引っ越し先の住まいのフローリングが黒だった。

そんな時、「床の色が濃い住まいに合わせる家具の色は白か黒かグレー。」と安直な考えで、白や黒、グレーの家具を組み合わせてしまいがち。

でも、実際は、薄い床色の家と同じように、様々な色と組み合わせることができます。

特に、黒のフローリングの部屋は、カラフルな色と組み合わせて、カラーのコントラストが楽しめる♪

というのも、黒は、どんな色、どんなトーンとでも相性抜群なので、モノトーン以外の色をジャンジャン使って、遊び心のある楽しいインテリアを作ったり、アクセントカラーを利かせた大人っぽい部屋を作り出すことも可能なんです。

という訳で、今回は、長期間温めていた、黒のフローリングのおしゃれな海外のインテリアコーディネート実例をリビングインテリアを中心に大公開します。

部屋に置く家具やファブリックの色も詳しく解説しているので、参考にしながら、素敵なインテリアを作ってみて下さいね。

1.黒い床+モノトーンインテリアコーディネート事例

1-1.黒い床+黒のインテリアコーディネート事例

8割以上黒でまとめたリビングのコーディネート例。

大きな掃き出し窓があるので、黒が多くても明るさを感じる重厚感のあるインテリア事例です。
3つあるソファのうち、窓から一番遠い1つをホワイト系にしてバランスがとってあるのがポイントです。

黒のフローリングに薄いグレーのアクセントクロスをコーディネートしたリビングの例。

モールディングをホワイトにして、上品な雰囲気を演出。
今まで、「黒のフローリングの部屋は狭苦しく見えるのでは?」と思っていて、あまり興味がなかったのですが、この事例を見ると「黒のフローリングも良いかも。」と思えてくる!!
ヒョウ柄の一人掛けソファやレザーソファなど、家具のデザインにも注目です。

何と格好良いダイニング!!

ホワイトの壁&窓&収納家具と黒の床のコントラストが美しい♪

この事例も窓が大きいので、黒でも狭く感じない!!
壁に掛けてある英字の縦長ポスターがカフェっぽい雰囲気を演出しています。

1-2.黒い床+ホワイトのインテリアコーディネート事例

白と黒のコントラストが美しいリビングのコーディネート例。

海外の事例って、日本では簡単に真似できそうもないカラフルな壁のお部屋が多いのですが、これは、壁面も真っ白なので、日本の住まいでも簡単に真似できそう!!
空間に広がりを持たせるために、扉のないリビング収納(オープン棚)を活用したインテリアの作り方も参考になります。

ホワイトのソファの真ん中に黒のクッションをコーディネートして、シンメトリーにしたリビングの例。

こういったインテリアの場合、家具は、「ホワイトか黒のどちらか。」と思ってしまいがちですが、重厚感のある茶色を選んであるところにセンスを感じます。
茶色が少し入ることで、モノトーンインテリア独特のよそよそしい雰囲気がなくなっている気がしませんか?

1-3.黒い床+グレーのインテリアコーディネート事例

レトロとモダンを組み合わせた過ごしやすそうなリビングの例。

黒い床なのに部屋が広く見えるのは、天井が高いせいかな?
部屋の奥に見える黒い扉は黒板塗料仕様の開閉壁。
壁を利用したインテリアの作り方も参考になりますね。

黒い床にライトグレーに黒のパイピング仕様のソファをコーディネートしたリビングの例。

部屋の大きさと言い、壁の色と言い、日本の住まいですぐに応用できそうなインテリア事例です。

正面に見える黒の壁面収納には、ホワイトの陶器とガラス製品を整然とディスプレイ。
こういった細かいところも真似すると部屋をすっきりと見せることができます。

リビングテーブルにグレーを使ったモダンなコーディネート例。

まさか、テーブルにグレーを使うとは!?
と惚れ惚れするカラーセンスです。

部屋の中央に薄い色の塊(?)があるので、暗い床色独特の狭さを感じない!!
黒い床をそのまま見せても良いですが、毛足の長いグレーのラグがあることで、清潔感も感じますね。

1-4.黒い床+モノトーン+アクセントカラー1色のインテリアコーディネート事例

これまで、紹介してきた事例に、ほんの少し有彩色をプラスしたのが、次の3つ。

モノトーンでまとめたコーディネートにアートと小物で黄色を加えたリビングの例。

3か所黄色を加えただけで、パッと花が咲いたような雰囲気!!
さり気ない黄色の使い方がおしゃれですね。

ダークグレーの空間にクッションとチューリップの黄色でアクセントをつけたリビングの例。

ダークカラーのインテリアなのに、華やかさを感じるコーディネートです。

水平を強調し、部屋に広がりを持たせたダイニングの例。

壁から壁まである1段引き出しのチェストと黒いフレームに入ったアートの飾り方が素敵です。
生花でアクセントカラーの赤をコーディネートするというセンスが凄い!!
これなら、一週間おきにカラーを変えることも可能ですね。

2.黒い床+暖色系インテリアコーディネート事例

2-1.黒い床+赤のインテリアコーディネート例

黒い床にモダンな赤のレザーソファをコーディネートしたリビングの例。

これモダンインテリア!!と言った感じのシンプルなコーディネートですが、赤が映えておしゃれ♪
黒とダークトーンの赤をコーディネートすると大人っぽい雰囲気になりますね。

