キッチンやチェスト、チェアなどの木製家具をはじめ、床や壁などの構造体の色を変えたいと思ったことはありませんか?
今注目のDIYの中で、これらの色を簡単に塗り替えることができると話題なのが“アニースローンのチョークペイント”です。
先日、特集したトランク事例の中でも、真っ白に塗ったものを紹介しましたよね。
アニースローンのチョークペイントは、ただ単にペンキで色をつけるのではなく、2つ以上の混ぜたり、色を塗り重ねたりすることで、ヴィンテージ風、レトロなど、シャビーな塗装もできるのが魅力です。
って言われても「はぁ?」って感じですよね?
どんな塗装なのかは、実物を見れば一目瞭然。
という訳で、今回はアニースローンのチョークペイントで家具に色を塗った事例を紹介していきましょう。
どんな材料を混ぜているかわかる例には写真の下に材料名を記載しているので、DIYで塗り塗りしたい方は参考にしてみて下さいね。
「アニースローンって何?」という方やどんな風に塗るのか気になる方はアニースローンの公式ホームページを参照して下さいね。
チョークペイント実例-目次
フレンチ&框扉のキャビネットがシャビーに!キッチン実例
アニースローンのチョークペイントの実力を発揮できるのは、フラットな扉よりも、フレンチや框付扉かな?
例えば、この写真。
角の塗装が剥げ、もう何年も使ったかのような味が出ていますが、これチョークペイントで仕上げたものなんです。
こんな風に、キッチンキャビネットを全部塗ってしまった例を見ていきましょう。
チョークペイント:オールドホワイト
写真が暗くてわかりにくいかもしれませんが、ホワイトのキャビネットは最初に紹介した写真のように所々かすれた箇所があります。
綺麗に塗装されたキャビネットも素敵ですが、この剥げた感じがDIYならではですね。
チョークペイント:オールドホワイト
ワックス:ダークソフトワックス
さっきと同じ色を使っているのに、このアンティーク感!
ワックスの掛け方で、こんな味わい深い色合いが出せるなんて!!
チョークペイント:オールドホワイト
同じくオールドホワイトを塗ったキッチンキャビネット。
この写真が一番色の感じがわかりやすいかも。
框付の扉って、DIYするのに適した材料ですね。
我が家はフラットタイプなので、こんな味わいは出せない気がします…。
チョークペイント:ダックエッグブルー
キッチンの横にある背の高いキャビネットに塗った例。
ホワイトのキャビネットも良いけど、ダークなブルーも素敵!!
キャビネットごとに色を変えるという方法もありかもしれませんね。
チョークペイント:パリスグレー
全体的にグレーに色を塗り替えたキッチンキャビネット。
これはさっきのパターンと逆で、キッチン部がグレー、背の高いキャビネットはプレーンなホワイトのパターンです。
私は、1個前の方が好きかも。
チョークペイント:シャトーグレー(アイランドの背面)
ブラウザによっては、ブルーに見える方がいらっしゃるかもしれませんが、この色はシャトーグレーです。
歴史を感じさせる色合いが素敵!!
キッチンはホワイトなのに、この部分だけ色を変えるという技も良いですね。
チョークペイント:グラファイト
低予算でリフォームする為に、キャビネットは既存のものの色を変えるという手法でコストダウン。
仕上げにワックスを使わず、Modern Masters Dead flat varnishを使ってコーティングしてある様子。
1個前の事例もそうですが、キッチンカウンターの背面だけ違う色にするのってお洒落ですね。
チョークペイント:オールドホワイト(キッチン)&ダックエッグブルー(アイランド)
これもキッチン本体と離れたところにあるアイランドの色を変えた例。
今までの事例の中で、一番プレーンな塗り方かも。
同じ塗料でも塗り方によって、どんな風合いにでも出来るのがアニーサローンの魅力ですね。
チョークペイント:フローレンス
何と鮮やかな水色!(グリーン?)
