「冷暖房の効いた部屋で、ゆったりとお気に入りの本や雑誌を読みたい!!」
そう思ったことはありませんか?
もちろん、本は、ダイニングでもリビングでも寝室のベッドの中でも読めるのですが、手の届く範囲にコーヒーを置いて、ペラペラとページをめくれる特別な環境が家の中にあれば心身共にもっとリラックスできるはず。
とはいえ、部屋数が限られている中、読書だけに特化した書斎を作る余裕はない。
そんな時、おすすめしたいのが、部屋のコーナーを活用して読書スペースを作る方法です。
読書スペースは、一人掛けソファ(スペースに余裕があればオットマンもプラス)、フロア照明の2点があれば作れるので、思ってるほど場所を取りません。
リビングやダイニングの一角を間借したミニ読書スペースや2人で使える読書スペースなど、様々なアイデアを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
私専用読書スペース&おしゃれなインテリア例-目次
1.【半畳~1畳】読書スペースとインテリア例
チェアとフロア照明を組み合わせた簡単な読書スペースなら、半畳あれば十分。
チェア+フロア照明
ダイニングスペースのコーナーにイームズのチェアと黒のフロア照明をレイアウトした例。
窓辺にヴィンテージな木製チェアとシルバーのフロア照明をコーディネートしたダイニングの一角を使った読書スペースの例。
ダイニングは、テーブルやチェアを部屋の中央にレイアウトするので、部屋の四隅が空いていることも。
ソファよりもチェアの方が床面積を取らない上に、見た目がスッキリした読書スペースが作れます。
2.【1畳~2畳】読書スペースとインテリア例
ゆったり座れる一人掛けソファにフロア照明を組み合わせる場合や一人掛けソファに更にオットマン(フットスツール)をプラスする場合は1畳~2畳のスペースが必要になります。
一人掛けソファ・チェア+フロア照明
リビングの窓辺にハイバックチェア+ストーンスツールをレイアウトして読書スペースを作った例。
柱型を活用したアイデアが素敵!!
背中がすっぽり収まるデザインのチェアなら長時間の読書にも耐えられそうです。
子供部屋のコーナーにホワイトの一人掛けソファとフロアランプをレイアウトした例。
部屋のコーナーを照らすフロア照明は、手元の本に明かるさを加えるとともに、部屋を広く見せる効果も。
こういう事例を見た後、自分の家の各部屋を見渡すと、コーナーがデッドスペースになってることに気づきますよ。
白地にブルーのパターン柄の一人掛けソファとホワイトのフロア照明をリビングの掃き出し窓の前に斜めにレイアウトした例。
ソファに使うには勇気が要りそうな派手な色やデザインも、読書スペースなら躊躇なく使えそう。
このリビングの全体の家具レイアウトは、下の写真のようになっていて、メインのソファと一人掛けソファの色が合わせてあります。
一人掛けソファ・チェア+オットマン+フロア照明
ソファの前に足が置けるオットマンやフットスツールをレイアウトすると、よりリラックスして読書することが可能ですが、オットマン(フットスツール)の奥行き分のスペースが必要になってくるので、読書スペースは2畳以上欲しいところです。
読書スペースに真っ赤な正方形のラグを敷き、モダンな一人掛けチェア+フットスツールとシルバーのフロア照明をコーディネートした例。
こ、これは格好良い!!
3畳ほどの本棚の前を活用した事例ですが、リビングや寝室のコーナーを活用しても真似できそうですね。
レトロな真っ赤な木製の肘付きチェアの前にグレーのニットプフをレイアウトし、チェアの真後ろに黒のフロア照明をコーディネートした読書スペースの例。
部屋のコーナーを活用した本棚の前に、チェアを置いた事例なので、本棚も含めると2畳以上必要になります。
可愛いプフを使ったアイデアは、「スペースに余裕がない…。でも足置きは欲しい!!」という場合に、とっても参考になります。
リビングのコーナー部分にネイビーのレザー製の一人掛けソファ+オットマン、フロア照明をレイアウトし、読書スペースを作った例。
レトロな色合いが素敵!
写真の撮り方なのか?
寝転べそうなくらい長いソファとオットマンに見えます。
ブルーの円形ラグの上に茶色のレザー製ハイバックソファを置き、前にスツールをレイアウトして、ホワイトのフロア照明をコーディネートした読書スペースの例。
この読書スペース、おしゃれ過ぎっ!!
