定期購読している雑誌、クレジットカード会社から送られてくる情報誌など、雑誌の置き場所に困った経験はありませんか?
実は、現在の我が家のリビングがそんな感じ。
今まで雑誌と言えば、週刊誌をたまに読む程度だったので、「読んだら捨てる」をモットーに生活空間に置かない生活をしてきたのですが、昨年あたりから、世界の美しい風景写真が載った旅行情報誌やインテリア系の雑誌などを購入する機会が増え、これらの置き場所に困ってる状態です。
単行本やカタログは、仕事部屋や寝室の本棚にinしているんですが、まるで写真集のような美しい雑誌の数々は、
- 目の届かないところに置くのはもったいない
- 本棚にしまってしまうと2度と見ない気がする
という理由で、リビングやダイニングに放置しています。
が、いくら表紙が素敵でも、決して見栄えが良いものではありません。
マガジンラックを置くという方法もあるのですが、これは単純過ぎて面白くない。
できることなら、目につく場所に、おしゃれに置きたいと考えている今日この頃、20冊以上ある雑誌の数々をインテリアに溶け込ませる方法を模索していきたいと思います。
1.積み重ねて台にしてしまう
「積み重ねる?」
「それって、単に置いてるだけなのでは?」
と思われるかもしれませんが、この雑誌の置き方は、ちょっぴり発想が違います。
床やテーブルの上に、ただ重ねて置いてあると「片付いていない」という印象になってしまいますが、重ね方を意識したり、雑誌以外のインテリア雑貨をプラスすることで、インテリアの中に雑誌が溶け込んでいるという雰囲気を演出します。
ベッドサイドに置いたミニチェストルの上に同じサイズの雑誌を10冊積み上げ、上にベージュの鉢に入った観葉植物を飾った例。
葉が下に垂れるタイプの観葉植物を上手く活用したアイデアです。
チェストの上に植物を直接置くと、垂れた葉が引き出し開閉の邪魔になってしまいますが、雑誌で高さを作ることによって使いにくさを回避。
蔓が伸びてきたら、雑誌を1冊ずつ足して対応できるというメリットも。
TVボードの空きスペースを使って同じようなインテリアが作れそうですね。
同じサイズの雑誌を積み上げた15cmほどの高さの塊を4つ作り、上にインテリア雑貨を載せて、TVボードの上に等間隔に並べた例。
10冊で高さ10cmほどなので、TVボードの上に50冊ほど雑誌が置いてある計算なのに、全く乱雑に見えない…。
壁掛けTVじゃないと、似たような置き方は難しいかもしれませんが、高さ・幅・間隔の3つを揃えることで“美しい”印象が作ってあります。
凹んだ壁スペースに雑誌を10冊ずつ積み上げた塊×7個を作り、上に黒の額縁入りのアートを置いた例。
なるほど。
雑誌が単に並んでるだけだと「置き場所が無かった」という印象が強くなりますが、上にアートを置くことで家具っぽい印象に!
アートと雑誌を組み合わせる方法には、下のようなアイデアも。
同じテイスト&黒の額縁入りのアートのサイズ違いを壁に立てかけ、手前にブリキの箱を置いて、上に雑誌を積み上げた例。
雑誌置き場というより、ディスプレイっぽい!!
ただし、フローリング部分は大きく見える方が広々とした印象になるので、スペースに余裕のあるお部屋で真似した方が良いです。
リビングテーブルの大きさに合わせて、雑誌を縦3列横3列に積み上げ、上にインテリア雑貨を置いた例。
まるで本屋さんの陳列みたい…。
未だかつて「雑誌をこんな風に置こう!」と思ったことが無かったので、この見た目は衝撃的!!
2.引っ掛ける
「雑誌を引っ掛ける」
この言葉を聞いて、どんな姿か想像できた方は、かなりのインテリア好きさんかも。
雑誌を開いて、某に被せるこのアイデアは、おしゃれなファッション誌で真似すると雰囲気が出ます。
ハンガー
壁面におしゃれなワイヤーハンガーを等間隔に3つぶら下げ、ELLE、VOGUEを1冊ずつ引っ掛けた例。
雑誌は重いので、フック&ハンガーの耐久性を気にする必要がありますが、こんな雑誌の収納例初めて見ました…。
数冊しか収納(飾る)できませんが、見た目のセンスが抜群です。
六角形のオープン棚に銅のハンガーを引っ掛けて、開いた雑誌を引っ掛けた例。
雑誌の重みでハンガーが床に落ちてしまうのでは?と心配になってしまいますが、このアイデアはおしゃれ過ぎる!!