ところどころ黒っぽく見える塗装の仕方が雰囲気抜群ですね。
カップボードに使ってみたい色です。
リフォームしなくても簡単に色チェンジ!古い感じが何とも素敵なダイニング実例
ダイニングにある家具と言えば、食器棚、チェスト、ダイニングテーブルセットなどですよね。
これらを塗り塗りした事例を紹介していきますが、まずは、キャビネットの事例を4つ。
チョークペイント:パリスグレー&オールドホワイト
清潔感のある優しい色!
グリーンをアクセントにしたキャビネット上のディスプレイと相性ばっちりですね♪
新しく家具を買い替えるのは大ごとですが、色を塗り変えるだけでも、おしゃれなインテリアを実現できるのが実感できますね。
チョークペイント:オービュッソンブルー
素敵な色!!
真っ青なキャビネットを探すより、色を塗った方が早い(笑)
色を上から塗っても新品のような艶があるのも嬉しいですね。
チョークペイント:パリスグレー&パロマ
アンティーク家具みたいなグレーの食器棚。
この家具は、アンティークショップで安く購入し、元々の色は、ナチュラルな茶色。
それを上からペイントして、この雰囲気に仕上げたのだそうです。
チョークペイント:グラファイト
レンガ壁の前にあるキャビネットをダークな色に塗り替えた例。
我が家もそうですが、今まで真っ白だった壁紙を柄物に張り替えると、家具の色やデザインが合わなくなってしまうことがあるんですよね。
そんな時は、家具の色を塗り替えて調和させる方法も。
ダイニングの壁紙をレンガ調に張り替えた時に使えそうなコーディネートです。
続いて、キッチン&ダイニングアイテムを塗り替えた例。
チョークペイント:オールドホワイト
トレイワゴンを味のある雰囲気に塗り替えた例。
どこかのヴィンテージショップで入手したかのような雰囲気を自分で作れるって楽しそうですよね。
最後に、ダイニングセットや部屋全体を塗り替えた例を2つ紹介。
チョークペイント:カントリーグレー
クラシックなダイニングテーブルセット。
こういうダイニングテーブルセットって大抵、濃いブラウンで売られているような気がします。
デザインは好きだけど色が気に入らないという場合は、こんな風に塗り塗り…。
このアイデアを知ってるのと知らないのとでは、家具選びにかける時間も変わってきますね。
床、ダイニングチェア、ペンダント照明のフレームをペイントした例。
カラーコーディネートが素敵なダイニングです!!
家具だけでなく、部屋にあるものを全部塗り替えて、雰囲気をガラリと変えてしまうのも一つの方法ですね。
新しい家具がヴィンテージに変身!シャビーなリビング実例
チョークペイント:オールドホワイト&ココ&クリアワックス&ダークワックス
オールドホワイトを塗り、その上から軽くココ、その後、クリアワックスを塗って、最後にダークワックスで仕上げた例。
4つの素材を重ね塗りすることで味わい深い色合いを出したリビングキャビネットです。
ろうそくを立てたようなデザインのシャンデリアと雰囲気が合ってますね。
チョークペイント:プロヴァンス&フローレンス
リビングの窓下にある、パッと目を引くブルーのキャビネットがペイントしたもの。
ソファの後ろにある大きなミラーのフレームと雰囲気が合ってて素敵!!
チョークペイント:イングリッシュイエロー
ソファの向こう側に見える3枚扉のキャビネットがチョークペイントで塗り替えた家具。
黄色を使えば、無垢の突板を張ったような重厚な雰囲気に。
色が少し暗いので、イングリッシュイエローに何かの色を混ぜてあるような気がしますが、木目の家具を塗り替えるのに良さそうな色です。
チョークペイント:オールドホワイト
廃材で作ったすのこみたいなデザインのコーヒーテーブルにキャスターを取り付け、チョークペイントで塗装した例。
板が組み合わせてある部分が黒く剥げたようになっていて、ヴィンテージ感が漂っています。
DIYでこんなのが作れたらなぁ~。
チョークペイント:オールドホワイト&ソフトワックス
これは、まさかのピアノを塗装したパターン。
「100年くらい前のピアノです。」と言われても違和感がない雰囲気ですね。
チョークペイント:オールドホワイト&ソフトワックス
味わい深いコーヒーテーブル!!
