最近、増えてきたフローリングのリビング。
この洋風のくつろぎ空間に顔となるがソファですよね。
ソファは、住まいに置く家具の中では高価な部類なので「座る人数」「色」「素材」「形」「座り心地」など様々な選択肢の中から慎重に選ぶ方も多いでしょう。
私の場合、人生で購入したソファの数は、現時点で5台。
それぞれを買った時のことを思い出すと
- 1代目は、通販で好きな色を見つけて勢いで買った赤/レザー)
- 2代目は、IKEAで座り心地を確かめて買った(黒/ファブリック)
- 3代目は、街中のインテリアショップで一目惚れで買った(ダークグレー/ファブリック)
- 4代目は、部屋の雰囲気を吟味して、理想の色&素材&形を決めてオーダー家具屋で買った(パープル/レザー)
- 5代目は、IKEAでサイズを測って買った(黒/ファブリック)
- 6代目は、適当にインテリアショップで買った(黒/レザー)
と言った具合に、買った場所やきっかけ、選んだソファデザインがバラバラです。
が、使い心地や座り心地の反省を生かして、次のソファを買ってるので、1<2<3<4&5&6の順で満足いくものとなっています。
現在、我が家にあるソファは、リビングのに3代目、ダイニングに4代目&5代目&6代目。
3代目は、グレー&黒のボコボコした素材のファブリック2Pソファ。
4代目&5代目&6代目は、パープルの3Pレザー(合皮)ソファ&黒のファブリック製一人掛けソファ&黒のレザー(合皮)オットマン。
今回は、これからソファを買おうという方が悩むであろうファブリック素材vsレザー(合皮)について、実際に使用している私が感じるメリット&デメリットを踏まえ、それぞれの見た目の違いを同じ色のソファで比較していこうと思います。
レザーソファvsファブリックソファ使用感&【色別】ソファインテリア事例-目次
1.レザーソファとファブリックソファのメリット&デメリットを考えてみよう
ここに書いている3つのポイントは、リビングダイニングで、ファブリック素材のソファとレザー(合皮)ソファを使ってる私の主観です。
1-1.見た目
光を反射するレザー(合皮)と光を吸収する布。
2つの異なる素材のソファを置いた場合の見た目の違いは、黒で比較すると一目瞭然です。
レザー(合皮)は清潔感に溢れ、すっきりとした印象なのに対し、ファブリックは暖かい雰囲気です。
この点を踏まえ、リビング側にファブリック、ダイニング側にレザーをレイアウトしているのですが、「リビングに生活感を出したくない方は、レザーソファを置いた方が雰囲気が出せるのでは?」と思います。
これらの違いは、2項目目以降からソファの色ごとに紹介しているので、検討中の色でご確認下さいね。
1-2.お手入れ
1-1で光の反射について書きましたが、これは汚れに関しても同じ。
ファブリックソファは、手垢や水滴などの汚れを吸い込んでしまいます。(取り外し可能なカバーリングタイプがおすすめです。)
レザー(合皮)は、汚れは住宅用中性洗剤、埃はマイクロファイバーですぐに取れるので、お手入れ面に関しては、レザー(合皮)の方が優れているという印象です。
ただし、黒やダーググレーなど埃が目立ちやすい色のソファは、頻繁にお手入れする必要があります。
1-3.使い(座り)心地
見た目やお手入れと反するのが、素材の温度感。
レザー(合皮)ソファは、ピカっとしている分冷たい印象な上に、座ってもお尻が冷たく感じ、逆にファブリックは、暖かいです。
夏には冷たさを感じるレザー(合皮)、冬には暖かさを感じるファブリックと言った具合に、ソファを買う季節の気温(室温)によって素材を決めてしまう恐れがあるので、逆の季節のことも考えて選ぶようにしましょう。
また、レザー製の場合、カバー素材の遊びが少ないものは、ふとしたきっかけで、表面材が割けてしまうことも。
レザーソファを選ぶ場合は、強度に注意した方が良いかもしれません。
このようにレザーソファとファブリックソファには、それぞれにメリット、デメリットがありますが、どちらの素材を選ぶかによって、インテリアの雰囲気も変わってくるので、ソファの色ごとに見た目の違いを見ていきましょう。
2.【レザーvsファブリック】無彩色ソファ
2-1.黒のソファ
黒のレザー製2Pソファを壁を背にレイアウトしたリビングの例。
モノトーン基調+ダークオレンジをアクセントカラーにしたモダンなインテリアに、とっても合ってます!
ステンレスやスチール脚の家具との相性も抜群ですね。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに黒のレザー製2Pソファをレイアウトした例。
ナチュラルっぽい雰囲気を覆す、格好良いソファの佇まいが素敵!