1個前&この事例のハンガーは、北欧家具ブランドHAYのHANG。日本の通販サイトでも取り扱ってるところがあるので、気になる方は“HAY hanger”で検索してみて下さいね。
ラダーシェルフ
ホワイトのラダーシェルフにインテリア雑誌を2冊引っ掛けた例。
踏み台の奥行きがあるラダーシェルフでは実現不可ですが、踏み台が縦長になったタイプならOK!!
タオル掛けに使えるラダーシェルフを探せば、雑誌も掛けられます。
茶色のヴィンテージ風のラダーシェルフにインテリア雑誌2冊とストールを引っ掛けた例。
このタイプもたくさんの雑誌を掛けることはできませんが、見た目の綺麗さは言うことなし!!
ステンレスバーorワイヤー
ニッチ棚の端から端にワイヤーを通し、ファッション雑誌とインテリア雑誌を4冊引っ掛けた例。
インテリアによく使う紙ひもの場合は強度が心配ですが、ワイヤーなら思い雑誌にも耐えてくれそう!!
この事例を見ていて、「IKEAのDIGNITETカーテンワイヤーを使えば似たようなのが作れるのでは?」と、ふと。

ポストカードやフライヤーを使ったディスプレイに使えるDIGNITETカーテンワイヤー
3.表紙を表にして並べる
雑誌の顔と言えば、表紙!!
雑誌の表紙を表に向けて収納する方法は、背表紙が手前に来る形の差し込む収納では実現できない格好良さがあります。
また、週刊、月間、隔月など、定期的に発売されている雑誌はデザインが同じなので、並べているだけで「綺麗」という印象も。
横に並べる
2人掛けダイニングテーブルセットを壁面にぴったりとくっつけて、上部に横長のカゴタイプのマガジンラックを取り付けた例。
こ、これは可愛い上におしゃれ♪
雑誌のストッパー部分の高さが揃ってないのが逆に良い!!
縦に並べる
キッチンキャビネットの側面に、箱型のポケットを4つ、等間隔に縦に取り付け、雑誌を収納した例。
引き出しみたいな取っ手が可愛い♪
「家具の側面を利用して同じような雑誌収納が作ってみたい。」と思った方は、家具の側面に使われている木に芯材が入ってるか要確認です。
縦に3冊雑誌が収納できるホワイトのワイヤーラックをキッチンカウンター横の壁に2つ並べて取り付け、Donna hay、Jamie Oliverのレシピ本を収納した例。
左側と右側にレシピ本を分けて収納してあるので、揃ってる感がします!
スイーツのレシピ本なら可愛い雰囲気が出せそうですね。
縦に雑誌が3冊収納できるスチール製のマガジンラックをデスク横の壁に取り付けた仕事部屋の例。
この収納はIKEAのSPONTANで、お値段何と1499円!!
先ほど3冊と書きましたが、受けの部分の奥行きがあるので、薄い雑誌なら2、3冊収納できるみたい…。
それでも足りないという場合は、横に同じラックを並べるのも一つの方法です。(下の写真参照)
横2冊、縦3冊雑誌が入るポケット型のマガジンラックをソファサイドの壁に取り付けた例。
このラック、取り出し口が手前に傾いてるので使い勝手が良さそう!
ソファを壁にぴったりくっつけて、その上に雑誌が収納できるレイアウトは本棚では不可能なのでアイデア勝ち!!