1個前の事例のソファよりも明るい赤のソファをコーディネートしたリビングの例。

カジュアルな印象のインテリアなので、一人暮らしの部屋の参考になりそう!!
黒い床の無機質な印象をベージュのラグで消しつつ、部屋も広く見せた事例です。

赤の使い方が絶妙!!!
基本はモノトーンに近いコーディネートですが、クッションやアートの赤でエネルギッシュな印象をプラスした、大人のリビングコーディネート例。

ゴールドのオープン棚や足元が見えるデザインのテーブルを選ぶことで、黒い床独特の狭い印象を回避してあります。

2-2.黒い床+オレンジのインテリアコーディネート例

黒い床のリビングで寛ぎを演出したい時に参考になりそうなコーディネート。

こんなに暗い床色でも、リラックスできるインテリアって作れるんですね…。
この“ホッ”とするインテリアのポイントは、ソファとラグの色にあるのでは?

同じオレンジを使ったコーディネートでも、オレンジに鮮やかな色を選び、色数を少なくすると、モダンな雰囲気に。

インテリアにはっきりとコントラストをつけたい場合は、トーンが高めのオレンジを使うのがおすすめです。

2-3.黒い床+黄色のインテリアコーディネート例

モノトーンのダイニングの壁に黒のフレームに入った黄色のアートを6枚規則正しく並べて、モダンにコーディネートした例。

黒と黄色って本当に合う!!
この事例を見てると、「黒い床の部屋は、有彩色を積極的に取り入れなければ勿体ない。」と思えてきます。

1個前の事例よりも黄色の割合を多くしたリビングの例。

壁面のホワイトのオープン棚に、黄色とホワイトの本だけを置くというセンスが素敵!!
ダークな床の部屋でも、これだけ明るいリビングが作れるとは驚きです。

2-4.黒い床+ピンクのインテリアコーディネート例

黒い床にピンクのチェア&カーテンで大人っぽくまとめたリビングダイニングの例。

ピンクと言っても、紫に近い色なので、インテリア全体がエレガントに見えます♪
ピンクって子供っぽい印象ですが、暗い床色の高級感を活用して、ここまで上品にコーディネートできるとは…。

3.黒い床+寒色系インテリアコーディネート事例

黒い床のリビングに、ラグ、インテリア小物、クッションでブルーを加えた上品な印象のコーディネート例。

鮮やかなブルーではなく、ダークな水色を使うことで、黒の高級感を活かす…。
有彩色を使う時は、色のトーンにも注意すると、こんな素敵なインテリアができます。

続いて、黒い床にライトなブルーをコーディネートした例を紹介。

ブルーが薄くなると、すっきりとした印象になりますが、どこか寒々しい雰囲気も。
これでは、「冬に寒い!」。そんな時はオレンジを加えてみると良いかも。(下記の事例)

ダークブルーのソファにダークトーンのオレンジのクッションをコーディネートした例。

同じ黒い床&ブルーの組み合わせでも、青の反対色であるオレンジを加えることで、程よい温もりをプラス!
このコーディネートなら、四季のある日本でも適度な体感温度で過ごせそうです。

4.黒い床+中性色系インテリアコーディネート事例

4-1.黒い床+緑のインテリアコーディネート事例

黒い床のリビングにナチュラルな印象のソファ&クッションをコーディネートした例。

ドット、ストライプ、ギザギザの3種類のクッションコーディネートが素敵過ぎる!!
窓側に明るい色のソファがあるので、圧迫感を感じず、リラックスできるリビングが演出できていますね。

こんなインテリアコーディネート、初めて見ました!!と、驚きのグリーン(しかも真緑)のソファを使ったリビングの例。

黒い床で、誰がこんなカラーコーディネートを思いつくんでしょう!!というくらいセンス抜群!!
グリーンのソファを使って、こんなに高級感のあるコーディネートって出来るんですね…。

4-2.黒い床+紫のインテリアコーディネート事例

黒い床のリビングにラベンダー色のソファをコーディネートしたエレガントなコーディネート例。

暗い床に薄い紫のソファ。
こんな発想、私にはできません…。

黒い床&ダークパープルの壁のリビングにグレーのファブリックソファと黒のレザーソファをコーディネートした例。

壁全体に色をつけるのは勇気が必要ですが、この事例を見てると「こんな部屋で過ごしてみたい!!」と思ってしまいました。
部屋全体がダーク色の場合、部屋が狭く見えがちですが、カーテンを窓よりも80cmほど高い位置に取り付けることで、窓を高く見せる工夫がしてあります。

5.黒い床+茶系インテリアコーディネート事例

ダークな床色の部屋に合うのは、スレンレスやレザーを使ったモダンな家具ばかりではありません。

最後に、「家具と言えば木でしょう。」という訳で、黒い床の部屋に木製家具や茶色を組み合わせたインテリア事例を9例紹介します。

どの事例も、黒い床の部屋に木製家具を合わせる時、ナチュラル、ミディアム、ダーク…、どの系統の茶色が似合うのかの参考になりますね。

暗い床に、ナチュラル系統の木って合わなそうな気がしていましたが、意外と合うんだな～と新発見!!

[参照元：Houzz Inc]

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