この事例のような木目が目立つ薄い茶色(ベージュ)の床にも黒レザーが合うなんて新発見です。
リビングの真ん中に黒の6人掛けファブリックソファを置いた例。
足触りの良さそうなラグとの組み合わせが素敵♪
この温もり感はレザーソファでは出せないですね。
黒のファブリック2Pソファをダイニングを背にレイアウトしたリビングダイニングの例。
こちらも毛足の長いシャギーラグと木製家具との組み合わせで暖かい雰囲気!!
黒のソファのレザーorファブリックは、周りに置く家具との相性も考えてから決めた方が良さそうですね。
2-2.グレーのソファ
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングにグレーのレザー製コーナーソファをレイアウトした例。
窓枠が茶色、壁が石の暖かい雰囲気をソファが引き締めています。
今まで、こんな色のレザーソファに目を奪われたことがないので、何だか新鮮!
ホワイト系のフローリングのリビングにライトグレーのレザー製3Pソファをレイアウトした、モノトーンコーディネート例。
リビングテーブルとフロアランプに黒を使い存在感が出してあります。
微妙に色が違う濃淡グレーを使ったソファ周りのカラーコーディネートにセンスを感じますね。
ベージュのラグにライトグレーのファブリックソファを組み合わせたリビングの例。
グレーのソファの場合は、黒のソファと比較すると、レザーorファブリックでインテリア全体の影響があまり感じられないような気が…。
その理由は、グレー自体が元々上品な色というのが大きく影響しているのではないかと思います。
リビングのコーナーにライトグレーのコーナーソファをレイアウトした例。
この雰囲気、大好き!!
木の格子がついた窓に合わせて、ソファの脚も木にしてあるのがポイントかな?
2-3.ホワイトのソファ
壁付けキッチンがある縦長のLDKにホワイトのレザー製コーナーソファをレイアウトした例。
ダイニングテーブルセットを黒、クッションを黒×グレー×ホワイトでまとめた格好良いインテリア。
レザー素材が部屋に上質感をプラスしています。
アクアブルーの扉がついたリビングにホワイトのレザー製2Pソファをコーディネートした例。
1個前の事例とは異なり、こちらはピンク・イエロー・ブルー・パープルのカラフルなクッションの組み合わせ。
生活感をあまり感じないモダンな雰囲気を演出するコーディネートの仕方です。
ホワイトの床色のリビングにホワイトのファブリック製フロアソファをコの字にレイアウトした例。
床面にぴったりとくっついたソファですが、白なので広々と見えます!
上の2つのソファの事例と比べると、同じ白でも、こちらの方が暖かい雰囲気がしませんか?
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、ホワイトのファブリック製3Pソファを対面式にレイアウトした例。
この部屋のナチュラルな雰囲気は、ファブリックソファでないと出せない!!
このソファがホワイトレザーだった場合、全く違う印象になると思いませんか?
3.【レザーvsファブリック】暖色ソファ
3-1.赤のソファ
茶色と黒でコーディネートした重厚感のあるリビングに赤のレザー製3Pソファをレイアウトした例。
暖かみを感じますが、素材がレザーなので背中がピンと伸びる気が…。
同じ赤でもカジュアルなソファは、この部屋には似合わないですね。
ヴィンテージ風の木製テーブル、チェア、チェストをレイアウトしたリビングに真っ赤なレザー製3Pソファをレイアウトした例。
黄色、青、緑、ピンク、水色などを使った目がチカチカするくらいカラフルな部屋。
くつろぎたくても、心がざわざわしてしまうかも(笑)。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングにシンプルなデザインの赤のファブリック製3Pソファをレイアウトした例。
レザーソファを置いた時と同じようなスッキリ感!!
私の中のイメージは「レザー=すっきり」「ファブリック=くつろぎ感」だったのですが、ファブリックソファでもデザインを吟味すれば、こんな生活感を感じない部屋が作れるんですね。
赤のファブリック製3Pソファを壁面を背にレイアウトしたリビングの例。
ラグをベージュにして、くつろぎ感たっぷり♪
ファミリーが集うリビングに似合いそうなコーディネートです。
3-2.オレンジのソファ
オレンジのレザー製3Pソファと透明素材のリビングテーブルを組み合わせたリビングの例。
インテリアショップでオレンジ色のレザーソファ単体を見ても「欲しい。」と心を奪われそうにないけれど、この事例を見ると「ありかも。」と思えてきます。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、オレンジ色のレザー製コーナーソファをコーディネートした例。
「オレンジ色=カジュアル」と勝手に決めつけててごめんなさい。
オレンジ色で、こんなにモダンで高級な印象にもできるんですね…。
クリーム色のフローリングのリビングにオレンジ色のファブリック製3Pソファを2セット、L字にレイアウトした例。
布製ソファだと室温が3度くらい上がって見える!!
