目から受ける暑さ寒さの影響がない為、一年中を通して使える緑。
緑は癒しの色とも言われています。
その為、住まいの中でくつろぎたい場所=リビングにピッタリの色。
「インテリアに緑を。」と聞くと、観葉植物を真っ先に思い浮かべる方も多いかもしれませんが、壁面・ソファ・クッション・カーテン・ラグなど、お部屋にコーディネートするアイテムにグリーンをチョイスする方法もあります。
また、カラーコーディネートの方法としては、「ベージュや茶色の家具と黄緑のアイテムを組み合わせてナチュラルな雰囲気を演出した部屋」が一般的ですが、他にも「黒やグレーと暗めの緑を組み合わせて重厚感や上品さを演出した部屋」や「白と深緑を組み合わせてエレガントさを演出した部屋」などもあります。
癒し、くつろぎ、やすらぎを感じる緑を使ったリビングインテリア例を見ていきましょう。
グリーンを使ったリビングコーディネート-目次
1.壁をグリーンにしたリビングコーディネート例
暑さ・寒さ、圧迫感を感じさせないグリーンは、どんな間取りのリビングにも似合います。
間仕切りの無いリビングの壁面全部を鮮やかなグリーンにした例。
緑の名前は“basil leaf(バジルの葉)”。
白の窓枠とのコンビネーションが素敵です。
壁面の上部1/5は天井と同じ白にするアイデアも参考にしたいです。
キッチン・ダイニング・リビングがひとつながりになったLDKの窓側の壁の一部を鮮やかなグリーンと暗めのグリーンにした例。
鮮やかなグリーンはダイニング横の壁、暗めのグリーンはリビング側の壁です。
くつろぎ空間のリビングには、ホワイトレザーのコーナーソファと黒×グリーンのスクエア柄のラグをon。
白・黒・緑のメリハリを感じる素敵なコーディネート例です。
リビングの短手の壁面を、薄っすらと横ラインが入った黄緑にした例。
緑の壁は“Sara Lime”という名の壁紙クロス。
緑と相性の良いピンクを使ったアートを飾る大人カジュアルなコーディネートが、とても参考になります。
4面のうち1面が窓になったリビングの壁面を暗めのグリーンにして茶色のソファとホワイトのTVボードを対面式にレイアウトした例。
ナチュラル過ぎず、ちょっぴりカジュアルな雰囲気も演出したストライプラグの使い方が素敵!
緑と相性の良い、木の質感を感じるヴィンテージ家具をリビングテーブルやサイドテーブルに使うアイデアも参考に。
ダークブラウンのフローリングのLDKのリビング側の壁面を一部だけ薄いグリーンにして、ホワイトレザーのソファをコーディネートしたモダンなインテリア例。
ソファとTVボードは光沢のあるホワイト、ラグは壁と家具の色の両方を使ったリーフ柄。
目が覚めるようなグリーンではなく、暗めのグリーンを使ってあるので部屋全体に落ち着きが感じられます。
リビングの壁を全部暗めのグリーンにして、レトロな雰囲気のベージュのソファを置き、モノクロ写真を壁に6枚飾った例。
懐かしさと安らぎを感じるおしゃれな部屋!
昔懐かしい写真ばかりを集めた壁の飾り方もとても参考になります。
ちなみに、緑の壁は“lily pad(水連の葉)”という名前のペイント材です。
リビングのソファ背面の壁を薄いグリーンにして、ベージュのソファをコーディネートした例。
クッションの色は茶色っぽいオレンジ。
ソファ、チェア、テーブルは全部黒に近いダークブラウンの木の脚で統一してあるので、どこか和風な雰囲気も感じられます。
リビングの壁面を全部、暗めのグリーンにして、ソファ、ラグを茶系でまとめた例。
このリビング、居心地良さそう!
