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ヴィンテージ洗面所の作り方5つのポイント&お洒落インテリア例

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近年、DIY界で人気のあるヴィンテージテイスト。

「綺麗」「隠す」(音で例えるなら“ピカピカ”“ツルン”など)といったこれまで主流だったインテリアと比べると、ヴィンテージは「汚い」「使い込んだ感」「古臭い」(音で言例えるなら“ゴワゴワ”“ギザギザ”“デコボコ”など)といった雰囲気があるものの、これらを“味”として捉えるのが、このテイストの良いところ。

先日、知り合いの材木屋さんも「節が目立だったり、木目がバラバラだったりする、昔なら売れなかったフローリングが最近は好まれる傾向にある」と語っていました。

現在、そのバラバラの見た目のフローリングを使う案件のインテリアを考えている最中なのですが、一番手こずっているのが、水回り(洗面やトイレ)です。

水回りは、住まいの中で最も清潔で綺麗な印象を演出しなくてはならない場所。

そのせいか、日本の水回りメーカーの器具(洗面ボール、水栓、カウンター等)が美し過ぎて(白過ぎとも言う)、先述したヴィンテージな床に合わない気がするんですよね。

水回りをヴィンテージテイストにするには、どんな方法があるのか?

悩みに悩んだ末出た結論とインテリア実例を紹介しますので参考にしてみて下さいね。

(日本の場合は洗面所が独立した部屋になっていることが多いですが、海外ではシャワールームやトイレと一緒になっていることがほとんどです。
その為、洗面自体がコンパクトな事例もありますが、似た雰囲気の大きめサイズのボールを探すなどすれば似た雰囲気のインテリアが作れます。)

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1.洗面ボウルをヴィンテージデザインにする

洗面所と言えば、

  • 洗面ボウルが組み込まれたカウンターに開き扉や引き出しがついてるキャビネット。
  • 腰から上はキャビネット幅と同じサイズの三面鏡。

いわゆる洗面化粧台を置くのが当たり前だと思っていませんか?

もちろん、機能性や収納量、お手入れのしやすさは、既製品の洗面化粧台の方が優れていますが、ヴィンテージな印象の洗面所の内装とは不釣り合いな気も。

カウンター一体型の洗面ボウルではなく、洗面ボウルとカウンター(無しでも可)の組み合わせでヴィンテージ感を演出してみましょう。

高さ50cmほどの切り株の上に、ブリキバケツを置いた洗面所の例。

この発想に目から鱗。
毎回バケツにたまった水を捨てなければなりませんが、野ざらしになってたようなバケツがヴィンテージ感をUP。

グリーンの深型のスロップシンクと壁付け水栓を組み合わせた洗面所の例。

洗面化粧台のボウルは浅型が当たり前だと思ってましたが、こんな組み合わせ方があるなんて…。
これなら手洗いの洗濯も余裕でできそう!
手洗いの前面はフローリングのような板張りになっています。

ホワイトマーブルの楕円形洗面ボウルの下に、アンティーク風味の3本脚のスタンドを組み合わせた例。

洗面ボウル自体は壁付け仕様なので、この脚は飾りかな?
この脚はガーデニング用アイテムを探せば見つかりそうな予感です。

グリーンの塗装が剥げかけた2段引き出し付きの猫足家具の上に、ホワイトのベッセルタイプの洗面ボウルを乗せた例。

家具の中に配管穴を空けてあるのだろうか…。
アンティークな家具を洗面化粧台として再利用する発想に脱帽です。

観音開きの木製キャビネットの上に、茶色の洗面ボウルを乗せた例。

このボウル、鉄が錆びてる?それとも銅??
キャビネットは1920年代のものだそう。

この事例のような雰囲気のキャビネットは“vintage wash stand”で検索すると出てきますが、海外製品ばかりなのでebayやEtsyで取り寄せるしかない?

ナチュラルブラウンの木製一枚カウンターの上に、ホワイトの陶器製の洗面ボウルを乗せた例。

木製カウンター+洗面ボウルの組み合わせは、日本の水回りメーカーにもありますが、カウンターの手前が直線ではないところでヴィンテージ感がUP。
壁付け水栓や排水パイプの色も見慣れたシルバーではなく、古びた真鍮のような色です。

木製天板+黒のスチール脚のカウンターの上に、グレーの長方形の洗面ボウルを乗せた例。

「この洗面ボウル、石製??」と思ったら、コンクリート製でした。
「コンクリート製の洗面ボウルなんて既製品としてあるの?」と調べてみましたが、日本には無い様子です。

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2.配管が丸見えの海外製の洗面ボウルを使う

海外の洗面台は、バスルームやトイレと一緒に設置することが多い(床はタイル)ため、下にキャビネットを入れないことを想定したデザインのものが存在します。

ネットが普及してる現在、通販でも海外製の洗面化粧台(手洗い)を入手することが可能なので、これらを使うのも一つの方法です。

配管丸見えの幅60cmほどの洗面ボウルとサブウェイタイルをコーディネートした例。

洗面ボウルの支柱がタオル掛けになってる!!
後ろが収納になってるミラーと組み合わせてあり、シンプルだけど機能面にも配慮。

配管が丸見えになった幅90cmほどの洗面ボウルと丸いミラーを組み合わせた例。

1個前の洗面ボウルと似てますが、こちらは、支柱の下の方にトレイが置ける仕様になっていて、ハブラシや髭剃りをon。
幅が広めの洗面ボウルですが、両サイドに15cmほどのフラットな面があるので、使い勝手が良さそうです。