ソファ、スツール、ラグの色をしっかり考えてカラーコーディネートすると、こんなに素敵になるなんて…。
3.【2畳~4畳半】読書スペースとインテリア例
一人掛けソファ+フロア照明、一人掛けソファ+オットマン(フットスツール)の組み合わせに本が置けるサイドテーブルをプラスする場合は、最低でも2畳。更にゆとりを持たせるなら、それ以上のスペースが必要です。
一人掛けソファ+フロア照明+サイドテーブル
グレーの一人掛けソファをリビングの中央に向かってレイアウトし、横の壁に沿ってテーブルランプを乗せた木製チェストをレイアウトした例。
チェストの上に置いたテーブルランプの明かりを読書にも活用するアイデアがナイス!!
床に大きな照明器具を置くのに抵抗がある方は、こういう明かりの取り方もありですよ。
寝室のコーナーにグレーの一人掛けソファ、シルバーのガーデンスツール、シルバーのフロア照明をコーディネートした読書スペースの例。
ガーデンスツールをサイドテーブルに使うアイデアは、海外でよく見られるインテリア手法です。
日本で、こんな格好良いガーテンスツールをすぐに見つけられないのがネックですが…。
ピンクの大きめの一人掛けソファを窓辺にレイアウトし、屋外に置くような大理石調のスツールをサイドテーブル代わりにコーディネートした例。
リッチなインテリアの作り方が素敵♪
一般的な一人掛けソファよりも、幅が1.5倍くらいありそうなソファはゆったり座れて心地よさそう♪
茶色のハイバック一人掛けソファにウッドテーブル&ホワイトのフロア照明をコーディネートしたリビングにある読書スペースの例。
レトロなカラーとシルエットが格好良い!!
壁に海の写真のアートを飾り、ウッドテーブルの上に貝のオブジェをさりげなく飾るインテリアの作り方も参考に。
一人掛けソファ+オットマン+フロア照明+サイドテーブル
パーソナルチェア(一人掛けソファ)の大定番!イームズのラウンジチェア&オットマンを使ったインテリア例を2つ。
掃き出し窓に向けて、イームズのラウンジチェア&オットマンをレイアウトし、左側にイームズのワイヤーベースサイドテーブル、右側にアルネ・ヤコブセンのフロアランプと、オールデザイナーズ家具でコーディネートした読書スペースの例。
こんなインテリア憧れます!!
が、スペースの余裕がないとこのラグジュアリーさは演出できなさそう。
イームズのラウンジチェア&オットマン、木をクネっと曲げたようなデザインのサイドテーブル、大きなフロアランプをコーディネートした読書スペースの例。
打って変わって、こちらはロッジの中のような温かい雰囲気のインテリア。
イームズのラウンジチェアは、どんな内装の部屋に置いても、インテリア全体に高級感を演出してくれます。
寝室のコーナーにペイズリー柄の一人掛けソファ&オットマン、エレガントなフロア照明、コンソールテーブル+ミラーをコーディネートした読書スペースの例。
心身を落ち着かせる場所に相応しいコーディネートですね。
このカラー&柄使いなら、読書して3分もたたないうちに睡魔が襲ってきそう。
茶色&ベージュのレトロなストライプ柄の一人掛けソファ&オットマンに茶色のフロア照明とウッドスツールをコーディネートした読書スペースの例。
落ち着きのある茶色を使ったコーディネートがおしゃれ♪
程よい温もりもあるカラーコーディネートは、人が集まるリビングの一角に読書スペースを作る時に参考にすると良さそう。
リビングのコーナーにホワイト地にブルーのパターン柄の入った一人掛けソファとブルーのオットマンをレイアウトし、足が木の根っこみたいなデザインのサイドテーブルをコーディネートした読書スペースの例。
マリンをテーマにした読書スペースの作り方です。
ただ本を読む場所として椅子とテーブルを置くのと、テーマ性を持たせるのとでは、インテリアの選ぶ家具のデザインや色が変わってきます。
この事例のように、テーマを元にコーディネートするように心がけると家具の選定もスムーズに行きますよ。
4.【4畳半以上】読書スペースとインテリア例
一人掛けソファ、フロア照明、オットマン、読んでる最中の本を置けるサイドテーブルに、本棚をプラスする場合や一人掛けソファを2台レイアウトする場合は、4畳半以上のスペースが必要になります。
一人掛けソファ+オットマン+フロア照明+サイドテーブル+本棚
上図のような大きな本棚を置くスペースが無いという場合は、省スペースな本棚を活用する方法もあります。
デザイン性の高い本棚を使った事例をまずは2つ紹介。
ラダーシェルフを本棚代わりにした読書スペースの例。
壁に梯子を立てかけた例ですが、ラダーシェルフで検索すると、本棚として使える踏み台が大きな既製品も売ってるので、気になる方は探してみて下さいね。
一人掛けソファの横にタワー型の本棚をレイアウトした例。
本1冊分のスペースがあれば置けるコンパクトなブックシェルフです。
これなら、狭い一人暮らしの部屋でも、快適な読書スペースが作れそうですね。
続いては、上図よりも大きな本棚をレイアウトした読書スペースの事例を2つ。
奥行き40cm、幅120cm程度の本棚の前に、茶色のレザー製の一人掛けソファ&オットマンをレイアウトした読書スペースの例。
本棚に向かって座る家具のレイアウトの仕方が変わってる!