「生活感ゼロのモダンなリビングは、常に綺麗にしておく必要があるので落ち着かない。」という方が参考にすると良さそうな、程よく生活臭が似合うコーディネート例です。
リビングの壁面を薄い青緑にして、ピンクの一人掛けソファとコーディネートした例。
明るく、可愛い雰囲気!!
これまで紹介してきた緑の壁面の部屋とは異なり、リビングを海外っぽい雰囲気にしたい場合に参考にすると良さそう。
2.家具をグリーンにしたリビングコーディネート例
リビングに置く家具と言えば、ソファですよね。
“グリーンのソファ”と聞くと、木の色をしたフローリングに馴染みやすい、黄色が混じった緑(黄緑っぽい緑)のカジアルなファブリック製ソファを連想してしまいがちですが、深緑や黒っぽい緑をしたエレガントさや重厚感があるタイプもあります。
ソファの緑の暗さににこだわって、インテリアショップを探し回ってみるのもありですよ。
また、ソファに緑を使わない場合は、ソファの前に置く家具に緑を取り入れる方法も。
深緑のファブリックソファとゴールドフレームのガラステーブルをコーディネートしたリビング例。
落ち着き、懐かしさ、上品さを感じるエレガントなインテリア。
緑のソファと木のテーブルのありきたりな組み合わせではなく、ちょっぴりゴージャスなテーブルとのコンビネーションがリビングに高級感を演出しています。
ダークグレーの壁のリビングに、エメラルドグリーンと深緑のソファ&チェアをコーディネートした例。
癒しのリビングというより、重厚感を重視したリビングといった感じ。
ヨーロピアンな印象もするラグジュアリーなリビング例です。
ベルベット素材のロールアームソファと黒×グリーンの花柄のラグをコーディネートしたエレガントなリビング例。
黒と緑のコンビネーションが美しい!!
カジュアルな家具ショップではなく、アンティークな家具を扱うショップなら、こんなデザイン&色のソファを見つけることが出来るかも。
ホワイトのレンガ壁の前に、ベルベット素材の緑のロールアームソファをコーディネートした例。
1個前の事例のソファとデザインが似てますが、こちらは、黒のライン入りのアイボリーのラグとコーディネートしてあるのでカジュアルな印象。
ゴールド素材のテーブルを木製テーブルにチェンジしても合いそう気がします。
アンティークな木製収納家具の前に、深緑のひじ掛け木製チェアをハの字にレイアウトしたリビング例。
銀食器&紅茶が似合いそう!
こんなデザインのチェアも、海外の中古のアンティーク家具を扱うショップなら置いてそうな予感です。
ライトグレーの2Pソファと緑のひじ掛け付き一人掛けソファ×2をコの字にレイアウトしたリビング例。
緑の取り入れ方が上手過ぎる!!
「リビングに緑を使おう。」と思った時、カーテンやメインのソファ、ラグなどの比較的大面積に緑を使いがちですが、この事例のようにさり気なく配色する方法もあるんですね。
緑のカジュアルな3Pソファと木製テーブルをコーディネートしたリビング例。
私達が良く目にする黄色が混じった緑のソファではなく、本当に緑。
「IKEAに品揃えがありそうな色合いだな。」と思ったら、数年前のSTOCKHOLMでした。
残念ながら、2018年現在、この色は無い様子です。
黒の壁のリビングのコーナーに、緑のレザー製コーナーソファをレイアウトし、シルバーのリビングテーブルとコーディネートした例。
何というゴージャスなリビング!
