ソファを選ぶ時、座る人数(大きさ)、見た目のデザイン、色、材質など姿かたちにこだわる方は多いと思いますが、ベッドを選ぶ時、そこまでこだわるという人はいないかもしれませんね。
その理由は、
- ソファ:家族がくつろぐ空間にあり、人目に触れる機会が多い。
- ベッド:寝るだけ。人目に触れない(使ってる本人も目をつぶってしまえば見えない)。
と言った具合に、寝室が一日の中で一番滞在時間が長い割に、ベッド自体の容姿を堪能する機会が薄いからではないかと思うのです。
(我が家も引っ越し後4年マットレスだけでしたし…笑)
その為、ベッドを買う時「とりあえず木製の組み立て式で良い。」となってしまう場合が多いと思うのですが、ベッドにだって、ソファのように見栄え重視のデザインがあるのです!!(ソファほどカラーバリエーションが豊富ではないですが。)
その見栄え重視のデザインとは、レザー製のベッド。
これまでベッドを買う時、レザー製という選択肢がなかったあなたも、高級感のある寝室事例を見て、ベッドの魅力に触れてみて下さいね。
レザーベッドのある風景-目次
1.レザーベッドのメリットとデメリットを考える
まず、ベッドのフレームをレザーにする時に、知っておいた方が良いのがレザーのメリット、デメリットです。
ソファでもそうですが、レザーベッドは見た目に高級感があり、光沢がある素材を選ぶと寝室インテリアをワンランク格上げしてくれますよね。
我が家では、レザーソファとファブリック(布製)ソファの両方を使用していますが、使い心地やお手入れなどは、ベッドも同じだと思うので、現在感じていることをファブリックと比較して、書いてみたいと思います。
レザーのメリット
- 水拭きができる
- 埃が簡単に取れる
- 高級感がある
- 水滴がついてもシミにならない
レザーのデメリット
- 通気性が悪い
- クッションがずり落ちる
私は感じたことがないですが、他にもレザーのデメリットには、
- 劣化する
- 擦り切れる
- ムレる
- 冷たい
などが、あるようです。
でも、ベッドの場合、フレーム(枠)だけがレザーなので、ソファのように毎日レザーの部分に体が当たっているという訳ではありません。
その為、これらのデメリットをベッドに置き替えた場合、「同じように感じるか?」と言えば、「擦れて劣化する(破れてしまう)ことが少ないのでは?」という気がします。
冷たさに関しても、ベッドの場合は、体とレザーが密着する訳ではないので、木のベッドフレームとさほど変わりない気も。
また、木製のベッドフレームとレザーベッドフレームを比較した時にメリットに思うのは、四隅の安全性。
カクカクしたベッドだと、コーナー部分が直角なので、ベッドの角に足をぶつけて怪我をする危険性があります
が、レザーの場合は、角が丸いので、そのままの状態でもOK。
逆に肌触りを比較すると、レザーの方が滑らかで、触り心地が良い気がします。
結論としては、“デメリットは、レザーソファのように多くない”。
寝室にレザーベッドを置く場合は、予算と見栄え重視で選定してもOKなのではないかと思います。
2.格好良い!!黒系レザーベッドのコーディネート例
光沢のある黒のレザーベッドをレイアウトしたインダストリアルな寝室のコーディネート例。
革のハードなイメージとステンレスや黒を使ったインテリアが合ってる♪
ベッドは革と言えばのmade in ITARY。
脚の付き方がソファっぽくて、ベッドにしては珍しいかも。
黒のレザー素材のフロアベッドにネイビーのベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
床にペタっとくっついたシルエットなので重厚感が半端ない!!
木製ベッドフレームの方が暖かみを感じるのかと思ってましたが、ベッドのフレームにカーブがあるせいか、レザーでも暖かそうに見えます。
黒の鏡面+レザーベッドをコーディネートしたモダンな寝室の例。
光を反射する鏡面とタイル張りの室内が、寝室全体に高級感を演出しています。
見るからに高そうですが、めちゃくちゃ格好良い!!