壁を傷つけても良い狭いリビングで真似すると良さそうですね。
縦&横に並べる
縦横3冊ずつ、計9冊の雑誌を収納できるホルダー型マガジンラックを壁面に取り付けて、格好良い雑誌を飾った例。
表紙が丸見え状態になるので、どんな雑誌を入れるかは厳選する必要がありますが、これなら場所を取ることなく重い雑誌を収納できますね。
横3冊、縦3冊が入るストッパー付き雑誌収納を床から45cmほどの高さの壁面に固定し、ペールグリーンでペイントした例。
壁上部のシェルフ&チェアサイドのトランクも同じ色にペイントしてあるので、まるでお揃いの家具みたい♪
DIYが得意な方なら、一度は真似てみたい色調かも。
4.バスケットに入れてテーブル(家具)の下に置く
かさばる上に、重さがある雑誌類。
しかも雑誌の表紙は、ツルンとした綺麗な紙質なので、重ねて置くと、ちょっと触れただけで雪崩が起こることもしばしば。
そんなイライラを解消するのは、バスケットに収納すること。
雑誌inバスケットは、テーブルの下に収納することも可能なので、本棚やマガジンラックが置けない部屋に最適です。
浅めの正方形のバスケットに雑誌を入れて、ソファサイドの床に置いた例。
雑誌の山が床の上に直接あると、掃除の時になぎ倒してしまうこともありますが、この収納の仕方なら掃除や移動も楽ですね。
取っ手付のワイヤーバスケットに、インテリア雑誌を山積みにして入れた例。
窓際、ダイニング、リビングなど、雑誌を読みたい場所に移動させるのも楽々♪
無造作に床に置いてある姿も絵になります。
正方形のバスケットに雑誌を山積みにして入れ、リビングテーブルの下にinした例。
床に直に座る癖のある方は、リビングテーブルの下に足を入れるスペースを確保しておく必要がありますが、そうでない方は、基本的にこの部分は空洞ですよね。
そこを上手く活用すれば、20冊くらい雑誌が収納できそう!
よく見かける本棚付のリビングテーブルよりもスッキリとした印象も。
ワイヤーバスケットにカラフルな雑誌を入れて、コンソールテーブルの下に収納した例。
花が表紙の雑誌をわざと手前に置いて、花が飾ってあるかのような雰囲気を出す演出が憎い!
テーブルの下段だけを切り取った植物+雑誌+植物のシンメトリーレイアウトは、TVボードの上やダイニングテーブルの上で真似しても良さそう。
リビングテーブルの上に、取っ手付の浅い正方形のバスケットを置き、雑誌を2列に並べた例。
右側のベンチの下にもバスケットがinしてあり、中に雑誌が。
ソファの足元に雑誌を置くのって、意外と盲点!?
我が家のダイニングソファの下を見てみたら、当然ながら下がスカスカだったので、ここを上手く活用しようかと思案中です。
5.おしゃれなマガジンラックにしまう
「やっぱり最終的には既製品に落ち着くのね…。」と思われるかもしれませんが、通販で手に入る安いものではなく、デザイン性の高い雑誌収納を使えば、リビングやダイニング空間にあっても違和感なし!?
等間隔にバーが10本ついたマガジンラックをリビングのコーナーに置いた例。
2項目目で紹介した“引っ掛ける”雑誌の収納の仕方がたくさん出来るデザインです。
雲と言う名前がついた円形に穴が空いたシェルフをリビングの窓際にレイアウトし、穴部分に雑誌を収納した例。
美術作品みたいなシルエットが素敵♪
モダンなリビングに合いそうですね。
板を張り付けて作ったシンプルなデザインの真っ赤なマガジンラック。
この家具はDIY作品だそう。
雑誌を入れる場所の背中部分が手前に傾いているので取り出しやすそうですね。
キャスター付きのワゴン型マガジンラック。
まるで農機具のミニチュアみたい♪
子供のおもちゃのようにハンドル部分がついているのも面白いです。
雑誌一冊分のスペースに置ける背の高いマガジンラック。
この手のラックは省スペースに置けるメリットがあるのですが、家具やソファを部屋のコーナーにぴったりとくっつけてレイアウトしている場合は、一番下の棚板をもう少し上に上げるか、棚板が外せるデザインでないと、置くのが難しいんですよね…。
木箱を4個くっつけて、キャスターをつけたインダストリアルなマガジンラック。
この古さがたまりませんっ!!
が、リビングテーブルとして使うには大きすぎるかも…。
いかがでしたか?
表紙が綺麗な雑誌は、本棚にしまってしまうより、見せた方が断然おしゃれだと感じませんでしたか?
我が家の場合、床置きの雑誌収納を置くスペースは無い。
なので、“リビングテーブルの上に積み上げる”“壁にフック+ハンガーで吊り下げる”“バスケットに入れてソファの下に隠す”のどれかかな?
そんなことを考えながら収納アイデアを見てたのですが、
- 壁を使うと雑誌の冊数が無い時は間抜けなことになる
- ソファの下は、掃除の時いちいち避けるのが面倒
ということで、下のアイデアを採用することに。
バスケットに入れるのもありですが、こちらの方がヴィンテージ風で格好良い!!
TV、エアコン、AV機器のリモコンも綺麗にしまえるので一石二鳥かも。