「ゴージャスなインテリアは金色を多く使ったもの」と思ってましたが、黒と緑だけで、こんなにも高級感が出せるとは驚きです。
ベルベット素材のひじ掛け付きソファと紫のクッションをコーディネートしたリビング例。
中性色を上手に取り入れたおしゃれ過ぎる組み合わせ。
この事例の緑は、ソファでよく見かける色ですが、ソファのデザインがエレガントだと、こんなにも上品な印象になるんですね。
ヴィンテージなフローリングのリビングに、薄い黄緑のフロアソファをコの字にレイアウトした例。
リビングの中心に、背の低いソファを集める配置は、こたつや座椅子生活が好きな人の参考になりそう。
ちなみにこのソファは、Ligne RoseのTOGO(トーゴ)で日本でも購入することができます。
リビングの窓際にコーナーにグリーンのバルセロナチェアを置いた例。
キッチンはナチュラルブラウンの木目、隣にあるリビングにはグレーのファブリックソファとベージュ×茶色×グレーのタイルを組み合わせたようなラグをon。
チェアがなければ、よく見かけるコーディネート例。
デッドスペースにこの色のチェアを技と置くセンスに脱帽です。
ベージュのソファの前に、黄緑のスツールを2個レイアウトした例。
このテーブル、屋外用かな?
横長のリビングテーブルをソファと平行に並べるのではなく、座ることもできるスツールを置いてテーブル代わりにするアイデアは、狭いリビングで真似ると広々とした印象を演出できそうですね。
壁面にヴィンテージな木の板を張り、グレーのコーナーソファを置いて、リビングテーブル代わりに黄緑のレザー製スツールを2個レイアウトした例。
何と格好良いリビング!
緑と木の組み合わせのヴィンテージな雰囲気のインテリアは、初めて見ました。
「木と緑を組み合わせるとナチュラルなインテリアになる。」
この考えは、今すぐ捨てようと思います。
3.ファブリックをグリーンにしたリビングコーディネート例
リビングに使うファブリックと言えば、カーテンやソファ用のクッションですね。
これまで紹介してきた壁面やソファと同様に、カーテンやクッションの緑も暗さや黄色の多さの違いで様々な表情に変化。
ダークブラウンのフローリングのリビングを黒っぽい緑のカーテンとホワイトのファブリック製コーナーソファでコーディネートした例。
暗い床色のリビングに敢えて暗いカーテンを掛けて重厚感を出すセンスが素敵!!
部屋全体が暗くなり過ぎないように、ソファに明るい色が使ってあるのがポイントです。
黄緑のカーテンとホワイトのエレガントなソファをコーディネートしたリビング例。
黄緑のカーテンの部屋なのに、カジュアルっぽさゼロ!!
クルンと丸いひじ掛けや重厚感のある鋲をたっぷり使ったデザインのこのタイプのソファは、“チェスターフィールドソファ”で検索するとたくさん出てきます。
グレーのソファに、ホワイト×緑のリーフ柄のクッションをコーディネートした例。
ベージュや木の茶色を一切使わず、黒×グレー×ホワイトのモノトーンカラーでまとめたインテリアでも、葉っぱの模様をあしらったクッションをプラスするだけで、一気に癒しがUPするのがよくわかる事例です。
ベージュのラグに、光沢のあるグレーのソファをコーディネートし、クッションに緑をチョイスした例。
青々とした葉っぱを連想させる緑。
ベージュ×黄緑の組み合わせはよく見かけますが、緑にすると重厚感がUPして見えるんですね。
ホワイトのソファに、緑×黄緑×黄色の細いラインのストライプクッションをコーディネートした例。
観葉植物が置いてある訳ではないのに、まるで植物があるかのような印象。
ソファ背面の壁に飾ってあるミラーが太陽のような雰囲気なので、より自然を感じます。
窓を背にアイボリーの3Pソファをレイアウトし、緑のシェードのテーブルランプと、緑のパターン柄のクッション2種類をコーディネートしたリビング例。
窓から見える自然をそのまま部屋の中にも取り入れたようなインテリア!
「建物の外と部屋内を一体化させてコーディネートをする」という発想が無かったので、この事例はとても勉強になります。
黒に近い深緑のファブリックソファに黄緑のパターン柄のクッション、黄緑の単色クッションをコーディネートした例。
抹茶のような落ち着いた緑の取り入れ方がセンス抜群!
ソファ背面にある3×3に分割した地図アートの飾り方も、とても参考になります。