黒の艶消しのレザーベッドをコーディネートした寝室の例。
このベッドは、日本ではファッションでお馴染みのラルフローレンのもの。
日本でもラルフローレンのインテリアの取り扱いがあるのかな?と調べてみましたが、公式ホームページには掲載されていない模様。
ファッションが好きな人は、下記のトピックも参考になるかも。
モノトーンでコーディネートした寝室の真ん中に黒のレザーベッドをレイアウトした例。
同じデザインの黒の木製のベッドを置くよりも高級感を感じますね。
レザーベッドを置くなら、この事例のようにアニマルっぽいベッドリネンと組み合わせると雰囲気が出そうです。
黒のレザーベッドにオレンジのベッドリネンをコーディネートした温かい雰囲気の寝室の例。
“冷たい”、“ハード”、“無機質”という革のイメージを覆す、インテリアの作り方が素敵♪
黒のレザーとダークオレンジがこんなに相性が良いなんて!!
質感のある黒のレザー製のフロアベッドをレイアウトしたホテルみたいな寝室の例。
これはおしゃれ過ぎます!!
景色の良い窓に向かってデスクをレイアウトする手法も真似したいですね。
艶消しの黒のレザーベッドでモノトーンにコーディネートした寝室に、赤のアクセントカラーをプラスしたスタイリッシュなインテリア例。
2個前のオレンジ色を組み合わせた寝室は“ぬくもり”を感じましたが、赤にするとファッショナブルになりますね。
こういうインテリア、大好き!!!
黒のレザーソファを寝室のコーナーにレイアウトしたモダンなインテリア例。
ここまで紹介した黒のレザーベッドの寝室全体に言えることですが、壁に黒のフレームの絵を飾ると空間全体が引き締まって、更に格好良く見えます!!
この事例の寝室なら、私達日本人にもしっくりくるのでは?
3.狭い寝室を広く見せる♪ホワイト系レザーベッドのコーディネート例
シンプルなホワイトのレザーベッドに白地に黒のパターン柄のベッドリネンをコーディネートした例。
元々広い寝室ですが、白の効果で余計に広々と見えます。
狭い寝室にレザーベッドを置く場合は、2項目目で紹介した黒よりも白の方が圧迫感を感じませんよ。
ホワイトのレザーベッドに水色のベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
壁もラグも水色にしてスッキリと清潔感のある印象を演出。
ベッドの奥に見えるデスクスペースにある机&チェアはクリア色をチョイスして、圧迫感を感じないように工夫してあります。
少し寒々しいコーディネートですが、狭い部屋に真似すると◎。
冬に、体感温度が低く感じてしまうそうな時は、黄色をプラスすると良いですよ。
ホワイトのレザーベッドにグレーのベッドリネンをコーディネートしたシンプルな寝室の例。
部屋をごちゃごちゃ飾るのが好きな人は、この写真を見ると「寂しい」と感じてしまうかもしれませんね。
寂しく感じた時は、ベッドの後ろの壁にアートを飾っても良いかも。
ライトグレーのレザーベッドにブルー系ベッドリネンをコーディネートしたモダンな寝室のインテリア例。
チェストやナイトテーブルがグレーがかった茶色なので、ホワイトのベッドよりもグレーの方が統一感がある気がします。
どの事例もそうですが、ベッドに白を選んだ場合は、白の広々としたイメージを壊さないように、白、グレー、青色のカラーコーディネートがしてあります。
ホワイトのレザーベッドに、モノトーンのベッドリネンをコーディネートした例。
あり得ないくらい広い寝室なので、あまり感じないかも知れませんが、床にピタっとくっついたフロアベッドなのに圧迫感を感じないのはベッドの色が白だからです。
ホワイトのレザーベッドにホワイトのベッドリネンを組み合わせ、幾何学模様の枕カバーをコーディネートした例。
部屋の広さに親近感を覚える人が多いのでは?
広さにして6畳程度の寝室かな?
アクセントカラーの使い方がとても素敵で、まるでホテルの一室のようです。
ホワイトのレザーベッドにホワイトのベッドリネンをコーディネートした、ワンルームの寝室スペース例。
ベッドの後ろにあるミラーに、この部屋の右側にあるソファやTVが映ってるのがわかりますか?