続いては、日本にも代理店があるアメリカのKOHLER(コーラー)社の洗面ボウルを使った事例を2つ。

グリーンの深型洗面ボウルとホワイトのサブウェイタイルを組み合わせた例。

水栓が2つ取り付けられるK3200はAmazonでも取り扱いが…。(2018年9月現在)
2人並んでゆったり使える洗面ボウルは、家族の朝の準備の時間が被ってしまう時に便利そう。

グレーの深型洗面ボウルの両サイドにヴィンテージな4段引き出し家具をレイアウトした洗面所例。

「何と広い洗面所なの!!!」と驚いている場合ではなく、収納家具と組み合わせるアイデアに脱帽。
1個前の事例もそうでしたが、下部がオープンになった洗面ボウルは、床に子ども用の踏み台を置くことができるというメリットもあるんですね。

配管丸見えのピンクの洗面ボウルをコーディネートしたトイレの例。

この色、とってもキュート!!
バブリーな時代には、こんな色の洗面化粧台が多く出回ってたような気がします。

20年以上経った今、その頃に流行ってたデザインや色を取り入れるだけでもヴィンテージ感がUPしそうですね。

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3.カラーコーディネートを白黒にする

洗面所は清潔さが大切なので、洗面ボウルをはじめ、収納部や壁などの色はホワイト系でまとめる場合が多いですよね。
でも、ヴィンテージを匂わすなら、黒×白が断然おすすめです。

壁の半分の高さまでホワイトのサブウェイタイル、残りを黒の壁にして、配管丸見えのホワイトの手洗器をコーディネートした例。

床も白と黒のチェック柄。
バスルームの事例ですが、独立した洗面所でも真似できそう。

壁の2/3にホワイトの腰壁を張り、残りに白×黒のオーナメント柄の壁紙クロスを貼って、黒キャビネット+ホワイト洗面ボウルの洗面化粧台を置いた例。

ヴィンテージ&エレガント!!
腰壁は床から1m付近まで貼るものと思ってましたが、高い位置まで貼ると高級感が増して見えます。

黒×ホワイトのパターン柄の壁紙を貼った洗面室に、ホワイトの配管丸見えの洗面ボウルを置き、壁にゴールドのミラーを飾った例。

こ、これも素敵!!
ミラーと洗面ボウルのデザインがヴィンテージ感たっぷりです。

床に白×黒の丸型タイル、壁にホワイトのサブウェイタイルを貼った洗面所に、木製カウンター+黒のスチール脚の洗面台をコーディネートした例。

この洗面、壁付け水栓が真っ黒!!
木の色&黒&白のカラーコーディネートが、とても参考になる事例です。

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4.レトロデザインのタイルを使う

コスト面から洗面所には、無難なホワイト系のクロスを。
そんなお家が多いかもしれませんが、タイルの方が色や柄が豊富にあり、中にはヴィンテージ感漂うデザインのものもあります。

「今更タイルにチェンジ出来ない」という場合は、ヴィンテージ柄のタイルシールを使う方法も。

目地がボロボロのホワイトタイルを貼った手洗い例。

床のタイルもボロボロなので「汚い」という印象がぬぐえませんが、使い古した木のカウンターを使った洗面所を作る時に参考にすると良さそうな壁タイルのデザインです。
ちなみに、この事例のようなタイルはサンワカンパニーあたりを探すと見つかりそう。

壁に芋張りにした黒(ダークブラウン)のタイルを貼り、スロップシンクとコーディネートした例。

男前な雰囲気が漂う格好良いトイレ。
ガードがついた電球を使ったブラケット照明やヴィンテージ看板の飾り方が、とても参考になります。

デザインが異なる正方形のタイルを貼った洗面所の例。

見えてる部分だけでも30枚以上のタイルが貼ってあるのですが、全部違う柄!!
「どこにどの柄を貼るか?」頭を悩ませてしまいそうですが、こんなに個性的な床は「タイルならでは」といった感じです。

床に形が違う白黒タイル、壁にホワイトのサブウェイタイルを貼った例。

1項目上の「白黒コーディネート」のところで紹介しても良かったのですが、四角・六角形・三角のタイルを組み合わせた床に強い感銘を受けたので、こちらに紹介。

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5.水栓やアクセサリーに真鍮やゴールドを使う

上記の項目にも書いた通り、清潔感を感じる洗面所には、ホワイトを多用することが多いせいか、水栓やミラー、タオル掛けはシルバー色で揃えられていることがほとんど。

これらをゴールドや真鍮色に変えるだけで、洗面所空間にヴィンテージ感を演出できます。

ホワイトの洗面ボウルにゴールドの単水栓とゴールドの配管を組み合わせた例。

鎖付きゴム栓のチェーンまでゴールド色!!
排水や給水に必要な配管部材のゴールド色は、通販で入手できます。

大理石調のカウンター+ホワイトの洗面ボウルにゴールドの単水栓とゴールドの配管を組み合わせた例。

1個前の事例とは異なり、こちらは上からひねるタイプの混合水栓。
ミラーの上にある照明器具やペーパーホルダーもゴールド色で統一してあります。

ミラーとタオル掛けをヴィンテージな真鍮製でコーディネートした洗面の例。

ブラケット照明のパネル部分もゴールドで統一感ばっちり!!
洗面ボウルはシンプルですが、腰より上の壁面にある物が全てゴールド色なのでゴージャスな雰囲気です。

ヴィンテージ感のある木製カウンターにホワイトの洗面ボウルを組み合わせた洗面に、艶消しゴールドの混合水栓と黒っぽい真鍮色の排水管を組み合わせた例。

クルンと折り曲げたようなデザインの蛇口がおしゃれ!!
この水栓は、多分このシリーズ(※海外サイト)だと思います。

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