ベージュ系のラグとオレンジ色のソファの組み合わせ方は、1個前の事例とよく似ているのに、こちらの方が温もりを感じます。
ホワイトのフローリングのリビングに茶色のラグを敷き、オレンジ色のファブリック製コの字型ソファをレイアウトした例。
何と巨大なソファ!!
部屋のモダンな雰囲気からすると、レザー製ソファで格好良くコーディネートしたいところですが、敢えてファブリック製で温かみをプラス。
人々が笑顔で談笑している姿が目に浮かんできます。
3-3.黄色のソファ
ひじ掛け付きの黄色のレザー製ソファをレイアウトしたトラディショナルなリビングの例。
ラグ&クッションがスパニッシュ!!
この事例のソファは、万人が真っ先に選ぶ色ではないと思うのですが、個性的なインテリアを演出するには、もってこいですね。
ロールアームがついた薄い黄色のレザー製3Pソファをレイアウトしたエレガントなリビングの例。
このデザインのソファは、黒やダークブラウンなら見たことありますが、黄色もあるんですね…。
重厚感のあるこのソファに密かに憧れていて、次買うならコレと決めています。
こげ茶色のラグに黄色のファブリック製3Pソファをコーディネートしたリビングの例。
ソファの色をアクセントに使うインテリアが素敵!
ドアや家具など木を感じる素材が少ない部屋で、温もりを演出したい時に参考にすると良さそうです。
リビングのコーナーに黄色のファブリック製コーナーソファをレイアウトした北欧リビングインテリアの例。
本来、黄色は太陽を連想させる色なので、もっと暖かい雰囲気になるはずなのですが、温度を感じない黒・白・グレー、寒色のブルーをに使うことで暑苦しくないようにコーディネートしてあります。
この色使いは、四季がある日本では、どの季節にも合うんじゃないかな?
3-4.茶色のソファ
クリーム色の毛足の長いラグの周りに茶色のレザー製コーナーフロアソファをレイアウトした例。
「フロアソファを置くと安っぽいインテリアになりそう。」という勝手なイメージをもってましたが、この部屋は高級感たっぷり♪
しかも、生活感をあまり感じない、すっきりとした印象です。
ロールアームの茶色のレザー製コーナーソファ+一人掛けソファをレイアウトしたシンプルなリビングの例。
このデザインのソファにコーナータイプがあるなんて…。
この重厚感がたまりませんっ!!
濃いめのグレーのラグと茶色のファブリック製3Pソファをコーディネートしたリビングの例。
ホワイトの腰壁が張ってある緊張感のある部屋ですが、茶色が和みをプラス!
インテリアでは「茶色=ダサイ」ではなく、「茶色=落ち着く」が伝わってくるコーディネートです。
ベージュのラグにロールアームの茶色のファブリック製3Pソファをコーディネートした例。
このリビングは、見るからにくつろげそう!!
ラグ、カーテン、ランプシェードに薄いベージュを使ったカラーコーディネートも参考に。
3-5.ベージュ色のソファ
濃い茶色のフローリングのリビングに、ロールアームのベージュのレザー製3Pソファを対面式にレイアウトした例。
ベージュって、優しい色なのでインテリアがエレガントにも見えます。
この床色にこのソファを組み合わせる発想が無かったので、一つのアイデアとしてメモしておきたい!!
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングの壁面に沿って、ベージュのモダンデザインのレザー製コーナーソファをレイアウトした例。
この事例のようなデザインのソファは、ホワイトや黒のコーディネートをよく見かけますが、ベージュにすると温もり感UP!!
これなら、寒い冬でも寒々しい雰囲気にはなりませんね。
ベージュのフロアタイプのファブリック製コーナーソファをリビングの真ん中にレイアウトした例。
エレガント&高級感たっぷり♪
同じような色のグレーのソファでは感じることが出来ない温もりもプラスされているところがポイントです。
ベージュのフロアタイプのファブリック製コーナーソファとダークレッドのカジュアルデザインのクッションをコーディネートしたリビングの例。
このカラーコーディネート素敵!!
夏は、ダークレッドのクッションをダークブルーにチェンジするだけで、涼しさを演出できますね。
4.【レザーvsファブリック】中性色ソファ
4-1.グリーンソファ
黒の壁のリビングのコーナーにダークグリーンのレザー製コーナーソファをレイアウトした例。
この部屋、何回見ても心が奪われる…。
「黒と緑を使って、こんなに重厚感が出せるんだ!!」と新たな発見につながったセンスあるインテリア例です。
木目が目立つ茶色のフローリングのリビングに、くすんだ緑のレザー製ロールアームソファをコーディネートした例。
こんなに自然を感じる床に、敢えて重厚感を感じるデザインのソファが組み合わせてあるのが何とも…。
籠や網(?)を使ったデザインの家具が多いので、ナチュラル志向さんのお部屋かな?