まさにシャビーと言った印象のリビングです。
テーブルの上にステンレス製のバスケットを置いて、よりヴィンテージ感を出したコーディネートも素敵!!
入口の左側にあるトランクもこの部屋のインテリアを格上げしている感じです。
チョークペイント:パリスグレー&リネン
ド・アップ写真で申し訳ないのですが、木目が擦れた感じが素敵なキャビネット。
これくらい寄った写真だと、どんな風合いになるのかわかりやすいですね。
チョークペイント:エンペラーシルク
赤を使ってヴィンテージに仕上げたドレッサー。
エンペラーシルクを塗って、布で抑えてから、クリアーソフトワックスを塗り、その上からダークソフトワックスを塗ってこの色に仕上げたそう。
最初からこの色だったかのような風合いですね。
人が立ち入らない寝室もアンティーク風に!ベッドルーム実例
チョークペイント:パリスグレー&ルイブルー
写真が暗くて申し訳ないのですが、薄暗いイメージに塗装したキャビネットの例。
寝るのにふさわしい落ち着く色合いですね。
チョークペイント:ココ&フレンチリネン
ベースにココを塗り、その上からフレンチリネンを塗り重ねたベッドの例。
こんな色のベッドって売ってないですよね?
壁もベージュで、寝室全体がフレンチカントリー♪
さっきと同じ寝室にあるチェストの例。
さっき紹介したベッドは1950年代に作られたヴィンテージものなのだそう。
それにテイストを合わせる為に、キャビネットも同じような雰囲気に。
猫脚チェストを塗装した例。
こういったデザインの家具って、真っ白なものが多いですが、これはクリームがかった優しい色合いで、可愛い雰囲気♪
「寝室に白の家具は眩しすぎる。」と言った場合に、こんな風に塗り替えるのも良さそうですね。
チョークペイント:オールドホワイト&クリアーソフトワックス&ダークソフトワックス
この組み合わせは鉄板なんじゃないかと思うくらいよく使われているオールドホワイトとワックスの組み合わせ。
エレガントデザインのチェストも、影や擦れた感じがあるだけで、ヴィンテージ感が全面に出てくるので不思議ですね。
チョークペイント:パリスグレー
ドレッサーを味わい深い風合いに塗装した例。
キッチンやダイニング、リビングなど人が集まる場所では、「暗すぎるかな?」という色合いも寝室なら、しっくりと馴染みますね。
チョークペイント:ピュアホワイト
ベッドサイドに置いたディスプレイはしごをシャビーな雰囲気にした例。
ナチュラル好きにはたまらないインテリアです!!
家具だけじゃない!!ドアを塗ってしまった実例
チョークペイント:プロバンス
真っ白な壁の中にグリーンのドアがアクセントになって可愛い♪
床がナチュラルやホワイト系の家なら、この色使えるかも!!
バスルームのドアを真っ黒に塗った例。
日本の住まいの場合、お風呂の入り口は耐水性のあるアルミドアが取り付けられていることが多いので、トイレなんかで真似しても良さそうなアイデアですね。
アニースローンのチョークペイントは、塗りやすく簡単に色を変えることができるので、海外では大人気の様子です。ちなみに紹介した色は、アニースローンのこのページで一覧を見ることができます。
我が家のTVボードも4年経過して、角の塗装が剥げてきていますが、味わいがあるインテリアには程遠い感じなので、塗り替えてみようかな?
1個塗り替えると、他の色も気になって、どんどん塗っていきそうな気がします(笑)
[追記]
我が家のダイニングテーブルをアニースローンのチョークペイントを使って塗り替えました!!
[参照元:Houzz Inc]