このサイトでは、豊かな住まい作りのヒントとなるインテリア関連のメーカーやブランドをたくさん紹介していますが、今回紹介するのは、ドイツのブランド(メーカー)です。
インテリアに関係なく、ドイツと聞いて、何を想像しますか?
学生の頃、第二言語に独語を選択し、エーデルワイス(歌)をフルドイツ語で覚えたにも関わらず、真っ先にベンツを思い浮かべてしまったミーハー人間な私。
家具=ドイツという印象が無かったので、イメージする家具もデザイナーも出てこなかったのですが、ドイツ発の家具ブランドは、歴史を感じる北欧っぽいもの、キュートなもの、モダンデザインなど様々。
モダン家具ブランド【日本購入可】心ときめくコーディネート実例43選でも、チラッと紹介したのですが、改めて6メーカーの特徴とインテリアコーディネート例をピックアップしていきます。
ドイツ家具メーカー6ブランドとコーディネート実例-目次
1.ADELTA(アデルタ)
公式サイト:ADELTA
日本語公式サイト:ADELTA JAPAN
ショールーム:愛知県刈谷市今川町花池53番地
BUBBLE CHAIR by Eero Aarnio(エーロ・アールニオ)
ゆら~りユラユラ。見た目に可愛いハンギングチェアがある風景22選でも紹介したBUBBLE CHAIR(バブルチェア)は、透明な半球体で、インテリアを格上げするのに最適なアイテム。
天井吊り仕様と支柱仕様(ハンギング)があり、耐荷重は100kgなので、大人が乗っても大丈夫!!
ソファ×2セットとガラス製リビングテーブルを置いたシンプルなリビングの天井からバブルチェアを吊り下げた例。
宇宙っぽい雰囲気がたまりませんね。
キッチン横の読書スペースの椅子にバブルチェアを使った例。
黄色の壁にオープン棚を斜めに壁に取り付けたポップなインテリアとの相性抜群!!
1畳ほどの読書スペースを作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
リビングにバブルチェア(ハンギングタイプ)をレイアウトした例。
このタイプなら天井補強不要。
家族が集まるリビングに、こんなのがあったら取り合いになってしまうかも。
BALL CHAIR by Eero Aarnio(エーロ・アールニオ)
BALL CHAIR(ボールチェア)は、BUBBLE CHAIR(バブルチェア)と同時に発表されたパーソナルチェアです。
子供部屋に赤のボールチェアをレイアウトした例①。
小さいころ、狭い暗い場所が大好きだった私は、「こんな場所があったら、数時間こもってるかも…。」と思ってしまいました。
子供部屋に赤のボールチェアをコーディネートした例②。
ボールチェアの内装色に合わせた赤のラインのラグ、デスク兼収納家具の赤の背板など、カラーコーディネートがセンス抜群!!
赤の内装のボールチェアに赤のフロアランプをコーディネートした階段下の例。
天井が斜めになったデッドスペースになりやすい階段下を上手く活用した事例です。
ボールチェアは、幅1100mm 奥行980mmなので半畳ほどのスペースがあれば置けます。…が、正規品は100万円近くします(汗)。
PAIMIO CHAIR by Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)
PAIMIO CHAIR(パイミオチェア)は、木(カバ)で作られたパーソナルチェアです。
写真の左手前にある曲線の椅子が、PAIMIO CHAIR(パイミオチェア)。
ひじ掛けはともかく、座面と背もたれが一体になったクルンと曲がったところまでも木だなんて、見ただけではわからないですよね。
この椅子は、ニューヨーク近代美術館に展示されています。
NO. 611 by Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)
NO. 611は、木(カバ)と麻を組み合わせた温かみを感じるチェアです。
インテリアに造詣が深くない方でも、「見たことある」と思うかも。
ナチュラルブラウンの長方形のダイニングテーブルにNO. 611を6脚コーディネートしたダイニングの例。
光沢のある木製の長方形のダイニングテーブルにNO. 611を6脚コーディネートしたダイニングの例。
編み込まれた黒の麻の陰影が素敵!!