私だったら、写真奥のコーナーからこちらを向くようにソファを置くかな?
床から天井まである本棚の前に一人掛けチェア&オットマンをレイアウトした寝室の読書スペースの例。
サイドテーブルの箇所だけ本棚が無いのでオーダー家具かな?
手前にある座り心地が良さそうなチェアは、エーロ・サー・リネンのウームチェアです。
ちなみに、この部屋の本棚の全体像は、こんな感じ。
「どんだけ本が好きなの!?」というくらい圧倒的な量に驚きです。
一人掛けソファ×2+テーブル
まずは、腰窓の前を活用した2人用読書スペースの事例を3つ。
腰窓の前に一人掛けソファを対面式にレイアウトし、左右対称にフロア照明とサイドテーブルをコーディネートした例。
応接間のような堅苦しい読書スペースの事例ですが、ソファ、フロア照明、サイドテーブルを2個ずつ買ってシンメトリーにレイアウトする方法は、インテリアを素敵に見せる基本中の基本です。
コーディネートに自身が無い方は、この手法を頭に入れて真似するように意識すると、センスの良いインテリアが自然に作れるようになってきます。
出窓スペースにブルーの一人掛けソファのハの字にレイアウトした読書スペースの例。
カウハイドラグを床に敷いたファッショナブルなインテリア!!
夫婦、恋人同士で仲良く本を開いている姿が目に浮かんできます。
1個前と同じく出窓スペースにハの字に一人掛けソファをレイアウトした2人用読書スペースの例。
こちらは打って変わって、重厚感のあるインテリアです。
ここは階段の踊り場になってるのかな?
日本の狭い家では作ることが不可能なので、憧れます!!
続いては、本棚+一人掛けソファの2人用読書スペースの事例を4つ紹介。
茶色のレザーチェアをハの字にレイアウトし、ファブリック製のスツールとカボチャみたいなデザインのパッチワークプフをレイアウトしたリビングの例。
本棚に色ごとに本を並べるアイデアが素敵!!
ハードカバーの本をたくさん持ってる方なら、すぐに真似できそうですね。
同じデザインのハイバックな一人掛けソファをハの字にレイアウトし、間に円形のテーブルをコーディネートした読書スペースの例。
ソファの背面に本棚があるので、部屋の大きさは4畳半程度。
ソファと本棚の距離が近いので、左手奥の本の出し入れがしにくいかも…。
グレーの一人掛けチェアをハの字にレイアウトし、間にテーブル兼本棚をレイアウトした例。
グレー×オレンジのカラーコーディネートがおしゃれ♪
回転式の本棚は、vintage spool side table by RH。
似たようなデザインの本棚は、日本の通販でも簡単に見つけることができそうです。
壁2面が全部本棚になった仕事部屋の例。
コーナー部分にハイバックな一人掛けソファを置いて、モロッコプフを2個重ねてオットマン代わりに。
最後に、専用のソファやチェアを使わずに、リビングソファを上手に活用して読書スペースを作った例を1つ。
リビングの壁一面に床から天井までの大きな本棚を置き、手前にコーナーソファをレイアウトしたリビングの例。
ソファの一部しか映ってませんが、全体像はこんな感じ。
ソファの背もたれのない側と本棚を平行にレイアウトすることで、寝そべって本が読める読書スペースとして活用してあります。
こんな長いカウチソファを探す方が難しいかもしれませんが、これなら、リビングのメインソファと別に一人掛けソファを買う必要も、そのスペースをわざわざ確保する必要もないですね。
「憧れの読書スペースが、わずか半畳で実現するなんて想像もしてなかった!!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
事例の中では敢えて説明しませんでしたが、おしゃれだと感じる読書スペースには、たいてい壁にアートや写真が飾ってありました。
壁にひと手間加えるインテリアは、ソファやテーブル、照明器具のデザインにこだわるだけでは実現不可能な特別感を演出してくれるので「1枚だけでもプラスする必要があるな~。」としみじみ。
早速、リビングの家具を移動して、半畳スペースを確保したいと思います。