すっきりとしたレザー素材に質感のあるBOXシーツを組み合わせる発想が無かったのですが、この事例を見ていて「こんな組み合わせ方もあるのね!!」と感心してしまいました。
このBOXシーツのおかげで、レザーの冷たい印象が緩和されている気がします。
ホワイトのレザーベッドにモノトーンのベッドリネンを組み合わせ、アクセントカラーに黄色を使った寝室の例。
上から2番目の水色とのコーディネートのところで書いたように、黄色が加わると明るく暖かみも感じるインテリアになると思いませんか?
この寝室の壁はダークグレーですが、ホワイトでも合いますよ。
ホワイトのエレガントなレザーベッドにダークグレーのベッドリネンをコーディネートした例。
高級感に溢れてる!!
猫脚タイプのレザーベッドって珍しいかも…。
シャープなデザインのホワイトレザーのベッドと黒のベッドリネンをコーディネートした例。
このベッドのシルエット、とっても素敵!!
ベッドの下が空いているタイプなので、お掃除ロボットが必要ですね(笑)。
4.上品な印象!!茶系レザーベッドのコーディネート例
茶色のレザーベッドにベージュ&ホワイト&ライトグレーのベッドリネンをコーディネートした例。
グレーの板目の壁との相性抜群!!
少し寂しい雰囲気もしますが、北欧インテリア好きさんなら、この寝室に“おっ!!”となるかも。
茶色のレザーベッドにベージュのベッドリネンをコーディネートした暖かそうなベッドルームの例。
ベッドの色と壁は、1個前の事例と同じなのに、合わせる色でこんなに雰囲気が変わるんですね!!
この空間が明るく暖かく感じるのは、アクセントカラーにビタミンカラーのオレンジが使ってあるせいもあります。
茶色の光沢のあるレザーベッドにネイビーのパターン柄のBOXシーツを組み合わせた例。
寝室の隅にある一人掛けソファも茶色のレザー製です。
デザインやカラーコーディネートに統一感があって素敵!!
ゲストルームにしても(そんなに部屋数に余裕があるお家の方が珍しいですが…)良さそう!
茶色のレザーベッドにシンプルなストライプのベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
このインテリアは北欧です。
牛の飾りが迫力満点!!
日本で言うところの熊の頭みたいなものかしら?
ダークブラウン
ダークブラウンのレザーベッドに薄い茶色のベッドリネンをコーディネートした例。
カーテンをベッドと同じ色にして、トータルでコーディネート。
空いたスペースに置いてあるラウンジチェアbyイームズが更に高級感を演出しています。
ダークブラウンのレザーベッドに赤のベッドリネンをコーディネートした例。
このベッド、レザー×木枠の変わったデザイン!
ソファで、こんなデザインを見たことがありますが、ベッドにもあるんですね…。
ダークブラウンのレザーベッドにベージュ&ホワイトのベッドリネンをコーディネートした例。
ベッドカバー類って、グレーやベージュなど無難な色を選ぶ方が多いと思いますが、そういった色と組み合わせるなら、茶系のベッドが一番合う気がします。
キャメル
キャメルのレザーソファにホワイトのベッドリネンをコーディネートしたシンプルな寝室の例。
白が多い部屋の中で、キャメルが映えてる!!
同じ茶色でも、木製よりもレザーのキャメルの方が、おしゃれ度がアップする気がしませんか?
ベージュ
ベージュのレザーベッドに茶色のベッドリネンをコーディネートした例。
これまで紹介してきた事例は、ベッドの方が濃い色を使ったパターンが多かったですが、これは反対。
ベッドの足元にカウハイドラグを置くコーディネートの仕方が参考になります。
ベージュのレザーベッドにグレーのベッドリネンをコーディネートした寝室の例。
この色の組み合わせ方って、あまり見かけないかも。
とんでもなく広い寝室の事例ですが、アートの飾り方は狭い部屋で数を減らせば真似できます。
カウハイド
茶系の牛柄のベッドをコーディネートした寝室の例。
こんな変わったデザインの家具を寝室に置く人はいないかも知れませんが、写真を見た時「おしゃれ過ぎる!!」と目を奪われたので掲載。
この柄、一度は使ってみたいのですが、組み合わせ方を間違えるとチープな印象になってしまいそうで怖いんですよね(笑)。
[参照元:Houzz Inc]