの収納BOXをinした例。
カラーコーディネートがおしゃれ過ぎる!!
子供用寝室の事例ですが、ストライプラグと収納BOXの色を合わせる手法は、ポップなリビングやダイニングを作りたい時の参考になりそうです。
3.暗いグレー×薄いピンク×ホワイトのインテリアコーディネート
ホワイトのフローリングのリビングダイニングに、ダークグレーのソファ、ホワイトのダイニングテーブル、ダークグレーのダイニングチェアをコーディネートした例。
ピンクは、ソファに掛かってるストールのみ。
小窓に対して壁の端から端、床から天井まで、ふんわりとしたレースカーテンを取り付けるアイデアがとても参考になります。
4面の壁のうち、2面を薄いグレーにしたリビングにダークグレーのソファ、薄いグレーの1Pソファを置き、ホワイトのパネル扉のついた引き戸タイプのリビング収納家具と薄いピンクのクッションをコーディネートした例。
ナチュラルかつ広々とした印象。
黒っぽいグレーのソファの上に、薄いグレーや薄いピンクのクッションを所狭しと並べ、薄いグレーのストールを無造作に掛けて、暗い色を目立たなくするアイデアは「ソファの色が暗すぎた!!」という場合に参考にすると良いかも。
シンプルなデザインのダークグレーのコーナーソファを壁を背にレイアウトし、ソファ背面の壁に濃淡グレー・ホワイト・ピンクの4色で三角形を描いた例。
壁のデザインが素敵過ぎる!!
壁を塗装できるDIYアイテムが手軽に手に入るようになった昨今、マスキングを上手に使えば、こんな柄も自分で描けるかもしれませんね。
薄いグレーの壁のリビングに、ダークグレーのソファを置き、ピンクのチェック柄のクッションとピンクの単色クッションをコーディネートした例。
クッション使いが可愛らしい!!
ギンガムチェック、単色、ギンガムチェックと2種類、3個のクッションを綺麗に並べただけなのに、オシャレ度5倍増し!!
梁と柱をライトグレーにしたリビングに、ダークグレーのソファを置き、ピンクのクッションとグレー×ピンクのシンプルなアートをコーディネートした例。
ホワイト・グレー・ピンク以外に、ベージュとゴールドをプラスした温かみと高級感のあるコーディネート例。
2/3がピンク、1/3がグレーにペイントしてある単純なアートがインパクト大!!
ポスターやアートを飾る時って「どんなのが目立つだろう?」と個性的なデザインのものを探しがちですが、色だけを使ったものでも、十分に存在感があるなんて知らなかった…。
4.暗いグレー×濃いピンク×ホワイトのインテリアコーディネート
モフっとしたダークグレーのソファを対面にレイアウトし、床にピンクのラグをコーディネートした例。
クッションは鮮やかなピンク色!
ピンク系のオリエンタルラグを使った大人っぽいコーディネート例です。
ダークグレーの一人掛けソファとガラス瓶に入れたピンクの薔薇をコーディネートしたリビング例。
リビングを対角線で分け、左半分は薄いグレーと薄いピンク、右は暗いグレーにしたパターン。
濃淡グレーをソファやラグ、クッションなどでごちゃ混ぜにするパターンは何度か見たことがありますが、エリア分けすると、それぞれに雰囲気が作れるメリットが。
この事例の場合、左側は軽やかでカジュアル、右側は高級といった印象です。