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークグリーンのファブリック製3Pソファをコーディネートした例。
レトロ、エレガント、ファッショナブルの3つを混ぜ合わせたインテリアが素敵!!
緑のソファと言えば、黄色が混じったモスグリーンを想像しがちですが、この事例のようなダークな色をチョイスすると大人っぽい雰囲気になりますね。
リビングの窓を背に、モスグリーンのファブリック製3Pソファをレイアウトした例。
そうそう、コレコレ。
私が想像する緑のソファは、この色!!
やっぱり、1個前の事例の緑の方が高級感もある気が…。
4-2.紫のソファ
赤紫のラグを敷いたリビングに、紫のハイバックタイプのレザー製3Pソファをレイアウトした例。
日本人の色彩感覚には、この組み合わせはないかも…。
こんな珍しい色のソファ、どこに売ってるんだろう?
グレーのラグを敷いたリビングに、紫のレザー製コーナーソファをレイアウトした例。
写真がちょっぴり切れてますが、部屋の中心にソファを置いた例です。
ソファの色が黒に見えてしまうかもしれませんが、ダークパープルです。
美しい木目の家具&フローリングのリビングに、紫のファブリック製コーナーソファをレイアウトした例。
このソファの色、素敵過ぎる!!
「なぜ今までソファを紫にしよう!という発想が生まれてこなかった!?」と良い刺激を受けたコーディネート例です。
赤紫&青紫のミックスラグに青紫のファブリック製3Pソファをコーディネートしたエレガントなリビングの例。
1個前の事例とは打って変わって、こちらは繊細な印象。
紫系のソファは、モダン、エレガント、シンプル、カジュアルとどんな雰囲気にも合わせやすいので、おすすめです。
5.【レザーvsファブリック】寒色ソファ
5-1.ブルーのソファ
まずは、よく似たタイプの青のレザー製コーナーソファの事例を2つ。
レザーソファの青と言えば、水色っぽい色ばかりを想像していたのですが、こんなのもあるんですね…。
どちらの事例も、ベージュ(壁やラグ)と組み合わせたカラーコーディネートですが、程よい温もりを感じさせつつ、スキっと見せるインテリアです。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブルーのファブリック製4Pソファをレイアウトした例。
モダンを感じる素敵なリビング!!
こういう部屋の場合、ソファには、黒レザーやホワイトレザーを組み合わせそうですが、暗い青の方がおしゃれ度が増すような気がします。
木の梁が丸見えの天井が高いリビングに、ロールアームの青のファブリックソファをレイアウトした例。
木肌を感じるリビングテーブルやチェア、自然を感じる観葉植物など、ナチュラル系寄りのインテリアに、敢えてこの色のソファを置くセンスがおしゃれ♪
「ロールアームソファを買う時は、こげ茶色にしよう!!」と決めてたのに、この事例を見た途端、迷いが…。
5-2.水色のソファ
木目が目立つフローリングのリビングに、水色のレザー製2Pソファを対面式にレイアウトした例。
このソファの色珍しい!!
見ようによっては、グレーに見える気も…。
猫足タイプのエレガントなターコイズブルーのレザーソファをレイアウトしたリビングの例。
ギャー!!このソファ可愛い♪
アンティークが好きな人は、このインテリアに憧れるかも…。
茶色のフローリングのリビングに、水色のファブリック製3Pソファをコーディネートした例。
くるみボタンがたくさん付いたデザインが可愛い♪
どちらかと言えば、一人暮らしさんが参考にすると良さそうな部屋かな?
ターコイズブルーのファブリック製3Pソファとパッチワークラグを組み合わせた、個性的なリビングの例。
壁の色は抜きにして、こんな組み合わせ方、一度はしてみたい!!
寒色のソファですが、ファブリック製なので、レザーほどの冷たさは感じないですね。
同じ色のソファでも、レザーとファブリックの違いによって、部屋の印象が変わるのが伝わったでしょうか?
シルバーorゴールド、ガラス、鏡面素材の家具と組み合わせるなら、レザーソファ。
木製家具と組み合わせるなら、ファブリックソファ。
何となく今まで、こんなイメージを持っていて、今回、各色のソファの比較をしていて、「木製家具+レザーソファもありだな。」と。
実際、目の前にある我が家のダイニングは、一枚板テーブルにレザー製3Pソファを組み合わせていることをすっかり忘れて、事例に見入ってしまいました(笑)。