一脚7万円する椅子ですが、“本物に触れる”、“一生もののつもり”という意味で、ダイニングにコーディネートしてみたいです。
2.ClassiCon(クラシコン)
ClassiCon(クラシコン)は、1990年に創業した比較的新しいブランドです。
女性インテリアデザイナー、アイリーン・グレイ(1878-1976)の製品やモダンクラシックデザインの家具が中心。
公式サイト:ClassiCon
日本語サイトはありませんが、ClassiCon(クラシコン)の製品は、日本の家具通販サイトで購入できます。
クロムメッキの支柱にレザーを被せたチェアをダイニングテーブルにコーディネートした例。
後姿が格好良すぎるこのチェアのカラーはCognac(コニャック)。
1脚25万円overの椅子です。
ホワイトレザーのコーナーソファの端にクロムメッキの円形のサイドテーブルをコーディネートした例。
モダンリビングに合うデザイン!!
「こんなテーブル、部屋の中に置いてみたい!!」と憧れます。
天然木の長方形ダイニングテーブルに、真っ黒の変わったデザインのチェアを6脚、対面式にレイアウトした例。
光沢があるので、「プラスチック製かな?」と思ってたら、木なんですって!!
色は、黒の他にオーク色があります。
木製の長方形ダイニングテーブルに黒レザー+木の丸っこいチェアを4脚コーディネートした例。
シルエットが素敵♪
団らんを意識した食卓に合いそうなデザインです。
ダイニングテーブルの真上に、デザイン違いの3つのペンダント照明をコーディネートした例。
違うデザインの照明をわざと選んで、複数ぶら下げてあるのかと思ってたら、コレ、3つで1つの製品なんですって!
銅を素材してあるのでピンクゴールドが何だか可愛い♪
高さ違いでコーディネートしてあるのもポイントです。
3.hülsta(ヒュルスタ)
hülsta(ヒュルスタ)は、1940年創業。
ヨーロッパのトップシェアを誇る家具メーカーです。
最高級の木材を使った家具が主。
公式サイト:hülsta
日本公式サイト:hülsta ヒュルスタジャパン
ショールーム(東京):
ショールーム(大阪):
天然木の素材感たっぷりのTVボードとローテーブルをコーディネートしたリビングの例。
グレー色とナチュラルブラウンがこんなに合うなんて新発見!!
メーカーさんがするカタログのコーディネート例は、カラー使いがとっても参考になります。
黒のフラット扉がついた木製収納キャビネットを寝室の壁に取り付けた例。
横長&宙に浮いたようなデザインが格好良い!!
ハンギングタイプの家具は、フロート収納&フロートTVボード-浮いたデザインが熱い!厳選29実例でも紹介したのですが、床面より高い位置に家具を取り付ける技、一度は挑戦したいものです。
ホワイトのフラット扉のTVボードとローテーブルをコーディネートしたリビングの例。
これも素敵!!
写真だとわかりにくいですが、表面材も全て天然木なんだろうな…。
4.KARE(カレ)
KARE(カレ)は、個性的なデザインの家具&照明器具&インテリア雑貨が豊富なミュンヘン発のメーカーです。
おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルなアイテムが多く、サイトを訪れるだけでもインテリア脳が刺激されますよ。
公式サイト:KARE
日本公式サイト:KARE
日本国内店舗:https://www.kare-design.com/jp/ja/%E5%BA%97%E8%88%97%E6%83%85%E5%A0%B1/
ブルーのデスクに赤のチェア、赤、緑、黄色のネストテーブル(?)をコーディネートした異国情緒溢れるインテリア例。
木の枝に、可愛いシェードを取りつけたペンダント照明(Pendant Lamp Antler Flowers 6-Branched)が可愛い♪
インテリアをじゃんじゃん個性的にコーディネートしたい人には胸キュンものですね。
続いても、キュートなデザインのペンダント照明をコーディネートした事例を2つ。
どちらも、Pendant Lamp Saloon Flowers 9を天井から吊り下げた子供部屋の例。
なんちゅう可愛さ♪
高さが1m16cmあるので、2.4mの天井高の部屋に吊るすと頭に当たってしまうのが難点。
吹き抜けや3m以上ある天井ならOKかな?
リビングのコーナーに、Cabinet Harlekin White 10 Drawersをコーディネートした例。
引き出しの色が、グリーン、オレンジ、イエロー、赤、水色と、とってもカラフル!!
写真ではわかりにくいですが、アップで見ると、手でペントしたように、端がかすれているんですよ。
カラフル&レトロなキャビネットは、リビングに置いて見せびらかしたい!!
Chair Econo Very Britishを4セット、コーディネートしたリビングの例。
KAREのマルチカラーのチェアは、上記の他に色違い&デザイン違いバージョンも。
こ、この椅子、欲しい…。
見てるだけで、心がトキメイテしまいます。
KAREの家具、照明、インテリア雑貨をコーディネートしたダイニングの例。
ギャー!!可愛い♪
一人暮らしをしてた頃に、このブランドを知ってたら、絶対に買ってた…。
引き出し、1個1個の柄が違うキャビネットなんて、他にはない気が…。
上記の他に、個性的なキャビネット達を見てみたい方は、こちら。
5.THONET (トーネット)
THONET (トーネット)は、曲木技術で作った椅子を量産することに成功した1819年設立の会社です。
公式サイト:THONET
日本専用の公式サイトや通販サイトはありませんが、THONET (トーネット)のチェアは、家具通販サイトで入手可能です。
曲線が美しい黒の木製チェアを6脚コーディネートしたリビングの例。
150年以上前にデザインされた椅子が、現代の住まいにもマッチしているなんて感慨深いです。
背もたれ部分も木のみなので、向こう側が見え、空間が広く見えそうな気がします。
続いては、背もたれからアームに掛けてのシルエットが美しい椅子をコーディネートした事例を2つ。
こちらも100年以上前からあるデザイン。
木のぬくもりを生かしつつ、美しい曲線を描いた椅子は、ダイニングだけでなく、仕事部屋の椅子としても。
モダン、レトロ、ナチュラル…とどんなテイストのインテリアにも合いそうですね。
6.ROLF BENZ (ロフ・ベンツ)
ROLF BENZ (ロフ・ベンツ)は、1964年創業。
ソファを中心としたホームファニチャーの家具メーカーです。
公式サイト:http://www.rolf-benz.com/
日本語サイト:http://www.rolf-benz.com/ja_JP/
日本専用の公式サイトや通販サイトはありませんが、ROLF BENZ (ロフ・ベンツ)のソファは、家具通販サイトで入手可能です。
レザー製のホワイトのコーナーソファをレイアウトしたリビングの例。
「座面の両サイドにあるのは枕?」と一瞬思いましたが、ひじ掛けですね(笑)。
ソファの上にゴロンとなるのが好きな私は、このデザインに惹かれます…。
1個前と同じシリーズのソファのブラウンバージョン。
1個前の事例では気づきませんでしたが、背もたれの後ろに奥行き10cmくらいの板がまわしてあるんですね。
こういうデザインのソファって、他では見ない気が…。
ダークグレーのコーナーソファをコーディネートしたリビングの例。
何コレ!?
めちゃくちゃ座り心地が良さそう♪
頭まですっぽりホールドしてくれる高い背もたれは、リラックスするのに最適です。
ネットで椅子やソファだけの写真を見るのと、実際のお部屋にレイアウトしてあるのとでは、受ける印象も違ってきますね。
私の一番のお気に入りは、KAREのペンダント照明。
何回かインテリア事例で見かけたチューリップの束を逆さまにしたようなデザインの照明器具は、お部屋全体をポップな印象にしてくれる気が…。先日、模様替えをした仕事部屋につけてみようかしら…。